シン・ゴジラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。6ページ目

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 シ行
 > シン・ゴジラの口コミ・評価
 > シン・ゴジラの口コミ・評価 6ページ目
 > (レビュー・クチコミ)

シン・ゴジラ

[シンゴジラ]
(モノクロ版タイトル:シン・ゴジラ オルソ)
GODZILLA Resurgence
2016年上映時間:118分
平均点:7.25 / 10(Review 222人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-07-29)
公開終了日(2017-03-22)
SFシリーズものパニックもの政治もの特撮ものモンスター映画
新規登録(2016-01-27)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-01-22)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督樋口真嗣
庵野秀明(総監督/プリヴィズ企画・監督)
尾上克郎(准監督)
助監督轟木一騎(総監督助手/D班監督)
摩砂雪(D班監督)
庵野秀明(D班監督)
尾上克郎(B班監督)
石田雄介(C班監督)
演出庵野秀明(予告編演出)
佐藤敦紀(予告編演出)
キャスト長谷川博己(男優)矢口蘭堂(内閣官房副長官)
竹野内豊(男優)赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官)
石原さとみ(女優)カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使)
大杉漣(男優)大河内清次(内閣総理大臣)
柄本明(男優)東竜太(内閣官房長官)
高良健吾(男優)志村祐介(内閣官房副長官秘書官)
市川実日子(女優)尾頭ヒロミ(環境省自然環境局野生生物課課長補佐)
松尾諭(男優)泉修一(保守第一党政調副会長)
國村隼(男優)財前正夫(統合幕僚長)
ピエール瀧(男優)西郷(戦闘団長)
野間口徹(男優)立川始(資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長)
余貴美子(女優)花森麗子(防衛大臣)
矢島健一(男優)柳原(国土交通大臣)
平泉成(男優)里見祐介(農林水産大臣)
横光克彦(男優)菊川俊介(環境大臣)
浜田晃(男優)河野(総務大臣)
手塚とおる(男優)関口(文部科学大臣)
古田新太(男優)沢口(警察庁長官官房長)
モロ師岡(男優)本部(警察庁刑事局局長)
渡辺哲(男優)郡山(内閣危機管理監)
諏訪太朗(男優)田原(東京都副知事)
光石研(男優)小塚(東京都知事)
藤木孝(男優)川又(東京都副知事)
嶋田久作(男優)片山(臨時外務大臣)
津田寛治(男優)森文哉(厚生労働省医政局研究開発振興課長)
高橋一生(男優)安田龍彦(文部科学省研究振興局基礎研究振興課長)
神尾佑(男優)風越(外務省・新政務担当総理秘書官)
塚本晋也(男優)間邦夫(国立城北大学大学院生物圏科学研究科 准教授)
原一男(男優)塙(仮名)(生物学者)
犬童一心(男優)志賀(仮名)(古代生物学者)
緒方明(男優)柳(仮名)(海洋生物学者)
斎藤工(男優)池田(第一戦車中隊長)
前田敦子(女優)避難民(カップルの女)
鶴見辰吾(男優)矢島(統合幕僚副長)
松尾スズキ(男優)早船(フリージャーナリスト)
片桐はいり(女優)広田静子(官邸職員)
中村育二(男優)金井(内閣府特命担当大臣)
小出恵介(男優)消防隊隊長
ドン・ジョンソン(男優)リヒター(ゴジラ調査団団長)
妹尾洸(男優)
三浦貴大(男優)ジャーナリスト
小林隆(男優)山岡(統合部隊指揮官)
大林丈史(男優)国平修一(副総理兼外務大臣)
小川真由美(アナウンサー)(女優)アナウンサー
原知佐子(女優)
森廉(男優)避難民
岩井堂聖子(女優)
石垣佑磨(男優)芦田(第2飛行隊第一小隊長)
黒田大輔(男優)根岸達也(原子力規制庁監視情報課長)
北山雅康(男優)笹上高尋(海上保安庁海上保安監)
橋本じゅん(男優)三木(幕僚長)
野沢聡(男優)
國本鍾建(男優)石倉(陸上幕僚長)
斎藤嘉樹(男優)
島津健太郎(男優)澁沢真
竹下宏太郎(男優)
柳英里紗(女優)
山崎潤(男優)
渡部遼介(男優)
庵野秀明(男優)バスの運転手
イワゴウサトシ(男優)
屋敷紘子(女優)通訳
庵野秀明スピーカーで住民に呼びかける消防隊員
出演岡本喜八牧悟郎(元城南大学統合生物学教授)(写真)
脚本庵野秀明
音楽鷺巣詩郎
伊福部昭「ゴジラ」「キングコング対ゴジラ」「メカゴジラの逆襲」「宇宙大戦争」「三大怪獣地球最大の決戦」ほか
北原京子(音楽プロデューサー)
撮影山田康介
庵野秀明(画像設計/D班撮影)
摩砂雪(D班撮影)
轟木一騎(D班撮影)
TBS(撮影協力)
日本テレビ(撮影協力)
フジテレビ(撮影協力)
製作市川南〔製作〕
東宝
東宝映画(製作プロダクション)
企画神山健治(企画協力)
川上量生(企画協力)
浜田秀哉(企画協力)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特撮樋口真嗣(特技監督)
尾上克郎(特技総括)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
大屋哲男(VFXプロデューサー)
白組(VFX)
三池敏夫(特撮班美術)
作画前田真宏(イメージボード/画コンテ)
林田裕至(イメージボード)
丹治匠(イメージボード)
轟木一騎(画コンテ)
摩砂雪(画コンテ)
樋口真嗣(画コンテ)
庵野秀明(画コンテ)
鶴巻和哉(画コンテ)
美術林田裕至
西村喜廣(特殊造形プロデューサー)
前田真宏(ゴジライメージデザイン)
竹谷隆之(ゴジラキャラクターデザイン・造形)
庵野秀明(ゴジラコンセプトデザイン/タイトルロゴデザイン)
柘植伊佐夫(粉飾総括)
出渕裕(特殊建機小隊エンブレムデザイン)
轟木一騎(タイトル)
振付野村萬斎ゴジラ(モーションアクター)
編集庵野秀明
佐藤敦紀
録音庵野秀明(音響設計/D班録音)
摩砂雪(D班録音)
轟木一騎(D班録音)
山田陽(整音)
照明川辺隆之
その他舟山弘一(応援スタッフ)
電通(特別協力)
小池百合子(取材協力)
枝野幸男(取材協力)
スタジオカラー(プリヴィズ班)
庵野秀明(宣伝監修)
あらすじ
東京湾で無人のクルーザーが発見される。その頃、同じ東京湾で大量の水蒸気爆発が起こり東京湾アクアラインのトンネル崩落事故が起こる。原因不明のため対策に追われる政府の会議でも意見が分かれる。内閣官房副長官矢口は巨大生物の存在の可能性を主張するが受け入れられない。その時、テレビ画面に巨大な尻尾が映し出されたと思うと、あっという間に巨大生物が上陸し町を破壊しながら移動する。原因が巨大生物ということで、政府は自衛隊に駆除を命ずるが、逃げ遅れた住民がいるために攻撃に躊躇していると、生物は東京湾に帰って行った。分析の結果、その生物は、海中に投棄された核廃棄物をエネルギーにしていると判明し「ゴジラ」と名付けられた。やがて、進化したゴジラが再び鎌倉から上陸してくる。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123456789101112
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
122.《ネタバレ》 リアルだと前評判が高かったので楽しみにしておりましたが。 良くも悪くもアニメ原作の無いアニメをそのまま実写でやっただけの印象ですかね。 昔のガイナックスはもとよりサンライズなどによく見られるような 宇宙系のロボット系アニメなどの演出を先の大震災の時の政府の対応を参考に 焼き直ししただけの印象。あまり意味のない説明不要の専門用語の羅列、かつ展開を早くして 見て居る者が理解しているかどうかは関係なく話は進むが、それで話が破綻まで行かないのは ある意味たいした物で、その辺り過去の作品作りの手法がいかされているとは思う物の 内容的には実写だから評価されたような物で全く同じ内容をアニメでやってたら、 目新しさはなく、たいして見向きされなかった作品になっていた事でしょう。  庵野さんは特撮をやりたかったのでしょうか。新劇場版ヱヴァンゲリヲンQの時も 関連で「巨神兵東京に現わる」なんて特撮をやって特撮展を開くぐらいですから。 しかし、ゴジラに壊された家の内部の動き、車の動き、体当たりした電車の動きが 物理的動きでいうとリアル感がまるでない。逆に映像がリアルになっているだけに違和感がある。 違和感を無くしたければフルCGで作ればいい、特撮と言うジャンルなのだから 多少の違和感があって良いと言う考えもあるのかもしれないが。 特撮マニアではない自分には、その辺のさじ加減や有り難みが良く理解出来ず 少しチープに見えてしまうかな。  内容的にも、この国の仕組みやあり方自体はある意味リアルだったとしても 展開やシナリオにはまるでリアル感は無く。 皆さんに酷評されている石原さとみさんがある意味可哀想に思えてしまう。 またゴジラにそれをやられちゃったら日本や世界が終わると言うような話しがなく ゴジラの行動に山場がないのでゴジラの行動、展開にまるで緊迫感が足りない。 ゴジラとの戦いと言うよりアメリカに核を使わせない為の話に終わっていて全く面白く無い。 政治的な内容部分を削って全く倒せないゴジラvs人類の知力の話にしてくれた方が 面白そうに思えて残念。凝固剤の投入方法も、都合良く横倒しになったゴジラの口に ポンプ車で直入れって…よくゴジラ君がおとなしく飲んでくれましたね(笑)  まぁ少し酷評しましたが私は過去のゴジラなども好みではないので、それと比べれば 何倍も面白かったし見やすかった… しかしそれでも庵野さんにはもっと凄い事をやって欲しかったと言う願望がある。 いつものように期待だけが高まって、いつものように肩すかしを食らう感じですかね(笑) それでも今までの日本にない物を生み出し続けようと言う姿勢の庵野さんだからこそ、 裏切られてもまた期待してしまうのですが、逆に言うと日本の他のクリエイターは 何をしているのかと問いたい気もする。続編も睨んだ終わり方だったので 今度は政治の話だけでなく緊迫感で手に汗握るような物が見たいなぁ。
デミトリさん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-11 09:06:02)
《改行表示》
121.《ネタバレ》 想定外の事態に直面した時、政府機構はどの程頼りにできるのか、この映画に描かれた様に、対応会議の場が官僚的議論で紛糾し、進捗せず何も決定できないのは江戸時代の黒船来航で何も決断せず、判断留保の先延ばし策に逃げた幕府官僚以来、日本人に本来備わってるひとつの特性なのかも、良く言えば何事にも慎重。攻撃行動に移行すべきという意見が出ると、直ぐにそれを否定する消極的対応を推す意見が優勢になり、とどの詰まり、何もせず被害の傷口を拡大させてしまうという事態。  この映画は3.11、東日本大震災の記憶を生々しく思い起こさせる描写がかなり明確に意図されている。上陸したゴジラの破壊力と、その後の街の惨状は津波の時のソレだし、福島第一原発事故で、炉心溶融の懸念から決死の注水作業は、ゴジラの口に注水する場面に転化される。ゴジラが火を吹くのは初代からのものだが、強力なレザー光線状のもので無人攻撃機を薙ぎ払うシーンは、ナウシカに出てくる巨神兵に酷似。一旦、暴発すると手に負えない物の象徴として、ゴジラは反原発思想のアイコンでもあるのだろう。  アレのエネルギー源は何なんだという話になると、まさか核分裂?という天才的ひらめきの発想する者がいたりするが、普通巨大な爬虫類を観て、核分裂など考える人は相当頭がイカれていると思う。変態途上の初期段階のゴジラの様態・造形がちょっと残念。ぬいぐるみに付いてる様な、チープな人工物でしかない、ビックリまん丸お目々が特に酷い。生き物をそれらしくするには何よりお目々の表現が大事、でないと巨大生物の怖ろしさや、生命感を少しも感じないので、最終形態はなかなかの出来。
DADAさん [インターネット(邦画)] 6点(2017-03-28 19:49:28)
《改行表示》
120.《ネタバレ》 なんとなくこんな感じ という情報をインプットした上で、DVD初日レンタル。 最初上陸した怪獣がゴジラかと思ったら、コミカルな顔(目)の怪獣で、ニヤニヤしてしまった。 ま、ゴジラだったんですが(笑) こんな大災害が民主党(現民進党)政権下で起きたら日本は滅んでますね、確実に。 そんな民主党の枝野に取材協力してもらったら、、、こんな内閣になりました(笑) 自分では絶対に責任を取らない政党ですからね。 そんな無能内閣の中、担当者たちは懸命に闘う。 日本を、家族を守るため命を懸ける姿にはウルウルしてしまいます。 今までやられるだけだった電車の活躍や、懐かしいBGMの数々。 有名な俳優さんがほんのちょい役で出てたりして、「え?そんなちょい役で!?」とニヤリ。 しかしこのゴジラ使徒並に強いですね、、、電池切れになる分戦いようがありますが。 凍結は出来ましたが、排除には至っていない。怖くてしょうがないですね、こんなのが残ってたら、、、 日本らしい、ゴジラ映画 だと思いました。 別に海外で評価されなくても日本人が楽しめたらそれでいいじゃない。
あきちゃさん [DVD(邦画)] 9点(2017-03-27 10:55:53)
《改行表示》
119.《ネタバレ》 大きく分けてこの映画は三幕に分けられると思う。  ・第一幕(ゴジラ登場~タバ作戦立案まで) 怪獣映画というよりはシミュレーションムービー、政治劇に近い。 シン・ゴジラが他の怪獣映画と大きく異なる個性を持っているのは、この部分を描き切ったことだと思う。 実際にゴジラという未確認生命体が今の日本に現れたら内閣はどういう手順を踏んでどう対応するのか、 それを過剰なまでの早口台詞と細かいカット割りで見せている。 この豪雨のような情報の連打を心地よいと感じるか、しつこい、ついていけないと感じるかでこの映画の評価は大きく分かれると思う。 ちなみに自分は前者である。  ・第二幕(タバ作戦実行~ゴジラ停止まで) ゴジラに対して人間がいかに無力かをこれでもかと見せつけられる。 ゴジラvs自衛隊のバトルは他のゴジラ映画でも描かれていたことなので第一幕ほどの独創性はないが、 最新鋭の火器に対してここまで相手にならない描写はおそらく初めてで、 その後の首都崩壊シーンと併せて「歴代ゴジラで最強」を嫌というほど感じさせられる。 またこのシーンは火の吹き方やかぶさるBGMと相まって、恍惚感すら感じさせる。  ・第三幕(首都機能移転~ラストまで) 徹底的に「リアルさ」を追求した前二幕と異なり、フィクション要素を強めて爽快感を感じさせるつくりになっている。 まずあぶれ者の集まった巨災対のメンバーが序盤の閣僚達と比べていかにも物語の登場人物然としているし、 博士の残した謎の解明方法や無人在来線爆弾等のギミックも「リアルさ」からは逸脱しているので、 前半部分でのめりこんでいた観客のうちにはこの変化で冷めてしまう人もいるかもしれない。 私の場合は、興奮せざるを得ないBGM込みで、力技で捻じ伏せられてしまった。  過去のゴジラ映画と明確に差別化を図りながらも特撮、怪獣映画の良い部分を確実に継承しており、 なによりこれだけ硬派なつくりにもかかわらず、ゴジラに興味のない層を巻き込んで大ヒットしたことは純粋に凄いことだと思う。 結論は第一・二幕が10点、第三幕が8点といったところで、少し甘いと承知しつつも10点献上。
カンムリワシさん [映画館(邦画)] 10点(2017-03-27 00:39:08)
《改行表示》
118.《ネタバレ》 昨年劇場で繰り返し鑑賞しましたし、すでに的確なコメントも多く出されていますので、書きたい点だけ少し記します。 この作品が海外の人たちにどのくらい理解してもらえるか、私が一番危惧した点は、「ゴジラによって人が大量に殺されている」ことです。映画では直接的な描写はありません。しかし東日本大震災のニュースを追っていた人たちなら、被害の規模ですぐ分かります。ゴジラによって老若男女、老人からいたいけな赤ん坊まで躊躇なく無惨に焼き殺されている。死ぬべき理由もなく未来の可能性や期待を突然潰されたたくさんの人々がゴジラの火炎の中にいるのです。世の中には視覚的に見せないとピンと来ない人が大勢います。日本でだって「突然人がいなくなった」と、ぼけた感想を言う人までいました。広島原爆になんの痛みも感じない人たちは世界にごろごろいると思わなくてはなりません。さいわい欧米の主要なレビューサイトでは高評価になっていて、安堵しています。吹き替え版も海外で公開されると聞きました。丁々発止のセリフの応酬を楽しんでもらえたらいいな、と思います。
みみさん [映画館(邦画)] 8点(2017-03-24 21:12:50)
117.《ネタバレ》 東日本大震災、福島原発。あのコトを日本を代表する若手クリエイター集団がどのように受け止めたかが、分かった。東京がボロボロにされる無力感に涙すら出た。これは映像だったが、それほどリアルだった。これを観た官僚や政治家が、この国は色んな事案を真面目に考えられる一流国家なんだと胸をはって言ってほしいと願う。取材協力にあの3.11に体を張って事態に立ち向かっていた政治家の枝野先生の名前があることに納得感がある。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-23 13:45:45)
《改行表示》
116.なんてパワフルな映画なんだ。本作の作り手たちの、スクリーンからはみ出すほどの気迫に興奮せずにはいられなかった。 制作陣の「面白い映画を撮りたい」という気概が、劇中の世界にいる官僚や自衛隊員たちの「ゴジラから日本を守りたい」という意思にそのまま昇華されているように感じた。 むしろ、「もし、今の日本にゴジラが上陸した場合、政府は、自衛隊は、日本は、一体何ができるのか」を徹底的にリサーチ・取材し、その結果を基に作り上げた映画なのだから、本作に登場する人間たちは、この映画の制作スタッフたちそのものだと言って良いだろう。  人間であることを誇りに思えるというわけでもないけど、人間って凄いなと思った。 地球上のありとあらゆる資源を搾取し、それが枯渇したら新たな資源を自ら作り出す。それによって自然環境のバランスが崩れ、我々は異常気象や自然災害に見舞われる。 しかし、多くの仲間や物資を失ってもなお、我々は立ち上がり、これを乗り越えて、元通りの生活に戻していき、更に資源の搾取を続けていく。 そんな人間の我儘さと気丈さをも描いている(と僕は思ってる)映像作品が、人間に観てもらうためだけに産み出されていること。それを観て心を躍らせている人間(=僕)がいること・・・それらがとにかく異様であるような気がしてくるのだ。人間の歩んでいる歴史の凄まじさに今更ながら驚いてしまった。この気持ち、自分の文章力ではどうも上手く表現できないのだが・・・。
Y-300さん [映画館(邦画)] 9点(2017-03-16 10:08:04)
《改行表示》
115.◇年末の紅白歌合戦で紹介してるのを 見て、ネタに乗れない悔しさから正月に映画館へ。ロングランでよかった☆ ◇実際にこんな問題が起きたら、おそらく政府は同じような対応になるだろう。不明確なことをどう伝えるか、伝えないのか。避けなければならないのは、無用なパニック、デマ。そう、東日本大震災の福島ように。 ◇そんなこんなを、ネタを織り交ぜながら描き切ったカントク、本当にすごい人なんですね。安野モヨコさんの夫でエヴァンゲリオンの人...というイメージが先行してました。
ミルアシさん [映画館(邦画)] 7点(2017-03-05 09:34:10)
114.《ネタバレ》 ついに話題作を劇場鑑賞いたしました!なるほど、なるほど、こりゃヒットするワケです。下品な言葉使いで失礼しますが「クソ面白い!」が私の心情にピッタリ。キャッチコピーが的確かつ秀逸です。「現実VS虚構」。嘘っぱちをモチーフにした大真面目なリアルシミュレーション。『空想科学読本』の社会科編といったところでしょうか。こんな大人のお遊び大好きです。大御所&実力派&クセモノ揃いのキャストがこれまた抜群でした。オジサン俳優は漏れなくイイ味出しまくりですし、豪華脇役陣もきっちりスパイスを効かせた良いお仕事ぶり。巷で話題の尾頭さんも素晴らしいですが、個人的にツボに入ったのは高橋一生。あの演技はクセになります(佐藤二朗、荒川良々クラスの怪演技!)。作品のクオリティを下げる役者が一人も見当たらない奇跡の配役は、お見事の一言に尽きます。勿論、これも含めて監督のお手柄かと。庵野節炸裂、いやゴジラ版エヴァンゲリオン。監督の作家性が強烈に打ち出されているところも高評価いたします。はてさて、続編はあるのでしょうか。これだけの金脈を映画業界が放っておくとは思えませんが、続編で本作を超えるのは至難の業でしょう。それくらい満足度の高い作品でした。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 9点(2017-03-04 05:17:29)(良:1票)
《改行表示》
113.日本でもこんな実写映画が作れるんだ!という驚きでいっぱいでした。 日本の映画界はいつも制作費が微妙なため、実写の大作SFやアクションはいつもしょぼい感じが所々に現れていて、やっぱりハリウッドにはかなわないと感じさせられていました。しかし、このゴジラはそのしょぼさを感じさせない、大迫力とリアルな臨場感をしっかりと演出できていて、すんなり映画に引き込まれていきました。 内容も、ゴジラを一種の災害のような扱いで、ヒーローがいない、いわゆる事件は会議室でおこっているというストーリーで、これまた日本ぽくてよかったですね。 ただ、これを海外にもっていって評価されるかというと、ものすごいセリフ量と、出演者で、外人には誰が誰だかという感じでついていけないかもしれませんね。 とりあえず、今年の日本アカデミー賞はシンゴジラが賞の総なめという感じになりそうですね。 いずれにしても、ゴジラなんて怪獣映画でしょ?って敬遠している方にもお勧めできるリアルなパニック映画に仕上がっていておススメです。
シネマファン55号さん [映画館(邦画)] 8点(2017-03-04 01:33:25)(良:2票)
《改行表示》
112.《ネタバレ》 MX4Dで鑑賞。以前にも書いたように、私は別にテーマパークのアトラクションを体験したいわけではないので、通常版で十分なのですが、時間が合わないのでしかたなくこれにしました。とりあえず、水がかかってくるのに閉口。  前半はなかなか面白く期待を持たせたのですが、中盤以降政治の話が頻出して失速。ずいぶんつまらないものとなりました。臨時閣僚がどーだとかこーだとか、どうでもいいんですけど。政治関係の話を話をカットしたら、かなりよくなったと思います。あとこの映画のダメなところは、登場人物の大半が政治関係者で、いわゆる「庶民の目線」がないということ。巨災対のメンバーは基本的に政治と関係ないですが、それでも庶民的とはいえないですなぁ。純粋に「被害を受ける側」が描かれていないということで。前半面白味を感じたのは、人間目線から破壊される街並みを描いたことが大きく、ゴジラが二足歩行になってからは当然空から捉えた画が多くなって、「庶民の目線」などまったく期待できなくなってしまいました。  さらにダメなのは、伊福部昭の音楽を使っていること。これまでのように「昔の続き」などではなく、1から話を作ったのだから、わざわざ昔の音楽を使うことなどないでしょうに。しかしこれは、ゴジラのキャラクターと関係しているように思います。本作に登場する「巨大不明生物」は、見た目と名前こそゴジラですが、中身は似て非なるもの。そもそも地球の生物だったのかすら怪しい。隕石に乗ってやってきたとか、次元の裂け目から現れたと言っても違和感がない、むしろその方が納得できるような存在です。そうしたものを「ゴジラ」たらしめるには、あの音楽が必要だったのでしょう。つまり、今やゴジラのアイデンティティというものは、あの音楽にしかないのではと思われるのです。それに、(無人とはいえ)バンザイ特攻みたいな場面で『怪獣大戦争』の音楽を使われるのは不快でした。それ以外にも冒頭の東宝マークとか、オールドファンを意識したようなところがあり、リスペクトといえば聞こえはいいのですが、そういう過去のことは気にせず作った方がいいのにと思います。本当の意味での新作を作るのであれば。最後も「またこのパターンかよ」って、失笑するしかないし。そのあたりが『シン』と名乗っておきながらも「新」になりきれていない憾みがありました。  あと本作の巨大不明生物は災害のメタファーにもなっているようですが、正直それは「怪獣映画」としてどうなんだ、と思ってしまうわけです。1984年版の轍を踏んでいるとしか思えない。もし本作の続編を作るとしたら、平成シリーズみたいな展開になるかもしれませんね……。改めて振り返ってみると、ギャレス・エドワーズ監督作品はちゃんと「怪獣映画」になっていたと思います。別に怪獣同士が戦うからというわけではなく。今の日本人が怪獣の登場する映画を作ったらこうなっちゃうんでしょうが、やはり「怪獣映画」としてはギャレス・エドワーズ版が一枚上手、という気がします。
アングロファイルさん [映画館(邦画)] 7点(2017-03-02 06:45:05)(良:1票)
《改行表示》
111.《ネタバレ》 なんだこのできそこないゴジラは?とそのカッコ悪さにビックリ。 が、それは進化途中の形態で、最終形態はゾクゾクするようなカッコよさ。待ってました大統領って感じ。やっぱり映画館で見ると大迫力。 フィクションの世界なら、正義の味方だろうが悪の化身だろうが、強くて存在感のあるものには得も言われぬ魅力がある。 従来の怪獣ものと違い、ゴジラを巡る政府や官僚の動きがリアルで面白かった。
飛鳥さん [映画館(邦画)] 7点(2017-03-01 21:05:28)
110.機内にて鑑賞。リアルな描写との評判に期待値も高かったけど、政府のゴジラ対応の間抜けさがわざとらしくてちょっと残念。非常事態の切迫感がイマイチ伝わってこない。どっぷり浸かってしまった平時に戦時を想定するとこんな映画になるのかな?
ProPaceさん [ビデオ(邦画)] 6点(2017-02-23 20:32:43)
《改行表示》
109.2016.09/30 映画館鑑賞。新ゴジラ迫力満点!! 政治に絞った絡みが焦点をはっきりさせぼけず良い。現在の政治を反映させているようで無責任な無能な危機対策、を演出できている。ただ台詞の速さと聞き取り難さが重なり年寄りにはちょっときつい。
ご自由さんさん [映画館(邦画)] 7点(2017-02-02 21:52:25)
《改行表示》
108.《ネタバレ》  初っ端出てきたゴジラの目があまりに大きくギョロギョロしてて何かと思ったら、進化を遂げるにつれ小さくなっていく。なるほど目が小さくなるんじゃなく体の方が大きくなってるのね。こうした細かい工夫にまず感心。マエアツのチラ見せはハリウッド映画の松田聖子のオマージュだろうかと勝手に想像してニヤついてみた。エンドロールで気付いたが関谷亜矢子ってどこに出てたんだろう…。  個人的に痺れたのは首相の「武器の無制限使用を許可する」。東京のど真ん中で自衛隊の武器をぶっ放す事にどれだけの決意がいるか、この映画は従来になく説得力をもって描く。怪獣映画だとこの部分のリアリティが疎かになり、人類は平然と市街地でミサイルを発射するのである。ただの事務的な会話のオンパレードでなく、こうした人類が直面した「災害」たるゴジラへの対処がどれだけ難しいかをまず示してくれた名言。そう簡単に怪獣退治用の便利道具は出て来ないのだ。  リアリティという意味では、まず日本人の絶望感が半端ない。「人類」ではない。国連安保理はあっさり核の使用を決定、案の定中露が日本の領土を平然と犠牲にしたがる。これは「日本を侵略される日本人の映画」なのだ。ゴジラの武器・攻撃方法も今作が最多最強レベルであり、こんな奴をどうやって止めるのかと心配になるのを通り越して日本は終わりだと悟らされてしまう。ここまで見る側を追い詰めたゴジラは他に思い当たらない。  また、自衛隊のゴジラへの攻撃方法が斬新な様で現実的。徹底して顔面を狙うのである。模型を使用していると耐久性の問題で出来ないであろう、CGならではのこだわりと言えるが、生物の顔面付近に重要な器官が集中していると考えれば合理的な方策である。一斉射撃を始めるや今度は進行を止めるため足も狙う。従来のゴジラが最も多く狙われたであろう胴体部分は目もくれない。闇雲に当たりやすそうな所を狙っていたっぽいこれまでの怪獣映画における自衛隊攻撃と一線を画した。それでも傷一つ負う事なく耐え凌いでしまうのだから、いかに今作のゴジラが強靭であるかがよく分かる。  会話が長くなり過ぎて3時間くらいの尺になったのを早口で喋らせて2時間に収めたらしいが、それでも会話シーンが長く感じる。欲を言えばもうちょっとゴジラをたくさん見たい。第四形態まであるのだから各形態での特色をあと数分ずつかけて見せても良かったかな。しかしこれはあくまで想像だが、ゴジラを長く見せようという工夫が見えなくもなかった。それが「ヤシオリ作戦」である。一時的に力尽きて倒れたゴジラの口から凝固剤を流し込む訳だが、これが所謂一撃必殺とはならず、幾度か復活してしまう。このだるまさんが転んだ状態を繰り返す事によりゴジラと人間の緊迫した攻防の尺伸ばしに成功している。あのハラハラ感は立派なホラーの手法であり、第二弾ゴジラの逆襲以降「怪獣映画」というジャンルで括るしかなくなったゴジラを62年の時を経て今一度ホラー映画に引き戻した。  血の赤が滲む全身のヒレが生々しく開閉する様はあまりにおどろおどろしく、従来重宝してきたキャラクター商品としてのゴジラにまるで価値を求めていない潔さである。商品展開を考えれば第四形態まで変態させるという発想はまず出てこない。プレデター宜しく放射能火炎発射時に下顎が割れるなど、ゴジラの常識を62年目にして次々と覆す思い切りの良さは天晴である。あくまで恐怖の対象たる化け物として徹底して描ききった姿勢にはむしろ新しさを感じる。54年の白黒ゴジラは白黒である事も手伝って、今見てもカッコいいからだ。拙さを感じた日本のCGがここまでリアルに見せる事の出来る可能性を示した上でも貴重。細部まで徹底的に妥協せず作り込んだ庵野氏のこだわりと根気が活かされた秀作。
にしきのさん [映画館(邦画)] 8点(2017-01-22 02:24:53)(良:2票)
107.《ネタバレ》 ゴジラがどうのこうのと言うより役人のお役所仕事っぷりが面白かった。はみ出し者軍団の活躍はよかった。
ぷるとっぷさん [映画館(邦画)] 7点(2017-01-07 21:13:19)
《改行表示》
106.《ネタバレ》 やっと見ました。前半!あの無能な集団(内閣)、何でもかんでも会議、会議、有識者、マニュアル、前例、認可、許可とほざく、ばかどもをみていて、いまの社会って、本当にマニュアルがないと動けない、自分のあたまで考えない、行動もできなくなっている。シンゴジラって、この警鐘なのかと思いました。いいぞ!頑張れ!と思った後半、ゴジラは超進化し、対空砲をそなえ、尻尾からもレザー光線を発する一方、それを悠長にビルの屋上から見ている司令部のみなさん。わたしならここは危険だ!とすぐさま撤退命令です。こんな危険な状況で、どーせ今見ているのは夢幻、CG、映画や舞台、おれたちにはケガもなく、害もないといった緊張感のなさで、全体にゴジラの恐怖臨場感がひしひしと伝わらなかったところがかなり残念でした。もっと、あわてて、必死になって、取り乱して、絶望感や期待、いろいろな感情が混ざり合っていてもおかしくないでしょうが、みんな冷静すぎます。ゴジラも超生物、凄すぎ。 最後は、あのキングコングを酔わせてやっつけたように、ゴジラの口からおくすり注入でしたが、これが一番危険で、成功しない方法だと思いましたが、無事成功!(“ゴジラ”に敬意を表したのか?)最終的にやってはいけない“核”を使わずに済みましたが、これでは終わらない、to be continuedを感じました。続・シンゴジラ、こんどこそ頑張って下さい。こんどは、東京以外のにっぽん各地でお願いします。各地の原発を襲う!なんて設定にしたら、それは恐ろしいですね…。津波と原発事故の化身がゴジラ、=恐怖そのものです。さて日本人は、どうやってこの大災害=大怪獣に立ち向かうのか、そこが叡智と勇気の見せ所です。乞うご期待!続・シンゴジラ。
杜子春さん [映画館(邦画)] 7点(2016-12-24 18:47:48)
105.《ネタバレ》 まさに見たかったゴジラ映画です。自衛隊をかっこよく描いてくれてありがとう。総理以下閣僚殉職、東京都火の海シーンは、本当に怖かったです。石原さとみの役はなくていいかな。音楽は伊福部音楽を多用していますが、せっかくなら新しくテーマ曲を作ってほしかった。
エイドリアン・モンクさん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-24 17:04:50)
104.《ネタバレ》 「邦画史上最高の、CGを駆使したSF・アクション系の映画」だった。ほぼ全編で出てくる肩書きや状況説明のテロップは作品にリアリティを与えることに成功している(まあ、ゴジラが実際にいるわけではないので、現実の再現という意味でのリアリティではないが)。加えて、ゆっくり読ませることなくすぐに消えるテロップは日本政治の事の進め方がいかに手続き重視かということを如実に物語っている。圧巻だったのはやはりゴジラによる東京の破壊の凄さだ。巨大生物が街を破壊するシーンを見て恐怖感や絶望感を味わったのは初めてだ。日本のCGもアメリカに肩を並べるようになったと思うと感慨深いものがある。成長(変態)するゴジラという設定にも驚いた。さらに最後の最後、尻尾がああいうことになっていることにもびっくりした。なるほど、無生殖での増殖ね。いい考えだ。ただ、石原さとみがアメリカ大統領特命大使ってのはいただけなかった。石原さとみが悪いということではなく(英語の発音とか悪いところがないわけではないのだが)、あんな若くてキャリアも浅そうな人間が特命大使になるわけがない。あと、こういうときアメリカは純粋なアメリカ人を派遣するように思えてしかたない。軍やCIAやNSAの動きを簡単につかむことにも違和感がある。そんな若干のアラはあるものの、この映画は絶対に映画館で見るべきだ。こんなに面白くて凄い映画なのに入りが半分くらいだったのは残念だ。受けた衝撃が大きすぎてうまく文章をまとめることができない・・・
MASSさん [映画館(邦画)] 9点(2016-12-23 20:34:51)(良:1票)
《改行表示》
103.《ネタバレ》 ゴジラのコンセプトを壊さないように、今の日本の問題点を風刺しつつ、なおかつ、よい点も入れ込むという絶妙な脚本でした。 石原さとまが頑張っていたけど、普通に日系アメリカ人を起用したほうが良かったと思う。
雲の上からさん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-12 01:03:20)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123456789101112
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 222人
平均点数 7.25点
031.35%
131.35%
220.90%
331.35%
494.05%
5146.31%
63113.96%
74620.72%
84319.37%
94419.82%
102410.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.83点 Review18人
2 ストーリー評価 7.63点 Review30人
3 鑑賞後の後味 7.90点 Review30人
4 音楽評価 8.23点 Review30人
5 感泣評価 5.91点 Review23人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS