シン・ゴジラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。9ページ目

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シン・ゴジラ

[シンゴジラ]
(モノクロ版タイトル:シン・ゴジラ オルソ)
GODZILLA Resurgence
2016年上映時間:118分
平均点:7.25 / 10(Review 222人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-07-29)
公開終了日(2017-03-22)
SFシリーズものパニックもの政治もの特撮ものモンスター映画
新規登録(2016-01-27)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-01-22)【イニシャルK】さん
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監督樋口真嗣
庵野秀明(総監督/プリヴィズ企画・監督)
尾上克郎(准監督)
助監督轟木一騎(総監督助手/D班監督)
摩砂雪(D班監督)
庵野秀明(D班監督)
尾上克郎(B班監督)
石田雄介(C班監督)
演出庵野秀明(予告編演出)
佐藤敦紀(予告編演出)
キャスト長谷川博己(男優)矢口蘭堂(内閣官房副長官)
竹野内豊(男優)赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官)
石原さとみ(女優)カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使)
大杉漣(男優)大河内清次(内閣総理大臣)
柄本明(男優)東竜太(内閣官房長官)
高良健吾(男優)志村祐介(内閣官房副長官秘書官)
市川実日子(女優)尾頭ヒロミ(環境省自然環境局野生生物課課長補佐)
松尾諭(男優)泉修一(保守第一党政調副会長)
國村隼(男優)財前正夫(統合幕僚長)
ピエール瀧(男優)西郷(戦闘団長)
野間口徹(男優)立川始(資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長)
余貴美子(女優)花森麗子(防衛大臣)
矢島健一(男優)柳原(国土交通大臣)
平泉成(男優)里見祐介(農林水産大臣)
横光克彦(男優)菊川俊介(環境大臣)
浜田晃(男優)河野(総務大臣)
手塚とおる(男優)関口(文部科学大臣)
古田新太(男優)沢口(警察庁長官官房長)
モロ師岡(男優)本部(警察庁刑事局局長)
渡辺哲(男優)郡山(内閣危機管理監)
諏訪太朗(男優)田原(東京都副知事)
光石研(男優)小塚(東京都知事)
藤木孝(男優)川又(東京都副知事)
嶋田久作(男優)片山(臨時外務大臣)
津田寛治(男優)森文哉(厚生労働省医政局研究開発振興課長)
高橋一生(男優)安田龍彦(文部科学省研究振興局基礎研究振興課長)
神尾佑(男優)風越(外務省・新政務担当総理秘書官)
塚本晋也(男優)間邦夫(国立城北大学大学院生物圏科学研究科 准教授)
原一男(男優)塙(仮名)(生物学者)
犬童一心(男優)志賀(仮名)(古代生物学者)
緒方明(男優)柳(仮名)(海洋生物学者)
斎藤工(男優)池田(第一戦車中隊長)
前田敦子(女優)避難民(カップルの女)
鶴見辰吾(男優)矢島(統合幕僚副長)
松尾スズキ(男優)早船(フリージャーナリスト)
片桐はいり(女優)広田静子(官邸職員)
中村育二(男優)金井(内閣府特命担当大臣)
小出恵介(男優)消防隊隊長
ドン・ジョンソン(男優)リヒター(ゴジラ調査団団長)
妹尾洸(男優)
三浦貴大(男優)ジャーナリスト
小林隆(男優)山岡(統合部隊指揮官)
大林丈史(男優)国平修一(副総理兼外務大臣)
小川真由美(アナウンサー)(女優)アナウンサー
原知佐子(女優)
森廉(男優)避難民
岩井堂聖子(女優)
石垣佑磨(男優)芦田(第2飛行隊第一小隊長)
黒田大輔(男優)根岸達也(原子力規制庁監視情報課長)
北山雅康(男優)笹上高尋(海上保安庁海上保安監)
橋本じゅん(男優)三木(幕僚長)
野沢聡(男優)
國本鍾建(男優)石倉(陸上幕僚長)
斎藤嘉樹(男優)
島津健太郎(男優)澁沢真
竹下宏太郎(男優)
柳英里紗(女優)
山崎潤(男優)
渡部遼介(男優)
庵野秀明(男優)バスの運転手
イワゴウサトシ(男優)
屋敷紘子(女優)通訳
庵野秀明スピーカーで住民に呼びかける消防隊員
出演岡本喜八牧悟郎(元城南大学統合生物学教授)(写真)
脚本庵野秀明
音楽鷺巣詩郎
伊福部昭「ゴジラ」「キングコング対ゴジラ」「メカゴジラの逆襲」「宇宙大戦争」「三大怪獣地球最大の決戦」ほか
北原京子(音楽プロデューサー)
撮影山田康介
庵野秀明(画像設計/D班撮影)
摩砂雪(D班撮影)
轟木一騎(D班撮影)
TBS(撮影協力)
日本テレビ(撮影協力)
フジテレビ(撮影協力)
製作市川南〔製作〕
東宝
東宝映画(製作プロダクション)
企画神山健治(企画協力)
川上量生(企画協力)
浜田秀哉(企画協力)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特撮樋口真嗣(特技監督)
尾上克郎(特技総括)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
大屋哲男(VFXプロデューサー)
白組(VFX)
三池敏夫(特撮班美術)
作画前田真宏(イメージボード/画コンテ)
林田裕至(イメージボード)
丹治匠(イメージボード)
轟木一騎(画コンテ)
摩砂雪(画コンテ)
樋口真嗣(画コンテ)
庵野秀明(画コンテ)
鶴巻和哉(画コンテ)
美術林田裕至
西村喜廣(特殊造形プロデューサー)
前田真宏(ゴジライメージデザイン)
竹谷隆之(ゴジラキャラクターデザイン・造形)
庵野秀明(ゴジラコンセプトデザイン/タイトルロゴデザイン)
柘植伊佐夫(粉飾総括)
出渕裕(特殊建機小隊エンブレムデザイン)
轟木一騎(タイトル)
振付野村萬斎ゴジラ(モーションアクター)
編集庵野秀明
佐藤敦紀
録音庵野秀明(音響設計/D班録音)
摩砂雪(D班録音)
轟木一騎(D班録音)
山田陽(整音)
照明川辺隆之
その他舟山弘一(応援スタッフ)
電通(特別協力)
小池百合子(取材協力)
枝野幸男(取材協力)
スタジオカラー(プリヴィズ班)
庵野秀明(宣伝監修)
あらすじ
東京湾で無人のクルーザーが発見される。その頃、同じ東京湾で大量の水蒸気爆発が起こり東京湾アクアラインのトンネル崩落事故が起こる。原因不明のため対策に追われる政府の会議でも意見が分かれる。内閣官房副長官矢口は巨大生物の存在の可能性を主張するが受け入れられない。その時、テレビ画面に巨大な尻尾が映し出されたと思うと、あっという間に巨大生物が上陸し町を破壊しながら移動する。原因が巨大生物ということで、政府は自衛隊に駆除を命ずるが、逃げ遅れた住民がいるために攻撃に躊躇していると、生物は東京湾に帰って行った。分析の結果、その生物は、海中に投棄された核廃棄物をエネルギーにしていると判明し「ゴジラ」と名付けられた。やがて、進化したゴジラが再び鎌倉から上陸してくる。
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62.楽しかった! 最後の方はさすがにちょっとダレたけど、前半の頑張りに拍手。 しかし、日本って平和な国だなあ。 逆説的にそんなことを考えてしまった。 自国の首都が徹底的に破壊されるなんて映画は、夜道の一人歩きが危険な国じゃ、まず撮れないと思う。 自国の首都が徹底的に破壊されるかもしれない、なら外国映画でもいくらでもあるけどね。  今日は夕飯食べてからレイトショー見に行ったのに、映画見終わったらなんだかまた腹減って、もう1回夕飯食べてしまった。 映画が楽しくなきゃ、こうはならない。 映画って、こうじゃなくちゃね。
まかださん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-02 00:50:20)
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61.《ネタバレ》 映画館から帰りました。まあまあ面白かったんですが、 周りから、もろ手を挙げてオススメされた割にはいまひとつでした。  国を守る為と言いつつ、事後の出世に拘る会話がウザイ。不要。 アメリカ政府から派遣された重要人物として石原さとみが、50歳迄に 大統領になるという夢について語るシーンもウザイ・・ 興醒め、至極不要。 このシーン入れるなら米国人の俳優にすべき。入れ無ければさとみチャンでOK。 ゴジラがエネルギー切れで立ったまま何週間も眠る設定も・・無理。 しかもその間も飛行物体だけに反応して光線攻撃するが地上を移動の場合は 攻撃してこないというのもマヌケ。人知を超える生命体じゃなかったのか・・ 沢山攻撃すればエネルギー切れで昏倒すると判っていたなら1発核攻撃の前に 東京大空襲なみの波状攻撃なら効果がある事になる。核に拘るには理由が不足。 いずれ光線だか熱線だかの威力が、怪獣とはいえ生物の体中から出るというのも 絵に華やかさを出す為だろうが盛り過ぎの感がある。 ゴジラが執拗に東京を目指す理由が不明のままというのもどうなの?体内組成の 解析、弱点の解明に至る科学力があるなら、推論くらい出せないのか? あと撮影のカメラ揺らしてパニック演出も、目が疲れるから押さえてくれ、やり過ぎ。 せっかくテンポ良く話が進んでいる中に、対策室のメンバーが体臭の件で風呂入るか どうかなんて、要らない絵でしょ。カットカット!  とまあ、散々ケチ付けましたが、CGや特撮では頑張っていると思います。 東京都心でゴジラが闊歩する映像には、以前の子供映画にはない重厚な感じが出ました。 序盤の成長過程の容姿には爆笑して不安になりましたが後半は納得のゴジラでした。 自衛隊の戦闘シーンも迫力あって、日本映画史上最高の絵になったのでは? これらのすばらしい絵が、盛り過ぎ設定と不要なエピソードで台無しです。 シンプルに巨大生物と自衛隊との戦いを、リアルな現代日本に降りかかったSFとして まとめて欲しかった。  こう言うと、「それじゃあ沢山あるゴジラ映画との違いが無くなるよ」の意見もね。 いやストーリーで奇をてらうのではなく、あくまで高度な映像技術でリメイクして欲しい。 着ぐるみ特撮ではなくハリウッドの技術ででね。お話はシンプルでいいんです。 ただリアルさに拘って、政治家の野心の話とかは不要ですのでヨロシク。  大量の俳優さんを無駄使いの件ですが、自分にはオールスター戦観てるような 楽しさがあり、娯楽映画としては大正解かと。 なんせ娯楽ですから。
グルコサミンSさん [映画館(邦画)] 5点(2016-09-01 21:02:03)
60.《ネタバレ》 そうだったんです、ゴジラをリブートする映画作家は日本では庵野秀明しかいなかったんですよ。庵野にゴジラを撮らせる決断を下した東宝には、最大級の賛辞を贈りたいです。そしてたった15億円でこんだけの作品が製作できたってことも、ある意味で日本映画界の偉業だと思います。だって15億なんておカネは、ハリウッドではブラピやトム・クルーズなんかの一人かせいぜい二人分のギャラに過ぎないんですよ。ハリウッドでこれだけの大作を撮ったら、100億円単位の予算になることは必定です。エンドタイトルに延々と流れる俳優たちの名前を観ていると、この人たちのギャラははハリウッドの何分の一なんだろう、と製作費から逆算したらなんか可哀想になってきました。 平成の世にゴジラを蘇らせたらゴジラは何を暗喩する存在になるだろうかと夢想したことがありましたが、この庵野ゴジラはわたくしのイメージを超えるメタファーとして登場したと思います。原発事故や自然災害の象徴とは誰しも考えることですが、このゴジラは日本という国が身をさらす国際情勢をも象徴していた気がします。そういう意味ではまさに究極のシミュレーション映画だとも感じました。ただひとつ不満だったのは、この災害が引き起こした人的損害については映像でもセリフにも言及がなかったことで、どれだけの人命が犠牲になるのかもシミュレートしてほしかったところです。でもいくら庵野にまかせたといってもさすがに東宝もそれはあまりに生々しすぎて、譲れなかったのかもしれません。 「怪獣は皇居を破壊しない」という有名な不文律通り、今回もゴジラは東京駅八重洲口どまりで皇居のある丸の内側には足を踏み入れませんでした。「皇室のことに触れないのではシミュレーションにならない」という意見もあるみたいですけど、私はこれは日本の怪獣映画の文化だし構わないと思っています。それよりも心配(?)なのは独特な日本の政治意思決定がこれでもかと描かれているので、はたして海外の観客に理解されるんだろうかということです。海外上映では字幕付きか吹き替えでしょうけど、あの登場人物たちの緊迫した状況での猛烈に早口なセリフの洪水は、日本人でも圧倒されてしまいます。でもこの監督独特のブラックなユーモアは私にはツボで、途中から表舞台に登場する羽目になった農林水産大臣はおかしくてしょうがなかったです。邦画の大作や特撮映画にはこのユーモアのセンスが欠落していることが常々不満だったので、ここは大変満足でした。 正直これからまたシリーズ化することにはすごく抵抗がありますけど、これで日本の特撮映画に新たな地平が拓けたことは間違いないでしょう。自分でもなんかヘンなんですけど、ゴジラが放射能を初めてまき散らすシーンではあまりの荘厳さに涙がこぼれてしまいました。
S&Sさん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-01 20:58:45)(良:3票)
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59.本日2回目の鑑賞。ロードショー封切中に複数回観たのはいつ以来だろう。とにかくもう一度観たいという思いを抱かせる作品です。2回目ですと落ち着いてストーリーを追えて台詞や字幕がよりわかりやすかった。 本質的なところで、今回のゴジラ映画は災害映画です。更に災害映画、パニック映画にありがちな主人公の私怨や恋愛ドラマがなく、ゴジラ(災害)とそれに対する政府の動きのみを描写することで、間違いなくゴジラ映画になっています。怪獣プロレスやゴジラそのもの誕生にまつわる悲劇的性格が全く描かれないことに、そういったゴジラ映画好きのファンには受け入れがたい映画でもあります。 今回のゴジラは、今回初めて発見されたというシチュエーション、未知の巨大生物による災厄という、第1作と同じ状況を現代でやっているわけで、しかも第1作にあった古生物学者の想いや天才科学者の苦悩、若い娘の恋愛感情なんかをすべて排除して、巨大不明生物対策にのみ焦点を当てている。これまでにないタイプの怪獣映画であることは間違いない。こういう描き方をすると、模倣する作品が出てくるかもしれない。そういう意味でもエポックメーキングな怪獣映画になっていると思う。
heeさん [映画館(邦画)] 10点(2016-09-01 00:06:34)(良:1票)
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58.《ネタバレ》 なんか全部かっこよかった!庵野監督ファンと言われればそれまでですが、、、かっこいいものはかっこいいし、しびれるものはしびれる!長い専門用語が多い早口なセリフとか、構図とか、演出とか、場所が文字で出てくるところとか、ゴジラが光ったりとか、第一形態からの第四形態とか、ヤシオリ作戦っていう名称とか、電車が突っ込んでいくところとか、なんかもう全部ツボ!なんですよねー。人はそこに重みがないとかストーリー性がないとか言うけれど、こんなかっこいいだけのもの映画以外でどうやって表現するの?映画だからこそじゃん! だから映画って好きだわ。
小星さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-01 00:05:40)(良:2票)
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57.ゴジラの姿を借りて日本が非常事態に陥った際にどうするか?を描いてます。 最初に現れたゴジラには度肝を抜かれたが、群集劇であり、パニック映画であり、政治色の強い作品でもあります。
tonaoさん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-31 15:24:53)
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56. クリストファー・ノーランがバットマンシリーズに全く新しい光を当てたように、ゴジラというコンテンツに全く新しい光を当てた、ということが庵野秀明の一番の功績であるように思います。   僕がこの映画を見終わっての第一の感想は、    「ボクが映画館で観たかったのは、作家が命を削ったこういう創作作品なのだ!」 ということ。    黒澤明、宮崎駿のように、「作家性」を持ったそれらの後を継ぐ「映画作家」であることを庵野秀明は証明して見せたことは日本映画にとって素晴らしいことです。 こういう作品を安野さんには作り続けて欲しい。   私見ですが、安野さんは、今後ぬかるみに足を取られたように見えるシリーズものをすっぱり足を洗い、こういった新しい創作を始められた方がいいのではないでしょうか?  創作者の人生(旬な期間)は、長いようで短いです。    近年はやりの「○○制作委員会」方式にせず、東宝が庵野に全面的に任せたことも素晴らしい英断だと思います。 東宝という会社は「やるときはやる」、「腹をくくるときは腹をくくる」ということがよく分かりました。   この映画は海外の人に見てもらっても恥ずかしくない水準の高い映画だと思うけれど、石原ひとみさんの役は、外国人の方がよかったかも・・・。(笑)     それも含めて庵野作品のテイストを感じますが・・。   とにかく、面白く感じようが、面白くなかろうが、「見応え」という意味では、この映画は近来まれに見る「見応え」を提供してくれます。 それは商業ベースの日本の娯楽映画では希有のことのように思います。
ちゃっぴーさん [映画館(邦画)] 10点(2016-08-29 11:37:26)(良:4票)
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55.《ネタバレ》 ものスゲー退屈だった!  ドキュメンタリータッチで会議を重ねる閣僚とその関係者たちを描き、リアリティを出そうとしたのかもしれないが、つまんねえ早口の会話が続き、汚ねえオッサンたちのアップが何億回も映し出されてウンザリ。 しかも肝心のゴジラが少ししか出てこないのも嫌だ(でもイデオンや巨神兵みたいな攻撃は良かった)。 ネットでやたら評判がいいのは、日本中の特オタたちがみんなでグルになって俺をだまそうとしていたんじゃないか? と重度の被害妄想になったよ!
ガブ:ポッシブルさん [映画館(邦画)] 5点(2016-08-28 06:52:47)(良:4票)
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54.映画見に行くまでに、下記の葛藤を経て見に行ったわけです。 「なんか評判いいなあ・・・庵野ファンが持ち上げてるだけじゃないだろうなあ・・・」 「この監督の実写って、評判よくなかったよなあ・・・でもこの高評価は、それなりに上達したって事なのかなあ・・・」 「まあ他に見たいものもないし、とりあえずこれにしようかなあ・・・」  で、見に行ったら、案の定でした。 一言で言えば、庵野監督ファンか「日本国だいすきー!てゆーか日本国大好きな俺自身がだいすきー!」な人のための映画です。 上記のどちらでもない、ただの娯楽作品が見たい人にはおすすめしません。  全編を通してひたすらひたすら、偉い人たちがくどいまでに会議をやってるわけですよ。 登場人物個々のキャラクター性だのドラマだのは一切カットされ、ひたすら室内で早口で話し合っているわけですよ。 噛みそうなくらいの早口で、滑舌も悪く、演技に重さもドラマ性もない。 そしてセリフが聞き取れなくてもあんまり支障がない。 破壊された街も、悲劇の姿勢の人々もほとんど出てきません。肝心のゴジラさんの出番もかなり少なめ。 もう華がないったらありゃしない。 唯一華があったのは、ゴジラさんが暴れる一瞬のシーンだけ。さすがこのシリーズの主人公だけはあります。  「キャラの個性やドラマを押し出さないのは個を消して全体を映そうとしてるから」なんて解釈もありましたが、この監督はなんでそんなに「全体」にこだわるのでしょうか? 某作品では、文字通り人類をひとまとめにしてしまいましたが。  なんか色々と地雷なので、この監督の作品は二度と見ません。
カメタンさん [映画館(邦画)] 1点(2016-08-28 05:15:16)
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53.《ネタバレ》 1954年公開のゴジラが当時社会問題になっていた水爆実験の被曝を受けた反米、反核の政治的メッセージ性の強い映画だったので、 シン・ゴジラは絶対福島の原発を絡めてくると思ったのに、各国の昔の核廃棄物という説明でお茶を濁す始末。 どこの国のどういった行為による核が原因とはっきり明言してほしかった。。 戦後9年目で創り上げた名作をなんとも雑にリメイクした印象を開始早々受けてしまう。  いつもの邦画お得意の早口で緊迫感が生まれると勘違いした演出に、 最後まで地に足つかないふわふわした演技の主演女優に、 スカイツリーも皇居も登場しない東京に、 期待を裏切らないチープなCG。  たまたまゴジラはエネルギーを使い果たし静止して たまたま新幹線が衝突可能なところにゴジラがいて たまたま在来線が衝突可能なところにゴジラがいて たまたま複数の超高層ビルのちかくにゴジラがいて たまたまゴジラの首から下だけビルの瓦礫に埋もれ たまたま薬を注入する車の方向にゴジラが口を開け たまたま絶対必要な量の薬が間に合いゴジラを倒す  最後はお決まりのように次回作があるかのような演出で幕が下りる。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 3点(2016-08-27 15:09:05)(良:5票)(笑:1票)
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52.《ネタバレ》 そういえばゴジラ映画はこれが初だったりしますが 面白かったです。(ガメラは見たことありますが)  想像できないレベルの危機が日本に 訪れたら政府はどういう対応をするんだろう っていうコンセプトで硬派にシミュレーションしている映画ですね。  総理総理うっせーよ。ってぐらい 最終決定を何度もさせられるあたり 実際そうなんだろうなぁって思いました。  最初のゴジラの造形は、思ってたんとちゃう。って思いましたが 変化していく発想は良かったです。  そういえば今回のゴジラは火吐かないんだね って思ってたら、すんごいのを吐いたシーンと  最初の上陸のシーンは凄く良かったです。  序盤の電線越しのゴジラのショットが見る度に 使徒に対してエヴァを使わずに戦うエヴァンゲリオンを見てるような感覚でした。  にしても、特撮は想像以上によく出来てました。 あぁー東京駅がーって思っちゃうレベルです。 庵野監督が「東宝が珍しくお金を出してくれました」って言うだけあります。  ちなみに、最後の作戦はゴジラに凝固剤飲ませる以上に 他の作戦(とりあえず起こしてみて、ビル倒してゴジラを足止めするとか)の難易度高すぎやないですかねぇ
シネマレビュー管理人さん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-27 14:31:57)(良:1票)
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51.《ネタバレ》 この映画そのものは良い映画だと思います。監督のこだわりも十分伝わりました。そしてゴジラに関しては、ケチのつけようがないほど最高の仕上がりでした。 その上で言わせてください。好みではないんです。どんなに名曲と言われる音楽でも、好みでないものは誰かにとっての名曲でしかないんです。この「シン・ゴジラ」も多くの方々にとっては名作なんでしょう。それは良いことだし、私だってできればそこに入りたかった。この映画を自分にとっての名作にしたかった。でも好みではなかったんです。悔しくて仕方がありません。めちゃくちゃ楽しめた人たちが羨ましいです。  では何が好みでないのか。それは喜怒哀楽。怒ったり笑ったり泣いたり。現場にも会議室にも怒号や悲鳴はなく、血や汗もない。ゴジラも人間もあまり感情的でない。めっちゃとんでもないほどの破壊活動をしてもなんかクールで冷静。まるでゴジラも人間もどっちも優等生みたい。優等生なのは別にいいけど、もうちょっと感情の起伏があったっていいじゃないですか。そこが結局好みの問題なんですね。  でもね、この映画は本当にすごい映画だし間違いなく歴史に名を残すと思いますよ。ただ・・・ただただ、好みではなかったな~・・・(^_^;)  私は『怪獣王ゴジラ』が好きなんだと、改めて知る結果と相成りましたとさ。ちゃんちゃん。
Dream kerokeroさん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-27 08:31:49)(良:1票)
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50.「恐怖」が東京を破壊し尽くす。 吐き出された熱焔が街を焼き、四方八方に放出された無慈悲な熱線は人類の英知を尽く無に帰していく。 暗闇の中で、「恐怖」それのみが美しく妖しく光を放っている。その光景はまさに「絶望」そのものだった。 その神々しいまでに絶対的な「恐怖」を目の当たりにして、思わず「嗚呼」と心底落胆し、絶望感に沈んだ。 純粋な恐れに只々慄き、心がへし折られそうになりつつ、それと同時に、人智を超えた「恐怖」と「絶望感」に恍惚となっていることに気づいた。 恐怖と絶望の中に、安堵と歓喜が渦巻きつつ、「これがゴジラだ」と、噛み締めるように思った。   これまでのゴジラ映画全28作品(+ハリウッド版2作)総てを鑑賞して、「シン・ゴジラ」を観た。 世界の映画史上においても大傑作である1954年の第一作「ゴジラ」を再鑑賞した時に感じたことは、60年という年月を経ても色褪せない恐怖感の見事さと共に、1954年当時リアルタイムで「ゴジラ」を体感した“日本人”が、等しく各々の胸の内に孕んだであろう「畏怖」に対しての「羨望」だった。  未知なる巨大生物に対しての畏怖、それにより生活が人生が文字通り崩壊していくことに対しての畏怖、そしてその発端は我々人類の所業そのものにあり、突如として繰り広げられているこの大惨事自体が、総てを超越した何ものかによる“戒め”であろうという畏怖。 映画を観終わった後も決して拭い去れなかったであろう「恐怖」と「高揚」が直結した幸福な映画体験を想像して、羨ましくて仕方なかった。  1954年と全く同じ映画体験をすることは、時代も世界も移ろった現在においてもはや不可能だ。 しかし、2016年、60年前と同じ類いの映画体験を出来得る“機会”を、我々日本人はついに得たのだと思う。 それが、この「シン・ゴジラ」という映画なのだと僕は思う。   この映画が、「3.11」そして「福島」を経たからこそ生み出された作品であることは疑う余地もない。 それは、1954年の「ゴジラ」が、「戦争」と「広島・長崎」を経て生まれた背景と重なる。 それは即ち、ゴジラという大怪獣が、人類自らによる“過ち”と“悔恨”の象徴として描き出されていることに他ならないと思う。 ゴジラは、人類(日本人)にとって究極の恐怖と絶望であると同時に、合わせ鏡の如く存在する己の姿そのものだ。  自らの「業」が生み出してしまった「災厄」に、どう対峙するのか。それが、ゴジラ映画にあるべきテーマ性だと思う。   “初代ゴジラ”は、一人の天才科学者が己の命と引き換えに死滅させた。 そして残された人々が、静かになった海を前に、「人類が核実験を続ける限り、第二、第三のゴジラが現れるかもしれない」と警鐘を噛み締めて終幕する。  “シン・ゴジラ”における顛末は、“初代”と似通っているようで、実際は大いに異なる。 前述した通り、60年という年月が経ち、時代と世界が移ろった現在において、同じ帰着に至らないのは当然だと思う。  “初代”に対して逆流するように“シン・ゴジラ”は、一人の天才科学者が己の命と引き換えに誕生させたと言っていい。 そして、対峙せざるを得なくなった危機と恐怖と絶望を、人類自らが乗り越えなければならない対象=現実として真正面から見据え、必ずしもすぐさまそれに完璧に打ち勝つことは出来なくとも、共存し、対峙し続けなければならないという「覚悟」を、映画世界の内外の“日本社会”に、問答無用に植え付けてくる。  外洋へ追い出すこともしない、火山に蓋をして閉じ込めることもしない、そして消し去ることもしない。 1954年「ゴジラ」を含めた全28作のどのゴジラ映画とも異なる終幕。 当然ながらそこには、怪獣映画としての王道的なカタルシスは無い。 「作戦」を成功させた劇中の日本人たちが起こしたアクションは、ただ“一息”をついただけだった。  ただし、この帰着こそが、今、この国で、新しい“ゴジラ映画”が生み出されたことの「真価」だと思える。 「恐怖」の対象が、己の分身そのものである以上、我々は、それを見据え続けるしかない。    劇場公開直後に鑑賞して、ほぼ一ヶ月間、このレビューを纏めることが出来なかった。 その間、他の映画を全く観たいと思えず、通算3度映画館に足を運んだ。こんなことは初めてだった。 それでもまだまだ書き連ねられていないことは多い。きっとこの後もこのレビューは何度も書き換えられることだろう。  「凄い映画だ」 本当はこの一言で充分だ。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2016-08-26 00:06:56)(良:3票)
49.《ネタバレ》 この映画に何を期待するかで、評価は分かれるのでしょうね。私的にはとても楽しませていただきました。というか、大変勉強になりました。自衛隊を含めた日本政府&官僚組織が、このような未曾有の危機にどう対応するのか、念入りな取材をとおして丁寧に描かれており、始終「なるほどねぇ~、こんな感じで物事が決まるのか」と感心しっぱなしでした。この日本独自の意思決定機構を、まるっきり批判的に撮っているかというとそうでもなく(ところどころに痛烈な皮肉を織り交ぜてはいますが)、登場する政治家や役人個人個人は極めて優秀で熱意のある人材としており、ある意味で日本に対するエールとも受け取れます。というようなことを、外敵をゴジラとして撮ることで、意外性かつ初代ゴジラへのオマージュから、大きな話題となったのかな、と思いました。例えば、外敵を日本近隣の某国としても同じような映画を撮れるでしょうが、ものすごく地味な映画になるでしょう。あと、エレベータの中で、先輩政治家達が楽観的な見方をしているのを、長谷川博己演じる矢口内閣官房副長官が諫めるシーンがありましたが、これは名著「失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)」で指摘されていることですね。強く同感。
la_spagnaさん [映画館(邦画)] 8点(2016-08-25 23:42:34)(良:3票)
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48.《ネタバレ》 なんで観にいくか自分でもわからない映画だった。空想科学大戦を愛読してる人間にとっては巨大怪獣とか、「自重でつぶれるだろ」の一言で切り捨てられる存在だから。にもかかわらず、せっかくスマートパス入ったのに一回も見に行かなきゃ元取れないとか、怒りの前売り券買っときたいとか、ずっと映画観てなくてつまんないとか非常に貧弱な、ほとんどあり得ない動機で観に行ったのだが………   面白かった、実に面白かった。もちろんゴジラのリアリティに関する疑問(古代生物が放射能廃棄物接取してってアホか馬鹿かと)は解消できないんだが、 それ以外のリアリティがいい! こんな未曾有の大災害が起きても、なお省庁間の根回し、法体制の整備、なんてことをクリアしていかなければ動けない政府、このリアルな政治ドラマが楽しめました。  あと全般的にあまり評判のよくない石原さとみさん、自分的にはすごく魅力的に感じました。(まあ朝の再放送の幼い表情とのギャップ萌えという面はありますがw) 10点はつけすぎかなとも思うけど減点する要素がない 良頂いたの変更するのなんですが、他の方の書き込みに触発されて、どうしても書きたくなって。 この映画のキャスティング、あまちゃんテイストが半端じゃない! 単にあまちゃんと共通する出演者が多いなんて話じゃなくて(ぶっちゃけ、そういうのは流石に飽きを感じる今日この頃。ジヌよなんとかだとかね)、 それぞれの俳優のキャスティングがあまちゃんに愛情を持ってるとしか思えない。 責任を持って行動する政治家に足立先生。 みんなに差し入れをするあんべちゃん。 情報通のジャーナリストの甲斐さん。(これは真逆だねw) 男らしい自衛隊員の梅さん もちろん製作者にそんな意図全然無くて、単なるあまヲタの勝手なおもいこみかもしれませんがね。 それでも首相代行として足立先生が登場した時は嬉しかったなあ
rhforeverさん [映画館(邦画)] 10点(2016-08-24 12:36:35)(良:1票)
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47.《ネタバレ》 熱い映画だ! これは、庵野秀明氏で無ければ絶対に撮れない作品だ。 もし今後、本作を発端に相次ぐゴジラの来襲により日本のみならず世界が崩壊、その対抗策としてエヴァンゲリヲン製造に繋がる物語が作られたとしても、私は何も違和感を感じないだろう。 劇場で販売していたパンフレットにも記載されているが、この作品を世に出す事が庵野秀明氏に取りエヴァンゲリヲン作製で疲弊しきった心身をリハビリする事に繋がっている事を切に願うばかりだ。  作品の中身に関しては他レビュアー諸氏の熱い記述が既に沢山有るので重複は避けたいのだが、心の琴線に触れる部分は皆さん同じ様でありご容赦願いたい。 ①オープニング CGなど使わないオリジナルに沿ったもの。予想通りでスクリーンを観ながらニヤニヤ。 ②音楽 伊福部昭氏の音楽は偉大で有る事を強く再認識した。 余計な新曲を使わない製作陣の姿勢にも拍手。 ③構成 エヴァと同じ! 嫌味では無く褒めている。東日本大震災で露呈した政治経済の拙さが否応無く反映されている。余分な虚飾を配した分リアリティが感じられた。総理大臣、ご苦労様です。 ④ゴジラ 水生生物からの進化型としての設定は面白い着眼点。いきなりあの様な巨大な生物が二本足でノッシノッシと歩いてきたらやはり興ざめだったろう。 口・尻尾だけ出なく背びれからも攻撃を仕掛けてくるとは・・・ これは庵野秀明氏で無ければ出てこない発想。ゴジラ=使徒、これは確信犯だ。  ⑤放射能への畏怖 オリジナルもそうだったが、東日本大震災を経てゴジラ=放射能に対する日本人の畏怖の念はより強まった筈で、それが作品に色濃く反映されている。 と同時に、人知を結集すれば道は開ける事も描写してくれており、鑑賞していて一筋の光明を見るかの様だった。 ⑥兵器 自衛隊の通常兵器が悉く歯が立たない描写はショックだった。 これで本当の脅威に対抗出来るのか少々心配になった。その一方、電車の活用には新鮮味を感じた。 ゴジラが線路の上に居なければ成り立たない話だが、そこを突っ込むのは野暮だろう。  好き勝手にだらだら書いたが、久々に面白い日本映画を観させて貰ったと思う。  最後に、私は庵野秀明氏のエヴァンゲリヲンは「序」「破」は素直に面白いと思ったが「Q」は大嫌いだ。  冒頭に述べた様に、本作の作成が庵野氏に取ってポジティブなリハビリとなる事により、今後控えているエヴァンゲリヲン次作が、観客に妙な謎掛けをしたり、「判る人にだけ判れば良い」的な作品にならず、「Q」で投げ掛けた巨大な『?』を見事に収拾してくれる作品になる事を心の底から強く願うばかりだ。
たくわんさん [映画館(邦画)] 9点(2016-08-22 13:22:55)(良:1票)
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46.《ネタバレ》 完全体の方のゴジラの造形は凄かったです。迫力満点。 幼態の方は、気持ち悪いだけだし必要なかったと思います。 ゴジラが東京を破壊するシーンは、「巨神兵東京に現る」を彷彿とさせ恐ろしかったです。 でも巨神兵のときは、人間は成す術もなく世界は滅びちゃうから絶望しかなかったけど、 こっちは一応生物だし一体だし、人間の英知で何とかするんだろうと希望をもって見れました。  良かったのは以上です。 あとは、想定外の危機に見舞われたときの政府の対応はこんななんだよ、というのを延々と見せられて、 出演者が多いので顔見せないといけないからとカット割と顔アップが多くて、 スピード感と緊張感を出したかったのか早口で喋らせて、それらがダラダラと続くので逆に単調になって退屈でした。  ゴジラが何故上陸してどこへ行こうとしていたのかも触れないまま。 第いくつめかの使徒をゴジラ型にして作ってみたのでしょうか。  結論として、ゴジラの造形は凄いけど映画として面白くなかったです。
nanapinoさん [映画館(邦画)] 5点(2016-08-21 18:08:23)(良:3票)
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45.《ネタバレ》 アニメ的な決めゼリフ、芝居掛かった演技、大事な事を台詞で言わせてしまう脚本。 石原さとみに代表される違和感のある人物造形、舞台のような台詞回しと細かいカット割りの中でのアップの多用、それらは悪い意味で気になった。 ただそれ以上に魅力的な部分が多かった。 災害時の政府の動き、次第に波及する被害とそれに比例して事が大きくなる社会情勢は現実味があった。 攻撃を開始するまでのじれったいまでの溜めは日本という国の法制度、日本人らしさをよく表しているし、なにより緊張感を生み出している。 ゴジラの見せ方、造形も魅力的。人間の視点からゴジラを捉えながら、なめるように移動するカメラ。 見知った現実の街並みの中にいるゴジラは圧倒的な迫力と絶望感をもち、多摩川決戦で感じた高揚感は忘れられない。 そして生物としての生々しさ実在感を伝える皮膚から落ちる体液。闇夜の静寂の中から発せられた光、そして全てを破壊する光線。この一連の流れは、間の取り方も含めて圧倒的に素晴らしく、恐怖と同時に美しさ、ゴジラという一つの生物の崇高さすら感じさせる。 人類が生み出した負の側面の象徴であると同時に希望を生み出すものとしてのゴジラは初代ゴジラを彷彿とさせるし、作り手の熱い思いも感じた。 様々な災害を経験した今の日本における海外への返答であり、挑戦状。そして自らへの鼓舞。 凝固したゴジラは観光スポットになるだろう。それほど日本人、人間は良くも悪くも強かで環境に適応しやすく、たくましいはずだしそうであると信じたい。 そして人類を破壊する災厄と共存するという道を選んだ点も、震災後の現在の日本の姿とどうしても重ね合わせてしまう。
ちゃじじさん [映画館(邦画)] 8点(2016-08-21 11:29:09)(良:1票)
44.《ネタバレ》 出来が思ってた以上に庵野監督らしかったので、予告から受けた内容の想像は超えませんでしたが、なかなか楽しめました。でも個人的なピークは自衛隊初防衛シーンだったなぁ。持ちうる武器が何も効かないところ。あそこが一番良かった。以降は知ってるゴジラとかけ離れていきながらも脚本面で楽しめました。今回のゴジラのデザインと石原さとみさんの雰囲気は苦手でしたが、、、。ちなみに一緒に観に行った40後半の旦那様(特撮世代)の感想は時間返せの0点でした(笑)。
movie海馬さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-21 01:23:43)
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43.《ネタバレ》 ハリウッドよりだいぶ少ない予算でよく頑張りました!大切なのは予算じゃないんですね。ゴジラファン(戦闘機マニア、エヴァファンも含む)をいかにニヤニヤさせる演出をするか!です。再上陸シーン、かっこよすぎー!懐かしのゴジラの声ダァァァァ!!ゴジラが光線はいてるのもかわいい、しびれる。戦闘機かっこいー!自衛隊になりたーい!アメリカの武器すげー!入閣して長谷川博己の隣で働きたーい! 物語を見ながら、あれこれ考えるのはやめにしませんか?ただ、この景色に、音に、溶け込み身を任せましょう!あれこれ考えながら見るより、よっぽど楽しめます。それがこれからの映画です。 政治的な要素も面白かった。あぁ、ゴジラを○○に置き換えたら、日本はこうなるのかなぁと思考をあれこれ巡らせるのも楽しい。あとね、よれよれの疲れ切った長谷川博己が素晴らしかった。疲れれば疲れるほど、色気がはんぱないね。なんすか?あれ。汗臭い?なにそれ、かっこいい。 石原さとみはすっごいかわいいんですけど、大統領候補はさすがに無理があった。可愛すぎる大統領候補、が惜しいのでマイナス1点。(ひがみじゃないよ)
ギニュー隊長★さん [映画館(邦画)] 9点(2016-08-20 21:54:02)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 222人
平均点数 7.25点
031.35%
131.35%
220.90%
331.35%
494.05%
5146.31%
63113.96%
74620.72%
84319.37%
94419.82%
102410.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.83点 Review18人
2 ストーリー評価 7.63点 Review30人
3 鑑賞後の後味 7.90点 Review30人
4 音楽評価 8.23点 Review30人
5 感泣評価 5.91点 Review23人
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