308.これを見て以来、トラックを追い越すことに神経質になってしまった。当然、妻も気づいたらしく、妻「なんで、そんなにびくびくしてるの?」私「トラックは追い越す時に細心の注意が必要なんだ。」妻「普通に追い越せばいいのに。」私「殺されるよりましだ。」妻「テレビの見すぎよ。」私「1回しか見てない。」妻「?」、以後、ときどき同じような会話があり、けなされ続けている。 【パセリセージ】さん 10点(2004-01-18 22:24:20) (笑:5票) |
307.《ネタバレ》 この脚本で有名監督にそれぞれ映画を作ってほしい。デヴィッド・リンチが一番笑える作品を作りそう。 【つちのこ】さん 5点(2004-02-14 16:32:46) (笑:3票) |
306.傑作。一発のアイディアを活かす演出は,素晴らしいとしかいいようがない。この監督の次の作品を早く見てみたい。 【veryautumn】さん 10点(2003-12-24 18:06:18) (良:1票)(笑:2票) |
305.スピルバーグの最初(?)にして最高の作品。シンプルながらもツボを心得てますよね。ほんと惜しい人を無くしたってかんじです。 【コーラL】さん 8点(2003-11-11 09:08:27) (笑:3票) |
《改行表示》304.《ネタバレ》 これは現代の「西部劇」とも言える。 西部劇が馬なら現代は鉄の馬同士の一騎打ち! 物語はどこまでも単純、どこまでもシンプル。 アメリカのだだっ広いハイウェイに車が一台。 そこに突然現れた巨大なトラック。 ノロノロで追い越させ、追い越させたと思ったら猛スピードで突進して来る。 借金の取立てが命の取立てになってしまった。 ブザーを鳴らす愉快犯かと思いきや、故障したバスを押してやったりと実は優しいのか? いや、やっぱり主人公の車を付け狙う愉快犯か。 カフェの外で不気味にたたずむあのトラック。 主人公の心も恐怖と怒りでピークだ。 ともかくトラックの運転手は正体不明のまま。声も顔も出ない、不気味な二の腕だけが主人公を挑発する。 フロントバンパーに貼られた無数のナンバーは何を語ろうとしているのか。 トラック野郎にあるのは狂気だけなのか。 正体が解らないという恐怖。 スピードが出すぎ車が止まらないとう恐怖。 日常に溢れた恐怖を最高潮に引き立てるスピルバーグの妙技。 後の「ジョーズ」はかなりヒロイックな展開がされたが、この「激突!」はひたすら追いかけっこ。 だがそんな主人公も我慢の限界。 上等だテメエ!“決闘”だよバカヤロウ! 壮絶な二台の追走劇。 「車のエンジンが中々かからない」の始祖だが、これは衝突でエンジン部分がひしゃげたからこそ起こるだろうという現象であり、普通の車がそんな欠陥品なら会社なんか潰れてる。後の奴らは何か勘違いしてんだよな。 ラストのトラックと向き合い、車で迎え撃とうという様子はバスター・キートンの「セブン・チャンス」を思い出す。 迫る岩の大群、逃げるのをやめて「あえて」正面から避ける事にしたキートンの勇気と発想。 もしスピルバーグがこのキートンの傑作を見ていたとしたら、俺はもっと尊敬するぜ。 少くともカフェでのやり取りは黒澤明の「野良犬」が元らしい。 つうか主人公は何回車上で振り返るんだよ。 主人公がいつ余所見で事故るかそっちの方がよっぽどハラハラするわ。 バックミラー涙目。 教習所涙目。 ラストの夕陽のシーンがキレイだった・・・。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 11:05:00) (良:2票) |
《改行表示》303.何度観ても面白い。おっさん情けなくて最高。タンクローリー怖すぎ。 いつも「抜け道ないの?」って思うけど、ないんだよねぇ。。。 【pb】さん 9点(2004-01-27 12:43:06) (笑:2票) |
《改行表示》302.《ネタバレ》 -Duel- “(1対1の)決闘”。 確か初めて観たスピルバーグ監督作品だったと思う。日常よくある『路上での追い越し』から始まる、身も凍る恐怖。執拗な追跡。あまりにシンプルなストーリーに目が話せなくなった。どんな奴が運転しているんだろう?なんでここまでしつこく追いかけるんだろう?…どうなれば終わるんだろう? 決闘というタイトルだけど、主人公の車はあまりに非力だ。単純に大きさも馬力も違うし、ラジエーターに欠陥を抱えている。助けてくれる警察も呼べない。どう考えても勝ち目のない闘い。 結局、トレーラーの運転手の人相や目的を知ることなく映画は終わるが、幼いながらも不思議な満足感を得られた。この迫力ある映画が、ジョーズやE.T.を創った天才スピルバーグが、僅か25歳で初監督(厳密には違うかもだけど)した、しかもテレビ映画だというから、本当に天才っているモンだな…って感心してしまった。 この映画を観てスゴいって思う気持ちは今も変わらない。この映画の何が怖いって、トレーラーが怖かった。25歳の青年監督は自身の最初のオリジナル作品で、動物でも宇宙人でもロボットでも恐竜でもなく、トレーラーを恐怖の対象にした。'71年に。 最後まで姿を表さない運転手にでなく、人間の道具でしか無い貨物車両の方が怖い。幼い頃の私はどうして運転手の正体が気になったのか?それは『人間なら話せばわかる』とか『トレーラーには勝てないけど人間同士のケンカなら勝てるかも?』と思ったからかもしれない。 スクールバスを押すデイヴィッド。暗いトンネルの出口で静かに待つトレーラー。目があったかのように光るあの無機質な丸いヘッドライト。後のジョーズの目に感じたのと同じ恐怖。錆びついてレトロな車種のチョイスも秀逸だ。踏切でデイヴィッドの車を押す時の、絶望を感じる列車の長さ(助かる!)。上り坂でオーバーヒートしてぐんぐん落ちるスピードメーター(間に合う!)。観せ方が下手だと突っ込まれるところだけど、手に汗握ってソレどころじゃなかった。そして最後、運転手を出すことなくデイヴィッドが“トレーラーに”勝つのも秀逸。 トレーラーは映画開始5分で登場し、崖から落ちてすぐ映画は終わる。最初から最後までトレーラーに追いかけられる怖さで一本の映画にしてしまう才能。 初めてでコレ。 恐怖。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 10点(2022-03-31 22:54:04) (良:1票) |
《改行表示》301.これが本当にTV映画なのか? 劇場映画並みの迫力じゃないか。 スピルバーグは監督2作目ですでに天才ぶりを発揮しているのがわかる。 低予算でも劇場映画並みの傑作が作れるのだ。 【ガブ:ポッシブル】さん [地上波(吹替)] 10点(2016-01-12 22:38:28) (良:1票) |
《改行表示》300.《ネタバレ》 評判がいいようですが、正直なところとても退屈。特に主人公の独白がおもしろくない。カフェのシーンとかスクールバスのあたりなど、車が走っていない場面は中だるみ。また、主人公が必死になればなるほど、彼がバカに見えてきて、こちらもバカバカしくなってきます。よかったのはヘビ好きのおかみさんがやっているスタンドのところくらい? 終盤、主人公がその気になってもっとも盛り上がるはずのところも、特にどうということもなく冷静に眺めていました。ともかく全編にわたって、スリルもサスペンスも感じません。まあこれは、私が車を運転しないからかもしれません。 映像はスピルバーグらしく凝ったところがありますが、裏返せばあざといことこの上なし。 まあなんにせよ、アメリカでなければ撮れない映画でしょうね。というか、こういうアイデアが出てこないでしょう。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-31 10:26:10) (良:1票) |
299.《ネタバレ》 筒井康隆の「走る取的」を、初期の大友克洋が劇画にしたようなあじわい。いいっす。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-12 16:03:45) (良:1票) |
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298.《ネタバレ》 昔はトラックの運ちゃんって、親切で男気ある感じだったけど、今時のトラック運転手はほんとにこの映画みたいな人いますね。ものすごくムカついて、時間が許すならとことん着いていって車降りたところを殴ってやりたいと思ったことがあります。そういう体験をして初めてこの映画を見ました。「ジョーズ」と一緒に見たのですが、「ジョーズ」より格段に良いです。ドライバーの姿が見えないことと、ジョーズの姿が見えないことをよく取り上げられますが、この作品でドライバーの姿が見えないことは恐怖を増幅するだけではなく、正体がバレないことをいいことにイタズラ電話したりネットで荒らしをする連中と同じイラつきとムカつきを演出できてる気がします。窓から出る手の憎たらしいこと。大型トラックとしょぼい自家用車の戦いは「ターミネーター」に似た絶望感。それでも大型トラックが不利になる「坂道」って味方があった。なのに、そこでアクシデント。よく出来た脚本だと思います。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-08-08 02:43:46) (良:1票) |
297.ビデオが擦り切れるまで観まくった人生の一本。タンクローリーが追いかけてくるというだけの話に、これだけバリエーションに富んだスリルを詰め込める才能というのは一体何なのか。低予算でも何が何でも観客を楽しませてやるという、スピルバーグの並々ならぬ執念に感動せずにはいられない。ラストのラジエーターホースがやられてからの展開の演出は、もう神懸り的。D・ウィーヴァーの取り憑かれたような演技、マルチ撮影を存分に使いこなしたカット割り、B・ハーマンばりの音楽など、全ての要素が融合して生まれた傑作。そして極めつけは、あのタンクローリーをチョイスしたスピルバーグのセンスである。あれほど薄気味悪いタンクローリーが他にあるだろうか。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-01-30 03:05:02) (良:1票) |
296.《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンが実体験をベースにして書いたといわれている。しかし、マシスンは「奇妙な味」の作品を生む作家として筆達者なためか、原作にはあざとい描写が散見され、リアリティが薄れている感がある。ところがこの映画に関しては、後年のスピルバーグからは考えられない抑えた演出のおかげで、観ている者も主人公と同化して追い込まれていくような恐怖感覚を味わうことができる。原作者が再現しきれなかったリアリティを引き出すことに成功した、下手なパニックムービーなど足元に及ばない傑作だとおもう。 【shakunin】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-20 23:16:15) (良:1票) |
【甘口おすぎ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-13 13:40:45) (笑:1票) |
294.《ネタバレ》 カメラワークの教科書のような作品だと思います。ただ2台の車が走っているだけなのに、アップ/ミドル/ロングを使い分け、また車の中から/前から/横から/ミラー越しなど自然に視点を移動させることだけで、大きな緊張感を作り出しています。最後の転落後の、少しずつ各部品の動きが止まっていくところを嘗めるように撮っていくカットも印象的ですね。背景の説明ほとんどなしなのも、潔くて良い。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-31 00:19:25) (良:1票) |
293.ちょっと凝った作品やひねりの効いた作品が自分は好みです。解釈を観客に委ねるようなあそびのある作品も好き。いうならば本作はそれと対極に位置するような作品です。単純明快、直球勝負。必要なことは過不足なく作品の中で描かれています。ストーリーは一言で説明出来てしまいます。“自家用車がタンクローリーに追いかけられるお話”。でもこれが面白い。シンプルが故に誤魔化しが効かず、純粋に監督の力量が分かります。抽象的な褒め言葉を必要としない作品。こういうのを見せられると参るしかありません。監督の見事な手腕の前にただひれ伏すのみ。シンプルイズベスト。炊き込みご飯や混ぜご飯もいいけど、やっぱり白めしは上手いと思わせる作品です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-12-09 19:04:02) (良:1票) |
292.まだ車には縁がないからか。あんまり面白いと思わなかった。免許取ったらまた見たいと思う 【ALEC】さん 4点(2004-02-24 23:34:48) (笑:1票) |
291.主人公はだんだん精神的に追い詰められていくけど、見るほうはいまいち緊迫感感じません。シンプルすぎて。もっとひねりがほしい。 【エンボ】さん 4点(2004-02-15 02:07:57) (良:1票) |
290.そんなにおもしろかったですかぁ?ウーン。私としては、これがスピルバーグの監督だって知らないで観ていたら、とても「スゴイ」とまで思ったかどうかちょっと自信ないです。普通にお金のかかってないへんなサスペンス映画、というぐらい。スピルバーグなんだぞ~!って言われれば、「ああそうか。」ぐらいは思ってしまいますが。自分がもし、映画会社のプロデューサーだったとしても、この作品を観て「こいつは売れる!」と思ったりはしなかったと思います。まあ私は最近売れてるジョン・ウーなんかもちっともイイとは思いませんので、あんまり売れるかどうかを見抜く目はないんだと思います。「これはすげえよ!」と思った監督や役者、片っ端から消えてっちゃうし。もう売れて欲しい人のことうっかり褒められないですね。私が褒めると呪われちゃうから。 【anemone】さん 5点(2003-12-14 02:57:58) (笑:1票) |
289.何度見ても面白い。これぞ原点。作品はお金さえかけりゃいいってもんじゃないよっていういい見本ですね。あのタンクローリーはオーディションまでしただけあって、禍々しいフェイスが顔の見えない運転手の悪意を代弁しているようで怖いですね。郊外の道路でタンクローリーをみるたびにこの映画を思い出す人も多いのでは。 【ひろほりとも】さん 8点(2003-10-29 12:41:00) (良:1票) |