鳥(1963)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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鳥(1963)

[トリ]
The Birds
1963年上映時間:120分
平均点:6.27 / 10(Review 210人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-07-05)
ホラーサスペンスシリーズものパニックもの動物もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-25)【イニシャルK】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
演出山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
キャストティッピー・ヘドレン(女優)メラニー・ダニエルズ
ロッド・テイラー(男優)ミッチ・ブレナー
スザンヌ・プレシェット(女優)アニー・ヘイワース
ジェシカ・タンディ(女優)リディア・ブレナー
ヴェロニカ・カートライト(女優)キャシー・ブレナー
エリザベス・ウィルソン[女優・1921年生](女優)ヘレン・カーター
チャールズ・マックグロー(男優)セバスチャン
アルフレッド・ヒッチコック(男優)メラニーがペット・ショップに入る際、2匹のシーリハム・テリアを連れて店を出る男(ノンクレジット)
田中敦子〔声優〕メラニー・ダニエルズ(日本語吹き替え版【BD】)
堀内賢雄ミッチ・ブレナー(日本語吹き替え版【BD】)
沢田敏子リディア・ブレナー(日本語吹き替え版【BD】)
深見梨加アニー・ヘイワース(日本語吹き替え版【BD】)
中村千絵キャシー・ブレナー(日本語吹き替え版【BD】)
二階堂有希子メラニー・ダニエルズ(日本語吹き替え版【フジテレビ/TBS】)
小林昭二ミッチ・ブレナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
京田尚子リディア・ブレナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
武藤礼子アニー・ヘイワース(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
清水マリキャシー・ブレナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高村章子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
峰恵研(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
槐柳二(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
辻村真人(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
白川澄子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加藤治(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
渡辺典子【声優】(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
伊藤孝雄ミッチ・ブレナー(日本語吹き替え版【TBS】)
今西正男(日本語吹き替え版【TBS】)
荘司美代子(日本語吹き替え版【TBS】)
村越伊知郎(日本語吹き替え版【TBS】)
西尾徳(日本語吹き替え版【TBS】)
原作ダフネ・デュ・モーリア
脚本エヴァン・ハンター
音楽バーナード・ハーマン
撮影ロバート・バークス
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
特撮アルバート・ホイットロック(描写デザイン)
美術ロバート・F・ボイル(プロダクション・デザイン)
衣装イーディス・ヘッド
録音バーナード・ハーマン(サウンド・コンサルタント)
ウォールドン・O・ワトソン
動物鳥類
あらすじ
サンフランシスコの上空にはいつになく多くのカモメが舞っていた。ペットショップに注文した九官鳥を受け取りに来たメラニー(ティッピ・ヘドレン)は同じく来店したミッチ(ロッド・テイラー)から、つがいの鳥の事を聞かれる。店員と間違われたメラニーはついいたずら心で応対する。ミッチにふと興味を持ったメラニーはミッチの車のナンバーから名前や住所を調べる。翌日ミッチが気にしていた鳥を購入すると早速アパートに向うが、隣人から週末は市の北方のボデガ湾で過ごしていると聞くやいなや、車をすぐに走らせるメラニーだったが。
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210.衛星放送で何度目かの『鳥』を観た。今回ようやくにしてこの映画の意味がわかった。断言して言う、これはヒチコックによる、あるタイプの女に対する復讐の映画である。主人公の女は、自分勝手で高慢ちきな美人、つまり容姿が美しいだけで嫌な女だ。この女に懸想する男も、色好みの軽い男にすぎない。ヒチコックは、このようなタイプの女を、鳥を使ってこれでもかといじめてみせる。陰険そうな姑は、意味深ぶったたんなる付け足しの道具立てにすぎない。町全体が鳥の被害に遭うのは、このような女が一人やってくるだけで町が嫌な雰囲気に一変し、攻撃性を増すといいたいのだ。これはヒチコックの、あるタイプの女への憎悪と復讐の映画である。嘘だと思われるなら、そういう眼で一度この映画をご覧あれ。
goroさん 9点(2004-01-22 21:20:27)(良:4票)
209.この映画を一言で説明すると・・・、「鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥・・・・・(疲れるので中略)・・・・・鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥(The End)」という映画です。つまり、「鳥」が数え切れないほど沢山でてくる映画なんですよ。
STYX21さん 7点(2003-11-13 21:55:57)(笑:3票)
208.《ネタバレ》 口笛に笑顔で振り向くブロンド美女の視線の先には、男ではなく空を舞っている無数の鳥がいた…。いかにも高慢ちきな女が、これから鳥に襲われるんですよという始まり方からしてもう巧いのですが、最初の方はコメディかと思ってしまいました。つがいの鳥がハンドルを切った方向に仲良く体を倒すのはモロですが、例えば誕生パーティー襲撃シーンなども転んでジタバタする女の子をカモメが突っつく様なんてのは滑稽に見えました。しかし、暖炉から一羽のスズメが現われるや否や間髪入れずにドバッーと大群を投入してくるあたりからは圧倒的です。襲撃後、あの神経質そうな母親が割れた食器を片付ける様子が意味ありげに撮られていますが、次にダン宅に行った際、取っ手だけのコーヒーカップが映った瞬間、もうここは襲撃済みなのだと悟らせるもので見事に緊張感をもって死体まで誘導させられます。そこからはもう畳みかけるようなのですが…クライマックスともいえるティッピー・ヘドレンが実際に襲われるシーンになると、当時の技術では仕方ないのですが、やはりチャチに見えてしまいます…。しかし本作における恐怖は鳴き声や羽音など前触れの時点が最高潮なのであり、それはCG不用の見事さなのです。
ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-04-22 18:06:50)(良:2票)
207.ヒッチコックの作品に出てくる男女の関係は、恋仲にせよ、夫婦にせよ、既に与件として定まっているか、でなくとも、序盤早々にあっさりと関係を構築させてしまうものが多い。つまり、そのプロセスを描いて観客を魅了するのではなく、別のところで大いに見せ場を用意する人なのである。ところが、この作品では、なまじ男女の出会いから恋仲に至るまでのプロセスを描こうとしてしまったために、人間を描けない彼の欠点がかなり目立ってしまっている。また、脇役の設定もかなり強引で、別れた男への未練から都会から引っ越してきて彼とつかず離れずの距離の場所に住んでいる学校の先生(しかも彼女は貸し家業も営んでいる)とか、田舎の港町のバー・レストランに年老いた女性の鳥類学者が居合わせたりとか、聖書を暗記している時代がかった男が昼さなかから飲んだくれていたりとか、都合のいい偶然が多すぎる。有り得ない設定は、鳥が人間を襲う、その一点に絞るべきだったと思う。有り得なさの焦点が定まっていないために、私にとって普通は気にならない特撮の古さが妙に気になった。しかしながら、主演女優ばかりか、ジェシカ・タンディにも車を運転させているところなど、女の車の運転シーンへのこだわりは健在だし、その合成の仕方も9年前の「泥棒成金」と変わっていないところなど、職人の頑固さが感じられたのは微笑ましかった。
南浦和で笑う三波さん 5点(2005-01-29 12:18:18)(良:2票)
206.《ネタバレ》 「息子の恋人に対する母親の嫉妬心が鳥の攻撃に象徴されている」という解釈をよく聞くが、それだけではなく、“鳥”とはヒッチコックにとって耐え難かった“負の女性性”とでも言うべきものの象徴ではないだろうか。一見かわいらしくても攻撃的で、群れて行動し、うるさく囀る。そして何を考えているか読み取れない鳥たち・・・。そんな“負の女性性”は、女優の上にも色濃く投影されている。ティッピ・ヘドレンは人形のようにかわいらしいが、実はかなりわがままで「感じワル~」な女。一方、息子を溺愛する母親(ジェシカ・タンディ)の表情や言動もかなり不気味。二人とも観客が全く感情移入できないキャラクターとして描かれていて、男から見ると、どうしても生理的嫌悪を感じてしまう。ブロンド美女の女優がお好みながら、女性性を嫌悪するヒッチコックの内面は、この作品で最もサディスティックな形で噴出したのではないだろうか。ガソリンスタンド爆発時に一瞬だけ挿入される、空から見下ろす鳥の視点の映像が印象的。
眠い悪魔さん 7点(2004-02-01 16:13:58)(良:2票)
205.この映画が父に連れられて(おそらく)初めて観た映画だったと思う(もちろんリバイバル上映)。空一面を埋め尽くす凶暴な鳥の画に驚愕し、恐れおののいた記憶は今も鮮明だ。何の理由もなく、理不尽に襲われるからこそ恐ろしい。そもそも鳥に訊ねたところで論理的な理由などあるはずなく、あったとしても納得などできようもない。そしてその後追随して現れたいわゆる「動物パニックムービー」のうちのいくつかと、本作から間違いなく私は「自然への畏怖」を学んだ。後にジョーズも、父と映画館で観たが、父が私に何を教えたかったかは謎である。(多分、自分が観たかっただけであろうことは、ほぼ確定的だが)
poppoさん 9点(2003-05-17 13:21:38)(良:1票)(笑:1票)
204. その後乱作される事になる「動物パニック物」の嚆矢となったのが本作。ヒッチコック先生の常に一歩先を行く(観客の予想を上回る)ショック演出への拘りってヤツをもっと感じ取って欲しいね。原作はダフネ・デュ=モーリアの別にどうということもナイ短編小説だが、例によってヒッチ先生(と脚本のエヴァン・ハンターことエド・マクベイン)は”鳥が何故か突如ヒトに襲いかかってくる”という一点のみに絞ってほぼ完全オリジナルストーリーに昇華させている。その最たるものが何とも救いの無いラスト。原作の御都合主義的ハッピーエンドを排し、敢えて観る者の判断に委ねたのは正解だと個人的には思うけどな。あれで余韻嫋々たる独特の不気味なムードを醸し出しているし。鳥の襲撃シーンも今日の視点ではチト苦しい箇所も無いではないが、当時としては度肝を抜く映像だったハズ。パクリやリメイクばっかりの昨今のハリウッド映画人にはヒッチ先生の”チャレンジ・スピリット”を是非とも見習って貰いたいモンだ!
へちょちょさん 8点(2003-01-16 02:53:36)(良:2票)
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203.《ネタバレ》  もったいぶるなぁ。事件が起きるまでおよそ1時間。・・・もったいぶるなぁ。  まあ、そのもったいぶりかたが嫌いではないです。  もしかすると、前半はラブロマンスみたいな雰囲気をあえて出したのかな。タイトルもThe Birdsだったから、まさかホラーとは思われないかもしれない。当時予備知識無しで映画館で見たひとたちは、さぞかし度肝を抜かれたことでしょう。そう、これは後の時代にDVDやらで簡単に鑑賞できるということを想定して撮られたものではないのです。当時リアルタイムで、予備知識なしで、何の心構えもなく油断した人たちをあっと驚かせるような、そんなエンターテイメントムービーの先駆けだったのでしょう。きっと。  つまりは、あの前半の甘ったるい恋愛パートは、ただのミスリードなのです。『愛の鳥』もミスリード。ああ、これは恋愛ものなんだと、観る人を油断させるための『愛の鳥』なんです。そこからあの惨劇。何も知らずに見ていたら・・・。  そもそも鳥が人を襲うようなパニックムービー自体が当時としてはかなり斬新だったのではないでしょうか。  CGがない時代に、この映像はいったいどうやって撮ったんだという映像が盛りだくさん。  今まで撮ったことがないであろうジャンルの映画を、この完成度で仕上げるのはまさに天才です。  今のように数多くの映画があふれている時代でもなかったでしょうから、お手本になるような映画も無かったんじゃないかな。  こーゆーパニック映画のパイオニアとして、この作品を世に送り出したヒッチコックの功績は極めて大きいと言えるでしょう。  ヒッチコックの映画のなかではこれが一番好きかもしれないなぁ。パニックものが好きという、個人的嗜好もありますが。  作品の出来自体は7.5点くらいなのですが、ヒッチコックの他作品との差別化を図る意味も込めて8点で。  面白かったです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2023-09-05 02:19:26)(良:1票)
202.避難訓練になってへん・・・。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-05-06 18:44:56)(笑:1票)
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201.《ネタバレ》 改めて見て、こんなのだったかという印象。鳥が人間を襲う場面は実は一部で、それ以外のドラマ部分が結構あります。特にリディアの設定が暗示的なのですが、それが暗示だけではっきりしないのが、どうにも歯がゆい。「父性の喪失」みたいなものも関係しているのかもしれませんが、よくわかりません。 とりあえずは、鳥が襲ってくる場面だけでも見どころはあります。ただ、今の機器で見ると合成だということがはっきりわかってしまうのが、少々残念。それでも、技術的にはたいへんすばらしいとは思います。それにしても、メラニーをわざわざ電話ボックスに閉じこめて撮るなど、あざとい気もしますが。エヴァン・ハンターのシナリオがどうにも理屈っぽくて、襲撃のアクションとかみ合わず、サスペンスを削いでるように思われました。  ちなみに原作も読みましたが、こちらもかなり不気味。特に最後は、小説の方が勝ってます。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-13 16:26:17)(良:1票)
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200.《ネタバレ》 鳥もあれだけ群れると気持ちが悪いが、ミッチを追いかけてきたメラニーのストーリーと鳥の襲撃がリンクしておらず、消化不良の印象。 いわずと知れたヒッチコックの代表作で、公開当時ならもっとおもしろかったのだろうが、今みるとそれほどのインパクトは感じない。 動物が人間を襲うパニック映画のハシリで、パイオニアとしての価値はある。 身近にいる害のないものが、突然理不尽に命を脅かす危険な存在に豹変する不気味さはあった。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-25 00:48:00)(良:1票)
199.《ネタバレ》 今観ると、怖くもなく、ゆるーい感じですが、1963年というアナログ時代のまっただ中に、あれだけの数の鳥たちを意図通りに映像に仕上げた技術や知恵がすごいなと思いました。この作品に限らないことですが、CGなんて技術が映像制作に取り入れられるようになる何十年も前には、ガラスに描いた背景を実際のロケーションと重ねて撮影したそうで、その手描きの絵が全くそれと分からず本物の景色と馴染んでいることに驚きます。火事になった港町を上空から見下ろすショットなんて、画面のほとんどが絵で占められているカラクリを知って感動しちゃいました。ラストシーンの鳥の数も、当時の特撮技術でよくやりました! シナリオの段階では、あのラストシーンからあとに世界の惨状を見渡せるシークェンスがあったそうで、それを知ったら知ったで映像として見てみたくもなりますが、そこを見せずに終わりとしたこの作品のラストのムードって、よくよく考えたら「ゾンビ」のラストに受け継がれたんだなーと意外なことに気づきました。 男性の母親はなんだかすごく見覚えのある顔で、誰か気になり続けていたら「コクーン」や「ドライビング・ミス・デイジー」のオスカー女優ではないですか! それに「エイリアン」で死んじゃう方の女性も子役で出てる! とか、そんなところで楽しんじゃいました。
だみおさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-23 11:05:59)(良:1票)
198.なかなか良い。前半のゆるいロマンスホームドラマ展開から徐々に鳥に焦点を移すとこ絶妙。内容以上に、視聴終了後に山本晋也監督による制作話を拝聴、CG全盛の現代に考えられない工夫とかにおおいに感動。やっぱりテレビでの映画放送後は解説有ると嬉しいよね。淀川さんとか水野晴夫さんとか解説有った時代は映画に夢が有った。
タッチッチさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-30 14:59:10)(良:1票)
197. 鳥よー鳥よー鳥たちよー
ファンオブ吹石さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-19 18:32:25)(笑:1票)
196.子供の頃に初めてTVで見て、鳥も怖かったけどあのラストの方が衝撃でしたね。「え?これで終わり?」これこそがこの作品最大のキーポイントである事に気づくのに時間がかかりました。あと、私の中では邦題大賞です。今なら間違いなくただの「ザ・バード」になっていたでしょう。それがたった一文字、漢字で「鳥」。凄いインパクト!一度聞いたら絶対忘れないですね。このセンスが一番怖いかも・・・
チョッパーさん [地上波(吹替)] 7点(2009-03-07 23:16:11)(良:1票)
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195.単純にパニックものとして、そしてひ弱な個でも集団になれば強くなる、そう、国民の数が半端なく多いあの国が今後脅威になるのでは・・・みたいな深読みと、色々な角度から楽しめる佳作。個人的にはヴェロニカ・カートライトに注目。『エイリアン』では 怪物相手に頑張った彼女。鳥なんぞ敵じゃなくマシンガンで全滅に追い込みそうだが、本作は15年も前という事もありとってもキュート。この映画の彼女が15年後、エイリアン達を相手に1歩も引かない戦いを繰り広げる事を誰が予想しただろう。女優は恐ろしい生き物だ。
オニール大佐さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-01 18:03:04)(良:1票)
194.鳥が襲ってくるまでの導入部分が若干長いような気がしましたが、退屈する訳ではありません。あの嘴、突付かれたら本当に痛そうだ。襲ってきたら何で撃退しようか真剣に考えてしまった。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-25 23:25:26)(良:1票)
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193.《ネタバレ》 見たのは最近なのですが、やっぱ(動物パニック系?)原点作品は違うね~ 怖いわ。 そん中で、やっぱり一番怖いところといったら、家の中で女性が襲われるのも捨てがたいけど、ジャングルジムに集るカラスかな。あれはホントビビッた。 最後終わり方も、ヒッチコックは「向かった先の町が鳥に占領されてる」とか、「軍隊と鳥が戦ってる」とか、何個か考えてたらしいけど、やっぱあの不吉感たっぷりの終わり方がすごく作品の雰囲気を出してていいと思った。
SAKURAさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-16 23:47:37)(良:1票)
192.小学生くらいでテレビで見たのが最初で、ヒッチコック作品としても初体験となった今作は、私にはっきりとトラウマを植えつけた。「鳥」に対してではなく「ヒッチコック」に対してのトラウマである。劇場初体験の『JAWS/ジョーズ』は間違いなく「サメ」に対するトラウマ的な不安を長らく持たされることになったのだが、この作品はやっぱり「鳥」ではなく「ヒッチコック」。たしかに「鳥」は怖かった。でも小学生の私の脳裏に焼きついたのはあの母親の焦点の合わない目であり、小さな子供を抱えた女のヒステリックな顔なんです。はっきり言っちゃいますが、コレで「ヒッチコック」を嫌いになりました(今は立ち直りました)。幸いにも「女」に対するトラウマでなかったことが救いです。で、思ったのですが、何人かの方も「鳥」と「女」を関連付けたレビューをされてますが、この鳥はやっぱり女の象徴ですよ。集団ヒステリーですよ。女が一番怖いってことですよ。と、支離滅裂な結論で逃げる私はまだトラウマを克服しきれていないようです。 あと初見時のプチトラウマがもう一つありました。淀川さんの顔。「怖いですね」って言ってる顔が嬉しそうだったから。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-27 13:53:56)(笑:1票)
《改行表示》
191.《ネタバレ》   恋愛モノとしてみればちょっと理解できないその時代背景があります。  いわゆる上流社会の女性なのですが・・この設定は苦手だなぁ。  でもつがいの鳥を籠に入れて男性(弁護士)に届けに行かなければ話しははじまらない。  陸の孤島のような男性の家の家族には父はいません。  気難しい母と男性と都市の離れた妹、そして近所に昔の彼女・・  人物は限られており母親役のジェシカおばさんが怖くもいい味です。  私は最初この母が息子を溺愛するあまりに鳥を差し向けているんだと思いましたから。  かなり人間ドラマは優秀でして、特に女性が母親は離別で環境がどことなく似ている。  今ではよくあるパニックものには離婚(離別)がつきものというお手本で、  エンディングあたりにはちょっと感情移入してしまいました。   さてこの古き良き作品に目新しいところを探すのはあら探しになってしまいます。  爆発炎上シーンなどは違和感さえ感じるくらいこの時代にしては今風です。  私がこれは・・と思ったシーンは静と動のシーンです。  ほとんどの方が感心すると思われる(ジャングルジム)のシーンは静です。  そしてエンディングは地雷を踏むような静の恐怖。  動とは、電話ボックス襲撃と屋根裏の襲撃シーン。  でもやはり静の描写のほうがなぜか動かないのに動くであろう恐怖感があります。  「裏窓」でうまいなぁと思いましたが、この作品も予測させるシーンがたくさんあり、  落ち着いて観られる作品を作るんだなぁと感心しました。  さて・・気になるのは「ゾンビ」のエンディングのようなあやふやなオチですが・・    あそこでちょん切られると後のことまで考えて後味が悪い。  これを狙ったんでしょうねたぶん。考えながら納得。    あとカメラワークですがまだあまりたくさん観ていないのですが、  天井を抜いて上から撮る今では当たり前な手法、  同時代の他の映画と比べるとそれがいかにこの監督のものかがわかる。  それと地平線や水平線などとにかく線を真ん中に持ってくる。  どういう効果があるのかまだ疑問ですが面白い構図ではあります。  最後に気になって仕方がないのは登場人物よりも、  あのつがいの鳥ですね。  あれはいったいなんだったのでしょうか??  暴れもせずかわいいだけなのですが不幸を呼ぶ鳥にしか見えなかった。 
アルメイダさん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:25:54)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 210人
平均点数 6.27点
000.00%
120.95%
241.90%
362.86%
4178.10%
53114.76%
64621.90%
76129.05%
82712.86%
9146.67%
1020.95%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.93点 Review15人
2 ストーリー評価 6.22点 Review18人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review18人
4 音楽評価 6.41点 Review12人
5 感泣評価 3.33点 Review6人
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【アカデミー賞 情報】

1963年 36回
視覚効果賞 候補(ノミネート) 

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