107.《ネタバレ》 前から気になっていたんだけど、もう書いちゃおう。警視庁にキャリアの課長がいるのは捜査二課と四課。キャリアの管理官がいる部署(例えば二課)もあるが、警視であって、警視正ではないし、もっと若い(せいぜい30代)。警視正は警視庁では部長格で、捜査指揮を執ることはない。警視庁副総監と警察庁次長は職位ランクが3つ4つは違う。だから権力闘争をやることはあり得ない。逮捕したら嫌疑不十分以外では起訴されるまで通常は保釈されない。若い巡査が殺人を犯した可能性があったら監察室が出てきて、なるべく内輪で処理する。白昼、あんなに大勢で追跡することはあり得ない。追跡中の容疑者が交通事故に遭ったことが特別公務員暴行うんたら罪になり、キャリアが逮捕されるのなら、キャリアの首がいくつあっても足らん。告訴した事件を東京地検があれだけ簡単に事件にしてくれるなら、今の世の中、もっとましになってますよ。あのエセ人権派の東大弁護士軍団といい(あそこまでやると、正統な「人権派弁護士」に対する悪質な攻撃にすら思える)、すべてがステレオタイプで陳腐。警察の裏金問題とか、政治家との関係とか、どうせやるならもっと深い脚本は書けないのだろうか。もうリアリティの「リ」も感じられなかった。 【しまうま】さん [映画館(吹替)] 2点(2005-09-26 00:12:45) (良:2票) |
《改行表示》106.《ネタバレ》 超モダーンな湾岸署(画面には登場していないが)に対してスチームパンクな新宿北署の雰囲気など絵作りはなかなか凝っていてそれなりに楽しめた、でもあの刑事達はちょっとやりすぎかな?特に哀川翔のキャラが前作「真下」の寺島進とカブっているのが気になった、グラサンはまぁ許せるけどドカジャンちょっと安易かな。 ストーリーはそれなりに楽しめたが、ラストのオチはちょっとなぁ、公安ってガメラ2のウルティメイトプラズマ並の破壊力ですね。(笑)それはそーと「和久さんも心配している・・」っていうセリフで泣きそうになってしまった。 【るね】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-09-04 02:11:41) (良:1票) |
《改行表示》105.《ネタバレ》 正直“散々”な映画になってしまっていると思う。脚本家としての君塚良一の力量は認めるが、ここにきて何故監督をもやろうとしてしまうのか。いくらこれまでの「踊る~」シリーズから一線を画す作品だと言っても、やはり基本的な部分での統一感は持たせるべきではないのか。これまでのシリーズの特徴であった、ある種“会社的”な警察署のリアリティは消えうせ、チープで雑多なディティールに終始してしまったのは何故なのだろう。警察官らの言動までもが、あまりに雑過ぎて、本当に「踊る~」を書いてきたのはこの脚本家なのかと疑問に思えるほどだ。 そして、結局最も致命的なのは、“室井慎次を<容疑者>にしてしまった”ことに他ならない。もちろん、彼自身にはほとんど非は無く、最終的に再び警察へ戻るわけだが、ハッキリ言ってもう彼は“警視総監”になることはない。警察官僚の醜い出世争いに巻き込まれたにせよ、金の亡者の陰謀に振り回されたにせよ、事実として逮捕され容疑者となり、辞職ギリギリまで追い込まれた人間が、今後“警察”という組織のトップに上り詰めるなんてことがあるわけないではないか。 それは詰まるところ、これまでのシリーズで核として描き続けられてきた“青島との約束”を完全に断ち切ってしまったことに他ならない。 大体、この物語は一体何を描いているのだ。ことごとく中途半端な登場人物たちに囲まれ、散々もったいぶった上にチープ過ぎる陰謀と、醜い出世争いにあからさまに巻き込まれ、結果的にすべての貧乏くじを室井慎次一人が背負った格好になってしまった。室井の言動・明かされる過去は、主人公らしいと言えばらしい。が、そのキャラクターが、蓄積された人気シリーズの上に成り立っている以上、シリーズ上での“鉄則”を忘れてもらっては、ファンは落胆するばかりだ。 製作サイドは、ドラマ時代から通じて、今シリーズを巧く展開させ発展させてきたと思う。興行的なものを見ても、本当に見事だと思う。「交渉人~」はまだ良かった。あれは本当に脇役であった真下正義のその後の物語だし、何よりエンターテイメントに徹していた。しかし、遂に調子に乗りすぎ、ファンにとってあまりに酷い終末を見せてしまったのではないか。室井慎次は、シリーズにおいて脇役ではない。主人公青島と表裏一体の準主役である。言うなれば、最もピンで主人公にしてはならないキャラクターだったのかもしれない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 0点(2005-09-01 17:28:52) (良:1票) |
104.《ネタバレ》 先に言っときますが、私はかなりコアな踊るファンです。期待値が大きすぎたせいかもしれませんが、落胆は隠せません。脚本家がメガホン取るとこういうことになるんだなって分かりました。新宿を再現した!って威張ってみたところで、アラが目立ちすぎです。道路がもの凄く新品。交通標識がしょぼい。羽田空港と車窓のシーンくらいちゃんと撮りましょうよ。合成なのが見え見えで悲しくなりました。カット割りも納得できないし、ストーリー展開も冗長です。ラストのdelayシーンは不要では?ありえない展開、ありえない状況。和久さんや青島君をああいう言い方で登場させないで欲しかった。まだ真下の時の方がスマートでしたよ。「アノ人何考えてるだろう」には笑いましたもの。踊るとのリンクも一生懸命探しましたが、東北弁と最初の空撮くらいしか分かりませんでした。いつも出す人達を出して欲しかったな。無理矢理「潜水艦事件」とか「台場役員殺人事件」を出されてもねえ・・。哀川翔の台詞は何言ってるのか分からないし、八嶋智人のキャラが意味不明。訴訟マニアなのかと思ったらただの金の猛者??でも実は室井さんの彼女の話では不覚にも涙してしまったので、その演技力に敬意を表して5点です。(踊るマニアだからこその辛口なのかもしれません。) 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 5点(2005-08-27 22:49:05) (良:1票) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 東京のとあるバーの入口で、男性が死んだ状態で倒れていた。ある警察官が容疑者としてあがり取り調べが行われるが、その最中に彼が突然逃亡。大勢の刑事が必死に追うものの、警察官は飛び出してきた車に轢かれて亡くなってしまう。彼に対して違法な取り調べが行われていた容疑で、その責任者であった本作の主人公・室井が逮捕される。その背後には警視庁と警察庁の権力争いがあった…。 これまで『踊る大捜査線』にはほとんど触れたことがなかったが、2024年10月にテレビドラマ版の再放送があり、それと並行するように『THE MOVIE』『同2』『同3』・本作もノーカット放送された。かなりの話題作だったから観てみようかという好奇心に、今後はこんな機会もほぼないだろうという気持ちが重なり、よく似た立場の妻とテレビ版全話および『THE MOVIE』『同2』を視聴、その次の日に本作を視聴したのだった。 真面目で無口、堅物な室井の性質や性格を反映してか、『踊る大捜査線』のスピンオフとは思えないほどの暗いトーンで物語が進む。フィルムの色味も演出も固くて重苦しく、シーンによってはまるでドキュメンタリーのようでもある。警視庁と警察庁の静かな争いは舞台劇のようでありながらどこか生々しい。陰影を多用した演出はインパクトこそあるがリアリティに欠ける側面もあり、まるでATG映画を観ているようだ。どこか飄々とした雰囲気を持つこれまでのシリーズを観てきた者からするとかなりの違和感があり、当時、『踊る~』シリーズだと思って映画館に行った人はかなり面食らったんじゃないだろうか。 また、陰鬱な描写を積み重ね、やたら粘っこく物語が進んだわりに、事件そのものはシンプルであっさりと終了。拍子抜けの感があった。 ところで、本作の視聴後に強く感じたのは、本シリーズの魅力は、キャスティングそのものや、彼らにつけた演出によるものが大きかったのだということだ。 室井はもともと不器用だが、本作では物語の中心となるためか、その不器用さや無口っぷりが前に出過ぎてしまい、物語を停滞させてしまっている。彼の険しい顔も、これまでのシリーズにはものまねタレントがよく真似をするような剽軽さのようなものがあったが、今回はひたすら仏頂面なだけで表情のバリエーションが乏しく、感情移入しにくい。そもそも、いわれのない罪に問われている人間があれほど落ち着いていられるのだろうか。 主要な刑事を演じた哀川翔の甲高い声は聞き取りにくく、おそらく視聴者の気持ちをもっとも代弁していたであろう彼の言葉がはっきりと聞こえないのは致命的だったように思える。 田中麗奈演ずる弁護士は、走り方が不格好で話し方にも品がなく、およそ弁護士らしくない。本作のミスキャストナンバーワンだろう。 本作の拾い物は、桜井杏子を演じた木内晶子だろうか。一見おとなしく聡明そうだが、口を開かせたらただの身勝手なバ○だったという役はとても気味悪く、そして恐ろしく感じた。本作で彼女の印象が固定されてしまったのではと余計な心配までしてしまったくらいだ。 【はあ】さん [地上波(邦画)] 3点(2024-10-28 13:04:59) |
《改行表示》102.シリーズを通して観ている人ならある程度楽しめると思います。 個人的には田中麗奈さんが役に合ってなかったかな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-09-23 16:27:04) |
《改行表示》101.『交渉人 真下正義』が「動」なら、本作『容疑者 室井慎次』は「静」。スピンオフ2作品を対照的に製作したということなのかも知れませんが、どうしてもコチラの方が印象が薄くなります。 冒頭の空撮でちょっとワクワクして、さあこれから何が起きるんだろう、と期待してしまうのですが、やや動きの乏しい物語。 事件は会議室で起きてるんじゃない現場で起きてるんだあっ、という観点からすると、どっちかというと会議室側の人間をタイトルに持ってきたこれら2作品。本作はギバちゃんにフォーカスされている、その一方で、彼をサポートする役割の人間として哀川翔が登場し、2人が並んでるのを見ると、「おっこれは一世風靡セピアじゃないの」とは思うんですけれども。だったらもうちょっと哀川翔には暴れ回って欲しかったなあ、と。 本作ではむしろ、初代なっちゃんこと、田中麗奈が、重要な役割を果たしてます。もう、彼女が本作の主人公と言っちゃってもいいんじゃないですかね。オジサンたちに代わって、彼女が走り回ってみせ、映画に動きを与えます。もうちょっとカッチョ良く走ってくれると、なお良かったんですが。 八嶋智人演じる弁護士のイヤらしさ以外になかなか盛り上がるポイントが無いのが、ちょっと寂しいんですけれども、都会を舞台にした作品ながら「風」や「雨」を積極的に取り入れているのは、印象的でした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-29 20:30:40) |
100.《ネタバレ》 派閥争いとか好きです。正義が勝って良かった。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-01-10 21:35:54) |
《改行表示》99.本家の踊る大捜査線は好きだけど、これは…。 最後までたいして盛り上がらず。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 3点(2012-12-31 00:27:18) |
98.《ネタバレ》 本流の踊る~とはまったくの別ものの映画に感じました。せっかく主役なのに室井慎次が何一つ活躍する場面がないのはいかがなものでしょうか。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-11-25 18:20:47) |
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《改行表示》97.結局自分ではなんにもしてない主人公。容疑者って、あんなんでいきなり逮捕されるのか? 低評価がなっとくの一本。これ以上特に感想なし。 |
96.《ネタバレ》 意外に良かった 踊る~の本編よりよっぽど(特に2)いいと思ったんだけどな まぁ冒頭から「え?」的なことあったけど(派出所で取り調べ!?、でもって脱走、大量の追いかける刑事?) でもムカツク弁護士軍団あたりは 法を逆手にとり悪事を働いてそうでホントいそうな人たち 今回は室井慎次という「正義と勇気」を持った信念の人を描いた内容で、室井を演じる柳葉敏郎のシブい演技が良かった(哀川翔兄貴もGood) やっと踊る1・2、交渉人と本作まで観た訳だが、よくよく考えてみれば踊る~本編のあの浮ついた雰囲気が決定的にワタシに合わないんだな と今回再確認した次第でありまして 逆にこのテの(皆様には不評な)重い方がいいんでしょうね 願わくば登場人物が多すぎて話しに付いていけないのをもうちょっと分かりやすく&ラストにもう一つインパクト欲しかったかな しかしなんで近年の邦画って人いっぱい出しゃぁいいだろ~になってしまうんだろ ほんと不思議デス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-02 10:46:19) |
【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-01-01 00:16:58) |
94.何がしたい映画なんだ?こんな不快になる映画も珍しい。 【kure】さん [地上波(邦画)] 1点(2010-08-02 06:55:18) |
93.現場用語使ったりして実際の現場感をだすのがドラマ版踊るの魅力だけど、この作品って脚色いき過ぎた弁護師団官僚組織、あまりにやりすぎ。ドン引きしてしまう。2時間ドラマなら受け入れられるとしても、映画にするとなったらどうか。踊るの看板なしで単体でも成立する演出にしてもらわないと。ある意味踊るの主役でもある室井のアナザストーリーとして哀しいばかり。この映画版になった一連シリーズ、悪役や犯人側がどうにも制作側に悪意のあるキャラ設定演出がなされているとしか思えない。真矢は今作で、八嶋も次作フォローしてるのがそれまたどうだかねえ。木内晶子も可哀相だよ。女優としての評価おとしちゃうよ。あまりに八嶋とその取り巻き(吹越除く)に気分が悪くなったんでこの点数。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-08-01 11:05:55) |
92.《ネタバレ》 イヤミったらしい憎まれ役ばっか登場させる映画が嫌い。これは典型的な作品でした。。事件そのものは激しくつまらない内容でしたし、しょうない加害者のお陰で一気に映画の質も落ちた感じ。だからこそ正義を貫く室井慎次が光ったとも受け取れますけど。 【ライトニングボルト】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2010-07-31 23:20:26) |
《改行表示》91.テレビでやっててみたことを忘れてまたみた 人は忘れたいものを忘れるようにできている でも、3度観はごめんだからこうしてレビューする 観れば観るほどどんどん悪くなる 終盤にかけてどんどん悪くなる 崩れるのはあっとゆーま パーツはよくても 逆にパーツの色が濃いからか、うまくパズルに入らない そんな映画 終盤に向けてピースが合わないのがわかってくる わかっちゃいるけど組みなおさなかったのかな 映画を作るのはすごく大変で世に出ただけでも価値があると思う ただ、個人的意見として一言だけ アホぅ 【おでんの卵】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-07-31 23:11:08) |
90.《ネタバレ》 殺人犯が判明するプロセスが抜けているので、ミステリーとしては評価できない。ここが最大の欠点。警察内の権力争いに力点を置いているが、この点において結局は何の進展もなく、中途半端。室井慎次という人間を描けているかといえば、恋人のエピソードくらいしか出てこない。逮捕されたら普通家族が出てくるんだけど。この人、孤児?恋人だけど、あの状況で自殺はないでしょ。難病、不治の恋人のため、学校やめて看病、ハァー?それをやめさせるために自殺?ありえません。それにこの人、不自然なほど無口。もっと自分を弁護しようよ。守るべき警察のためにもね。それにしても警察幹部の弁護士が新人女一人だけなのは何故?後で老弁護士が加わったけど、役立たず仕舞。冒頭、巡査が殺人の容疑者として取り調べを受けているが、その容疑の根拠が示されていない。脚本の手抜きですか?その取り調べが36時間連続で、しかも交番に大勢の刑事が押し掛けてみんなで公開尋問している。なんてシュールなんでしょうか。脚本家はド素人だね。殺人依頼の少女は高校生?夜の学校に行くのは何故?二股交際が面倒くさいから交際者の一人を殺人?巡査はどうしてだれが犯人で、少女が依頼者と知ったのだろうか?知ってたからかばったんだよね。悪徳弁護士は室井に取引をもちかけているが、どうして?告訴を取り下げて何の得があるのか?重いテーマの映画だが、こんな疑問だらけな脚本で感動を得られるはずがありません。エンディングの二人の会話も意味不明でした。二人に愛情が芽生えたのでしょうか?というか、悪徳弁護士は違法取引で懲戒免職になったのか、そっちの方が気になるんですけど。この脚本家を容疑者として調べたい。 【よしのぶ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-05-08 08:05:43) |
89.シリアスものかと思わせておいて随所に小ネタを挟んできて、やっぱり「踊る」シリーズのあの軽い感じをやりたいのかと、どっちつかず感に終わった感じ。雰囲気はいいのになんか惜しいなあ。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-01-08 04:00:16) |
《改行表示》88.シリアス路線ということで期待していたのだけれど・・ あまり感情移入出来ないストーリーだった。 哀川翔の出演している他の作品を観たことが無いが、こんなに演技力の無い俳優なのか。。? 【おーる】さん [地上波(邦画)] 3点(2009-02-26 06:16:57) |