61.《ネタバレ》 題材的に動物モノという安全パイのように見えながら、実際は作品的にたっぷりと難しい問題を抱え込んでしまっている映画でした。まずニューヨーカーな動物が野生で生きていくということをどう捉えるのかという問題、それから本来草食動物と肉食動物が仲良くしている不自然さをどう考えるのかという問題。その両方の問題を描きながらもちゃんとしたケリを付けずに放り出しちゃったような印象。それぞれの結論は「仲間がいれば大丈夫」と「魚食べりゃいいじゃん」。なんてぇ激甘娯楽映画逃げなんだぁ。アイディアは面白かっただけに、着地点がそんなトコでいいんかい?って感じでした。なんだかハイテンションでウザいキャラばかりだし、ハッとするような美しいCGはあるけれど、リアリズムとデフォルメの調和が取れてない気がするし。どうもドリームワークスブランドのアニメは毎回ピンと来ません。それに、アメリカ産アニメに総じて言えるのですが、今回も世界が狭すぎな感じ。ニューヨークを飛び出して海に出てマダガスカルに辿り着く、という巨大スケールなのに、実際に展開する舞台の範囲はちょぼちょぼ。マダガスカルじゃ、原住生物はおサルとハイエナみたいなヤツだけの社会で、他の動物はちょこっと出てくるだけの、全く蚊帳の外状態ですからねぇ。カワイイキャラがちょこちょこと出てくるたびにガボーっと喰われてしまう、っていうブラックな展開の部分、あそここそが本来のこの映画の本質であるべきなんじゃないかな、とは思うんですが、そりゃ子供向けアニメじゃキツ過ぎですか・・・。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 00:46:18) (良:2票) |
《改行表示》60.《ネタバレ》 当時かなり子供向けっぽかったので見るのを敬遠していました。でもどんどんシリーズ化されていくので、『もしかして面白いのか?このままその面白さを知らずに人生終わっていいのか?』との思いに駆られ見てみることに。淡い期待はありました。結果、あんま、いや結構つまらなかった・・・。 まずマーティがちょっと気に入らない。マーティーは草食だからいいでしょうけど、アレックスは肉食。マーティのせいで2日もご飯食べられずフラフラ。それなのにマーティーは『お前はアレックスだろう。キングだろう。』の精神論一点張り頑張らせようとする。目くじら立てるような映画でないことはわかっています。これは、え・い・が。あ・に・め。でもなんかマーティの無神経さがカンに障っちゃったんです。 徐々にアレックスが野生に目覚めていく過程は面白い。ですが結局その野生を克服するのもアレックスの心ひとつ。何だかなあという醒めた目で見ちゃいます。 で、巷でとても評判良いのがペンギンズ。そして私がちょっとついていけなかったのもペンギンズ。いや、そのキャラクター自体は好きですよ。動物の擬人化だって今や当たり前ですから気になりません。やたら交通アクセスに詳しいキリンなんて楽しいじゃないですか。 でもね、ペンギンたちの貨物船乗っ取りは、やはりいくらなんでもやりすぎじゃないかと思っちゃうわけですよ。それがOKならなんでもアリになってしまう。ギリギリ許容できる範囲を超えてしまっている気がするのです。 まあでもシリーズ化されるほどの人気の秘密を知りたいので、続編も見てみることにします。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-04-21 02:50:15) (良:1票) |
《改行表示》59.《ネタバレ》 ライオン・シマウマ・カバ・キリンのわずか4組が主役だが、それぞれが個性を発揮していて、序盤の駆け出しはとても面白く、笑いどころも多い。動物園を脱走するというありきたりな展開においても、ここまで娯楽を味わえるとは評価が高い。 肝心のマダガスカルに到着してからはやや笑いもテンポも失速。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-01-11 06:24:59) (良:1票) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 ジェフリー・カッツェンバーグ。ディズニー映画が一番ダメダメだった時期に同社映画部門長に就任し、『美女と野獣』や『ライオン・キング』といった大ヒット作の製作や、後に金の卵を産むガチョウとなったピクサー社との業務提携によって部門を立て直したものの、当時のCEOマイケル・アイズナーと対立してディズニーを追い出された人物です。そんなカッツェンバーグがディズニー退社後に心血を注いだのがドリームワークスSKGの設立だったという経緯もあってか、ドリームワークスアニメ部門が生み出す作品は王道に対して斜めに構えたものが多く、特にディズニーアニメに対する露骨な批判を見て取れることが大きな特徴となっていました(最近ではその傾向は薄まっていますが)。 本作も同じく。種族を問わず動物が仲良くしているというアニメでは定番のファンタジーに疑問を呈し、「肉食動物と草食動物が友達なんてありえるか」という姿勢で製作されています。『ライオン・キング』を製作した張本人が、同じく『ライオン・キング』を手掛けた作曲家ハンス・ジマーを使ってアニメ界では禁断のネタに踏み込んでおり、なかなか意欲的なテーマを扱っているものだと感心させられました。 ただし、せっかくのネタふりに対して作品は明確な結論を出せておらず、魚を食べて飢えを紛らわせることでライオンとシマウマがお友達に戻るという、何の根本解決にもなっていない残念な終わり方をします。また、娯楽作としての一山も作れておらず、地元の肉食獣フォッサとの軽い追っかけだけで映画は終了。思わず「え、これで終わり」と声を出してしまいました。ディズニー映画なら食い入るように見るうちの子供たちも本作には途中で飽きる始末であり、子供騙しにもなっていない内容にはガッカリでした。 救いだったのは、日本語吹き替えの質が高かったことです。私はタレント吹き替えには否定的なのですが、本作は適材適所のキャスティングがなされていたことと(玉木宏と柳沢信吾を組ませるなんて誰が思いつく?)、徹底的にタレントのみで固めることでキャスト間の力量差を作っていないことから(批判を受けるタレント吹き替えは、プロの声優の隣で素人同然のタレントが喋るために違和感を大きくしている)、タレント吹き替えの成功例となっています。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-07-14 12:07:14) (良:1票) |
《改行表示》57.無駄なハイテンションと大げさすぎるアクションには正直ついていけないけれど、動物園から脱出を企てて漂流のすえマダガスカルにいたるという展開は悪くなかった。 それでもマダカルカルについてからのストーリーはこれといって見どころはなく残念。もっと世界観を広げてほしかった。 【mhiro】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-12-29 07:48:11) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 「野生動物は大自然の中で自由に生きるのが一番幸せ」は人間の思い込み。幸せのかたちは様々。都会育ちの4匹にとっては、自由は無くても快適な暮らしが保障された動物園こそが楽園だったのでしょうか。“生まれ”より“育ち”が勝るのは分かります。ただ、自由至上主義に思えるアメリカの(それも子供向け)映画で、こういった価値観が示されるとは意外でした。この手の動物作品で懸案となる“食”について“肉じゃなくて魚を食べればいいじゃない”という解決策を出したのは、力技ながらも一応評価できます。個人的にはぬるいと思いますが、本作の性質上、落とし所としてはしょうがないかと。でも魚に人格が無いのに、蜘蛛にキャラ付けしてしまうのはマズイ。仕事が雑だったと思います。一方CGは上質です。特に水の表現は凄い。動物の動きはコミカル且つダイナミックですが、“動かされている”という印象。見た目は派出なのに、画に惹きが無い。バタバタする新米芸人の動きみたいです。デフォルメも過ぎると逆に淡白に感じます。もっとも子供はホント動くものに弱いので、これで正解なのかもしれません。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-01 18:14:44) (良:1票) |
55.友人にペンギンズが最高だからと薦められ、見てみたら思いのほか楽しめました。好きです。What a wonderful worldのところ泣きそうになったし。アレックスは気の毒。ハイエナ食べちゃえばいいのにってずっと思いながら見てました。 【てんぷらうどん】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-07-05 21:54:53) (良:1票) |
54.キャラクターのデザイン・設定は流石に手馴れたもの。(日本語の「アニメ」ではなく)カートゥーンの雰囲気をちゃんと3Dに起こしてあるし、それぞれの性格分けも的を射てる。全編に仕掛けられた大量の映画パロディも、ベタながらそれなりに楽しませてくれる。そして前半は充分面白い。しかし物語の本題である筈の、マダガスカルに流れ着いてからがあんまり面白くない、つーか、あっさりし過ぎ。主人公一行のサヴァイヴァルや文明と自然のギャップ等がそれほど描かれず、キツネザル達にも未開度が足りない。「この素晴らしき世界」をBGMに、自然界の掟「弱肉強食」を見せたシーンが本作最大の「毒」でした。文明社会も資本主義というイデオロギーの元では、弱肉強食であることに変わりはないんですけどね…、5点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-24 00:05:09) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 やっぱり、アニメは吹き替えの方が楽しめます☆エリック・ダーネル監督の前作「アンツ」よりは良作。メインキャラより脇役のペンギン、サル、メガネザルの子供・・・など個性溢れるキャラが魅力☆それとキリンのメルヴィンも笑える。さすが映像は綺麗でしたし、序盤の音楽も素敵でした。ライオンが動物は食べれないけど、魚は平気という考え方は子供の教育にはマイナスかと思う。この作品を見てプラスになったことは野生で暮らすよりも動物園で暮らす方が断然、幸せということに納得したこと。ペンギンが南極に上陸した時のセリフはツボでした。やっぱ外敵はいないし、食事や掃除などの身の回りの世話も飼育員がしてくれる。それに仲間も居てるし、温度設定までしてくれる。動物にとっては幸せかと思う☆ただ、動物園の場所にもよりますが・・・。少なくともこの前行ってきた白浜アドベンチャー・ワールドのペンギン達は幸せそうに見えました☆ 【マーク・ハント】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-12-12 23:04:18) (良:1票) |
52.巻頭の音楽は「野生のエルザ」、途中に「ニューヨーク、ニューヨーク」とか、名前は思い出せないけれど超有名な映画音楽があったりでレトロ派の人間にはたまらないです。ナショナル・ジオグラフィック(教育番組)のテーマなんてアメリカの外に住んでる人にはわかるのかな、なんて思いましたが、アニメ映像は華やかだし、自然についてちょっと考えさせるテーマもよし、ニューヨークの五番街や駅のシーンなんて、ニューヨーカーが見たら「あちゃー!!!」なんて言いたくなるほどリアルなんですよ。すごく楽しかったです。 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-06 00:16:49) (良:1票) |
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51.なかなかgood。面白かった。CGも更に進歩してマダガスカル島の空と海きれいです。ペンギンは、同時期に観た皇帝ペンギンよりも遥かに面白い。(彼ら南極にせっかく着いたのに...。)映画館は子供たちの笑いがいっぱい。CGアニメはこうでなくっちゃ。 【杜子春】さん [映画館(吹替)] 6点(2005-08-18 20:14:10) (良:1票) |
50.《ネタバレ》 途中に退屈なシーンがあったり、アメリカのジョークがいま一つわかりにくかったり、日本人にはかわいく感じられないキャラクターとか、いくらでもケチはつけられますが、安心して子どもに見せられる映画でした。テンポよく繰り出されるギャグの連発に9歳の息子は大ウケ。設定やストーリーに無理があるのはご愛嬌。細かいところに目くじら立てずに見る映画です。最初のほうで別れたペンギンたち、いつか出てくるだろうと思っていたけど、「そう来るか~」と意表をつかれました。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-11-26 09:03:20) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 先日観た映画の予告編でぶっ飛んだ^ ^ペンギンズ!面白そう(≧∇≦) なーるほど、マダガスカルという映画からのスピンオフでペンギンズってとっても人気あるのね!という事でとりあえず最初から観なきゃと思いDVD鑑賞と相成りましたm(_ _)m ニューヨークの動物園で大人気のライオンさん。親友のシマウマさん。同じく親友のカバさんとキリンさん。 ある日シマウマさんが「野生」に憧れて動物園を脱走、ライオンさんたちはシマウマさんを連れて帰ろうと奮闘するのですが逮捕?捕獲(^_^;)?アフリカに送られることに。そこから逃げ出したみんなはダンス好きの動物に溢れたマダガスカルに…。 肉食動物と草食動物の共存なんてテーマはどうでもいいな。ただただ友情の物語でいいのでは(^O^)/ それにしてもペンギンさんズ、確実に異色を放ってましたね^ ^おサルさんもそんな感じだったんですが、ペンギンさんズの方が出番が多い分インパクト大^ ^ 人間さんの船をジャックして南極に到達したペンギンさんズ^ ^マダガスカルで日焼けしようとするペンギンさんズ。いいねえ!スピンオフも納得。 【JF】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-11-24 23:07:46) |
48.最初は角ばったキャラデザインに違和感を感じながらも、見ていく過程で気にならなくなり、最後はなかなかの後味だった。でもメインより脇のペンギンの方が印象深い。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-06-17 15:17:40) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 終始楽しい雰囲気ではあるが、これと言って見せ場がない。 弱肉強食と童話が共存できるかという、深いところまで行きそうで行かずに、あっさり終わっちゃったのは残念。 ペンギンカッコイイ! 【すべから】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-12-15 11:05:45) |
46.ストーリーがない。ドリームワークス<ピクサーの感想が否めない。 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-07-06 13:18:26) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 キャラは完全に子供向けながら大人も無理なく楽しめるのは、完全擬人化された動物を、動物園で飼いならされた動物にして大きな違和感を感じさせないシナリオの妙。 フルCGもなかなかのクオリティで、動物の擬人化以外には架空のものは一切出てこないにもかかわらず、本物に近づけるだけでなく、本物ではありえない動きやアングルを多用することで、本物以上にインパクトのある映像に仕上げられている。 【nobo7】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-07-01 02:05:58) |
《改行表示》44.2を見てからこれを見たのだが、率直な意見あまり面白くなかった。2では音楽とセリフの言い回しなど絶妙にマッチしていたが、本作はなんだか中途半端。 私の場合2に限る。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-08-19 17:05:41) |
【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2009-04-29 15:22:39) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 「都会の動物園で飼いならされた動物が自然に帰されたら」というテーマで 描くアドベンチャーもの。ぬるま湯育ちの動物たちには危険が一杯。 アレックスの存在は用心棒としての配役としては必要だったのですが、 一方で友達を食べたくなるという葛藤もしっかり描いていてかなりシビアですね。 友情が欲望を乗り越え、肉食も魚で代用して解決というのも子供向けとしてはいい終わり方だと思いました。あくまで子供向けとして気楽に見る分にはよいのではないでしょうか。 不満があるとすれば、せっかくの異文化にいっても交流するよりも仲間内でほぼ完結してしまったことでしょうか。おそらく2で展開していくんでしょうね。 【飴おじさん】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-04-25 12:05:41) |