50.《ネタバレ》 劇中でチャーリーが1人でやっているゲーム「ワンダと巨像」。このゲームは主人公が、夭折した大切な恋人を生き返らせるために巨像を倒す、というストーリーです。ゲームでは巨像を倒すたびに「大切な人が生き返る」という願いが次第に実現されますが、現実の世界では、テロで亡くなったチャーリーの家族は決して生き返ることはありません。そんな、ゲームの中の世界と現実の世界の対比に切なくなりました。また、「ワンダと巨像」では、巨像に「掴まる」という操作が重要で、これをしないと巨像から落っこちてしまいます。チャーリーがゲームの中で巨像に「掴まる」というコマンドそのものが、現実の世界で見えない何かに必死に掴まることの暗示のようで興味深く観ることができました。良作です。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-28 02:21:47) (良:3票) |
49.《ネタバレ》 ドンチードルとアダムサンドラーのコンビが良い。2人がが再会したころのチャーリーの孤立感がうまく演出出来ていてそれゆえアランの力になりたいと思う気持ちも理解できるが、それ以上にアランのチャーリーに対する友達としての親しみを感じ、チャーリーの心を解きほぐしていく様子が自然に違和感なく描かれていた。初めて家族のこと事件の日のことを話した時は思わず感情が高ぶった。そしてその反動で警察沙汰になったチャーリーに謝るアランに感動した。彼のどんなことがあっても変わらぬ態度が変化の1歩を踏み出させたのだろうし、そこに真の友情を感じました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 23:01:11) (良:1票) |
48.主演の二人の演技が秀逸ですね。アダム・サンドラーはちゃんとすればかなりいい役者ですよね。ヒーローは似合わないですが。逆にリヴ・タイラーは存在感に欠ける気がします。別の助演女優に完全に食われてます。偶然にもレンタルして観たのが9・11でした。完全に偶然でした。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-29 22:14:35) (良:1票) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 幸せに満ちていた家庭を突然失った男の気持ちをアダムサンドラーという俳優が熱演しています。 その悲しみは深く、苦しく、周りの者のどんな言葉も思いもはねのけてしまう。 親友、知人らの彼を癒したい、救いたいという気持ちが余計にチャーリーを追いつめてしまうシーンは見ていて辛かった。 誰も彼を今すぐ救うことは出来ない。 けれど、彼を思う人たち。その存在がこれからのチャーリーを支えている。 そしてまた、チャーリーの存在に親友アランの気持ちが癒されていく。自分らしさを取り戻すきっかけになる。 お互いの繋がりの深さがとても温かく、静かで、ゆっくりと 光のある場所を見つけようとしている2人それぞれに希望を感じました。 もう1度ゆっくり見てみたいです。 【nacky】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-14 13:51:44) (良:1票) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 実はドン・チードル氏が生理的にダメなのです。ですが、アダム・サンドラーのこういった役が好きなので思わず手にとってしまいました。良かったですね。運転してる車を降りてまで名前を呼ぶ彼らの姿にルームメートだった昔の彼らの結びつきの強さが表れてます。それぞれ歳を重ねていくにつれ、人はいろいろ傷ついていきます。だけど、失うものもなく、怖いもの知らずの若い頃だったら出来る事も、社会的地位や家族を持つとありのままの姿を出すことができなくなったりするので、昔の自分しか知らない友人と過ごす時間がとても心地良いってこととか、9.11関係なく誰でもありそうで共感できました。何か解決したようで解決できてない終わり方も、消化不良ではなく、暖かい気分にさせてくれました。 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-04 15:42:25) (良:1票) |
45.妻子を失い、悲しみでボロボロになってしまった男を演じる、アダム・サンドラーの哀愁が半端ない。展開の緩やかなストーリーながら、この男はどうなってしまうんだろうというその一点のみで集中を切らすことなく最後まで見終えてしまいました。安易な展開に逃げず、問題の難しさを痛感させられる正しく真面目な作品。悲しみは簡単じゃないんです。街並が奇麗です。ワンダと巨像がやりたくなります。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-15 23:32:06) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 非常に秀作の誉れ高く期待して観たのですが、個人的には今ひとつでした。よって4点です。すみません。9.11で家族を亡くし、その後偶然再会した大学時代のルームメイトによって再生する男の物語です。いつもはコメディ専門のアダム・サンドラーが病んでしまった男(チャーリー)を好演していたし、ドン・チードル(アラン)もその男を心配し思いやる大学時代の友人で今は歯科医として成功した男を自然な感じで演じていて好感が持てました。一見、チャーリーだけが再生するように見えますが、アラン自身も家族や仕事で悩みや行き詰まりを抱え、チャーリーとの関わりを通して自分自身も同時に再生されるというところがポイントなのでしょうね。確かに良い話ですし、いろいろ考えさせられる部分もありました。ところが、途中からチャーリーのいつまでたっても立ち直ろうとしない態度(おそらく病んでいるのでそう簡単には元には戻れないのでしょうけれど)ちょっとイライラしたし、それを献身的に支えようといい人過ぎるアランにも少し苛立ちを感じたりしました。また、数年ぶりに会った大学時代のクラスメートが何故ここまで親身になれるのかが今ひとつ見えませんでした。確かに9.11で家族を亡くした元ルームメイトをほっとけないということでしょうが、2人の過去の関係がどれほど深かったのかは描ききれていないので、その辺りがしっくりきませんでした。もちろんアメリカ製作の映画ですから、9.11の犠牲者への同情や扱いは格別のものがあります。しかし、中東でもアメリカの空爆等で家族を亡くし、同じように病んでしまった男もいるんだろうなとちょっとさめた目で見てしまう部分もありました。 |
43.《ネタバレ》 9・11で愛する家族を失ったチャーリー。彼は仕事を辞め一人アパートで暮らしていた。そんな彼の大学時代のルームメイト、アランが偶然NYの街中で彼を発見する。しかしチャーリーはアランを覚えていなかった。傷に触れないよう、思い出も記憶も生活も仕事も、過去に存在していたもの全て封印していたのだ。心を閉ざした象徴としていつもヘッドフォンをしていた。一方アランも自分の時間のない生活にうんざりしていた。アランは彼といることで変化のない生活から解放され「自分」という存在を強く意識できるようになっていた。過去から逃げる男と自分の存在価値を見出せない男。お互いが必要だった2人。アランは彼にセラピストに診てもらうよう勧め、あるセラピストの一言が彼の心を動かした。「誰かに話を聞いてもらうことが大切なの」それを聞いた彼は、アランにあの日の出来事を話し始めた。今まで封印していたものを紐解き、愛する家族のことを涙を流しながら丁寧に語り始めた。その晩彼は自殺を図ろうとした。記憶を紐解いてしまった為今度こそ現実逃避できなくなってしまった。精神病院に入れられ、入院が必要だという裁判にかけられる。彼は充分傷つき、悲しんだ。それでも仲たがいしていた義理父母に街ゆく女性達が妻や子供たちに見えると話した。写真がなくてもいつでも家族を思い出せることを。そして最後に義母の頬にキスをする。彼は分かっていた。娘を失った義理父母の悲しみを。一番分かり合えたであろう人達との喧嘩。それも彼を更に苦しめていた。彼は誰にも悲しみを打ち明けずにずっと一人で闘っていた。あの日を後悔しても愛する家族は戻らない。その和解を示すキス。傷つきボロボロなのに相手を思いやる彼の優しさ。彼を見守ってきたアラン、精神科医のアンジェラ、元親友のシュガーマン、管理人。彼の周りには友達と優しさが存在していた。そしてアランも妻と向き合うことを決める。チャーリーのお蔭で家族という大切な存在に感謝し自分を持つということの大切さも学んだのだ。チャーリー愛用の原付スクーターで家路へ急ぐアラン。冒頭の悲しさを背負ったチャーリーの背中と違い背筋が伸び生き生きとしたアランの背中。その背中に2人の未来の希望を見出すことができた。人は優しさによって生かされる。そして、その優しさが自分をも助けるのだ。 【えみ】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-19 23:55:43) (良:1票) |
42.《ネタバレ》 アダム・サンドラーという「役者」を初めて評価するに到った。物語もいい。おそらく劇場予告版で、音楽をヘッドフォンでききながら、完全に自分の世界の中で、夜中のニューヨークをスクーターで駆け抜ける、あのシーンでやられてしまって実際に劇場に足を運んだ人は多かったのではないか。期待のシーンは、すこし短かったけれど、やはり非常に美しい。911への言及はこの映画の良し悪しには関係ない。交通事故だろうかがなんだろうが、たまたまチャーリーをあのように追いやった原因を直近の実例に拠っただけのことである。問題は一度社会の<外>に出てしまった人間をどのようにして<社会>のなかに引き戻すのか、そもそも引き戻せるのか、引き戻すべきなのかという一連の問題である。チャーリーはチャーリーの時間を生きている、というあの判事のセリフは鳥肌ものである。上への直接的な答えは「誰も出せない」のこそが答えだ。関係するものたちはともにそれぞれの時間を生きることしかできない。そして、それでいい。うーむ、自分の生活、考えちゃいますなぁ。 【JUKE】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-15 08:53:09) (良:1票) |
41.9.11の被害者家族をテーマにした重い作品で、終止暗いイメージの映画でした。この辺は好みの問題になるのですが、私はあまり好きではありませんでした。これは、非常に難しいところで、日本でいうと東日本大震災の被害者家族がテーマの映画のようなもので、面白かったとはいいづらいし、よかったともいいづらい。考えさせられる映画というところでしょうか。アダムサンドラーが主演ということもあり、暗くなりすぎないというところを狙ったのかもしれませんが、見やすさはでるものの、感動とか、そういう感じにももっていけず、映画として正直微妙でした。なんで、どちらかというと、映画としての娯楽性(感動したり、面白かったり)というものを求めてみる映画ではないので見る場合は、その辺の覚悟が必要かと思います。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-10-06 17:53:44) |
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40.今までドンチードルの役柄はシリアスなものしか見たことなかったので、新鮮でした。1シーンになんとなくワンダと巨像というものをチョイスしたのはセンスあると思います 【カップリ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-28 01:28:33) |
39.《ネタバレ》 フェ○チオ女の登場が余計だった。もし彼女とうまく行ったとして、その後はどうなのか。不安定な人同士じゃ先行き不安・・・少々荒療治な気がした。あとわざわざ9.11じゃなくても飛行機事故や何か他の事故でもいい気がした。8点あげたかったけどこの2件で-1点。それ以外はとても感情移入して見てしまいました。アダム・サンドラーの作品は当たりハズレが激しいけれど、これは良かった。『ワンダと巨像』もう一度やりたいな。あと立ち乗りスクーターも夜の街で乗ってみたい。 何気に一番の存在感はドナルド・サザーランド、可笑しかった。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-11-15 00:11:24) |
38.《ネタバレ》 9.11事件で大きな損失、男の友情と悩める夫婦関係。美しい夜の街を立ち乗りミニスクーターで駆ける背中に漂う哀愁が印象的です。濁声を発する精神障害者の役がオハコのアダム・サンドラー主演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 23:36:48) |
37.大きな悲しみ苦しみを抱えた人間をこれほどまで見事に描いた映画を私は他に知らないです。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-15 01:51:20) |
36.ドン・チードルが出ているという理由だけで何気なく見たのですが、実にすばらしい作品でした。最初は「どうしてこんなヤツの世話を焼くのか」と疑問に思い、しだいに「こんなヤツが身近にいたらやっかいだな」苛立ちを覚え、しかし終盤になると「こんなヤツ」に肩入れし、再生を願わずにはいられなくなっていました。おそらく、制作者の術中に見事にハマったのでしょう。けっしてハッピーエンドではなく、かすかに希望を感じさせるだけで終わる点も、リアリティにあふれています。大きな事件・事故の当事者のみならず、それによって残された人々の哀しみに寄り添うことも重要なんだなと痛感させられます。まさに1000年の1度の大惨事を目の当たりにした後だけに。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-18 21:05:36) |
35.《ネタバレ》 別にあれなんですが、自分、アダムフェチでもなければ、サンドラーフェチでもないんですが、たまたま彼の作品ぶっ続けで見てしまった もしも昨日が選べたらの直後。ところがどうして、彼の頭、今回、髪の毛ふさふさですやん アダムと言えばオバマ氏のような頭イメージだったのに。 もはやアダムでもなければサンドラーでもないような あなたダレ的な?? でも見てくれ的にはコチラのほうがいいですよね 今風で。うらまやしいぞな イイ男。こんなアダモも悪くない ‥ アダモじゃなかったアダムでし。 そんなこんなで気になったこと数点、9・11でお亡くなりになった方の遺族様、一体政府からはどんだけ巨額の賠償金が支払われているんだ 金額については自分等部外者の者がああだこうだと言うのはフェアじゃないでしょうけど、人間働く意欲を無くしてしまっちゃ長い人生息苦しくなってしまうでしょうに、 まあ彼の場合、自分以外の家族を一気に全員失ってしまったからという精神的苦痛は計り知れない事でしょうが、(それはそれ ) 結局、以後、働かなくても一生やっていけそうな代償を得てしまったせいで彼が立ち直る切っ掛けを失ってしまったのも事実です。その辺少し考えさせられてしまった。まあそのやはり当事者でない者がどうのこうのという問題ではないですが。 次にリブ・タイラー。今回、役柄的にあれなんで仕方がないことなんでしょうが、地味でしょうがなかったですね (残念ながら自分が求めていたリブ・タイラーとはだいぶ違う ) いっそ、アランに色目を使うジャニーン役に配役してほしかった気がいたしましたね 勝手言って申し訳ないですが。(股間に迫ってフランクフルトをねだる リブ・タイラー? ^ ^;) 以上、まとめますと、結局、9・11の遺族様、大変お気の毒に思います お悔やみ申し上げたいと思います。ただし、チャーリーのように虚ろな人のようにはならぬよう しっかりと前を見つめて 新たなる生き甲斐見つけて 生きていってほしいもんですね。 しかし、そんな昔の旧友を放っておくことが出来なかったアラン。あなたは本当に人間らしくて良いひとだ。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-12 21:27:02) |
34.このサイトの評価を参考に観賞しました。アダム・サンドラー出演とのことで喜劇か、と思いきや9・11を思わせるセリフでどうやら違うぞとなった。最後はぐすっときた。 【kagrik】さん [地上波(字幕)] 8点(2011-10-09 21:45:51) |
33.突然家族をなくしたチャーリーの痛々しさが生々しかった。すれた感じの都会が余計にそうかんじさせられた。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 7点(2011-09-25 12:13:39) |
32.《ネタバレ》 アダム・サンドラーのやりすぎないよさ=役者としてのまっとうさと、ドン・チードルのうまさ、知的さがいいあんばいで、久々にいい組み合わせを見た思いです。私には妹がいて、彼女のとこに3人の姪がいます。4人の名前が次々に言われる場面で、グッときてしまいました。家族と一緒に見ていて少々気が散ってしまったので、レンタルを返す前にもう一度じっくり見たいと思っています。 【おばちゃん】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-28 01:13:49) |
31.《ネタバレ》 悲しい過去を乗り越えられない時、それを無かったとして生きるのも人の生き方ではあるけれど、受け止めて乗り越えられたらきっとそちらの方が幸せなのだろう。でもあまりにも悲しすぎる過去は忘れるしかない、それしか生きる道が無いとしたら・・・。チャーリーの悲しみが痛いくらい伝わってきて、やっと過去を話し始めたシーンは涙無しでは観れない。お金をかけなくとも心を揺さぶる映画はできるものだ。秀作だ。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-29 01:45:06) |