240.よくある感動もののようで結構深い。黒人への差別意識は、言ってみれば親がやっていることを小さい頃から見ていた中で心の中に培われていくもので、いきなり政治的な理由で「差別をやめましょう」と押し付けられてもできるわけがない。それは親を否定することにつながる。ではタイタンズのメンバーがなぜ差別意識を超えて分かり合えたかと言えば、合宿という閉鎖された空間の中で分け隔てなく鬼のように接するコーチという共通の敵がいたから、という理由が大きいように思う。結局今までの意識を変えるには努力でも外圧でもなく、インパクトのある出来事であると。一番心に残ったシーンは、自分は厳し過ぎたかと反省したコーチの「勝っても負けてもいいからベスト尽くせ」という言葉に対し、部員たちの方がいつのまにか厳しくしっかりしていた、という試合前のロッカールーム。ジーンと響いた。 【ラーション】さん 9点(2004-05-13 01:55:17) (良:4票) |
239.実話スポーツもの→感動→ラスト号泣。俺の勝利の方程式です(笑) 【ゆきむら】さん 8点(2005-02-25 10:35:26) (良:1票)(笑:2票) |
《改行表示》238.《ネタバレ》 実話ベースの、人種問題を軸にしたスポーツドラマにしては、確かに『深み』は足りないほうかもしれません。何人かのレビュワーさんの『ダイジェストみたい』というコメントを見て、なるほど。言われてみればそんなイメージがぴったりです。 合併、合宿、白人と黒人の交流、試合、これだけ盛り込んでしまえば、一つ一つのエピソードの余韻に浸る間もなく『ハイ、次。ハイ、次。』と急かされる感じになってしまうのも至極納得です。ただ、それが映画全体に絶妙なテンポとスピード感を生んでいて、途切れることなくラストまで一気に見れてしまう良さがあります。 この作品は『実話ベースの感動もの』の体裁を保ってはいますが、これはもう『エンタメ作品』と割り切ってしまったほうが、楽しく見れるかもしれないですね。 今作を見る前に『リプレイスメント』というアメフト映画を見ましたが、アメフトというスポーツがわかりやすく楽しめたのはそっちのほうです。こちらの作品は状況が少々わかりづらい部分が多く、特にアメフトになじみのない日本人にとってはよくわからないまま試合が展開していくことがあります。『リプレイスメント』が純粋にアメフトというゲームを楽しむ映画だとしたら、こちらは、アメフトに携わる人々の心の機微を楽しむ作品と言えそうです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-10 15:30:57) (良:1票) |
《改行表示》237.高校アメフトのスポ魂映画、黒人白人の人種差別問題を盛り込んだ実話を基にした作品。観てると「なんで肌の色の違いでそこまで差別するのか」と不思議に思うのだが、背景は違えど、現在の日本人全員が北朝鮮人に偏見なく接することが出来るかと考えると、やはり難しい問題なのだと思った(日本の北朝鮮人学校に石が投げこまれたなんてニュースもあったっけ)。 スポ魂要素と人種差別を絡めた題材なのはいいが、結果的には「広く浅い」ストーリーになった。ディープに入り込みたい、感情移入したい人には向かない。実話ものはダイジェストテイストなものが多いので、どうしてもライトな仕上がりになる。でもそこが長所でもある。感動できるかどうかは好みの差が大きく出ると思う。あと脇見運転は絶対しないでおこうと思った。 【Jar_harmony】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-16 18:15:15) (良:1票) |
《改行表示》236.《ネタバレ》 合併により白人黒人の共学校となった高校アメフト部の活躍だが、いがみあって強調しようとしない人種の壁を黒人コーチが取り除いていき見事なチームになるというのは素晴らしいことだが、それだけでリーグ戦を全勝できるほどの躍進をしてしまうというのは今ひとつ伏線が足りないのではないか。最終戦前夜に主力選手が怪我したにもかかわらず、コーチとコーディネータが最終的に確執を乗り越えオフェンスオーダーを変えるだけで勝ってしまうというのはやはり説得力がない。と、いろいろ批判したが、アメフト好きな筆者にはなかなか楽しめた映画なのであった。 好み35/50、演出10/15、脚本9/15、演技7/10、技術6/10、合計67/100→7/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-12 23:21:01) (良:1票) |
《改行表示》235.《ネタバレ》 ベタなスポ根物は嫌いじゃないんだが、これはつまらんかった。 傲慢で独裁者的な主人公、キャラ設定がいまいち掴めない生徒たち、1つ1つのシーンも深堀りせずに何かのダイジェスト版を見せられている気がした。 そして最後だけは泣いてくださいよっていうあの演出。 テーマは壮大でご立派だが中身は薄い。いわゆる感動の押し売り映画。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-05-28 15:05:52) (良:1票) |
234.あまりにお話が美しく且つ道徳的に過ぎるような気もするが、偏見が徐々に取り払われてゆく様はやっぱり気持ちがよく、白人と黒人の握手や抱擁はやっぱり感動的であって、こういう美談を恥ずかしがらずに堂々とやってのけちゃうところの潔さというか単純さはある意味凄い。人種問題を抱えているからタイタンズは強いのだという逆説的なコーチの言葉はそのままアメリカ合衆国の強さの表明でもある。努力は報われる。正しい行いは認められる。悲しみは乗り越えられる。正義は勝つ。そして勝利は美しい。この単純明快さがアメリカであり、他の国が真似しようとすればえらく深刻なものになっちゃうところをそうさせないのがハリウッドなのだろう。それでも、何もかもが丸く収まるのはいいとしてやっぱりそこに至る困難が実際にはもっとあっただろうことは誰にでも想像できることで、問題の難しさと清清しいハッピーエンドの間にはもうちょっとヘビーな展開があっても良かったような気がする。アメリカンフットボウルの試合シーンは大方タックルのカットで占められており、ゲームの流れがほとんど映されておらず、なんとなく迫力があるようにだけ見せているのはかなりがっかり。 (ちなみに飛行機内<新婚旅行のとき>で観たのですがあれは映画館とはいえないですよね) 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 14:45:28) (良:1票) |
《改行表示》233.《ネタバレ》 そこそこです。でも 1)当時の黒人差別の実態があまり強烈に描かれてない 2)選手が融合していく過程が簡単すぎる ので、ハッピーエンドに至ってもあんまり感動がないんだよねえ。 それと一番疑問に思ったのが、主人公のコーチの指導が独裁的すぎること。一方で黒人差別の撤廃という良いことをしようとしながら、クラブ内では圧政を敷いて選手たちを抑圧するとは。そこんとこが、どーも完全に共感するに至らない理由。どうせならそこも好感を持てるように描いてほしかった。実話をもとにしてるらしいが、別に事実にこだわる必要はなかったんじゃないの。 【佐吉】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-09 01:18:47) (良:1票) |
《改行表示》232.《ネタバレ》 この映画が何度観ても好きで(^^)全編見せ場ですが、特にぐっとくるのは、いがみ合ってた白人黒人の選手たちが最初に打ち解ける合宿のところと、ヨーストとブーンが、一緒になって闘おうと団結する終盤です。 黒人コーチのブーンをクビにしようと、審判がフェアなジャッジをしない戦いがあって、そのままクビになればヨーストは総合コーチに復帰し、名誉も得られたのですが、彼はそれを捨てて紳士な戦いを挑むその男気にまず涙(笑) 最後の戦いで、ブーンはオフェンス、ヨーストはディフェンスと分担して指示を出してたところを「このままでは勝てない。我々も大人になる時がきたようだ」とか言ってコーチも団結するシーン。結果ヨーストが出した攻撃によってタイタンズが奇跡の大逆転を起こすシーン(黒人と白人のコーチが抱き合って喜びを分かち合う姿が感動)にまたまた涙(>_<) スポコン&男の友情モノ、自然と高得点を入れてしまいます♪ 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-05-08 11:06:39) (良:1票) |
【マミゴスチン】さん 10点(2005-03-14 05:35:38) (笑:1票) |
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230.きちんとまとまった話のはずなのに、見終わった後にはなぜか消化不良感が残ってしまう。つまり、人種差別問題を知りたいのだったら「遠い夜明け」や「ミシシッピー・バーニング」、アメフットを見たいのだったら「ルディ」や「ワイルドキャッツ」など、もっと描写の優れた作品はあるし、デンゼルの鬼コーチぶりに着目しようにも、「勝利への旅立ち」のジーン・ハックマンや「アメリカン・ファイトクラブ」のジミー・スミッツに比べると(種目は違うけど)いかにも中途半端なのである。つまり、全部に配慮しようとした結果、どれも突っ込みが不足して何となく流れるようになってしまったのである。 【Olias】さん 5点(2005-02-26 02:43:12) (良:1票) |
《改行表示》229.《ネタバレ》 いい話ですね、「いい話」なんて軽々しく言ってはいけないかもしれませんがとにかく見てよかったと心から思う作品。特に中盤からの白人選手と黒人選手たちが徐々に徐々に友情を築き上げていくにも関わらず、一歩合宿所を出ると冷たい反応、そういったことを乗り越えていく過程が素晴らしい。 映画では主に選手たちの人種争いを描いていますが、あの時代なら大人も差別していたと思うし、もちろん映画においてもデンゼルワシントンとウィルパットンも人種として対立してたのではないでしょうか?そのことはほとんど描かれていない(直接的に)のでなんとも言えないですけど、差別があって当然の時代、きっとフットボールのため、もしくは教え子たちのためにと耐えていたのかもしれないですね。 そして多少白人、黒人の仲があっさりと良くなるのが疑問ですが、こうして起こったことが事実だということが一番大きいですね。反発しあってた二つの人種がたった一つのフットボールチームの合宿をきっかけに互いを認め合える仲になるなんて映画を作らずにはいられないくらいもってこいの歴史です。それをしっかりと描いてくれていて、いい映画というよりも、もうなんか感謝ですね。 あとあの歌がかっこいい、オリジナルじゃなくて映画の中で選手らがロッカールーム、葬式歌ったあれがかっこいい。 【AXL侍】さん 8点(2004-09-20 22:25:47) (良:1票) |
228.これが実話だから世の中捨てたモンじゃないって思うのですよ |
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226.素直に感動した。黒人差別の深いところは日本人には分からないけど、差別がいかにつまらない物かは思い知った。 【モチキチ】さん 8点(2004-03-08 12:56:04) (良:1票) |
225.タイタンズがフットボールを通して街全体が人種差別の壁を少しずつ乗り越えていく事実に感動した。ありがちではあるが、2人のコーチがお互いの長所を尊重し合った結果、勝利に結びつけるところは俺としてはかなりグッと来たぞ。合宿で人種差別を乗り越えた矢先に、学校や街では相も変わらず人種差別が消えていない現実との対比はなかなかだと思った。作品全体として無駄のないストーリー展開でかなりの良作だと思うよ。映画とフットボール好きにはほんとたまらん映画だね。 【でんぜる】さん 9点(2003-06-24 18:14:01) (良:1票) |
224.この映画は3つの見方が出来る。ひとつはアメフト映画として、ひとつは人種差別問題の映画として、もうひとつは時代の世相を捉えた映画としてだ。アメフト映画としては実は描写が以外に少なくて残念だが、ちょっと玄人好みのプレイ(戦術)が出てきたり、なかなかの見所のある映画になっている。人種差別問題の映画としては、実に冷静に当時の状況を捉えていると思う。当時の背景が酷い時代だった事を考えると、敢えて差別を控えめに表現したのはチームの対立で表現させたかったのだと思う。映画全篇にわたる映画の音楽は当時の学生達が聞いていた音楽で纏め、合間には8ミリか16ミリで撮ったフィルムを重ねた表現というのは最近ではあまり見かけない表現だが、それがかえって当時を再現する良いものになっていたと思う。 【奥州亭三景】さん 8点(2001-11-07 16:07:50) (良:1票) |
223.スポコン青春ドラマってハリウッドお得意の(懲りない)ジャンルで、今まで星の数ほど創られてはきたが、出来のいいモノは案外少ない。今回は人種差別がまだまだ激しい時代に遡った点が目新しい。が、その描き方は決して深く掘り下げたものではなく、あまりにも通り一遍だし、また登場する学生諸君はヤンキー気質まるだしの単細胞という、いつもながらの画一的イメージでしか描かれていない。ストーリーも総花的で、近頃これほど印象に残らない作品も珍しく、映画館を一歩出た途端“タイタンズを忘れ”てしまった。 【ドラえもん】さん 5点(2001-05-13 15:33:47) (良:1票) |
222.浅い!!いろんなことをてんこ盛りにしすぎて全てが中途半端な感じ。泣き所もさっさと切り上げられちゃうし…。 【tubura_m】さん 4点(2001-05-05 23:48:46) (良:1票) |
221.ディスニーらしいわかりやすいストーリーに、熱血フットボール・ボーイズの青春もんだけど、米国南部のハイスクールで白人黒人混合のフットボールチームが出来たのが、つい以前の70年代のことだった(実話)ということに、あらためて感慨深いものがある。一緒にスポーツさせりゃあエエってもんでもないけど、人種差別撤廃の「現場」で、個人が直面する一つ一つの壁の高さと、自分たちの仲を何物も引き裂かせないという若者達の決意に勇気が湧く。「ここでは俺が法律だ!」と、ツバを飛ばすデンゼルのオニ監督ぶりがかっくいい。 【ぶんばぐん】さん 9点(2001-03-25 08:09:30) (良:1票) |