あしたのジョー(2010)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > あしたのジョー(2010)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

あしたのジョー(2010)

[アシタノジョー]
2010年上映時間:131分
平均点:5.43 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-02-11)
ドラマスポーツものスポコンもの青春もの漫画の映画化
新規登録(2011-02-04)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-05-07)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督曽利文彦
キャスト山下智久(男優)矢吹丈
伊勢谷友介(男優)力石徹
香里奈(女優)白木葉子
香川照之(男優)丹下段平
モロ師岡(男優)食堂の親父
西田尚美(女優)食堂の女将
杉本哲太(男優)安藤洋司
倍賞美津子(女優)花村マリ
津川雅彦(男優)白木幹之介
虎牙光揮(男優)ウルフ金串
中村靖日(男優)
加藤浩次(男優)
舟山弘一(男優)
イワゴウサトシ(男優)
五頭岳夫(男優)
阿部亮平[1980年生](男優)
原作高森朝雄
ちばてつや
脚本篠崎絵里子
作詞宇多田ヒカル「Show Me Love (Not A Dream)」
作曲宇多田ヒカル「Show Me Love (Not A Dream)」
八木正生「あしたのジョー」
主題歌宇多田ヒカル「Show Me Love (Not A Dream)」
製作TBS(「あしたのジョー」製作委員会)
講談社(「あしたのジョー」製作委員会)
電通(「あしたのジョー」製作委員会)
市川南〔製作〕(「あしたのジョー」製作委員会)
毎日放送(「あしたのジョー」製作委員会)
山内章弘(製作委員会)
ジェイ・ストーム(「あしたのジョー」製作委員会)
プロデューサー濱名一哉
配給東宝
美術佐々木尚
編集洲崎千恵子
照明石田健司
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
44.《ネタバレ》 原作にある力石戦後のエッセンスのいくつかを前倒しにアレンジして、この一作だけで「あしたのジョー」にしようとした努力は買います。同時に、丈は野性味が抜けて、かなり素直なボクシング青年に見えたことが残念でもあります。ストーリーに無駄は感じない。段平との大喧嘩、鑑別所→少年院という流れ、段平のプロライセンス再取得のエピソードなどがカットされたのは惜しいけど、これが限界でしょう。丈と力石のライバル関係だけに比重を絞っても見応えを担保できる原作の懐の深さに改めて思い至る。丈、力石、段平を演じたお三方には拍手です。原作やアニメ版をよく知る人からも不満が出ない役作りが出来ていると思います。体を作り上げた二人も見事ですが、香川照之は丹下段平にしか見えなかった。現場でも段平そのものだったらしい(笑)。これは凄いことです。原作をバイブルにしていた元青年としてひと言。「あしたのジョー」は力石戦の前後でテーマが変化します。丈が持つ闘争心や反発力は抑圧からの解放を目指したときフルパワーを発揮する。最初は力石の存在も、丈にとっては抑圧のひとつでした。それはルールに縛られた社会へのアンチテーゼでもありました。力石という目標を失ったあと、自身の青春を燃焼し尽くすことを最終的なコンセプトとしたのが力石戦後の「あしたのジョー」。この丈の変化と成長が、数多ある青春漫画の中でも特異な存在であり続ける所以だと思っています。今回の映画化は原作のひとつ目の山まで。このスタッフ・キャストなら、物語後半のテーマの実写映像化にも挑戦して欲しいと思いました。本来、そこまで描いてこその「あしたのジョー」です。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-11 16:18:57)(良:3票)
43.矢吹丈は野良犬です。もちろん雑種の。鋭い目つきで唸る、今にも咬みつきそうな狂犬。これに山下のイメージがどうにも一致しません。例えるなら彼は、毛並みの良い血統書付きの猟犬だから。見事な筋肉も引き締まったボディも、所詮は飼い犬のそれ。あしたを約束されている飼い犬と、あしたを掴み取らなければ生きて行けない野犬とでは、放つ雰囲気が違うのは当然です。このミスマッチは如何ともし難いものがありました(なお、演技力や役作りの問題ではありませんので、非は山下にはありません。単純なキャスティングミスと考えます。)では誰なら適任だったかと考えてみたのですが、窪田正孝は如何でしょうか。柱となる主役がキマれば、多少(いや大いに)無茶な漫画・アニメの実写化でも、それなりにサマになったのではないかと思われます。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 4点(2015-01-06 19:57:00)(良:2票)
《改行表示》
42.ストーリーは知ってるんだから、改めて感動したりすることはないだろうなって思ってたけど、減量シーンでは思わず泣けた。 映像的な再現性が高いので、意外と感情移入できたようだ。 特に伊勢谷友介と香川照之はよく頑張ってたんじゃないでしょうか。 山下智久はちょっとクールに演じ過ぎていて、ジョーの持つ本来の荒々しさのようなものが感じられなかった。 香里奈の葉子もちょっと弱さを露呈し過ぎで、その演技は2に取っておいて欲しかったところ。 続編の製作があるのかどうかは知らないけど・・・。 何にしてもあしたのジョーという物語は、ここから始まるジョーと葉子の壮絶な命懸けのラブストーリーがメインテーマだと思ってるので、葉子の描かれ方は気になるところなのだ。 そういう意味ではジョーにはもっと葉子を侮辱しておいて欲しかった。 それが2への伏線になっているわけだからね。 そして、誰がのりちゃんを演じるのかも気になる。 まあ、飽くまでも続編があるのならって話ではあるけど。 この作品単体で見るなら、よく纏まった構成になってるんじゃないでしょうか。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-10 14:22:48)(良:1票)
《改行表示》
41.《ネタバレ》 二人の役者の、役に対する思いとそれによる体づくりは凄まじく、「楢山節考」のおりんをやるために歯を抜いたという、田中絹代のエピソードを思い出す。二人の普通の拳闘シーンは、その筋肉美も相まって、素晴らしい迫力で、スローモーションがやかましく感じるほどだ。  明日、あした、それぞれのあした。段平さんの明日は、世界ランキングのボクサーを育てること、ジョーの明日は、力石を倒すこと、力石の明日は、ジョーを倒して心置きなくチャンピオンになる事、葉子の明日はドヤ街の出自を消し去って過去に打ち勝つこと。ドヤ街の連中の明日は、たぶんドヤ街の誇りと希望をジョーによって取り戻すこと。 今回、白木葉子が、ただの支援者(またはジョーを愛する人)という、受動的な原作での役割を一歩進め、彼女もまた目指すべき「あした」を持つ、言わば「選手登録」をした。結果的には巧く描けたとは言い難い状態だが、物語としてバランスが良くなった。おっちゃんとジョー、葉子と力石。タッグ戦だ。これで、西がいなくなれば、かなりスッキリする。(今回の西の要らなさは、半端じゃない)  数少ない難点を言うと、映画の描写的に、クロスカウンターの説得力がない。TVアニメ版で説明されたような、「テコの原理で力が倍増」なんて事はあり得ず、普通に考えても外側から打つ腕のほうが、距離を取られて不利であることが、作画マジックで押し通せたアニメ(マンガも?)とは違い、明白に映像で判ってしまっている。あしたのジョーにおける、このクロスカウンターは、言わば「大リーグボール」であり、ここをどうそれらしく見せるかが、この物語の大問題、それが出来なければその設定は捨てて、普通のボクシングドラマにするしかないほどの重要事項だ。でも世間が許さないか、クロスカウンターのない「あしたのジョー」は。今回の映画は、それを成し遂げられるだけのポテンシャルがあったと、私には思えたんだが。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-06 01:18:22)(良:1票)
40.リアルタイムでコミックを買い続け全巻揃えたド真ん中世代ですが、アレはアレ、コレはコレ、当時の思い入れを持ち込むつもりはさらさらありません。『ピンポン』『ICHI』でCGを巧みに操りキャラクターの顔が活きるマンガチックなアクションを見せきった曽利監督がどんなボクシングシーンを見せてくれるのか、そこだけを楽しみに見ました。そのポップで綺麗なボクシングシーンは確かに新鮮ではあった。しかし超スローで歪んだ顔を映し出すことになんの意味があるのか。笑うところかと思ったぞ。全体を見てもカメラ揺れ揺れアクションなんかに比べりゃはるかに良心的なんだけど、キレイすぎてボクシング本来の泥臭さみたいなのが消されてしまってイマイチ盛り上がらない。あと、基本アイドル映画なんだろうね、これ。ボクサーではないただの喧嘩屋のころから山Pかっこよすぎ。ストーリーも駆け足なので説得力に欠ける。
R&Aさん [映画館(字幕)] 4点(2011-02-28 18:27:07)(良:1票)
《改行表示》
39.白木葉子についてはドヤから出て財閥の養女になった小公女と言うのが原作の設定だとしたらかなり無理筋のように思えます。これでは女優としての役作りは難しすぎるし、数少ない登場場面でそれを表現するのは難しい。しかし、力石と矢吹と言う二人の男に対する自分でも揺れ動く恋愛感情を持つ女性と単純化してしまったほうが(ドヤの件を抜きにして)判り易かったと思われます。原作を読んでいる人には不満だろうけれど映画と言うメディアを通して広く社会に流通させることこそがこの漫画をより多くの人たちの間に伝えるための有力な手法であり、そのためへの商業的な妥協は許容しなければならないことです。ちなみに連休直後の月曜日とは言えシネコンの入りは閑散としたものでした。その人たちでも原作漫画を手にしたひとはほとんどいないような雰囲気でした。しかし、スローモーションではあれほど人間の顔って変形するものなのですね。 
たいほうさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-14 23:56:53)(良:1票)
《改行表示》
38.矢吹丈のストレートが力石徹の頬にめり込む。力石徹のアッパーが矢吹丈の身体を宙に持ち上げる。 拳がゆっくりと顔にめり込む、震える表情筋、乱れる毛髪、吹き出る体液……。  あの宿命の好敵手との決着と悲劇を、映像として具現化出来た様を観た時点で、この映画の存在価値は揺るがないと思った。  原作が長年語り継がれてきた“伝説”である以上、やはり評価における「比較」は避けられない。 この映画は、ある部分では原作を越え、ある部分では大いに物足りない作品だと思う。  まず前述の通り“対戦シーン”は、申し分ない。メインキャストの二人はしっかりと映像に映える身体づくりをし、それをCGクリエイター出身の監督が文字通り「縦横無尽」のビジュアルで切り撮っている。  山下智久の“丈”は、猛々しさは物足りなかったが、重圧をはね除けるための彼なりの努力と意地は見られた。 香川照之の“丹下”は、原作のキャラクターそのもののビジュアルと存在感を、流石の演技力とボクシングへの造詣の深さをもってして見せてくれた。  が、この映画におけるすべての要素の中で最も価値が高かったのは、伊勢谷友介の“力石”をおいて他に無い。 その体躯、眼差し、立ち振る舞い、存在感、そこに居たのはまさしく「力石徹」だった。  役者のパフォーマンスと、監督の創造性よって映し出されたビジュアルそのものが確固たるエンターテイメントであり、そこには「人気漫画を映像化する」ことの意義が確実に表されていたと思う。  一方で、圧倒的に欠けていたのは、対戦シーン以外の「情感」だった。 どうしても映画化における尺の制約があるので、ストーリーが端折られてしまうことは仕方が無い。 ただ端折られているはずの各シーンのテンポが悪く、展開が稚拙だったため、本来そこから伝わってくるべきキャラクターたちの感情の描き方が希薄に思えた。  丈と丹下との絆だったり、丈自身の心情そのものが薄っぺらに感じてしまう部分があったことは、ドラマとしては致命的だったと思う。  そういう意味では、ドラマ性の部分においても、「力石徹」に食われてしまっている印象も受ける。  トータル的には、伝説的な人気漫画に真正面から挑戦し、しっかりと映画化した作品だと思うし、面白い映画であることは間違いない。 ただし、「力石徹」を登場させられない以上、続編には挑むべきではないとは思う。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-14 00:00:24)(良:1票)
37.《ネタバレ》 会話式レビューA『まず役者陣はよく頑張ったと言いたいですね。』B『特に力石役の伊勢谷くんは思った以上に力石的存在感が上手く出せていたな・・山Pのジョーは確かに頑張ってはいたけどジョーの獣的な感じには程遠かったな・・昭和40年代頃の時代設定に合う顔じゃないから違和感がどうしても残った』A『ただ初めてこの実写版で「ジョー」に触れた人だったら、割と好印象を持たれるのではないかと』B『丹下のおっちゃんは恐ろしく丹下っぽくて好感持てたな』A『少なくとも役者の熱演に関しては不満は少なかったです。試合もなかなかのもので「おおっ」と思いました』B『問題なのは、話とキャラ描写の浅さだよ。ジョーの登場から力石の死まで131分で描き切るなんて困難なんだからどうしてもエピソードを大幅にカットしてジョーと力石に焦点を絞るのは最もなんだけど・・』A『個人的に好きなマンモス西とかウルフ金串のキャラが薄いのは残念ですが実はジョーという男の背景の描写も薄いですよね、時折セリフで自分について語りますけど取って付けた感じでいまひとつ感情移入が出来なかったです。セリフじゃなく彼の佇まいでその背景を匂わす事も出来てないと思います』B『力石とジョーの関係も力石があそこまでの執念を実らすほどの積み上げも不足してるので唐突感は否めず・・難しいね』A『段平に関しても同じですね、白木葉子と過去のドヤ街エピソード、ドヤ街とジョーの繋がりがすべて描写不足です』B『試合も色々映像加工して工夫はしてるけど肝心のクロスカウンターの場面は凝りすぎて逆に迫力に繋がってないかなぁ、漫画やアニメと同じようにしたいのは良く分かるんだけどね。』A『色々不満もありますが観て損をしたとは言いません、でも素直に誉めたい感じもしませんでした』B『かつての「ジョー」好きが本作をきっかけにアニメや原作を再び目にしたり、あまり知らない人が本作を入門編にして原作、アニメに触れてもらうなら本作は役割を果たせているかな』A『言うまでも無いですがやっぱり「ジョー」は漫画、アニメだからこそ輝けた作品ですね』
まりんさん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-13 16:56:08)(良:1票)
《改行表示》
36.《ネタバレ》  漫画にはじまり、2度のTVアニメ、映画版でまさに時代を越えて愛されている作品の実写化は、監督、スタッフともプレッシャーだったと思う。他の方も書いている通り、伊勢谷友介の力石は迫真の演技で、他を圧倒します。ストーリーは、力石の死まで、コミックスで8巻、TVアニメで50話150時間を2時間にまとめるのだから、無理があって当然、更に如何に思い入れがあっても漫画的描写をカットしていく必要がある為、あらゆる人に納得がいくようにするのは不可能です。そんな中、ストーリーに破たんをさせず、ジョーと力石に話の中心を持っていき、力技で最後の試合まで持っていたのはぜんぜんありです。 原作にはありませんが、控室での力石と丈の会話はよかったし、暗くなってしまう力石の死でエンディングを迎えなかったところも良。 原作の「あしたのジョー」の力石戦までは、ジョーの荒々しさばかり目立ちますが、ふと見せる寂しさや優しさを山下くんはうまく表現していたと思います。大ヒットとは行かなくても毛嫌いせずにまずは観てほしい作品に仕上がっていると思います。 
heeさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-13 14:37:03)(良:1票)
35.《ネタバレ》 予告で見た丹下段平にやり過ぎだろって思ってたので、ヤマトばりのズッコケを覚悟してましたが、丹下段平も違和感無くちゃんと最後まで見れるものになってました。山Pも頑張ってましたが、他の方も書かれてる通り完全に力石の映画で、伊勢谷友介が主役でした。ところで、ストーリーの方ですが駆け足な感じで薄味。思い切ってもっとある部分を濃く描いても良かったかもです。
nazuさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-13 00:41:08)(良:1票)
《改行表示》
34.《ネタバレ》  何十年も語り継がれた物語を、しかもその漫画のファンと称する脚本家が映画化したのに、どうしてこんなつまらない改変がなされたんだろう。ドヤ街の立ち退き騒動、白木葉子の過去、そして何よりも酷いのがエンディング、いくら一本の映画としてまとめなければならないとしても、あんな安っぽい終わり方をされたんでは、力石とジョーとの物語が台無しです。。  ただ、それにも関わらず、実は上映中は夢中になってトイレに行くのも我慢して熱中してみてました。  何と言っても、キャスティングの素晴らしさ。山下君はちょっと顔が良すぎるかなという最初の印象も、あの顔を完全に腫らしての熱演は素晴らしかったし、香川さんは映画の中では100パーセント丹下会長そのものだった。ここであまり評判がよくなかった香里奈も昭和30年代~40年代の金持ちの令嬢っぽい雰囲気は出てたし冷たさも良かった。  ただ、何と言っても伊勢谷、本当に素晴らしかった。ジョーとの初対面のシーン、ノックアウトのシーン、握手のシーン、一つ一つがまるで漫画をそのまま映像化したように、塚、そこに本当に力石徹という一人の人間がいるように感じられた。 伊勢谷友介という俳優は、この役をやるために存在したんだといったら言い過ぎか。 映画におけるキャスティングの重要さ、重さをつくづく感じさせる映画だった。 あとCGに頼らないドヤ街や泪橋をつくりあげたスタッフにも感服。平成25年5月3日追記。生まれて初めて心から男の俳優が好きになった。(もちろん、その気は全然ありませんがw) 伊勢谷友介!本当にかっけー。彼が出てる全シーン、画面に釘づけになった。 平成27年6月15日追記 つくづく困った扱いに困る映画。少年院のシーン、あるいはウルフ金串戦から力石の減量 そして最後の戦い。原作が忠実に再現されているシーンは素晴らしい。一瞬たりとも画面から目が離せなくなる。ところが猥雑に挿入される脚本家オリジナルのシーン、もうこれが観るに堪えないくらいつまらなくて。つまりは自分にとって、最高のシーンと最低のシーンが複雑にからまりあった映画。
rhforeverさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-12 18:46:54)(良:1票)
33.試写会を鑑賞しました。伊勢谷友介と山下智久の腹の割れ具合度=10点。香里奈の白木葉子度=2点。香川照之の段平度=8点。その他の脇役陣はちょっと存在感が希薄でした。ボクシングシーンは映像技術の進歩もあって、なかなか迫力があり、悪くないです。原作と比べて、思ったより違和感の少なかったのは、ジョーの前髪と帽子姿ですね。これは合格。シナリオは力石戦までをまずまずうまくまとめてあります。しかし、あれもこれも見せたいといった冗長な編集が映画全体のテンポを悪くしています。結論;一番得をしているのはやっぱり、伊勢谷友介=力石徹。格好いいです。
ジャッカルの目さん [試写会(邦画)] 7点(2011-02-04 02:01:06)(良:1票)
《改行表示》
32.《ネタバレ》 物語りは、ウォルターヒルの世界観に近いBGMでドヤ街から始まる。 刑務所でのボクシング試合といい、まるでヒル監督の「デッドロック」。  おなじみの話が続くのだが、キャスティングがいいですね。 とくに香川照之の丹下は、見応えあります!
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2021-07-10 20:06:04)
《改行表示》
31.《ネタバレ》  観賞中「えっ? ウルフ金串戦もやるの?」「力石の死後まで描くの?」と二度吃驚。  おまけに映画オリジナルのエピソードとして「ドヤ街に憎しみを抱く白木葉子」なども追加しているものだから、実にボリューム満点。  それを二時間ほどに纏めてみせて、これ一本だけでもキチンと完結している品に仕上げた手腕は見事だと思うのですが、やはり駆け足な印象も受けてしまい、評価の難しいところですね。   自分としては、如何に魅力的だとしても「ダブル&トリプルクロスカウンター」の存在共々ウルフ戦はカットし、もっとジョーと力石に焦点を合わせた作りの方が良かったのでは……と考える次第。  恐らくはアニメ版のリスペクトと思しきスローモーション演出を「力石との初戦」→「ウルフ戦」→「力石との再戦」と立ち続けに見せられる形となっているので、どうしても単調な印象を受けてしまうのですよね。  後述の減量シーンに関しても、もっと尺を取って描き、普段は紳士的に振る舞っていた力石がマナーを無視して果実に齧り付く場面なども再現してくれていたら、更に感動出来たかも。   役者陣に関しては、主役二人の見事な肉体改造っぷりも併せて、ほぼ文句無し。  丹下段平のルックスだけは、あまりにも漫画チックで浮いているような印象は受けましたが、それを打ち消すほどの迫力が力石から感じられましたね。  減量中に我を失い、水を求めて彷徨うシーンなんて「台詞回しは原作漫画の方が詩的で良かったかな……」と頭の片隅では冷静に思っているはずなのに、目線は画面に釘付けという、不思議な感覚を味わう事が出来ました。  特に嬉しかったのが、力石の死因となったであろう「後頭部をロープで強打してしまう場面」が、より印象的になっていた事。  原作漫画では少しインパクトが弱かった気もしただけに(もしかして死ぬんじゃないか?)と初見でも思えるような仕上がりになっているのは衝撃でしたし、それはひとえに、力石を演じた伊勢谷友介の力が大きかったのではないでしょうか。  生きている俳優が「この人は、もうすぐ死んでしまうんだ……」と観客に思い込ませるのは、とても大変な事でしょうが、本作ではそれを見事に成し遂げてみせたように思えます。   終盤にて「ジョーが如何にして力石の死の衝撃から立ち直ったか」を描く尺が足りず、観客の想像に委ねる「空白の一年からの帰還」で済ませてしまったのは非常に残念でしたが、リングの中に力石の幻影が現れる場面は、とても良かったですね。  ここって、一歩間違えれば「ジョーもリングで死なせようとして誘っている死神」としての力石にしか見えなくなってしまうはずなのに、全くそれを感じさせない笑顔で「二人の友情の証としてのボクシング」の魅力、楽しさや面白さを伝えてくれているのです。  力石の死をクライマックスに据える以上、後味の良いハッピーエンドにするのは難しいと思っていただけに、それを裏切ってくれた事が、実に痛快。   原作の最終回におけるジョーの生死は未だに議論の的となっていますが、少なくとも本作におけるジョーはリングで死を迎える事なく、引退後もボクシングに関わりながらドヤ街で生き続けたのではないかな、と思えました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-16 11:58:54)
《改行表示》
30.これを見て、若い人は漫画もアニメも征服したなんて勘違いしないで欲しい。 やはり実写化に無理がある。
クロエさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-05 21:02:58)
29.ジョーvs力石の試合シーンがこの映画の全てだと思う。公開当時に新聞記事にもなっていたが山Pと伊勢谷の肉体改造はすごく、特に伊勢谷の減量は近年の映画ではなかなか見られない鬼気迫る役作りだった。山Pは主役級の華があるし肉体も相当な努力を積み重ねたのは伺えるが、あいかわらず喜怒哀楽の表現に乏しいのが難点。それから丹下段平、セコンドでの手慣れた所作やサンドバッグに繰り出したパンチのキレはさすが拳闘マニアの香川照之。見慣れてくると不自然は感じなくなってくるものの実写であのメイクは抑えたほうが評価が上がったのではないか。そしてドヤ街の雰囲気も悪くない。場面ごとのダイジェストシーンで見ればすごくいい出来、全体通してみるとどこか不満が残る。なかなか評価の難しい作品だった。
時計仕掛けの俺んちさん [地上波(邦画)] 4点(2015-01-17 02:49:27)
《改行表示》
28.《ネタバレ》 残念ながら「あしたのジョー」の世界観を完全に実写化することはできていませんが、このような実現不可能と思われることに敢然と立ち向かう製作陣、キャスト陣のストイックな姿勢こそが「あしたのジョー」が伝えたかった精神そのものなのかもしれません。ドヤ街を初めとする昭和40年代の日本の雰囲気の再現や、キャスト陣の役への入れ込み具合(丹下段平はちょっとやりすぎてコントになってしまってますが)等々かなり頑張っています。   そして、この映画の一番大きな意義は、今の若い人たちに「あしたのジョー」という不朽の名作を提示できたことだと思います。  
TMさん [地上波(邦画)] 7点(2014-12-30 00:25:13)
27.《ネタバレ》 ファーストシーンのジョーが泪橋を渡っていく場面で流れるアニメ版の主題歌(曲)の「ダダン~」を聞いただけで、不覚にも懐かしさ余って泣けてしまった。そうなんだよ。この物語の時代背景は平成の現代では駄目なんだ。日本がまだ貧しさを引き摺っていた高度成長期でないと(同じことはタイガーマスクにもいえる)。プロボクシングがスポーツだなんてきれいごとがまかり通る時代では、物語全体のニュアンスというか段平の「お前は堂々と泪橋を逆に渡って…」という台詞すらも理解されないように思う。映画自体は、山下がジョーの孤独な魂を、伊勢谷が力石のボクシングに魅入られた者の狂気を演じ、各々の驚異的な肉体改造の仕上がり具合とも相まって想像以上にいい出来だった。何よりジョーと力石が憎みあいつつも互いに高めあい「お互いを理解しているのは自分たちだけなんだ」というリスペクトが感じられたのはよかった。それだけに少し残念だったのは、少年院でジョーと力石が初めて対決した際に、ジャブだけがヒットし他のパンチが全く力石に通用しなかった時の力石の台詞「ど素人が」がなかったこと。これこそが「あしたのジョー」誕生の瞬間だったのに。
kainyさん [地上波(邦画)] 6点(2014-12-29 13:41:21)
《改行表示》
26.《ネタバレ》  矢吹も力石もいい味を出していて期待以上に引き込まれました。ただ、力石の死でいったん話が終わってしまった感じがします。そこから復帰するまでが細かく描かれていないため、後のストーリーが単なる後日談のようにも感じられました。  また、細かいかもしれませんが、時代背景にそぐわないものがたくさん使われていて少々しらけました。パリッとしたTシャツ・ジャージとか、トレーニングマシンとか、屋外リングのバックに見えるビルだとか……。矢吹というキャラクターはものの豊かな時代には生まれません。実写ですから、質感などもう少し時代考証をしたほうがよかったのではないでしょうか。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-19 12:45:16)
25.原作未読の世代ですが、やっぱり山ピー不自然じゃないですか!?あの長ったらしい髪とか。なんかジョーのイメージとは違います。ジョーとして見なければ全然違和感ないですが。
はちまろさん [ビデオ(邦画)] 4点(2012-10-15 20:47:03)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 5.43点
000.00%
112.27%
212.27%
300.00%
41022.73%
51125.00%
6613.64%
71534.09%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 6.00点 Review4人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS