キャリー(2013)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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キャリー(2013)

[キャリー]
Carrie
2013年上映時間:99分
平均点:5.15 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-11-08)
ホラー青春もの学園ものリメイク小説の映画化オカルト映画
新規登録(2013-05-21)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-01-28)【イニシャルK】さん
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監督キンバリー・ピアース
キャストクロエ・グレース・モレッツ(女優)キャリー・ホワイト
ジュリアン・ムーア(女優)マーガレット・ホワイト
ジュディ・グリア(女優)デジャルダン先生
アンセル・エルゴート(男優)トミー・ロス
アレックス・ラッセル(男優)ビリー・ノーラン
潘めぐみキャリー・ホワイト(日本語吹き替え版)
潘恵子マーガレット・ホワイト(日本語吹き替え版)
弓場沙織デジャルダン先生(日本語吹き替え版)
細谷佳正トミー・ロス(日本語吹き替え版)
石丸博也モートン校長(日本語吹き替え版)
森功至ジョン(日本語吹き替え版)
早見沙織スー・スネル(日本語吹き替え版)
安元洋貴ビリー・ノーラン(日本語吹き替え版)
田村睦心(日本語吹き替え版)
原作スティーヴン・キング
音楽マルコ・ベルトラミ
撮影スティーヴ・イェドリン
制作グロービジョン(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
美術キャロル・スパイヤー(プロダクション・デザイン)
編集リー・パーシー
あらすじ
キャリー・ホワイト(クロエ・グレース・モレッツ)は、狂信的クリスチャンの母親・マーガレット(ジュリアン・ムーア)から厳しい教育を受け、高校では周囲から疎外されている。彼女は激しい興奮状態に陥るとテレキネシスを用いる事ができるが、それを誰にも打ち明けず、辛く寂しい日々を送っている。ある日、ひょんなことから彼女は女子の憧れの的であるトミー(アンセル・エルゴート)とプロムパーティーに参加することになる。キャリーが喜びに浸る裏では、残酷な悪戯が計画されていた。
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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33.《ネタバレ》 デ・パルマ版を知っている世代ではないんだけど、一応オリジナルは鑑賞済み。リメイクなので、オリジナルとの相違点を意識してしまうけど、本作も記憶に残る「キャリー」に仕上がっていたと思う。  まずキャリーがかわいい。最初からかわいいキャリーって映画的にどうなの?とも思うが、この点においては、クラスメート達に、っていうかホントに高校生?て感じの方たちを起用することで、相対的にみたバランスはギリギリ確保できている(のかな)。強烈な印象のキャリーママも健在で、亀裂から手を出して外に出ようとするシーンでは、女シャイニングになっちゃいそうでハラハラする。ジュリアン・ムーアの怪演もオリジナルには負けてはいない。  構成はオリジナルに忠実という印象だが、当然ながら数十年の時を経ているので、演出はより現代的に、キャリーはより強力に描かれている。その割に、映像の衝撃度や面白さでいえば、映像技術の面で不利なハズのオリジナル版の方がキレキレだった気がしないこともない。そこらへんは監督の毛色の違いなんかを感じられて興味深い。  ドラマ面に関しては、少しばかり本作の方がスムーズでわかりやすかったか。オリジナルではトミーの詩をキャリーが褒める描写があったと思うが、今回は好きな詩を披露して嘲笑されるキャリーをトミーがかばう。これによってトミーの立ち位置がより明確になったし、他にはプロムを諦めるスーの気持ちもしっかりと描くため、彼女の誠実な気持ちがより伝わってくる。またネットにアップした写真やつぶやきが大騒動に発展することも珍しくない昨今、スマホやSNSなどの現代的要素も、若い世代が物語をより身近に感じられる要因になっているといえる。  なにより評価したい点は、一般的にホラーに位置づけられる本作「キャリー」の青春ドラマとしての側面をしっかりと描き切っている点だ。青春ドラマというポイントは「キャリー」のアイデンティティーでもあり、個人的には一番好きな点だったりする。本作でも、プロムという一大イベントを舞台にしたシンデレラストーリーを軸に、嬉しさとか恥ずかしさとか、そういったキラキラした思春期の感情が瑞々しく伝わってくる。技術面の進化や、演出のトレンドを感じる一方で、オリジナルと同様に、普遍の青春像を映し出す本作は、きっと初めて「キャリー」を観る世代にも、キャリーという名を知らしめる良作になると思う。
サムサッカー・サムさん [試写会(吹替)] 8点(2013-11-09 01:58:53)(良:3票)
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32.《ネタバレ》  ホラーというより、ホラー風味の学園ドラマといった趣。  いじめられっこがいて、いじめっこがいて、かばう子がいて、かばう先生もいる。  普通と違うのは、いじめられっ子が超能力を持っているということ。  『いじめ』をテーマにした映画やドラマっていうのは、日本にかなりきついものが結構あるので、正直この映画はだいぶマイルドに感じてしまいます。  こーゆー映画は、いじめを徹底的に描くからこそ、復讐のカタルシスが得られるというものです。  その場の流れで、生理用品投げつけただけでしょ。しかもたった1回。その1回のためだけに、しっかり罰を受ける生徒たち。  普通の学校なんですよね~。  もちろんその動画をネットに流すなんてのは最悪ですが、いじめが常習化しているわけではありません。それとも日常的にキャリーはいじめを受けていたのでしょうか?だったらそれが見ている人にわかるように伝えてくれないと。  それに、先生はまだ良いのですが、改心したスーの行動はまるで理解できません。  キャリーを傷つけた罪滅ぼしに、彼氏にキャリーをプロムに誘わせるなんて、どーゆー思考回路?それがキャリーのためになるとでも?彼氏もそれはおかしいんじゃないのって、教えてあげなさいよ。  とまあ、気になる点はいーっぱいあるんですが、にも関わらずなんとなく最後まで楽しんじゃったのもまた事実。  クロエ・グレース・モレッツ好きだし・・・。だから、まあ、ささらなくても楽しめちゃう映画はあるということです。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-10-14 01:13:05)(良:1票)
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31.《ネタバレ》 メチャカワなクロエちゃんへの「ぽくない」批判は重々承知だが、敢えて言わせてもらえば(あくまで個人的には)雰囲気も演技もそんなに悪くはないと思う。寧ろジュリアン・ムーアの方がちと狂気が足りない(常識人ぽさが消せていない)。  で、リメイク元はバケツ以降の展開が実は非常に薄味なのが残念だったのだが、今作はそこはかなり改善しており(それでも相当マイルドにも感じるが)、一般映画ファンが観る分には十分に面白い作品になっていると思う。  ただ、このリメイクの真のコンセプトは何なのかとなると話は別(ホラーと言うには怖くなさ過ぎなのはなにも変わっておらず)。主筋もまんまリメイク元どおりで、その展開運びは(デパルマのお手本が優秀なのはあれど)そこそこではあるのだが、コンセプト的には単なる可哀そうな女の子の話(観たくもない)な訳だし。  (こうすれば良かった)改善案として、  ①大暴れをグロ全開にしてスーパースプラッタにする  ②虐めっ子その他をもっと悪質にして(ネガティブな)皆殺しカタルシスを極大化する とかなら私でも思い付く。まあ、中高生向けジュブナイル・ホラーとしては今作でも十分に思うけど。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-12-07 17:59:38)(良:1票)
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30.という訳で、2013年版のクライマックスは、少々物足りなかったデ・パルマ版よりも派手に、『超能力学園Z』よりもナンボか派手になっております。が、残念ながら、バタバタするばかりで見せ方があまり上手くないもんで、何をどう見せたいのかイマイチよくわからん、ってのが正直なところ。「画面分割」という違和感が、本作では無くなって、それはそれで結構なんですけれども、しかし見せ方がちと雑なのでは・・・。 それにしてもキャリー役は、やっぱりシシー・スペイセクにはどうやったって敵いませんわなあ。何というか、あの、内側から滲み出てくるような、筋金入りの不器用さとブサイクさ。役作りなのかホントにこんなヒトなのか、もはや判別不能。それに比べると本作におけるクロレッツちゃんは(←そんな略し方があるのか?)、どうしても「今、頑張ってオドオドした演技をしてますよ」という風に見えてしまう、これは本人のせいなのか監督の演出のせいなのか、判別不能。 と、いろいろ反省点もあるので、これを踏まえてあともう一回くらい、リメイクできそうですね!!
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-05-05 11:57:19)(笑:1票)
29.《ネタバレ》 「ねえ、ママ、どうして生理のこと教えてくれなかったの?あたし、みんなに笑われたんだよ。それとママがいくら反対したって、あたし、絶対にプロムに行くわ。たとえ、どんな目に遭おうとも」――。狂信的なまでに保守的で厳格な母親に大事に大事に育てられた大人しい少女キャリー。クラスメイトとうまく打ち解けることが出来ない彼女は、周りからの理不尽なイジメにずっと耐える苦しい生活を強いられていた。だが、まだ誰も知らない。キャリーには人智を越えた恐ろしい力が備わっていたことを。プロムの夜、いじめっ子が軽い気持ちでやった些細ないたずらがキャリーを追い詰める。それが恐ろしい惨劇を招くことも知らずに……。スティーブン・キングのデビュー作をブライアン・デ・パルマが映画化した名作の誉れ高い作品を、人気若手女優クロエ・グレース・モレッツ主演で現代風にリメイクした青春モダンホラー。デパルマ版の過去作はずっと昔に観たという記憶はあるのだけど、僕の好みにいまいち嵌らなかったのか、その内容はほとんど憶えていない状態でこの度鑑賞。うーん、観終わってすぐの率直な感想を言わせてもらえば、「ザ・無難」という言葉に尽きると思います。ストーリーの盛り上げ方も、映像の見せ方もキャラクターの描き方も全てが予想の範囲内の及第点クラスなんですよね。だから、クライマックスのキャリーの暴走もカタルシスがあってけっこう見応えあるし青春ドラマとしてもなかなかセンスを感じるし決してつまらなくはないんだけど、こうもう一つ何かが足りないという印象。あのジュリアン・ムーア演じるお母さんがもっとぶっ壊れてて一度見たら忘れられないくらい強烈なキャラクターだったりだとか、クライマックスの惨劇ももっとやり過ぎなくらい血みどろグチャグチャにしちゃうとか、そんなデパルマ版を少しでも追い越そうというようなエッジの利いた演出があればもっと良かったと思うんですけどね。クロエちゃんも頑張っていましたが、彼女はもっと元気もりもりキャラを演じたほうがその魅力を発揮できると思います。という訳で、まあぼちぼち面白かったかなって感じですね。うん、6点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2014-11-01 21:29:55)(良:1票)
28.《ネタバレ》 1976年版のほとんど忠実なリメイクだけど、話が分かりやすくなったような気はする。改めて思ったけどスーの行動は頂けない。償いに自分の彼氏を貸してあげる? クリスの悪意は論外だが、スーの思慮のない善意も結局はキャリーを傷つけることになるんだ。そんな10代の青臭さ、残酷さ、脆さなどが面白くもある。テンポも良く、飽きることなく観ることができ、あっという間の1時間半だった。しかし役者の比較で言うとキャリー役はシシー・スペイセクに軍配。原作未読だけど、あちらの方が随分キャリーのイメージに近いんだろう。血をかぶった後の怖さにも差があった。母親役のジュリアン・ムーアは負けてないと思うけど。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-17 00:20:51)(良:1票)
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27.《ネタバレ》 あれ、意外と評判悪いですね。 一言で言えば、デパルマ版と比べると良くも悪くも普通の娯楽サスペンス映画になっていて、それをどう評価するか…ってとこでしょうか。 ぶっちゃけ「こりゃいじめられるわ…」という空気を全開で醸し出していた前作のキャリーと比べるとクロエのキャリーはかなり普通の子で、その違いがまさにこの2作の違いだと言えます。  原作小説を読んだのはもう20年は前なので小説との比較はできませんが、個人的には前作と比べて普通の人がとっつきやすいライトな本作はアリだと思います。  まぁラストのひび割れシーンはちょっとチープすぎるんじゃないかと思いますが…  あと、あんなカラのバケツが落ちただけで死ぬかどうかはかなり疑問なんですが…  
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-15 17:58:13)(良:1票)
26.《ネタバレ》 1976年版のキャリーをあまりはっきりと憶えて無いのだが、それでもオリジナルの方が良かった様に思うのは推して知るべしか 少なくとも過去のシシー・スペイセクのキャリーはドンピシャのキャラだった憶えがある 今回のキャリーのクロエはどう見てもカワイすぎ すでにアイドルなのだから、映画そのものにアイドルをキャスティングした工夫をするべきだった それが今回ほとんど無い オリジナルを完全になぞったリメイクならクロエはミスキャストだ クライマックスのプロムのあの超有名なシーンまでにこの映画ならではのオリジナリティーや、多少なりともそれなりに面白かったところが見事に無かった ホラーぽい演出もほとんど無く、ただ出来の悪い青春映画の作りにいいかげん退屈した プロムでのキャリー暴発以降はそこそこ見れるが、そのあたりでようやく並のホラー映画になった感じになるも、時すでに遅しで驚きもほとんど無い キャリーの母親もさほど狂った感じがしなくて、キャリーを深く愛している様にも見えるので、ただキャリーが一人で暴発した様に見えて「キャリー可哀想」とは全然思えなかった ここはかなりまずいんじゃなかろうか 少なくともキャリーが母親に絶望的な虐待を受けてるとか、母親が狂ってしまう過酷な過去を見せるべきだろう そうすればオリジナルに無かった物語に深みが出たと思う ただキャリーが自分の力に気づいて鬱憤ばらしに強大な力を解放したみたいに見える ならば理不尽に敵も味方もすべて傷つけるヒロインの狂気を描くなら、徹底的に皆ぶっ殺すべきだ だからといってキャリーに意地悪をした一人一人に復讐するシーンもなく、暴発のカタルシスにもかける なにもかもちょっとずつ足らなくてなおかつパッとした演出も無い ただクロエを愛でるだけの映画に思えた エンディングはオリジナルのあの名シーンがあまりにも有名で、あれを超えるのはむずかしいと思うが、やはりかなり落ちると言わざるを得ないな
にょろぞうさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-04-26 14:36:42)(良:1票)
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25.映像が暗過ぎですよ  目が悪くなってしまいそうだ。 ジュリアン・ムーアは一体いくつなんですかね  62、3ですか 老婆ですか (実際には53)  クロエはこの役嵌まりませんでしたね  やはり、シシー・スペイセクのような微妙な感じの娘でなければこのストーリーには嵌まらないない。 総じて、こんなものかなって出来栄え  予告編そのまんまであってそれ以上といったものが感じられなかった   一番印象に残ってしまったのがクロエ必死のカメハメ波という次第。
3737さん [DVD(字幕)] 5点(2014-03-19 22:20:38)(良:1票)
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24.《ネタバレ》 名作やカルト作品のリメイクは本当に難しいモンだと思います。原形を残してないとファンが怒るし、リスクを恐れて冒険をしないと凡庸な作品に成り下がってしまう。本作は完全に後者だと思います。 個人的に心配だったクロエ・グレース・モレッツは頑張っていたと思います。そもそもオリジナルのシシー・スペイセクが奇跡のバランスで成り立っていた配役だったのでそれを越えられないのは仕方が無い。しかし彼女のパフォーマンスが100%の力を発揮していたとはどうしても思えませんでした。それは周りの役者もそうで、モレッツの本来の演技が100ならば本作では良いトコ70程度しか発揮できていなかったと感じたし、周りの役者はそれに倣うと50が20程度だったと思う。 それはやっぱり監督の力量不足というか役者のコントロールが出来ていないのだと強く感じました。今時、あからさまに"目を泳がせ"たり、"顔を背け"たりする演技ってどうなんでしょう。また監督が今回『キャリー』をリメイクするに際し「何をしたかったか」が全く見えません。プロムナイトに代表されるデ・パルマの映像美は消えて貧乏臭い画になっているし、忠実に作ることを考えすぎてオリジナルの良さは消え、監督のオリジナリティは消えてしまっていると思います。 それでもキャリーがプロムナイトで暴れだした後は結構楽しかった。やっぱりモレッツはちょっとイっちゃってるキャラが似合うのでしょう、燃え上がる炎をバックに超能力を爆発させる場面は見ごたえがありました。クリスのフロントガラスへロケット頭突きにも大いに笑わせてもらいました。 そこまでの時点では「5点くらいの映画かなー」と思っていたのですが、センス0点のラストカットと底抜けに明るい調子のエンディング曲でマイナス1点。
民朗さん [映画館(字幕)] 4点(2013-12-02 06:49:29)(良:1票)
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23.《ネタバレ》 本作への興味はオリジナルとの比較と、キャリー役のクロエ・モレッツへの興味に集約されていました。結論から言うと、オリジナルとほとんど同じで、クロエちゃんに存在感がある分だけ、キャリーの不遇が薄まった印象でした。技を覚えた黒子テツヤが透明ではいられなくなったような感じです。キャリーの影が薄くないと、イジメに遭う説得力が不足します。クロエちゃんを目的に観に行ってるので、ミスキャストとは言いたくありませんけど。 スーの描写を増やし、キャリーの爆発から先生を生き残らせるアレンジは常識的な変更だったと思いますが、作品のエッジが無くなりました。先日見直したオリジナルは、登場人物たちの未成熟な青臭さがパワーの源のように感じられたんだけど、本作はお行儀良く作り直した感じ。いじめっ子のクリスがたいして憎らしく見えないことは大きな減点ポイントかな。 総じて、丸くなった「キャリー」は、悪くは無いけど特に面白い作品でもありませんでした。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 4点(2013-11-23 02:49:00)(良:1票)
22.《ネタバレ》 本日初回、10時半、そこそこ長い映画歴で初めて、劇場にたったの1人、という空間を味わえた事をここに記しておきます。さて、本編ですが、緩急がとても緩やかで地味ーな薄い演出のドラマなのに眠気に押されず鑑賞出来たのは、役者陣の堅実な演技力と手堅い(手堅過ぎる)構成のおかげでしょうか。知ってる人も知らない人も、『プロムの夜の罠』へ向かうまでがドキドキワクワクな訳でして、その好奇心のおかげもあるかもしれません。とここまではイイです。だけど『プロムの夜の覚醒』からがどうも…。監督サンはこれが長編3作目なんですよね。はっきりと力量やセンスが垣間見れた気がします。それは超能力の見せ方(魅せ方)。演出やビジュアルがどうも古臭く、幼稚。(キャリーが能力に目覚めて本やベッドを浮かせるシーンにしても変哲が無さ過ぎる)あれだけの事をされてこの程度の仕打ちではフラストレーションは晴れません。良くしてくれた先生を「生かした」事でキャリーにはまだ良心の意識があったと解釈出来るから、それに合わせたというならそれでいいかもしれないけど、これを期待していた人(僕)にはちょっと拍子抜け。唯一画になったカットと言えば、予告編にも使われていて、これで期待値がぐっ、と上がった、突進車を寸止めするカット位か。『クロニクル』の弾ける蜘蛛や、握り潰される廃車、位の鮮烈さやインパクトがこちらにもあればなぁ。ラストの墓石にひび演出はちょっとB級ホラー過ぎるよ。もう少し静かに知的に不吉に締めて欲しかった。違う監督が撮っていれば…、とつい思ってしまいました。若いキャストに混じって流石の存在感を発揮していたジュリアン・ムーア(ノーメイク!)とジュディ・グリア(長身美人先生)は一見価値あり。ホントは5点だけど、この2人に1点追加。
mikiさん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-19 14:37:56)(良:1票)
21.完全にクロエ・モレッツ目当てで観ました。そしてあーやはりこの映画にモレッツちゃんは残念ながら合わないなとプロムでのハイパー化をそれなりのカタルシスで見ていたら、関東震度4の地震!マジでビビった。どこよ?キャリーどこよ?
nazuさん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-16 22:24:22)(笑:1票)
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20.《ネタバレ》 デ・パルマ版の大ファンです。クロエは好きなので今回もそれなりに期待・・・と言うか不安の方が大きかったですね。 その不安の方が不幸にも的中。冒頭からして引いてしまいました。これ不要でしょう?余計な演出です。 その後もクロエがいじめられっ子にどうしても見えない部分に目をつぶりつつ見てたけど、本作の一番の失敗はキャリーが念動力を自在に扱える設定にしてしまった事ですね。キャリーは感情の爆発で念動力が炸裂する、それがあのプロムの惨劇をより効果的に見せたと思います。本作ではキャリーは意識的にみんなに制裁を与えてます。先生を吹き飛ばしつつも結局とどめをささなかったのもそう。オリジナルでは感情がスパークしたからこそ先生も含めて皆殺しにした、その悲劇的な演出こそが良かったのに。クロエは劣悪な脚本と演出の中で最大限良くやったと思います。そこに敬意を表して5点のところを1点おまけします。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-09 14:36:35)(良:1票)
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19.《ネタバレ》  監督はデ・パルマ版よりもキングの原作に近いと言っておりましたが、実際には原作の再映画化ではなくてデ・パルマ版のリメイクですね。  原作は今の流行りをずっと昔に先取りしたかのようなモキュメンタリー風の構成なのですが映画の構成はデ・パルマ版まんまですし、名前はあくまでキャリエッタではなくキャリーですし。   となると旧作との比較という感じになってしまって(間違い探し程度の差という状態)、ごくごく一部を除くと旧作に遙かに及ばないリメイクといった状態。  旧作より良かった点は、1つはスーの改心の過程。旧作はスーの心が掴めず、キャリーにプロムを譲るまでの流れが唐突な感じだったのに対して、今作ではもう少しスーに寄る事で過程が見えています。  もう1つはいじめっ子カップルの車との対決シーン。旧作は唐突に対決シーンが始まりますが(前のシーンからの繋がりが不自然)、今作では二人とキャリーとの行動の流れを追った上での対決となります。   で、評価できる点はその程度。  演出はデ・パルマのような個性を望むべくもなく、クロエは最初からプロムまで見た目の印象が特に変わりません。生徒の多くが旧作に比べて劣化状態、音楽も旧作のような美しい旋律を聴く事はできません。   と、どうしても旧作との比較状態になってしまうのですが、今作の価値というのが感じられないのがつらいのですよね。元が元なだけにそれでもそこそこ見られる映画になっているものの、あえてリメイクしただけの価値あるモノが見当たらないんですよね。  旧作は怖くない、むしろ切なく哀しいホラーでしたが、これはそこも薄味になっちゃった感じ。   っていうか、クロエは肩幅広くて、肩とか二の腕とか逞しくて、超能力なんて使わなくても腕力でいじめっ子に十分勝てそうな感じなんですけど。
あにやん‍🌈さん [試写会(字幕)] 5点(2013-10-23 23:20:38)(笑:1票)
18.この映画をホラーとして鑑賞するのであれば低評価にせざるを得ません。だって全然怖くないんだもの。みなさんの言うとおり主役が綺麗すぎてリアリティが無い、ということも一因ではありますが、それ以上に、この監督が、我々を怖がらせようとしていません。この映画、もしかしたらホラー映画ではないのかもしれません。
la_spagnaさん [DVD(字幕)] 5点(2016-11-11 18:26:42)
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17.《ネタバレ》 クロエ、ジュリアンの狂気の演技が非常に良かったです。 あんなかぁちゃんはイヤだ・・・。 ただいじめられっ子にしてはクロエは素材が良すぎると思いました。  いじめグループは意外とあっさりお亡くなりになっていたので もっと痛めつけるシーンがあっても良かったかな(笑)  バケツで一発!この世界のドリフは死者が出ますね。
とむさん [DVD(字幕)] 6点(2016-04-25 01:33:06)
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16.《ネタバレ》 たまたま見る機会がありました。皆さん記載の通りオリジナルに忠実なリメイク。細かな演出面では結構違っていますが、違いのつけ方が稚拙というかチャチいのが多いので結果的に少しシラける要因にもなってしまっています。(フロントガラスに顔だけ突き出して、ゆっくりお亡くなりになるとか全然要らない)  言いたい放題言っちゃうと例えば壇上の彼がバケツで死亡せず、上からエグいくらいにライトが落下してきて壮絶な死を演出していれば高得点だったと思います。更に、助けた先生も中途半端に助けずに無慈悲に身体を引きちぎられて無残にお亡くなりになるような壮絶な演出があれば高得点だったと思います。ついでに言っちゃうと悪の首謀者たちの赤い車、、アレもあんなにのらりくらりとやらず、最初の一撃で一気にフロントガラスを突き破って二人とも首が折れてお亡くなりになれば高得点・・ とにかく全体的にもっと思いっきりやって頂きたかったです。  妄想が全て取り入れられていたらたぶん8点つけても良かったと思います。。CGなどはとても綺麗なのでホント残念ですし、そもそもクロエちゃんが綺麗すぎるのも致命的としか言いようがないです。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-08-29 01:07:33)
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15.《ネタバレ》 キャリー役にクロエ・グレース・モレッツは明らかなミスキャスト。普通にかわいくて、怖さや不気味さがまったく感じられない。シシー・スペイセクにはイジメられる雰囲気があったけど、クロエにはそれがない。たぶん普通の女の子というのを意図的に強調したかったのだと思うが、もうぶち壊し。 また、一人で念動力を試してみるシーンも余計で、演出面でもオリジナルよりつまらなくなっている。イジメ方も現代版ぽくネットに動画を上げる方法にアレンジしているが、いくらバカでも先生から怒られた後だと撮影者がすぐ特定されるくらいわかりそうなもの。キャリーの念動も、オリジナルは目だけで迫真の演技をしていたが、リメイクは手のフリを使ってマンガチックになってしまった。良くしてくれた先生を殺さなかったことも、キャリーの狂気を半減させた。変わった部分がことごとく改悪に見えて、残念ながらデ・パルマ監督との力量の違いが残酷なほど歴然と感じられる。 B級テイストもあったオリジナルより、CGなど映像技術は格段に進歩しているはずだけど、だからといって面白くなるものでもない。『ロボコップ』のリメイクでも感じたが、最新技術を駆使したリメイク版よりも、B級感の残るオリジナルのほうが印象に残る。監督ほかスタッフ次第で、制作条件が劣っていても面白いものが作れるということだろう。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-06-07 23:28:02)
14.デパルマのオリジナルは観ていません。みなさんのレビューを観るとオリジナルに忠実なリメイクのようですね。まったく面白くありませんでした。ストーリーが私には向いてなかったようです。観る前にレビュー読めば良かったです。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-11-29 10:11:31)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 5.15点
000.00%
100.00%
213.03%
326.06%
4927.27%
5618.18%
61030.30%
7412.12%
813.03%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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