寄生獣のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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寄生獣

[キセイジュウ]
PARASYTE
2014年上映時間:109分
平均点:5.85 / 10(Review 59人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-29)
公開終了日(2015-04-29)
アクションドラマホラーサスペンスSFシリーズものパニックものモンスター映画漫画の映画化
新規登録(2014-07-22)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2020-10-12)【イニシャルK】さん
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監督山崎貴
キャスト染谷将太(男優)泉新一
深津絵里(女優)田宮良子
橋本愛〔1996年生〕(女優)村野里美
東出昌大(男優)島田秀雄
池内万作(男優)A
余貴美子(女優)泉信子
大森南朋(男優)倉森
北村一輝(男優)広川剛志
國村隼(男優)平間
浅野忠信(男優)後藤
山中崇(男優)
豊原功補(男優)山岸
山谷花純(女優)裕子
春木みさよ(女優)
田島令子(女優)田宮良子の母
桜井ユキ(女優)
蛍雪次朗(男優)
阿部サダヲミギー
脚本古沢良太
山崎貴
音楽佐藤直紀
作詞藤原基央「パレード」(トイズファクトリー)
作曲藤原基央「パレード」(トイズファクトリー)
編曲BUMP OF CHICKEN「パレード」(トイズファクトリー)
主題歌BUMP OF CHICKEN「パレード」(トイズファクトリー)
撮影阿藤正一
製作市川南〔製作〕
島村達雄(共同製作)
阿部秀司〔製作〕(共同製作)
東宝(映画「寄生獣」製作委員会)
日本テレビ(映画「寄生獣」製作委員会)
講談社(映画「寄生獣」製作委員会)
電通(映画「寄生獣」製作委員会)
ROBOT(映画「寄生獣」製作委員会)
読売テレビ(映画「寄生獣」製作委員会)
白組(映画「寄生獣」製作委員会)
プロデューサー川村元気
奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)
阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
山内章弘(エグゼクティブ・プロデューサー)
制作ROBOT(制作プロダクション)
東宝映画(制作協力)
配給東宝
特殊メイク藤原カクセイ
特撮山崎貴(VFX)
渋谷紀世子(VFXディレクター)
コナミ(CG技術協力)(小島プロダクション)
白組(VFXプロダクション)
大屋哲男(DIテクニカルコーディネート)
美術林田裕至
柘植伊佐夫(キャラクタービジュアルディレクター)
藤原カクセイ(特殊造形総括/キャラクター立体デザイン)
振付阿部サダヲミギー(モーションアクター)
録音白取貢
北田雅也(音響効果)
その他東宝(提携)
日本テレビ(提携)
あらすじ
ある夜、海洋を漂ってやってきたパラサイトが人間の脳に次々と寄生し、人間を貪り食い始める。そのうちの一匹は泉新一(染谷将太)に寄生を試みるが、脳を支配する事に失敗する。右手に宿ったそれは「ミギー」(阿部サダヲ)と名付けられ、奇妙な同居生活が始まる。ある日、新一の通う高校に新任の化学教師・田宮良子(深津絵里)に寄生したパラサイトが現れた事を契機に、新一は警官「A」(池内万作)や転校生・島田秀雄(東出昌大)など他のパラサイトと戦う事となる。
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59.《ネタバレ》 恐らく実写映画化作品、特に漫画作品においてここまで適切な翻訳作業はなかなかにお目にかかれない。それほどまでに原作から"省く箇所"と"残す場所"を考えられている、漫画の映画化のお手本のような脚本。これほどまでに大胆なストーリーの切り取りを行いながらも、原作での名シーンはほとんど切り取らず、しかもこれらのシーンがストーリー展開を邪魔することなく自然に取り込まれています。具体的にはに泉家を父親のいない母子家庭にするという設定、伸一の母親への思いを増長させると共に、旅行先でのシーンを大幅にカットするものとして効果的に働いていて、ラストの独自の設定も原作よりも強い親子の愛情や絆のようなものを表現していている。傷痕の魅せせ方も秀逸でした。ほかに映画オリジナルの設定で良かったのが、寄生成物が人の顔を見て話さず棒立ちでそれぞれ別の方向を見て話しているのシーン。島田の殺害シーンでもミギーが弓矢のように変形するのも、前後編に分割する上での"見せ場"としても働いてるかつカッコいい。ラストの涙の件も、後編での田宮の殺害シーンに繋がると考えると、非常に分かりやすい(良い意味で)伏線になっている。十分な傑作に仕上がってますが、欲を言えば音楽と演出にもう少し気を使ってほしかった(この人の映画は毎度)。特に重要なシーンで単なる暗転や唐突なカットで済ませるのはもったいない気がする。島田殺害後や田宮が両親を殺害するシーンなど、特に後者についてはもうすこし母親が気付くシーンの演出にこだわっていてほしかった。後の台詞でもある母親という存在に興味を持ったというのがもっと説得力があるものになったのではと思う。キャスティングについてはあまりにているキャラはいませんでしたが 恐らく今回のドラマ部分に欠かせない演技力、時に伸一役で高校生を演じられてなおかつ 、あれだけ"泣き"の演技がうまいのは染谷将太ぐらいしかいなかったんだと思う。自宅にAが襲撃に来るシーンは特に良かったです。 あとキャスティングについてもうひとつ、映画の見方なんて人それぞれなので言いにくいですが、こういう実写化作品でキャスティングによるビジュアル的な問題だけで頭ごなしに作品を否定している人がまだいるみたいですけど、それはもう頭が悪いと言わざるを得ないというか、なんというか。もう少し咀嚼して映画を見ても良いと思います。
走馬灯さん [映画館(邦画)] 8点(2014-12-07 00:17:54)(良:4票)
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58.原作は10年以上前からの大ファンで、本棚には日焼けして大分劣化したコミックが今尚鎮座しております。故に相当ハードルが上がった状態での鑑賞でしたが、それを上回る位の期待通りの出来だったので安心した。ここでの評価が芳しくないので一瞬観に行くのを躊躇ったが、本当に観に行って良かったと思える作品だった。どれだけ改変されちゃってるのか危惧したが、重要なシーンは原作そのままだし、母親と息子の愛情の描き方は原作以上に丁寧で、だからこそしっかり感動させてくれた。その辺は本当に原作の良さをわかってるなという感じがしてとても安心して観ていられた。あと、この映画最大の魅力はやっぱりミギーを演じた阿部サダヲだ。チャーミングだし、そのコミカルな動きは観ていてとても楽しかった。やっぱり日本で実写化して正解。  もし、ハリウッドで実写化されていたら大変でぃした。主人公は白人、彼女はパツキンで、まず2人がプロムへ行く所から始まったりなんだりして、敵の女ボスはガチムチだし、後藤は黒人のマッチョに変更されるでしょう。主人公はミギーそっちのけで銃を乱射して寄生獣を倒すというね。当然寄生獣側も銃を持ってるでしょうから画的には普通に銃撃戦ばかりのアクションものになり下がるというね。ラストはナタの代わりに手榴弾で決着が着いたりしてね。 そんな寄生獣やだ(笑)
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2014-12-03 12:49:04)(笑:3票)
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57.《ネタバレ》 原作漫画を所持しているファンである。上手く映画化すれば傑作になる!と昔から期待していた作品ではあるが、原作の出来が良ければ良いほど逆に傑作は生まれにくいとも思えてきた昨今。だからあまり期待せずに観たというのが本当のところ。  意外とそれなりに観られる。原作からカットしたところや改変したところはあるがあまり違和感なく物語になっていると思えた。原作の設定が秀逸だからとも言えなくもないが上手いこと処理している方ではないだろうか。 ただ褒められるのもそこくらいで後の要素は平凡な出来とも言える。パラサイトたちの演技が感情を殺したような演技が多くなるから、対比としてのアクションシーンはもう少しメリハリがあってもいい。ラストのAとの対決はそれが多少はできているし頑張っているが香港映画のようなアクロバティックな動きはいらなかったように思う。最小限の動きで攻撃をかわし標的に接近していく方が説得力があるしこの作品には合っている。  あとは原作ファンから見て気になった細かいところ。 ・母子家庭にしたことは物語上ではそこまで支障はないのだがやはり母を失った後の生活が気になってしまう。蓄えがあるからと言ってもそこまで裕福には見えないしパラサイトの脅威よりもある意味心配になってしまう。 ・ミギーの声はもうちょっと無機質寄りでもいい。まあ声は慣れるのだがCGの動きが少し芝居がかりすぎだと思う。寄生生物はそういう無駄な動きや演出はしないだろう。  いろいろ苦言も書いたが物語を追うだけなら普通に楽しめる作品だと思う。
さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-16 02:41:37)(良:2票)
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56.《ネタバレ》 それなりの原作ファンと自負しておりますが、原作の必要不可欠な要素を2時間弱に収めるその構成力・脚本力の手腕の高さは大変素晴らしかったと思います。新一の家族構成から父親を排し、シングルマザーの家庭とすることで、主人公にとっての母親の喪失感をより強く出すことに成功している。寄生生物の一匹であるAが母親の脳を奪う個体と変更されている点も、新一とAとの対決とリンクさせることで、物語の展開がスムーズになり、タイトに仕上がる要素となっていたと思います。 またミギーが序盤で剣道部や弓道部の練習風景を何気なく眺めることで、他の寄生生物との戦いにおける斬り合いや、終盤の弓に変形する展開に、説得力を持たせることに成功している点など、実にクレバーに思えます。 個人的には山崎貴監督は大仰な演出が多く、好きになれない監督の筆頭だったのですが、本作では何度も心動かされるシーンがありました。特に新一が母親を失って「夢じゃなかったのか……」とひとりごちる場面は、唯一の肉親を失ってしまった悲しい人生の幕開けにも関わらず、外からは明るい朝焼けか夕焼けの光が差し込んでいて、彼の悲劇性をより引き立てていると感じました。このシーンは主演の染谷将太君の慟哭する演技の凄まじさも相まって、胸に迫るものがありました。 人体破壊描写をPG12作品と言う枠の中で出来るだけ限界に挑戦しているであろう気概も良いです。ヌルイとそれは最早『寄生獣』では無くなってしまうと思うので。 大傑作漫画の実写映画化ということで、高いハードルだったと思いますが、監督からはそのハードルを乗り越えようとする意志を感じますし、前編を観た時点でなら十分にその力はあると思います。問題は完結編で全ての要素を綺麗に回収することが出来るのか。田宮良子の結末、広川剛志の結末、後藤との戦い、どれも普通の映画であればクライマックスに出来るだけの素材のため、完結編で変に間延びした(クライマックスが何度もある)作品にならないことを期待しています。
民朗さん [映画館(邦画)] 8点(2014-12-01 00:44:18)(良:2票)
55.約10年前に劇場で見て以来久しぶりに見返したんですが、前に見た時とほとんど評価が変わらなくてちょっとびっくり。まあ10年前の自分でも容易に理解できる程度の内容で、良いところもダメなところもある映画という感じです。一番ダメなのは佐藤直紀の音楽ですね。別にスケールが大きな話というわけでもないのに仰々しく却って安っぽく見えてしまいます。この映画にはオーケストラより無機質な電子音楽のようなジャンルが合っていると思います。撮影監督がいつも山崎貴監督と組んでいる柴崎幸三から阿藤正一に変わっているのはいいですね。中島哲也監督と組んでいることが多かったこの撮影監督の方がどこか冷たくスタイリッシュな世界観にマッチしています。一番感心したのはグロテスクな描写のバランスがいいところです。寄生獣の元ネタの遊星からの物体Xなんかを見ていても、あからさまに不快感を感じさせるために汚らしく内臓や血を飛び散らせる感じが好きではないのですが、この映画では人体の切断面は臓器と骨の層構造を美しく見せるアプローチが取られています。レイティングの問題もあるんでしょうがグロテスクでありながらもどこか美しさも感じられる、それはいわば生物の営みそのものでありこの作品のテーマを表現する視覚イメージとして適切だと思います。冒頭のニュースからIAEAに触れたり、さりげなく原発事故のイメージを挿入していますがそちらはあくまで触れているだけで作品全体のテーマにまで昇華できていると思いませんのでせいぜい努力賞と言ったところでしょうか。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-21 23:12:29)(良:1票)
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54.《ネタバレ》 AmazonPrimeで見ました。  ターミネーター2を撮影する為に寄生獣の版権を買ったという話を思い出しましたが、 表現力でいうと圧倒的な予算の違いもありますが、 T2の方がおぞましかったですねぇ(20年前とは)  本作ではミギー含めて作り物感が強いので そのあたりがやっぱりマイナスポイントになってしまいます。  とはいえ、脚本の取捨選択を含め 上手く実写化したなぁって思いました。  とはいえ、母との決着は原作の方が好きですねぇ。  個人的には配役的にもあまり違和感はなかったです。 別ドラマで棒な演技に驚愕した東出昌大ですが 本作では無機質感が出ていて逆にあっていたという。  結果、危惧していた部分はそうでもなく むしろ楽しめていたので よって完結編もみたい感じです。  なお、アニメ版も見ていますが、 ミギーの声は平野綾の方が異質な感じがして好きでした。  感覚的には6.5な感じがしますが、この間みたキングダムの方が好きなので 6点にします。
シネマレビュー管理人さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-14 11:11:56)(良:1票)
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53.最初にきっぱりと言っておくと、岩明均が描き出した漫画「寄生獣」は、僕にとって人生のバイブルだ。 初めてこの漫画を読んだとき、当時10代だった僕は、最終話における寄生生物ミギーの「心に余裕(ヒマ)がある生物 なんとすばらしい!!」という台詞に心から救われた。以来、この漫画は常に僕の人生の傍らに存在している。  というくらいのファンもとい“信奉者”なので、国内で映画化と言われても疑心しか無かったし、とてもじゃないが劇場に足を運ぶ気にもならなかった。 そうして劇場公開から4年余り経過し、某動画配信サービスのラインナップの中から“当たり屋”的なスタンスでようやく鑑賞に至った。  結果的には、言いたいことは無論尽きないが、ハードルを下げきって観た分、想像以上に無難に実写化しているとは思えた。 原作の信奉者として、改変箇所には一々違和感と拒否感を禁じ得なかったけれど、実写化する以上は一定の尺の中に収めることは避けられないことであり、あらゆる制約の中で、ストーリーテリングとキャラクター設定を整理しつつ、纏めている部分は致し方ないと思う。そして、「あ、なるほど」と少なからず感心する改変ポイントもあった。 そもそもモノローグが多い原作漫画なので、実写化にあたっては意外と話運びそのものが難しかったのではないかと思うが、キャラクターを整理・統合しつつ、破綻しない程度に改変できていたのではないか。  キャスティングを含め、俳優陣も概ね良かったと思う。 特に、主人公“泉新一”役の染谷将太、キーパーソン“田宮良子”役の深津絵里については、ビジュアル的にも表現的にも原作キャラと合致しているというわけではなかったけれど、それぞれが独自の演技プランで的確な役作りをしていたと思える。 一部酷評も目にしたが、“島田秀雄”を演じた東出昌大も、この俳優特有の“棒演技”感が絶妙にマッチしており、原作の“島田秀雄”というよりは、寄生生物キャラ全体に共通する作り物のようなおぞましい無機質感を体現できていた。  と、溜飲を下げる一方で、根本的な演出面では稚拙さが際立っていたと思う。 ストーリーテリング自体は整理できていたけれど、その分、一つ一つの描写がとても薄っぺらい。 俳優陣はそれぞれ頑張っていたが、感情を揺さぶられるほどの情感を引き出すには至っておらず、これはすべて監督の演出力の無さに起因すると思わざるを得ない。 「混じった瞳」「火傷の手」など、キーポイントとなるカットをしっかりと押さえるだけでも、印象は随分変わったはずだ。せっかく原作という“絵コンテ”が存在するのに、そういう画作りの不味さが際立ってしまっているのは残念だ。  あとは「みんなの生命を守らなければ」ではなく、「みんなの生命を守らねば」だ!だとか、細かすぎる難クセは枚挙にいとまがないが、「後編」も不安半分、期待半分で観てみようと思う。 浅野忠信の「後藤」には期待している。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-09 23:50:40)(良:1票)
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52.《ネタバレ》 名作漫画の映画化は原作ファンを嘆かせる出来になることも多いけれど、この作品はそうならなくて良かった。山崎貴監督の手腕で、原作のエッセンスを損なってはいない。映画サイズにまとめたために、どうしても描ききれない物足りない部分は出てくるものの、1本の映画として面白く観られる。 原作ファンとして欲を言えばキリがないが、回想を取り入れながら削ぎ落とせるところは削り、テンポよくコンパクトに再構築しているので、単なるダイジェストにはなっていない。これは相当な力量が必要とされるし、原作を本当に好きでないとできない。そうじゃないと大怪我をする。犠牲になった原作が、今までどれほどあることか…。 テレビ放映版ではグロい殺戮場面がカットされてマイルドになっていたのが不満だが、それ以外は概ね満足。これなら後半の完結編も期待できる。この製作チームで、原作を台無しにされた『デビルマン』を是非リメイクしてほしい。
飛鳥さん [地上波(邦画)] 8点(2015-04-26 22:52:22)(良:1票)
51.予備知識なしの鑑賞ですが、ストーリーが魅力的で原作や続編が気になります。特別な先入観もないので登場人物やミギ―の声にも違和感なしです。キャスト陣のリアルな演技が非現実的な物語を身近なものに感じさせてくれます。
ProPaceさん [地上波(邦画)] 7点(2015-04-25 22:36:59)(良:1票)
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50.原作ファンの方にこそ是非鑑賞して頂きたい力作。 原作が訴えたいテーマを尊重しつつ、大胆に削ぎ落とせる所は落とし、テンポ良く纏めた製作陣に拍手。 続編有っての作品でも有り最終的な評価は続編を観てからとしたいが、 現時点では数多のマンガが原作の映画の中で白眉の出来だと思う。 染谷翔太を本作で初めて知ったが、将来が楽しみだ。 
たくわんさん [映画館(邦画)] 8点(2015-02-01 14:03:43)(良:1票)
49.《ネタバレ》 いやよかったですよ。むしろ実写でよくここまで頑張ったと誉めてあげたいです。顔面がカパッと割れて人間の頭を一飲みにするところとか、主人公が母親の仇を打つ場面の殺陣の出来とかなかなか侮れません。山崎貴監督の、こういう日常生活に溶け込むVFXはすごいなあと感心します。(三丁目の夕日とか)ところが一歩地球を飛び出すと途端にからっきしダメになるのなぜなんでせう。YAMATOもこのくらい自然に撮ってくれてればなあ。個人的に田宮良子役は椿鬼奴さんにやっていただきたかったのだがまあ良しとしましょう。どうでもいいことだが、私はエンドロールを見るまで母親役を室井滋さんだと思い込んで「役作りで太ったんだナあ。」と呑気に見ておりました。さっき検索したら全然顔違うし。あとこの映画のチラシを初めて見た時「あ 主役は香取慎吾なんだ」と思ってた。私はもしかしてレビュワーに向いてないのかも。
S.H.A.D.O.さん [映画館(邦画)] 8点(2015-01-16 01:19:07)(笑:1票)
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48.《ネタバレ》 原作好きだから、どれだけ酷くなってるか不安だったけど、思ったほど悪くなかったです。 かなり話やキャラクターを寄せ集めて一つにして2時間にまとめた、という印象ですが、破綻しない程度にはまとまっていました。  でも、前後編にするなら、もう少し丁寧に寄生された後の母親との戦いを描いて欲しかった。 Aに寄生されるなんて無理やり過ぎます。咄嗟に新一を救う母親の手の演出は良かったですが。  ミギーとの関係も、不気味な寄生生物と宿主の関係から、衝突を繰り返しながら徐々に友情のようなものも芽生えるという過程がすっ飛ばされて、最初からフレンドリーなのは違和感ありました。  役者は良かったです。 主演の染谷将太は上手ですね。特に母を亡くして慟哭するシーンはとても良かったです。 そして深津絵里が素晴らしかった。 見る前は、原作と一番イメージが違うと思っていましたが、知的で冷徹な田宮良子になってました。  後編は、このまま母性を重視して命の大切さを前面に出すような話にもっていきそうですね。 それだけじゃなくて、原作は己の存在意義を問いかける哲学的な話だと思っているので、後編どうやって収束するのか楽しみに4月を待ちたいと思います。
nanapinoさん [映画館(邦画)] 7点(2014-12-27 22:07:03)(良:1票)
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47.《ネタバレ》 原作ファンは不満をお持ちのようですが、自分的にはきちんと辻褄が合う、論理的に破綻のない物語世界はいいなという気持ちがひとしおで、退屈とか、あるいは物語の適当さに対する苛立ちを全く感じさせない2時間強で、ひさびさに映画館でいい時間を過ごしたなと感じました。出番こそ少なかったけれど橋本愛も安定の美少女ぶりで。 ああ、来年の4月が待ち遠しいなあ。ちょっと間があきすぎ (予告編?見たがぎりでは、ちょっと愛ちゃんもドキドキwするようなシーンがあるようで、ライトファンとしてはたまりませんw)
rhforeverさん [映画館(邦画)] 7点(2014-12-01 15:58:10)(良:1票)
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46.《ネタバレ》  東京国際映画祭で鑑賞。   退屈せず面白く見られました。ミギー可愛いし。ちゃんと血みどろバラバラなグロだし。  だけど、この映画ならでは!っていう絶対的な個性が無かったなぁ、と。もっとカッコいいとか恐ろしいとかアガるとか燃えるとか切ないとかあっていいと思うんですけれど、良くも悪くも山崎貴監督、ソツなく仕上がってます、という感じ。   ボディースナッチャーものとしての面白さは大きくスポイルされちゃってます。何故ならミギーの能力によって誰が乗っ取られてるかは全て最初からハッキリしているので。  で、その代わりに生まれるモノの面白さという点について、今一つな感じがするんですよね。  体を乗っ取る事によって人間を理解してゆく、人間に寄ってゆく侵略者、それに対比されるべき人間側の描写が薄いと思います。主人公とミギーは一体化する事によって人間と侵略者の間の立場で世界を見る事になるのですから、そこは人間側もちゃんと描かないと。主人公とお母さんのドラマだけでそれを成立させられるとは思えません。というかお母さんとのドラマはもっともっと濃厚な、強いアクセントにして良かったと思うのですが。   登場する役者さん達にも意外性がなくて(橋本愛の女子高生、余貴美子のお母さん、國村隼の刑事、北村一輝のいかにも何かありそうな胡散臭そうな人・・・)、今の日本映画の土壌で作るとしたらこういう映画になりますよ、というモノをそのまま見ているような感じ。   東出くんが学校で暴れるシーンなどは展開の運び方も悪く、続編に繋ぐラストだって引っ張り過ぎで、そういうもったいつけた感じよりは、もっともっと尖がった何かを、と物足りなさを抱きました。   山崎監督の色の無さは、この世界にはちょっと味気なかったかな。
あにやん‍🌈さん [試写会(邦画)] 6点(2014-11-02 14:51:34)(良:1票)
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45.《ネタバレ》  原作の大ファンです。  何度も読みなおしました。  アニメも見ました。  この手のジャンル、この手の実写化作品のなかでは、過去一良くできているんじゃないでしょうか。  そもそも連載漫画の実写化なんて、尺の関係上うまくいくわけがないんです。  ところがところがこの作品、なんともきれいに2時間の枠内にまとめあげて・・・。  しかも無理も無駄もないストーリー展開。  省いていいところは思い切って省き、大事なエピソードは全部詰め込んでいます。  そもそも母親の死のエピソードと島田のエピソードをどちらも入れてくれたことに拍手を送りたいです。  ミギーがどんどん知識を吸収して賢くなっていく様子や、ミギーと泉とのほのぼのとしたやりとりもしっかり描いています。  原作ファンとしてはずしてほしくないエピソードをこれだけいれて、なおかつストーリーが破綻もしていなければ駆け足にもなっていない。じっくり丁寧に、でもテンポよく見せてくれて、最初から最後まで至福の時間でした。  田宮良子に深津絵里をキャスティングしたのもうまいですよね~。  マンガ原作映画でここまで完成度が高いものを見られる日が来ようとは。
たきたてさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2024-10-15 04:39:31)
44.恐怖・感動・哲学的要素のある漫画が原作ですが、漫画に引けを取らない映画になっています。いたたまれない展開は、映像で観るとさらにそれが増します。展開が早いので、先に漫画を読んでおくと一層楽しめます。深津絵里がクールで最高です。
VNTSさん [インターネット(邦画)] 8点(2018-09-08 20:27:14)
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43.《ネタバレ》 超絶な原作ファン(たくさんいると思うが)だが、意外と良くできててホッとした(漫画原作には痛い目にあわされてるので)。 ミギーの声とふかっちゃんのキャスティングかマイナスポイントかな〜。小雪でよかったんじゃね?w
◆◇◆◇◆ raindrops ◆◇◆◇◆さん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-30 17:48:19)
42.原作未読だと完結編観ないとダメですね。
東京ロッキーさん [インターネット(邦画)] 6点(2018-08-07 17:02:36)
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41.《ネタバレ》 原作が有名なのは知っていたが読んだことはない。この映画を見る限り普通に面白い話にはなっている。 映像面でいえば、以前に「海賊とよばれた男」(2016)というのを見た時は(三丁目は見ていない)、かつて実在していたものを現に存在しているように見せられたので驚いたが、この映画ではマンガを立体化して実写映像と違和感なくすり合わせした感じなので、それ自体で感動というほどでもない。 また出演者に関して、個人的には深津絵里、橋本愛といった女優を好きだと思ったことがないので主要キャストに関しては不満足である。主人公の同級生役で出ていた山谷花純という人は前から知っていたので注目していたが、最後に二つになってしまったのは残念だ(原作では死なないはずではなかったのか)。ほかどうでもいいことだが、東出昌大という役者は身長が高すぎだ。  以下余談として、原作は1988年からの発表とのことだが、この映画でも冒頭からしていかにも20世紀の青臭い環境論が鼻につく。それほど人類による環境負荷を嫌うのなら、半分とか1/100とか言わず絶滅させてしまえばいいだろうがと思うわけで、何をどうしようという観念もなく声高にアピール(自己主張)して終わりの昭和臭さを感じる。何なら先進国が温室効果ガスを削減する代わりに途上国には人口を削減してもらうかといった皮肉も言いたくなる。 また犬に関することでは、生きた犬も死んだ犬も同じく尊重すべきと思うのは構わないが、そういうことをいえばヘビもカラスもカマドウマもコウガイビルも全部同じように扱わなくていいのかと言いたい。愛護動物を前面に出した方が一般にはわかりやすいとしても、地球環境問題を尖った形で取り上げる割に、生物多様性という面では大して考えていない状態のように見えた。 まあ続編があることがわかっているのでここで突っ込んでも仕方ない。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2018-07-28 17:28:14)
40.《ネタバレ》 コミック既読です、随分と時間が経ってしまった為、フレッシュな気分で観れました。なんというか、生きているものはすべて何かに寄生しているのかな、映画をきっかけにもう一度コミックを読みたくなりました。ビジュアル的なところに目がいく作品ですけど、哲学的ですよね、寄生獣たちにも個性があるのが面白いですね。生きているものは存在意義とか関係なく増殖し続ける(人を含めて)はずなんですが、寄生獣たちはどうやって個体を増やすんですかね?そういう意味では、寄生獣は人以上に深い悩みを抱えた考える生き物なのかも?
ないとれいんさん [インターネット(邦画)] 6点(2017-07-03 15:40:45)
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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 5.85点
011.69%
123.39%
211.69%
358.47%
435.08%
5915.25%
61627.12%
7711.86%
81220.34%
923.39%
1011.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.70点 Review10人
3 鑑賞後の後味 5.55点 Review9人
4 音楽評価 4.60点 Review5人
5 感泣評価 4.00点 Review4人
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