82.映画の評価が時の流れとともに変わっていくのは仕方ないことなのだろうか。時を越えて評価される映画でなくとも、その公開された「旬」の時点では間違いなく秀作であったはずのこの映画。いつのまにか女優の肢体が映画評のスケールと成り代わってしまったのか。ストーリーの奇抜さ、斬新さ、時代とのマッチングは最高である。当時はハレー彗星がやってくるころで、ハレー彗星が何年かおきに地球に接近すると決まって疫病が地球全体で流行するなど不吉なことが起きるという伝説があった。そこからの発想で製作された映画である。映画を統一するカラーは黒~深青のイメージで、ハレー彗星のイメージそのままであり統一感がある。特撮も当時としては怖いことで話題となった。音楽はモチーフそのままに壮大、「警察24時間」等の特番によくつかわれる名曲である。こういう映画は「当時を知る」人間でなければ評価はどうしても下がっていく。仕方ないことなのだが、テレビメディアで中途半端にさらされ「どっかで何度か観た映画」としてしか評価されないのは残念でならない。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-22 22:27:06) (良:2票) |
81.これって日曜洋画劇場で頻繁に放送されてましたよね。いい時代です。日曜洋画劇場って1ヶ月以上前から予告を流すんですけど、当時中学生の私は、予告の時点で見たくて見たくて仕方ありませんでした。だって、主演女優がずっと全裸の映画なんてありえませんよ。しかも予告のナレーションが「バンパイアによる地球侵略」とかって煽るもんで、裸に地球侵略だなんて、中坊にとっては夢のような映画でしたね。というよりも、青少年の妄想を完璧に形にしてくれた映画です。惑星ソラリスです。ディズニーランドよりも夢があります。サンクス淀長。で、本編ですけど、これが面白いんですよ。裸の嬉しさよりも、映画の面白さにひかれちゃいました。とくに後半のパニック描写がすばらしく、「これはエライものを見てるぞ」って思いましたね。しかも締めはちゃんと裸。わかってらっしゃる! 【ザ・チャンバラ】さん 8点(2004-07-14 13:16:30) (笑:2票) |
《改行表示》80.《ネタバレ》 公開当時は何故か鑑賞しなかった作品。その後も、やたらと「全裸の美女作品」的なイメージが強く、積極的には観ようとして来なかった作品でした。が、たまたまヴァンパイア作品をいろいろ当っていたところ、今回CSで放映されたのを機に初鑑賞に至りました。 結論から言えば大満足。ヘンリー・マンシーニさんの重厚なテーマで始まるオープニングから惹き込まれ、切れ目のないストーリー展開、当時としてはハイレベルな特撮技術、宇宙船や謎の構造物のデザイン、ゾンビ化した群衆のシーンなどの様々な革新的アイディア等々、今にしてみればB級感は否めませんが、制作年代を考えれば優れたスペースオペラの大作として楽しむことが出来ました。 以下、いくつか感想を羅列します。 謎の巨大宇宙船に調査隊が乗り込んでいく場面は、隊員が「懐かしい感じがする」と言っているようにどことなく産道を思わせるデザイン、とすれば男女3体が眠っていた空間は子宮のイメージと思え、そんな風に考えれば巨大宇宙船のデザインにはどこか「2001年宇宙の旅」へのオマージュなのかなといった印象を受けました。 そもそもストーリーよりもこの作品を有名にしてしまった全裸の美女は、特に後姿を見ると思いの外グラマラス。このエイリアンのキャラからすればスレンダーな美女の方が合っていたような気がしますが、見た男を虜にするという意味では少なからず母性を感じさせる体型で正解だったのかも知れませんね。 今時だったら、3体のエイリアンのうち女性タイプだけが吸精鬼的行動を取るというのはないかも知れません。調査隊の女性隊長が男性型エイリアンの虜になる展開もありでしょうし、両方同時進行もありでしょう。 ちなみに、全裸シーンのボカシはこの作品については不要ですね。少なくとも性的な意味合いでの全裸ではないわけで、地球人について事前に研究した結果、潜入するための仮の姿としてカプセル内で合成されたのでしょうから当然全裸なのだと思います。この辺りが映倫さんの画一的な取り扱いのなせるところでしょうか? 原題が「スペースバンパイア」だから仕方ありませんが、劇中字幕でも翻訳されているように、ここで登場するエイリアンは「吸血鬼」ならぬ「吸精鬼」ですね。英題の「Lifeforce」(生命力?精気?)の方がタイトルとして勝っているように思われます。 精気を吸い取られて死んだ者が、2時間で精気を求めて復活して暴れまくるというのは面白いですね。殺さずに精気を残し、精神だけ乗っ取るというのもユニークなアイディアだと思います。 ロンドンの阿鼻叫喚のシーンは、年代を考えれば画期的なシーンですね。ただ、何故群衆がゾンビ化しているのかについての説明ゼロは、少しばかりいただけないかと。 少々長くなりましたので感想はこの程度にしますが、SF作品には様々なスタイルがある訳で、科学的な物語、哲学的な物語、文学的な物語等々、いろいろある中でこの作品のように荒唐無稽さが先行する作品があっても、それはそれで映画の楽しさが広がる一助となるに違いありません。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-04-08 13:43:59) (良:1票) |
《改行表示》79.《ネタバレ》 ホラーブームの原点ともなった最高傑作とパッケージに書かれてた。 それも分かる内容だった。 テーマ曲の雄大な感じから気に入った。 恐らくスピーシーズの元であり、パラサイトイブもここからいくらか来ていると思う。 エイリアンのような宇宙船描写と、宇宙に対する未知の恐怖。 また吸血鬼をユニークな視点で描き、SFバンパイアというものを創造してしまった。 いや、SF映画と吸血鬼映画との高次元な融合とでもいうか。 またゾンビ映画の名作ともいえそうで、 たぶんこれは「走るゾンビ映画」の走りともいえそうだ。 たぶんヴァンパイアゾンビというのも当時まだ新しい。 この作品が元になった映画は僕が知らないだけでもっとあるだろう。 なんといっても規模が素晴らしい。 地球VS地球外生命体というスケールをこのスペースバンパイアはド派手にやってる。 大量の死体の山が他の映画に類を見ない終末的風景だ。 ゾンビ映画としてみた場合こんな規模の大きなゾンビ映画はないかもしれない。 天から教会を縦に突き抜ける光の柱は画的に神々しい。 古いSFファンタジーの良さも感じられる。 トビーフーパー監督の初期のやり過ぎ感が作り出す半端なき迫力のシーンの数々が面白い。 スプラッタやモンスターの表現も実に迫力があり「悪魔のいけにえ」でみせた実力が生きる。 そしてこの作品を見たときSF映画を見たなという実感がわいてくるそんな超SF映画だ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 00:05:26) (良:1票) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 ポルターガイストの監督という以外には当時何の予備知識もなかった私は 普通のSF映画を想像して劇場に足を運びました。 しかし、巨大なスクリーンには乳、乳、乳。 面食らいました。 しかし、流れ出した血がマチルダ・メイになるシーンは幻想的で印象に残っています。 今だったらCGで表現されたでしょうが、ぎこちない動きが芸術性を高めていると思います。 実はあまりのことに3回も続けて観て、お尻が痛くなった。 後日、面白かったと言いふらしてたら友人がそれを信じて見に行ったらしい。 劇場で暴動を起こしてやろうかと思うくらいくだらなかったと本気で怒られた。 スマンかった。 なんか、結構くだらない映画が好きなんだと自覚させてくれた、自分にとっては記念の映画。 【アホをどり】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-14 16:25:45) (笑:1票) |
77.んもう!!たくさんのおにーさんがた、わかりましたっ!!かなりみんな力説なさってる・・・・・・・マチルダさんのはだかですね!!この映画は・・・はぁぃはい(笑)やっぱり美人だとバンパイアでもいいよね、うん!それにしてもほんとにマチルダさんナイスなからだ♪しかもお顔もカワイイし!うん、満足です!ウヘラウヘラ 【ギニュー隊長★】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-11 22:13:52) (笑:1票) |
76.さっぱり訳が分からんストーリー。テーマ曲とバンパイア姉さんの美しい肢体しか頭に残りません。途中から観てるのが苦痛になってきて、ある意味こっちが精気を吸い取られた気分です。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-09-25 02:30:41) (笑:1票) |
75.小学生の頃テレビで両親と観た覚えがある。中一のときにはもう一人で観る様になった。これが大人の階段を昇ると言うことだろう。 【tetsu78】さん 6点(2004-06-19 17:05:57) (笑:1票) |
74.この85年あたりから駄作ホラー映画が多くなってきた。まあ、エイリアンやスプラッター、バンパイア、オカルトものが乱発し始めた初期の駄作だよね。精気を吸い取る全裸の女性エイリアンという設定が、もう目も当てられないほどの変態センス。真剣に見るのがバカみたいだよ。 【叫真】さん 1点(2003-05-03 21:02:07) (良:1票) |
《改行表示》73.《ネタバレ》 “LIFEFORCE”『生命力≒精気』。血ではなく精気を吸い取るので、字幕でも吸血鬼ならぬ“吸精鬼”となってます。でも原作は邦題と同じ“The Space Vampires”でした。映画に詳しくない上司(58)は、エマ・ストーンもグウィネス・パルトロウも知らないけれど、マチルダ・メイは知っていました。世代によっては、そんな身近な映画なんですよ、スペースバンパイアは。 劇場公開のとき『ハリウッド最新SF映画特集』みたいな番組が、ゴールデンタイムに放送されてました。そこでさんざん流されてたのが、ミイラ化した警備員が解剖医の精気を吸い取る有名なシーンと、解剖台から起き上がって警備員の生気を吸い取るマチルダ・メイのシーン。ここが何度も放送されていた記憶があります(※映像のインパクトが強かったため、記憶に誤差が生じている可能性アリ)。 ゴールデンタイムにおっぱい。マチルダ・メイの巨大なおっぱい。19歳の美しいおっぱいが、何度も何度も何度も流されてました。テレビ局の策略に見事にハマり、当時のお父さんたちは最新SFXの凄さを観てるフリして、おっぱいに釘付けだったことでしょう。私も「ハリウッドって色んな意味でスゲェ…」って思って観てました。 ふぅ…さて、何でしたっけ?そうスペースバンパイアね。マチルダ・メイと同じく印象深いのがカッコいいテーマソングです。宇宙空間に漂うスペースシャトルがカッコ良かったなぁ。当時の私は後半のゾンビだらけのロンドンの映像が怖くて怖くて…。バンパイアがターゲットを襲う所は大丈夫でも、誰彼構わず襲われるのが苦手で、自分があの場に居たらと思うと、怖かったんですね。あとは…あんまり覚えてないや。 先日偶然、中古DVDを見つけて、ついつい買ってしまいました。『無修正版』だって?あぁ、いわゆる“ヘア”が出てました。当時のはモザイクが掛かってたんでしょうかね?テーマソングはやっぱりカッコいいけど、スペースシャトル、あんな平べったかったなぁ?ハレー彗星ショボいな。でも宇宙船チャーチルの内部はお金掛かってます。何か他の映画のセット流用かなぁ? 吸精鬼が入ってるクリスタルをどうやって開けようか悩んでたのに、次のシーンではベッドで寝てるマチルダ・メイ。けっこう適当な映画なのを、マチルダ・メイのおっぱいが全部ひっくり返します。寝てても起きててもカタチの変わらないおっぱい。でも、エロさより美しさが勝るんですよね。マチルダ・メイもゆっくり動くから、おっぱいが揺れないので、あまりエロさを感じないのかもしれません。 ロンドンのゾンビ化は、警備員の生気を吸い取られた解剖医同様、2時間の命の吸精鬼たちなんですね。今見てもなかなか怖いです。でもそれより、TNGのピカード艦長(パトリック・スチュワート)が女声でカールセンとキスするところのほうが怖くて、目を背けたくなりました。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 5点(2024-08-11 14:25:18) |
|
72.《ネタバレ》 宇宙を舞台にした壮大なSFで、すぐに引き込まれ、ワクワクしながら見ました。荘厳なオーケストラによる音楽が素晴らしく、時代を感じさせますが、これぞ映画音楽という感じです。吸血コウモリ型の宇宙船が地球を襲うという、考えようによっては斬新なアイデアです。巨大な宇宙船という機械と、コウモリの羽のような生物の器官を融合させる発想には先進性を感じます。ですが、お話しの方は、次第にグダグダに成っていき、いつのまにかありがちなゾンビ映画になり、SFとしての必然性がなくなりオカルトティックに。終わり方もあまりカタルシスが得られるものではありませんでした。宇宙人役のマチルダ・メイ(当時19歳)が、地球人女性の全裸姿で宇宙船内を徘徊したりするのですが、均整が取れた美しい肢体で、生活臭がなく、ある意味、宇宙人的で、あまりエロくはないかもです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-05-19 18:00:46) |
《改行表示》71.《ネタバレ》 壮大なスケールで描かれた、人類の存亡を賭けた一大叙事詩。 地球規模の危機な割に、対処するのがほぼ5人くらいのスタッフという頼りない布陣も、この時代ならでは。 スペースバンパイアから精気を吸い取られるシーンは圧巻で、次の犠牲者から精気を吸い取ることで再び元の状態に戻るという設定も斬新。 設定も斬新なら、その映像も当時としては驚きだったし、今観ても素晴らしい。 SFホラー映画の古典として、永久に語り継がれていく映画。 |
《改行表示》70.これぞまさにB級! ヘンリー・マンシーニ作曲による壮大なテーマ曲がオープニングで流れ、どうしたって期待は高まる。 そして、いきなり宇宙が舞台。 で、謎の宇宙船を発見! 中にはスペースバンパイアこと全裸の美女が居て、それを連れ帰ってしまうんだね。 ここからはもう地球が舞台。 宇宙感はもう0。 ひたすら、美女を追いかけたり、追われたり、精気を吸われたり、ゾンビが大量発生したり、となんだかメチャクチャな展開になるんですね。 もうとにかく緊張感とか一切なくて、ひたすらグダグダした展開でつまらないんですね。 でもここまでお馬鹿な映画を予算いっぱいかけて真面目に作っちゃうんだからなんか凄いよね。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-02-13 19:31:24) |
69.《ネタバレ》 日本公開1年後に鑑賞して以来、2度目の体験です。有名なエネルギー吸い取りシーン以外、忘れていたのですが・・・。⓵あのカッコイイBGMがこの作品のテーマ曲だったとは、今頃気付きました。⓶途中からゾンビものっぽくなるのは唐突ですね。⓷聖剣エクスカリバーみたいな武器は、どこから出てきたんですかね?⓸光の帯が天へ上るスペクタクルは、当時は話題になったのでしょうね。劇場で観たかったと思います。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-06-15 12:15:37) |
68.《ネタバレ》 前半のつかみはばっちり!(男子は間違いなくw)SFホラーな雰囲気もなかなか良い。がしかし、後半は観つづけるのが辛い映画ですね。 知らぬ間に宇宙モノからゾンビものになってるし(苦笑)根本のストーリー構成が面白くないから観てて飽きてきちゃったよ。いちオネーサンのオパイだけで引っ張るのにも限界があるということがよく分かりました、3点。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-01-25 08:36:09) |
67.個人的に、甘酸っぱい青春の思い出とマチルダ・メイのおっぱいは同じ記憶棚に残っています。いま観るとショボイんだろうなぁ、でも内容よりもマチルダのスタイルの方が記憶に濃いので大した映画ではなかったのかも。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-08-16 21:35:25) |
《改行表示》66.宇宙に漂っていた全裸の美女(マルチダ・メイ)が、男に抱きついて精気を吸い取る。 お金はかかっているようだけどB級臭がプンプンで、後半はなぜだかゾンビものに。 ストーリーが行き当たりバッタリにも思える、ツッコミどころ満載のトンデモ映画。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 3点(2015-05-04 21:17:17) |
《改行表示》65.はじらいのないおっぱいなんて嫌いだ(こぶり希望。) 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-05 17:31:28) |
64.おっぱいもろ出しと、バンパイアというよりゾンビものといったほうがいいような都市の混乱ぶりを描きたかったのかなあと。金はかかってそうだけど、やや緊張感に欠ける感あり。 【溶解人間】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2015-03-12 00:05:29) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 公開当時、おっぱいが出てくるという宣伝だけが先行していたような気がする。 で、今回初めて見たけど、内容マイナスおっぱいイコールゼロの作品だった。 いや、作品と呼べる価値があるのか。 おっぱいだけ編集すれば、5分とないだろう。 後半は服着ちゃってるし。 おやじ二人の単独行動でストーリーは進みますが、正直どちらも応援したくありません。 大半が、オヤジだけの演技です。 評価は、限りなく0点に近い1点。 120分時間を返せ! この無能監督!! 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2014-12-20 06:18:21) |