《改行表示》12.《ネタバレ》 ラスト、「全てのおばあちゃんに捧ぐ」の文字が出る。 おばあちゃんを扱った映画は、とにかくやさしい。 韓国には「おばあちゃんの家」という名作があるが、 これも超ワガママな男の子と何も喋らないおばあちゃんのやりとりで、 優しさに充ちていた映画だった。 このミナリのおばあちゃんは、韓国ドラマに出てくるおばあちゃんみたいに とにかくよくしゃべる。 そして中盤、孫のデビッドのやりとりで、涙が出るようなやさしいやりとりがある。 が、そのすぐ後に、おばあちゃんは体調を崩す。 ここらへんが人生なのだろうか・・ そしておばあちゃんのミスで大事件が起きる。 そこで孫2人が呆然としてるおばあちゃんのフォローをするのだ。 在米韓国人の厳しさのなか、このおばあちゃんと孫のやりとりに 観てる僕は、もう泣けました(笑)、 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-09-04 11:03:14) (良:1票) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 移民家族の側から貧しいながらも生活を営んでいく様を描いた映画は意外となかったなぁと。 それも韓国系・アジア系移民となると初めてお目にかかったような気がしますね。 ひよこの選別の仕事とか教会でのやり取りとか、色々と興味深かったです。 前半はなかなか引き込まれ、特におばあちゃんと孫のやりとりなんか見ていて面白かったですが、 後半からは物語としては失速、ラストにかけて半端さを感じる。 よくいえば、お決まりの起承転結から外れた、一つの家族のある地点からある地点を切り取って そのまま見せました、という内容で自然だなと思いました。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2021-10-27 15:40:28) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 移民を扱った映画は数あれど、韓国系アメリカ人家族が主人公なのが異色。暴力も差別も描かれず、常に穏やかで静かなトーンで進んでいくが、映画では描かれない苦難もたくさんあったはずだ。それを象徴するのが"ミナリ"。芹のことで、厳しい環境で育ち、二度目の収穫が美味しいことから、したたかに生きる家族の姿と重なる。父親が成功に邁進しようとすればするほどドツボにハマっていく悪循環の中、祖国から来た祖母によって一家に変化が訪れる。勿論、エキセントリックなキャラクターなだけに災厄も訪れるが、絶望の中にひとかけらの希望があった。キリスト教信仰が背景にあり、達観した心境すらある。映画監督になった少年が捧げる祖母への感謝。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2021-03-20 01:22:24) (良:1票) |
9.見ている時のこちら側の体調が悪かったのか、あまり心に響かなかった。 【海牛大夫】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-18 22:12:23) |
【TERU】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-10-23 20:19:34) |
7.アジア系の移民が主役というのも珍しいのですが、その上農業で成功を目指すというのは今まで見たことがない例です。実際この時代の韓国からの移民(に限ったこともなさそうですが)は圧倒的に都市への移民が多かったみたいで、劇中の家族は都会の韓国人を嫌っているあたりからしてもかなり珍しいパターンのようです。何の根拠もなく自身たっぷりな父親に対し現実を見据えている母親、男の子と女の子が一人ずつ、おばあちゃんがいてもおじいちゃんはいない、一昔前は日本でもよく見られたような家族像は懐かしさを感じさせますが日本人としては新鮮味も薄いです。移民の物語だからといって差別や迫害を描けば良いというわけでもなく人種を超えた友情を描いているのはこの映画の美点ではあります。しかし監督の自伝的内容とはいえ作品の焦点がどこにあるかよくわからずテーマも不明瞭で終始ぼやけている感じなのは欠点です。父親の農業への情熱、おばあちゃんへの思い、生活の中のキリスト教、どれも素っ気なく描かれるだけで作品を通して誰が主人公なのかもよくわかりません。部分部分に光るものがあっても全体としては希薄な印象しか残らないというのが正直な感想です。 |
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6.予告編に釣られ 鑑賞..この手の映画は好きだが イマイチかな~ 自分の夢を叶えるために 家族を振り回し 自分勝手に暴走してしまう夫の物語..期待ハズレ 残念.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-02-13 09:42:31) |
5.《ネタバレ》 1980年代のアメリカ南部を舞台に、移民としてこの地にやって来た韓国系アメリカ人とその家族の苦難の日々を淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。ほとんどのセリフが韓国語でありながらアカデミー作品賞にノミネートされたということで今回鑑賞してみました。何が起こるわけでもない平凡な日々をただ淡々と描きながら、それでも最後まで見せきるのはこの監督の高度な演出力によるもの。破天荒なお祖母ちゃんや日曜は十字架を背負って町を歩く変わり者の農夫など、なかなか印象的な登場人物がたくさん出てくるのも魅力の一つでしょう。どこまでも夢を追い求める夫と家族の安寧を第一に考える妻の次第に擦れ違ってゆく心理描写も非常に丁寧で惹き込ませます。ただ、自分としてはいまいち嵌まらなかったです、これ。最後まであまりに地味で辛気臭いお話が延々と続き、観終わって僕はちょっとげんなりしちゃいましたわ。「これからも苦難の日々は続いてゆく」というラストも気が滅入るばかりで爽快感なんて欠片もありませんし。一つの作品としてその完成度の高さは認めますけれど、正直自分の好みではありませんでした。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-01-08 02:33:44) |
4.当たり前の毎日のありがたさなんて、もうあらためて言うべきことではないのでしょうが、とにかくもう、いたいけで観ていると息苦しくなる日々。何も起きないでと祈るような気持ち。韓国出身のアメリカ移民の1980年代の物語という文化もバックグランドも大分違うフレームなんだけど、日本の地方にすむワタシたち家族と何も変わらないです。最後に重篤とも言えるような事件が起こりましたが(ああ、起きちゃった)、それもまたなんでもないことなんですよ。いろんなことがあるけれど、一つづつ踏みしめて、前に進むだけ。ワタシたちは皆そうして生きています。いい映画だよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 9点(2021-10-29 20:53:57) |
3.《ネタバレ》 思ったよりも手強い映画でした。移民の成功物語では定番の周囲からの差別の問題や世代間のギャップみたいな話は出て来ず、主人公はひたすら「大地」と戦い、妻は信仰と夫への不信のあいだで揺れ動き、息子とおばあちゃんが少しずつ心を通わせる。息子とおばあちゃんのパートはハートウォーミングで楽しいのだけれど、それ以外は妙にストイックで劇的とはいえない描写が積み重ねられ、最後にたどり着いたのは、積み上げてきたものが崩れることで、バラバラになりかけた家族がかろうじて形を取り戻した、という話。ある意味、あのラストからが本当の「移民物語」のスタートだったのかなとは思うけれど、多用される宗教的メタファーをはじめ、たいへんに知的なドラマであったのだろうと思います(が、自分には響く部分は少なかった・・・)。個人的には、ポール・トーマス・アンダーソンの『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に近い手触りの映画。見るときの調子や気分にも左右されそうだけれど、万人にわかりやすい映画でないのは確か。 【ころりさん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2021-05-04 08:28:51) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 地味だな〜!が、ラストシーン、息子が走るとこ、泣いた。 もういない、おばあちゃんに会いたくなった。(うちのおばあちゃんは上品です笑) 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 6点(2021-04-23 23:50:30) |
1.《ネタバレ》 米国で農業を営む韓国人移民のホームドラマ。米アカデミー作品賞候補。主演のお父ちゃん役、何だかちょっと有吉っぽいよな。起伏がほとんどなくて、入り込めなかった。駄作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 5点(2021-04-04 00:28:55) |