レイダース/失われたアーク《聖櫃》のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レイダース/失われたアーク《聖櫃》

[レイダースウシナワレタアーク]
Raiders of the Lost Ark
ビデオタイトル : インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》
1981年上映時間:115分
平均点:7.49 / 10(Review 283人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-12-05)
アクションサスペンスアドベンチャーシリーズもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-16)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
助監督フランク・マーシャル(第二班監督[ノンクレジット])
ルイス・G・フリードマン(第二班助監督)
キャストハリソン・フォード〔1942年生〕(男優)インディアナ・ジョーンズ博士
カレン・アレン(女優)マリオン・レイヴンウッド
ジョン・リス=デイヴィス(男優)サラー
ロナルド・レイシー(男優)トート
デンホルム・エリオット(男優)マーカス・ブロディ
アルフレッド・モリーナ(男優)サピト
アンソニー・ヒギンズ(男優)ゴブラー
ウィリアム・フットキンズ(男優)イートン
フランク・マーシャル(男優)パイロット
ロッキー・テイラー(男優)ドイツ人兵士(ノンクレジット)
ポール・フリーマン〔男優・1943年生〕(男優)ルネ・ベロック
村井国夫インディアナ・ジョーンズ博士(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
土井美加マリオン・レイヴンウッド(日本語吹き替え版【ソフト/WOWOW】)
石田太郎ベロック(日本語吹き替え版【ソフト】)
樋浦勉トート(日本語吹き替え版【ソフト】)
小林修サラー(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
千田光男ディートリッヒ(日本語吹き替え版【ソフト】)
中村正[声優]マーカス・ブロディ(日本語吹き替え版【ソフト】)
池田勝イートン(日本語吹き替え版【ソフト】)
秋元羊介サティポ(日本語吹き替え版【ソフト】)
嶋俊介マスグローブ(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚明夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
津田英三(日本語吹き替え版【ソフト】)
丸山詠二(日本語吹き替え版【ソフト】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【ソフト】)
内田直哉インディアナ・ジョーンズ博士(日本語吹き替え版【WOWOW】)
有本欽隆マーカス・ブロディ(日本語吹き替え版【WOWOW】)
石田圭祐ベロック(日本語吹き替え版【WOWOW】)
横島亘トート(日本語吹き替え版【WOWOW】)
島香裕イートン(日本語吹き替え版【WOWOW】)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版【WOWOW】)
真堂圭(日本語吹き替え版【WOWOW】)
松田健一郎(日本語吹き替え版【WOWOW】)
戸田恵子マリオン・レイヴンウッド(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
田口計ベロック(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
内海賢二トート(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
阪脩ディートリッヒ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村弘一マスグローブ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
野島昭生サティポ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
今西正男イートン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
宮川洋一マーカス・ブロディ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
麦人(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
千葉順二(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
巴菁子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
堀内賢雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
堀越真己(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
原作ジョージ・ルーカス(原案)
フィリップ・カウフマン(原案)
脚本ローレンス・カスダン
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
ライオネル・ニューマン(音楽スーパーバイザー〔ノンクレジット〕)
ケネス・ワンバーグ(音楽編集)
編曲ハーバート・W・スペンサー
撮影ダグラス・スローカム
ポール・ビーソン(追加撮影)
製作フランク・マーシャル
パラマウント・ピクチャーズ
ロバート・ワッツ〔製作〕(製作補)
製作総指揮ジョージ・ルーカス
制作東北新社日本語版制作(日本語吹き替え版【ソフト/WOWOW/日本テレビ】)
配給CIC
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
コンラッド・バフ(視覚編集効果スーパーバイザー)
ジョー・ジョンストン(視覚効果美術監督)
リチャード・エドランド(視覚効果スーパーバイザー)
キット・ウェスト(メカニカル効果スーパーバイザー)
ビル・ウォリントン
美術レスリー・ディリー
ノーマン・レイノルズ(プロダクション・デザイン)
マイケル・フォード〔美術〕(セット装飾)
衣装デボラ・ナドールマン
編集マイケル・カーン
ジョージ・ルーカス(ノンクレジット)
コリン・ウィルソン(編集アシスタント)
ブルース・グリーン[編集](編集助手)
録音ゲイリー・サマーズ
スティーブン・ハンター・フリック(音響効果)
ビル・ヴァーニー
スティーヴ・マスロウ
グレッグ・ランデイカー
ロイ・チャーマン
マーク・A・マンジーニ
ケヴィン・オコンネル[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
スタントヴィク・アームストロング
テリー・レナード
その他ロバート・ワッツ〔製作〕(プロダクション・マネージャー〔ノンクレジット〕)
あらすじ
1930年代、第二次世界大戦勃発前。ナチスドイツは、兵器利用のため、伝説の<聖櫃(アーク)>を探し求めていた。対するアメリカは、考古学者インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)に調査を依頼。<聖櫃>発掘のヒントとなる杖のメダルを手に入れようと、彼は恩師の娘だったマリオン(カレン・アレン)に会うが、ライバル学者ベロック(ポール・フリーマン)とナチスの影が、既にエジプトに忍び寄っていた。インディ・ジョーンズシリーズ第一作。
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283.《ネタバレ》 宝探しの冒険とアクションと恋愛の3要素がうまく合致しており、主人公二人のキャラが魅惑的、展開がスピーディでユーモアも盛り込み、見る者を飽きさせない。従来の冒険アクション活劇とは一線を画し、予想外の出来事が次々と展開され、最後はオカルトにまで昇華する。極端なまでにエンターテインメント性を追及したもので、この作品で新ジャンルが確立されたといっても良いだろう。強引で御都合主義な部分も目立つが許容範囲、全世代対応型映画の見本、教科書だろう。 ◆「聖櫃」は神と人間の契約である十戒を刻んだ石板を保管しておくもので、モーセが神の指示通りに作成した神聖不可侵なもの。代々ユダヤ王に受け継がれ、ソロモン王以降はエルサレム神殿に安置された。ペリシテ人との戦争で敗れ、持ち去られたことがあったが、不吉なことが多発したので元に戻されたという逸話がある。その後行方不明。様々な説があるが、本作では、BC10Cのエジプト王に持ち去られ、現在はタニスにあるという説をとる。 ◆謎解きはシンプル。ナチスは既にアークがタニスにあると断定し、発掘調査をしていた。アーク探しの鍵となるのが「ラーの杖飾り」。インディーはカイロの老人に解読してもらい、アークのある場所を探し当てる。その方法に謎解き要素があるが、あとは追いかけっこに終始する。 ◆展開が速いので物語が途切れがちになるが、張った伏線を丁寧に消化することで連続性を持たせている。冒頭の洞窟探検と宝物をライバルに奪われる場面は、全体に対する伏線だ。蛇が嫌いという伏線もアーク捜索場面で活かされる。マリオンの酒飲み競べは、彼女の強烈な個性を演出のみならず、カイロでのの脱出未遂場面で活かされる。ナツメヤシも市場でのデートと毒殺未遂場面で使われる。インディーの友人の歌う、海の王の歌は何度も繰り返される。同じく友人の「アークは例え発見されても人が触れてはいけないものだ」という発言は、最後のオカルトの演出になっている。 ◆インディーが大刀を振り回す男をあっさり拳銃で殺してしまう場面だが、これは当日役者が熱を出していてアクションができなかったのための窮余の一策だったとのこと。人を殺し過ぎるという批判があるが、その通りだと思う。しかしそれを打ち消すかのようなユーモアを備えているのがこの映画の強みだろう。緊張の連続では観客が疲れてしまうのをよく知っている。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 23:15:50)(良:2票)
282.秘境冒険ものが大好きな私ですが、『レイダース』は基本的に評価していません。ある意味これほどスピルバーグらしくない映画も珍しいかもしれない。彼はしばしば、子供時代に持っていた夢を、自分の作品にたっぷり(時には必要以上に)盛り込もうとします。製作総指揮の場合は特にこれが顕著になります。従って主人公は、子供っぽい人物か、あるいは子供そのものであることが多い。『ジュラシック・パーク』のグラント博士(サム・ニール)や、『グーニーズ』マイキー少年(ショーン・アスティン)を例に取りましょう。彼らは強いモチベーションに支配されています。恐竜の糞を見つけたとき、首長竜の群れを見下ろすときの、グラント博士の嬉しそうなこと!海賊の宝を見つけようとするマイキー少年の、目のきらきらしていること!振り返ってインディ・ジョーンズはどうでしょう。全人生をかけた考古学の大発見、「聖櫃」に対して、冒険心を燃やしているでしょうか?否、そういう感情はほとんど伝わってきません。冒頭の考古学の授業においても、口調は淡々としていて、前のめりの姿勢などでは全然ない。自身の哲学を披露する、ライバルのベロック博士の方が、かえって人間的に感じられるくらいです。なるほど本作は丁寧に演出されていて、ハラハラし、ドキドキもするでしょう。しかしワクワク感には大きく欠けます。インディ本人が冒険そのものを楽しんでないからです。考古学が好き、冒険が大好き、彼がそういう態度を見せない限り、本作の秘境は遊園地のアトラクションに過ぎない。その意味で「ジェットコースター・ムービー」とは、皮肉にも的を射た表現といえるでしょう。
円盤人さん 4点(2004-10-09 16:12:16)(良:2票)
281.《ネタバレ》 ハリソン苦手でどうもノレないこのシリーズ。作品の仕上がりとしては、一番まとまっていると言えるかな。嫌いといいつつも5点つけたのは、この作品のおかげで俺はとっても好きな作品に出会えたから。その名も『インディ・ジューンズ』!(以下ネタばれあり)まさかミイラ役でミスターかくし芸までゲスト出演してくれるなんて。いやぁ、井上順サイコ~!!
恭人さん 5点(2003-11-21 17:39:40)(笑:2票)
280.アドベンチャーはむかしから好きなほうで、子どもの頃からハガードの小説なんかを読み漁ったりしていたのだけれど、レイダースはちっとも燃えなかった。自分でも何で燃えないのかよくわからないのだが、どうも「ジェット・コースター・ムービー」なのがいけないようだ。同じスピルバーグでも、後年の作品である『ジュラシック・パーク』なんかは、緩急がとれていて楽しかったが、レイダースはただアクションがどんどん続く、という印象しかないし、インディ・ジョーンズも基本的に「巻き込まれて」いくタイプで没個性的だ。冒険をしている、というよりさせられている感じがする。その意味でハリソン・フォードは適役なのだが、主人公に能動的な印象がないのはしまらない。敵であるナチスのキャラクターもステロタイプでのめりこめない。何回もみている(何せ繰り返し放送される)にもかかわらず、冒頭と聖柩の開くシークエンスしか印象に残らないのはどういうわけか。正直軒並みの高い評価が疑問である(ちなみに最初にあげたハガード『ソロモン王の洞窟』を原作とする、『ロマンシング・ストーン』が85年に公開された。原作のかけらも感じさせないレイダースのばったもんだった)
ひかりごけさん 4点(2002-11-26 02:36:25)(良:2票)
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279.《ネタバレ》 “Raiders of the Lost Ark”『失われた聖なる櫃の略奪者たち』かな?古風に表現すれば『聖櫃泥棒』とかになるかと。私のDVDセットでは『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われた…』とシリーズ化を前面に出していました。 兄「来週金曜ロードショーでレイダースやるぞ」私「なにそれ?面白いの?」兄「面白いぞ」姉「ふぅ~ん、レイダースやるんだ~」私だけ知らない映画らしい。映画に興味の薄い姉さえ知っているのがなんか悔しい。悔しいからそれ以上食いつくのを止めたっけ。'85年秋のことでした。  いよいよ金曜日。この音楽。この主人公…え?これって去年すごい流行ってた“インディ・ジョーンズ”じゃないの??新春かくし芸の“インディ・ジューンズ”の元ネタの映画じゃないの?まさかレイダースとやらがインディ・ジョーンズとは思ってなかったから、凄い得した気分♪ 背中にびっしりの蜘蛛に驚き、ミイラ化した死体に驚き、トラップにイチイチ驚き、黄金像と砂袋にガイドの男と同じ気持ちになり…飛行機で脱出するまでで、もう映画一本分の満足感。噂に違わない名作でした。 凄く頼りになるのに蛇が怖い。二枚目なのにマリオンに思いっきり殴られる。剣を振り回す悪党を銃で倒す。こんな主人公観たこと無い。こりゃ人気出るわ。  更に敵が謎の組織とかでなくナチス。当時はナバロンの嵐とか第二次大戦の戦争映画が割とテレビで流れてたから、ナチス・ドイツって身近な存在で、しかも歴史上実在した悪の組織だったのね。初めて観る全翼の輸送機(オリジナルらしい)。よく現存してるなって関心したUボート。空に海にとナチスの謎だらけの秘密装備がどんどん出てきて素晴らしい。 ジャングルや砂漠を舞台とした冒険映画の中に、戦争映画の悪者が出てくるんだから、ジャンルの違う映画2本一緒に楽しめてる感覚になってました。 世界を股にかけたインディの冒険。まだ終わらない、まだまだ終わらないクライマックスの連続。最後は悪党まとめてドーン!!…悪党の最後とは言え、まだお子ちゃまの私にはショックだったわ。「絶対目を開けるな!」うんインディの言う通りだったわ。 あれだけ奪い奪われしたアークのその後も洒落が効いてて、本当に本当に素晴らしい映画でした。  もう“映画”というより“体験”でしたね。翌日の学校で、友だちにレイダースの素晴らしさを延々と喋ってました。まだウチにはビデオなんてなかったから、近所のスーパーのレコード店で、レイダースのビデオ予告をエンドレスで流してたので、急いで友だち連れてきてず~~~っと観てました。友だちが帰っても私だけず~~~っと観てたから、店主に時代劇物に変えられました。 当時映画に革命を起こしたスピルバーグとルーカスの夢のタッグ。一番驚くのは、これだけの密度の映画が、たった115分の上映時間に収まってる事ですね。
K&Kさん [地上波(吹替)] 10点(2023-05-28 22:57:04)(良:1票)
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278.《ネタバレ》  インディ・ジョーンズのシリーズをもう一度見直してみようと思い立ち、まずは第1作目を鑑賞。小さい頃に親といっしょに見たきりで、ストーリーや細かい部分はいっさい覚えておらず。記憶にあるのは大きな石がゴロゴロと転がってくるシーンだけ。それもそのはず。久しぶりに見てみてその理由がわかりました。冒頭のシークエンスとクライマックス以外、印象に残るようなシーンがほとんどありません。  ストレートな冒険活劇。私が見たいのはそういう映画のはず。これはまさにどんぴしゃりのはず。なのに、見ていて胸躍るようなワクワク感がありません。私が大人になったからそう感じるのではないでしょう。きっと、子供のときにも冒頭のシーン以外ワクワクしなかったので、記憶に残っていないのだと思います。  勝手に、インディアナ・ジョーンズがザ・ヒーローみたいなものと認識しちゃってたのですが、全然ヒーローってタイプじゃありません。弱くもなければ強くもないアクション。かっこいいムチさばきも、前半以降あんま出てこない。かといって頭脳プレーが光るわけでもありません。力が無い人間の力技でストーリーがどんどん進んでいくもんですから、爽快感もなければ高揚感もないのです。とりあえず大して腕力があるわけでもないのにやたらと肉弾戦でカタをつけるのはやめてほしいです。  アドベンチャーとしても、冒頭以外は正直言って凡庸。アーク発掘なんて無計画もいいところで、そりゃ敵に見つかるよ。で、その後遺跡に閉じ込められて、どうやって脱出すんのかと思ったら、えええ???、『なんだ、ここから外に出られるじゃん』って、まるでコント。ついでに言うと、カイロでの敵との追いかけっこはまるでドリフ。  見ていて何度も欠伸がでちゃう、胸躍らないアドベンチャーでした。
たきたてさん [DVD(字幕)] 5点(2019-10-08 04:21:18)(良:1票)
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277.《ネタバレ》  当作品が、10/28(土)に地上波放送されたのを機に投稿します。   日本での劇場公開当時、私は中学生でしたが、私の周囲では、オールスターキャストが売り物の【キャノンボール:同じく1981年】という映画が話題でした。これは私の中学だけでなく全国規模だったようで、実際、当時の日本では【レイダース~】よりもヒットしました。  当作品がポピュラーになったのは、私が高校生になった1984年に【インディ・ジョーンズ魔宮の伝説】が大ヒットしてからだと思います。その興行収入は【レイダース~】を遥かに凌いでいました。この【魔宮の伝説】の影響力は絶大で、その証拠に【レイダース~】が初めて地上波放送された1985年の吹き替え版において、マリオンが主人公に対して初めて発した名前は、原版の「インディアナ・ジョーンズ」ではなく「インディー・ジョーンズ」でした(因みに、今回の地上波放送では「インディアナ・ジョーンズ」と言っていました)。   以下、私の推測ですが…確かに当作品の日本公開当時、「ジョーズ(1975年)や未知との遭遇(1977年)のスピルバーグと、スターウォーズ(1977年)のルーカスが手を組んだ」と話題になりました。しかし、あくまで洋画ファンの間での限定的な話題に留まっていたように思います。幸い、翌1982年にスピルバーグ監督のE.T.が日本中で大ヒットをし、さらに翌1983年にスター・ウォーズが地上波放送され、スピルバーグとルーカスの名前が、洋画ファン以外の一般にも広く知れ渡ったところに、1984年の【魔宮の伝説】の日本公開…と、つながっていったのかも…と思ったりしています。   さて、当作品の魅力は、他のレビュアーさん達がおっしゃってくれているので、私が書くまでもないと思いますが…ただ、私の中で【ナチス・ドイツ】とは、小学高学年で親に連れられて行った【アンネの日記展】のインパクトにより【恐ろしくも生々しい現実】であり続けています。そのため初見から現在に至るまで【ワクワクドキドキの冒険活劇の敵役】には落とし込めません。それに「場合によっては、日本軍が敵役になったかもしれず、そうしたら日本未公開だったかも…」とも思ってしまいます。このように、変に【第二次大戦】が頭をよぎってしまい、映画の世界に没入しきれないのが、歯がゆいです…。   さて、採点ですが…本当は10点にしたいのですが、上記の歯がゆさを反映し9点とさせていただきます。なお、現在、日本では「ナチスって何ですか?」とおっしゃる若者の皆さんが増えているとか…ある意味、いい時代なのかもしれませんが、あくまで噂の類であれば…と願っております。
せんべいさん [映画館(字幕)] 9点(2017-11-01 21:38:25)(良:1票)
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276.《ネタバレ》 スター・ウォーズと並んで、過去のものとして忘れ去られていた冒険活劇ジャンルをVFXの効果的な活用で蘇らせた意義は絶大。以降数多い類似作品が製作され、ロマンシング・ストーンやハムナプトラなどが登場した。 それでも、インディアナ・ジョーンズ教授の冒険シリーズが数多の作品と一線を画すのは、稀代のクリエイター2人の奇跡のコラボレーションだからか。当初予定ていたトム・セレックが先約のTVシリーズのためキャンセルされ、ハリソン・フォードがキャスティングされたのも奇跡だが、 最大の魅力は、VFXマジックで観客の想像を完全に覆すクライマックスだ。 奪い合いの末、宝は悪の手に渡る。しかしその中身は風化して只の砂と化していた…皮肉なラスト。それまでの作品ならこれが落ち、これで終わり。だが、発電機が不気味な唸りをあげ…ここから真のクライマックスが始まる。観客は神秘の宝が持つ戦慄すべき神の力の目撃者となるのだ。その余韻が冷めぬ間にもう一つのVFX画面、無数の箱が並ぶ広大な倉庫に神器が消える二度目の皮肉なラストだ…もう呆然とするのみ。  観客が見たいものを〝これでもか〟と見せ、更にもう1回クライマックスを用意する。007シリーズがスタンダードとしたが時代を経て陳腐化したスタイルを視覚効果の力で復活させ再定着させたのが、レイダースだった。 観客はもちろんだが、当時の映画人こそ大きな衝撃を受けたはず。間違いなく歴史をつくった作品。今なお同じスタイルでシリーズが継続しているのも奇跡である。
墨石亜乱さん [映画館(字幕)] 10点(2016-10-07 19:45:28)(良:1票)
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275.《ネタバレ》 昔は面白かったんですけどねー。。大人になって再鑑賞して感じるのはとにかく「根拠のない自信と度胸はシラける」ということです。この主人公のみに許される禁じ手を堂々と使って話が進んでゆきますので、この部分を楽しめるかどうかがkeyになります。インディジョーンズシリーズ、リーサルウェポンシリーズ、ジャッキーチェンシリーズが楽しかったのは子供のうちだけだったと痛感します。あれほど大好きだったインディシリーズが色褪せてしまった瞬間でした。  辛口でしたが冒険活劇としてはツボを押さえた名作なのでどなたでも楽しめる映画なのは間違いありません。特に序盤の玉コロコロ付近は素晴らしい仕上がりです。しかしどうもその後の流れが微妙に退屈します。大人になるとこんなにも歪んでしまうのかと、、少しだけ自己嫌悪を感じる私くしでありました。
アラジン2014さん [DVD(字幕)] 6点(2015-09-08 02:05:00)(良:1票)
274.これは面白い。シリーズすべて観たあとでも、やはり一番はこれです。序盤のシーンだけで一つの映画としてもいいくらいの完成度です。アークの神秘性、謎解きなどの説明からワクワク感が高ぶり、その謎を一つ一つエピソードを交えながらの展開など、無駄が一切ありません。「連続活劇」という言葉をこの映画で知りました。(もともとはもっと古い時代からあった言葉ですが)部類としては「アクション映画」となるのでしょうが、肉体アクションではなく、知性派アクションという感じが強いです。偶然性・以外性が主人公のキャラを際立たせているという形が私にとっては新鮮でした。
金田一耕助さん [地上波(吹替)] 10点(2014-12-28 08:43:28)(良:1票)
273.アクションが散発的で、全体のつながりが希薄な上に、一つ一つの演出がどこかで見たことのあるようなものか、何の特徴もない凡庸なものであることが大きなマイナス。この作品、要はダイ・ハードだと思うのだけれど、あれと比較するとこの欠点が浮き彫りになる。アークがわけわからん存在になってわけわからん展開になるため、物語の求心力が無い。
Balrogさん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-07 23:38:56)(良:1票)
272.《ネタバレ》 最新作と最後の聖戦を見て、本作を見ました。見る順番が滅茶苦茶ですが、今の所この第一作目が一番好きなインディかも。聖櫃を取り返そうと、一人で馬に乗ってトラックを強奪しようとする意気込みは、勇敢を通り越して無謀でしょうあれは・・・。でもやってのけちゃう。大きく振りかぶったスローなパンチも何だか好き。おてんばで酒豪のヒロインや、聖櫃を開けた時のナンセンスな展開っぷりなども、結構好みです。このシリーズに共通する感想として、アドベンチャーな部分は大してドキドキしないのですが、インディの強運っぷりや、B級な匂いをかすめる作風などが好きです。
VNTSさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-31 19:09:07)(良:1票)
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271.やっぱりこのシリーズはわくわくさせてくれます。 しかしながら、後の作品に比べるとまだムラがあるかなと。 テンポの悪さとか、音楽との合わせ方が後の作品ではかなり良くなっていきます。 あと、敵がたいしたことないので、そこが許容できれば面白いと思います。
タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-15 17:39:08)(良:1票)
270.最初のシーンは良かった
なますてさん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 19:25:31)(良:1票)
269.4作目をやっているので、最初から観てみようと鑑賞。テレビなどで断片的に観たことはあった・・・と思うんだけど、全編通してしっかり観たのは初めて。この時代の映画だから許される?かなり力業でゴリ押しの展開。インディ、何も考えてない。ひたすら突撃。観る方も何も考えなければ割と楽しめるかな、と。
ぐっすすっすさん [DVD(吹替)] 5点(2008-08-01 00:07:59)(良:1票)
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268.《ネタバレ》 製作から20年以上経っても、何度観ても、まったく色あせる事がない傑作アクション。 ただ、傑作ではあるものの、自分の判断基準では7~8点が妥当なところだ。 SFX技術のレベル云々ではなく、ストーリーや登場人物の内面を深く掘り下げていない点が減点材料だろう。 インディ・ジョーンズというキャラクターは魅力的に描けているが、もう少し内面に踏み込んでもよかった。 アークの爆破を躊躇ったような考古学者の内面をもっと描いて欲しかった。 ナチスよりも早くアークを見つけるという任務は遂行する必要があるが、考古学者として歴史の真実を知りたい葛藤にさいなまれてもよかった。 ジョーンズの怒り・悲しみ・嘆き・楽しみといった感情があまり膨らんでいないのが気になるところだ。 ただ、深い映画ではないが、万人が何も考えずに楽しめるという軽さこそ本作の長所だ。 今観ても何度観ても楽しめる理由の一つが、その点にある。 エンターテイメントアクションという製作趣旨やバランスを考えるとやむを得ない部分に落ち着いているのではないか。 アクション映画としては、素晴らしい作品に仕上がっている。 本作の素晴らしさは、なんといってもスピルバーグの確信犯的ともいえる演出だろう。 現実的な描き方ではないが、「もう絶対間に合わないぞ」という展開をあえて描き、それを何度も何度も繰り返すことで、ハラハラ感を最大限に増加させている。 常識的な描き方ではなく、リアルな描き方でもないのに“わざとらしさ”や“いやらしさ”を感じさせない演出的な上手さもある。 そのように感じさせない理由としては、特有の“ユーモア”が本作にあるのも要因ではないか。 「そんなことあるはずないじゃないか」という批判を上手くユーモアでかわしているような気がする。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-15 02:45:59)(良:1票)
《改行表示》
267.最初のシーンが有名すぎて、それ以外は面白みに欠ける。  意外につまらなかった。
ナラタージュさん [DVD(吹替)] 4点(2008-06-09 21:50:16)(良:1票)
266.《ネタバレ》 冒険アクションの代名詞的作品。特にオープニングのお宝ハンティングは文句無し。僅か10分ほどのエピソードでありながら、1本の映画を観終えたような充実感があります。その後もドキドキの連続。時折挟まれるギャグテイストも絶妙。見事に完成された作品だと感じます。にもかかわらず、合理性を欠く描写の多いこと。例えば巨大石ゴロゴロ。簡単に避けられると思う。焼けたペンダントを握るシーン。反射的に手放すのが当たり前。何を餌に生きているのか分からない大量の蛇。ジョーンズは潜水艦の何処に潜伏していたの?オカシな点を挙げればキリがありません。リアリティを欠く設定や展開ばかりです。しかしこれこそ、本作が「冒険映画」たる所以。理屈より、リアリティより、遥かに力強いもの。それが“ワクワク”です。美味しいご飯を食べたとき、美しい景色を見たとき、ステキな異性に出会ったときと同じ。自動的に入る心のスイッチ。喜びのツボ。本作はそれで溢れています。単純に「うわーすげぇ!」でいい。子供は全身がこのツボみたいなものだし、かつての子供もみんな持っている。だから老若男女を問わずに楽しめるのだと思う。エンターテイメントに徹した姿勢。その象徴がヒロインです。結構強引な展開でドレスを着せているのは、絵になるから。絶体絶命のピンチ。目の前には悪党。隣はやっぱりお姫様でなくっちゃ。少々酒臭いのはご愛嬌ということで。
目隠シストさん [DVD(吹替)] 9点(2008-01-04 21:04:02)(良:1票)
265.ハリウッドには珍しい破綻してないアドベンチャー。ただオカルト的な要素を含む。スピルバーグの成功以来一気にムーヴメントとなったエンターテイメント映画の走りだが80年代ならドラえもんのほうが普通に面白いなぁ…日本の子供は幸せですよ
Arufuさん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-07 05:41:05)(良:1票)
264.冒険と呼ぶには緊張感が足りない上にご都合主義的な展開も目立つ。比較的子供向けな感じで、小中学生ぐらいの頃に見られれば面白かったかも。
MARK25さん [DVD(字幕)] 3点(2006-10-15 18:01:38)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 283人
平均点数 7.49点
000.00%
100.00%
200.00%
362.12%
4103.53%
52910.25%
64014.13%
74616.25%
86121.55%
94415.55%
104716.61%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.54点 Review22人
2 ストーリー評価 7.55点 Review27人
3 鑑賞後の後味 7.59点 Review27人
4 音楽評価 8.26点 Review30人
5 感泣評価 4.64点 Review17人
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【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
撮影賞ダグラス・スローカム候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞リチャード・エドランド受賞 
視覚効果賞キット・ウェスト受賞 
視覚効果賞ジョー・ジョンストン受賞 
音響賞ビル・ヴァーニー受賞 
音響賞スティーヴ・マスロウ受賞 
音響賞グレッグ・ランデイカー受賞 
音響賞ロイ・チャーマン受賞 
美術賞ノーマン・レイノルズ受賞 
美術賞レスリー・ディリー受賞 
美術賞マイケル・フォード〔美術〕受賞 
編集賞マイケル・カーン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1981年 39回
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 

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