99.この映画はエロティック・サスペンスと銘打ってあるのだけど、確かにエロティックなんだけど、それよりも人間の、そして人間関係の描き方がうまいなと思った。どんなにうまくいっている夫婦の間にも落とし穴があること。普段普通に生活しているはずの人の心には少なからず「隙間」があること。引き返そうとしても、もう戻れない岐路が存在していること。エイドリアン監督はごく普通の夫婦を描き、そしてごく普通の夫婦の転落を描いた。さすがエイドリアン監督だ。だてにうさぎを茹でていたわけではない(「危険な情事」より)。 【ふぉんだ】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-05-12 14:58:49) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》98.《ネタバレ》 この作品でオリヴィエを発見。なんなのこの人って。驚異のフェロモン全開男。 その後他の作品でも見たけど、やっぱり全開だった。私生活大変だろうなあ。しかし、よくこんなのをキャスティングしたものだ。さすがエイドリアン。しかし、ギアもかなりのものなのに、オリヴィエと並ぶと、フェロモン度には横綱と幕下くらいの差を感じる。見ているだけで妊娠しそうですね。下品ですいません。ダイアンの老けぶりにおどろくが、女の共感を呼ぶタイプへ老けていた。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 23:16:58) (笑:2票) |
97.ダイアン・レイン美しかったなぁ。この手の話はもういいよって思いながらもやっぱ最後まで見てしまうね。私は男と女の関係にはタブーなんて無いと思ってるので不倫は良いとか悪いとかっていう問題のモノではないです。けど、子供はやっぱ可哀想だよね。あの子、なんかいじらしくて可愛かったし。ところでこの映画から得る教訓、それはズバリ「浮気相手と直接対決はするな!」でしょう。人間心の奥底にはとてつもない闇を持っているものでして、突然自分では制御できないような激しい感情に飲み込まれ、思いもよらない行動をすることがあると思う。離婚する気の証拠集めが目的じゃないのなら、尾行なんてするべきじゃないね。 【黒猫クロマティ】さん 5点(2004-06-21 11:56:07) (良:2票) |
《改行表示》96.エロサスペンスの巨匠・エイドリアン・ライン監督によるエロサスペンスということで大した期待もなく見始めたのですが、これが目の覚めるほど面白い映画だったのでビックリこきました。脚本・演出・演技のすべてが高いレベルでまとまっており、大した見せ場がなくとも、それぞれのパフォーマンスの高さのみで2時間を見せきっているのです。。。 本作の脚本を担当したのは、『普通の人々』のアルヴィン・サージェントと、『アポロ13』のウィリアム・ブロイルズ・Jr。トップクラスの脚本家が二人も名を連ねているという、何とも豪華な布陣となっています。人物描写を得意とするサージェントは、主人公・コニーの心境を実に丁寧に描写しており、「不倫妻の自業自得」と思われては元も子もないこの物語において、観客に共感の余地を与えています。他方、複雑な物語の交通整理に長けたブロイルズは、幸せな家庭が徐々に追い込まれていく様をわかりやすい形で観客に伝えています。。。 このジャンルの重鎮であるエイドリアン・ラインによる演出は、抜群の安定感です。若々しくてはいけないが、おばさん臭くてもいけないという難しいポジションにある主人公を、誰が見ても美しいと感じられるように画面に収めているのです。『ナインハーフ』などと比較すると露出度はかなり抑え目であるものの、それでも濡れ場はかなりエロく撮られているし、何気ない日常の風景もいちいち美しく、本作は、彼のフィルモグラフィの総決算とも言うべき仕上がりとなっています。。。 主人公を演じるダイアン・レインは、賞とは無縁のこのジャンルにてオスカーノミネートという快挙を成し遂げましたが、確かに、彼女の演技はズバ抜けています。上述の通り、「不倫妻の自業自得」と思われてはおしまいとなる本作において、彼女はひとつひとつの感情を丁寧に表現することにより、不倫に溺れる主人公の心境を観客に肯定させているのです。彼女の相手役となるオリヴィエ・マルティネスの間男ぶりや、リチャード・ギアの小市民ぶりもそれぞれ板に付いており、登場人物全員が悪いんだけど、本当の悪人は一人もいないという本作の構図が、見事に形となっています。。。 ただし、意味不明な邦題だけは何とかならんのでしょうか。当時のフォックスジャパンは奔放すぎるネーミングセンスにより不評を買っていましたが、作品の本質をとらえない邦題をつけることはやめてほしいものです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-01-08 01:43:16) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 ダイアン・レインの体当たり演技に感謝というような映画で、それにつきる。邦題がだめ。「浮気」なのである。「運命の女」なら、「家庭」を棄てるべきところ。白人有閑階級の退屈には同情できないし、ただただ「家庭」のために尽くす夫という設定も平板である。だから「家庭」という設定が聖域のように君臨するのが、アメリカ映画の基本中の基本。暴力・破壊が大好きなアメリカ映画は「家庭」を守るという大義名分のもと、なんでもするということ。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-27 10:30:19) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 冒頭の風の強い街中を必死に歩くダイアンレインは印象的だった。母親と妻と恋人という自分で揺れる心の演技がとてもうまく、とてもひきつけられる。旦那のリチャードギアは気の毒という言葉以外ないけど、恋をしてるダイアンは少女のように可愛くてあまりエロティックな印象はもたなかった。事件の真相を知ってから、あの冒頭の出会いのシーンを思い返し「もしあのときタクシーがつかまり私がそのまま帰っていたら、、、」と考えるダイアンのシーンが良かった。でも、やっぱり一番大切だったのはご主人だったんだとラストでよくわかりました。 【civi】さん [地上波(吹替)] 5点(2007-09-09 17:19:17) (良:1票) |
93.地上波で放送されているときに途中、ご飯食べながらとか、そのあと歯磨きしたりとか、そういう合間に見るならちょうどいい感じの映画。あのプレゼントはひどいね。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-09-07 04:29:10) (良:1票) |
92.2時間ちょいあるけど、飽きたりはしなかった…けど!けど!ちょっとラブシーンがきまずかった(笑)ところで、ダイアンレインめっちゃきれいなんだけどー!!!美しいよね。なに着ても似合うわー。てか、浮気相手のBOY、肩幅ひろすぎ、ワイルドすぎ!絶対リチャードギアのほうがいいけど・・・?家庭を顧みないとかじゃないのに、なんで!?同じ浮気でも「恋におちて」とすごい差だよねぇー。あと、あの浮気相手のポールってひと!!!!!たまにひとりでブツブツ何語かをしゃべってない!?あれ、なんなんでしょうか?ちょっとそこがサスペンス。子供の顔もサスペンス。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-04-20 23:07:08) (笑:1票) |
91.どちらかというと嫌いなジャンルなので普段だったら絶対に観ない作品ですが、あまりにも退屈で、チャンネルを回していたらWOWOWでやっていたので観ました。前置きが長くなりましたが、男女の出会いなんて、これと同じような偶然性を秘めているのでしょうか?(って、テレビのザッピングとは違う??) 平凡で変化のない平和な家庭生活を送るか、めくるめく官能と息をするのも辛くなるような罪悪感の代償を併せた家庭生活を送るか・・・。映像を見ながら疑似体験し、自分ならどんな答えをだすのか試されているような気がしました。好みではないけどハンサムなリチャード・ギアの夫を裏切るほどの浮気相手なのか?と思いながらも、非日常的な未知なる誘惑に負けてしまう女の気持ちも、分らないでもないです。そんな誘惑に負けてしまった揺れる中年女性を、ダイアン・レインは巧く演じていました。自分も彼女のような美貌とボディを持ち合わせていたら・・・、あんまり面倒には巻き込まれたくないやぁ。 【ソフィーの洗濯物】さん 6点(2004-08-17 15:43:18) (良:1票) |
90.やっぱり夫婦のどっちかが浮気したら、両方不幸になりますね。相手の男殺さなくても、元通りにはならないだろうな。そんなことは、わかりきっているのに、深みにはまっていくのが人間の人間たるゆえんか。旦那が嫌いでないのに、別の男に惹かれる人妻。ダイアン・レイン上手いなあ。って感心しる場合ではない。不自由のない生活してても、満たされない何かがあり、秘密、陰、現実からの逃避、モラルのない自分といったものへの欲求が抑えられなくなるのかなあ。できれば理性で抑えるべきなんだろうけど。夫への愛が消えてないのが、逆に不幸でもあるように感じられる。 【パセリセージ】さん 7点(2004-05-12 00:08:56) (良:1票) |
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89.ありがちな話ですが、美しく枯れたダイアン・レインが良かった。若い頃よりもずっと色気があります。郊外に大きな家を持ち、ハンサムな夫と無邪気な男の子に囲まれた平凡だけれど幸せな家庭を持つ主婦。カフェのトイレ、映画館、アパートの廊下で若い行きずりの男とのセックスに溺れる中年女。両方を上手く演じ分けていましたね。ダイアン・レインって美人だけど大根だと思っていたので、その体を張った演技に驚きました。ただラストはもう一ひねり欲しかった。残念。 【くるみぱぱ】さん 8点(2003-10-03 06:15:50) (良:1票) |
88.D・レインの出演作品を初めて観たのですが、綺麗で、大人の魅力プンプンて感じで思わず見入ってしまいました。R・ギアの、妻の不倫に悩む夫の演技もさすがだなあ~と思いました。素晴らしい出演陣の演技に◎。でも、あの過剰すぎる風の吹き方に-3。あれは台風13号なみでしょう!? 【大根サラダ】さん 7点(2003-06-29 11:56:46) (笑:1票) |
87.《ネタバレ》 幸せでいても安定すると・・人間の弱さを思いきり教えられました。肉体面に溺れて、精神面で苦しみ抜く、気疲れしたダイアン・レイン巧すぎ!て、責められない(同情、共感さえした)自分がいました。 さらに映像・哀しげな音楽・フランス風味も私たち中年女性向きでは? 罪深いけどスリリングな、、不倫ってこうなるのかって・・激しく綺麗なエロチックなシーン、あれ以上多すぎても少なすぎても面白くなかったと思います、ダイアンの変貌の様子、すばやく変わる場面がよかった。 ラストもやはりこれしか、、、。 ≪DVDで再鑑賞して≫やっといい主役、取れたねぇ!! ☆ダイアンレインショウ、とも言える前半はホント何度も観たくなる。強風にパンティが見えて「エイドリアン ライン」の名が出たり、親子の日常の様子や消毒場面がほんとリアル、大好きであります。電車のシーンはゴクリ。 ウソをつき通すには不器用なダイアンに肩を持ってしまった、「あるある」場面の多い事。ギア様のオジさん度も意外でした。浮気の代償が大きいことを警告してくれるには良い作品かもしれませんが、夫の浮気ならよくあること、とも取れて少々悔しい気も。 ところで、ダイアンの友人トレーシー役、気になってたらケイト・バートン、そう、お父上リチャード・バートン!渋顔?がそーーっくりでっす。彼女とのクリーニング店での場面も緊迫感あります。まあ話の内容より映像に惹かれっ放しだったかな? 未公開シーンは全部ボツしてよかった、と思うDVD鑑賞でした。 【かーすけ】さん 8点(2003-05-16 10:59:22) (良:1票) |
86.ダイアン・レインの亭主といる時のくたびれた表情がやたらリアル。倦怠期の夫婦って奥さんみんなこういう顔してるもんね。 【mimi】さん 7点(2003-02-23 01:17:54) (良:1票) |
85.まさに80年代テイストな21世紀の作品とは思えない古臭さで、懐かしさすら漂う作品。主演2人はバカ妻とヘナチョコ夫を中々上手く演じていたとは思うが(この辺を楽しむには吹替の方がいいのかも)、もっと2人が追い込まれた方が面白かったし、オチもシラケタな。邦題もダメダメなのでどうにかして欲しかった。 |
84.単なる不倫のサスペンスに留まらない練られた作品だと思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-03 17:40:25) |
《改行表示》83.《ネタバレ》 エロティックサスペンス、、、なのかな。 幸せな家庭を持ちながら、若い男とのセックスに溺れる愚かな女の葛藤をダイアン・レインが見事に演じきる。 本当に愚かとしか言いようがない、美しい人妻。 自分の住んでいる街でママ友とお茶している最中、トイレでファックだなんて、あり得ない。 そして、その愚かな女のために、殺人まで犯してしまう愚かで惨めな男をリチャード・ギアが好演。 まったく彼には似合わない役だと思うけど。 スノードームという小道具がラストに涙を誘う。 彼女にとっては数あるお土産の1つだったのだろうけど、彼にとっては違った。 カメラワークはサスペンス調ではなくドラマ調。 いわば2時間ドラマレベルのストーリーを、脚本と演技力で見応えある作品に仕上げている。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-28 16:02:38) |
82.自分はダイアン・レインの気持ちが分かるような気がします。その瞬間の気持ちに自分に正直に一歩踏み出してしまった彼女を責めることはできないと思いました。もちろんその代償はとても大きいです。辻褄が合わないのが人生というものです。ダイアン・レインはとても美しく、かつ難しい役を好演していました。ラストも良かったです。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2021-02-18 11:31:34) |
81.《ネタバレ》 お話の流れがうまいなァ~、そんな優れた脚本にダイアン・レインの高い演技力がとっても良く乗っていて素晴らしい。けど、も、こういう「不倫」ものは個人的に観てて面白くはないかな? なんらかの美学があるのかもしれませんが。軽い疑問 スノードームであんなに致命傷を与えられるかな… 総合的な絵的な美しさは評価できると思いますデスハイ 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-24 20:42:38) |
《改行表示》80.《ネタバレ》 前半は、不倫を楽しんだり悩んだりする苦手なタイプの映画だとがっかりしながら見てました。 しかし、不倫相手の方がリチャードギアに殺されるあたりから、一気に集中して見ることができました。 まず、リチャードギアがあそこで彼を殺すとは思わなかった。気持ち悪そうにしてたから気絶するのかと思ったら殺した。でも、リチャードの気持ちになればとても苦しかったんだとおもう。プレゼントしたスノードームがそのまま不倫相手に渡されていたのだから(>_<)その後は、リチャードや妻の表情の演技がとても上手くて台詞がなくても感情が伝わってきたし、妻が彼と出会った日をおもいだしているところでは、違う選択、つまり家に寄らずに帰宅していたらよかったらということが伝わってきた、後悔がつたわってきた。前半からのギャップがあり、私は集中して見られたし、リチャードギアは名優なんだなと感じた。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-21 02:33:44) |