《改行表示》195.アクションシーンが皆無なのに、バチバチと火花散るような展開が盛りだくさんの本作。 とにかくオッサンたちが叫ぶ、吠える。 そして、回転ドアをくぐり抜け、コートを襟立たせて立ち去るパチーノの後ろ姿!キメッキメのスローモーションにBGM! ちくしょう、最高にカッコいいじゃないか。 世界一カッコいい職場の立ち去り方を学べる映画です。(笑) 追記 最近、新聞記者をテーマとする某映画を鑑賞した。その作品との対比で、この作品の凄さ・本気度がわかってきた。 というのも本作、実話ベースであるだけでなく、登場人物や登場企業、登場する番組まですべて実名である。関係者からの訴訟リスクも怖れず、実話だからなんか文句あるか?という硬派なスタンスで映画を作り切ったわけである。この硬派な態度、本気度があるからこそ映画に独特のリアリズムが生まれ、本作がより面白くなっているのではないかと最近感じた。 【nakashi】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-03-15 18:06:53) (良:1票) |
194.《ネタバレ》 何があっても最後まで「約束は守る」気迫を見せつけるバーグマンをアル・パチーノが何時も通りに魅せてくれる。善と正義感がもたらす現実との間で揺れ動く心模様をさらけ出すワイガンドをラッセル・クロウが劣らぬ存在感で示す。作品に重厚感をもたらしたマイク・ウォレスを演ずるクリストファー・プラマーは「インサイダー以降良い脚本が回ってくるようになった」と語るのが納得させられる絶品ぶり。男達の物語の中で、ワイガンドの妻はメソメソと参って去って行き、バーグマンの妻は「先を見通して行動するのよ」と励ます。男女であっても男同士であっても相手が直面している窮地を共に乗り越えて行く意志の有る無しがパートナーの真偽を示している印象深いシーンだった。実話という事に、遣る瀬無い思いと、作品を世に送り出すアメリカの底力を感じた。アッという間の158分を堪能しました。 |
193.自分はこの映画の男達のように全てを失い、なお圧力を掛けられている状態で巨大な権力に立ち向かう事ができるのだろうか・・・正直言って自分には無理だと思う。家族や地位、名声を失ってもなお闘い続ける事に意義を見出せないからだ。大多数の人間がそうだと思うが彼らは違った。自分の信念に忠実に勇気を武器に立ち向かった。結果がどうであれ行動する事に意味があるんだよと教えられた気がする。1人の男として尊敬するしカッコいいと思った。素晴らしい映画をありがとう。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-12 20:44:02) (良:1票) |
192.《ネタバレ》 ラッセル・クロウ アル・パチーノそして多くの出演者の演技力スゴイ A・パチーノがスゴイのは言うまでもないんだけど(こういう役がホント似合ってるなぁ)R・クロウこの人は芸達者だなぁ…なんでもできちゃう(感心) 確かにちと長いなとは思いつつも気にならなかった&この内容ならこれぐらいの時間がないとちょっとしんどい気がするなぁ おおげさな演出もなく静かながら力強いというんですか、映画制作の要素が全てうまくはまった素晴らしい映画でアリマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-30 11:00:33) (良:1票) |
《改行表示》191.《ネタバレ》 尺が2時間半と長丁場だが、長すぎず短すぎず濃厚な内容をベストな時間に収めた傑作。 序盤は2人の主人公の状況説明とタバコ会社を告発するための下準備、中盤は内部告発者(ラッセル・クロウ)をメインに、会社からの脅しや法的な命令等の妨害を受け、結果家族と別れることになってもなお戦い続ける姿を描き、終盤はテレビ局に圧力を掛け放送を妨害されたプロデューサー(アル・パチーノ)が奔走し何とか放送にこぎ付ける様子を非常に丁寧に、なおかつ無駄なく描ききっている。 『人間として正しい行い』をするため、『ジャーナリストとして真実を明らかにする』ために戦う二人の漢が魅せる静かだが熱い映画。 脚色の程度に関係なく楽しめました。 出来れば吹き替え版を推奨、全員上手いがアルパチーノ演じる小川真司さんのハマり具合が半端ではなく、放送内容の変更を強要された後上司に喰ってかかるシーンは鳥肌もの。 本作に関係ないが、声優の演技(個人ではなく全体)を批判している関係者に『これだけの演技できる人達(声優)よりもお前らの起用したド下手俳優を使って本当に正解だと思うか?』と問いたい。 少々脱線してしまいましたが、たばこ問題などに興味なくても十分観て満足できる内容です。 【ムラン】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-05-08 13:49:11) (良:1票) |
190.《ネタバレ》 小さな個の力で強大な組織の力に立ち向かう実在する男達の熱いドラマを堪能した。実話に基くこの図式の映画は少なくない。それは力を持ちすぎた権力者や、力を持ちすぎて肥大化した巨大企業や組織の横暴はいつの時代にも存在し続けることの証か。それに戦いを挑む人間はいつも人生や家庭が壊され少なからず傷つく所にやるせなさを感じるが、それでも己の良心や信念を貫く熱い男の生き様には感動する。そしてパチーノにはこんな男の役が本当によく似合う。今回もまさに熱演だった。さらにそんな良心や信念と守るべき家族と生活の間で苦悩する男を演じるクロウの静かだが熱い演技も素晴らしい。2時間半を超える非常に長い作品ですが、全くその長さが気にならなかった。無駄に時間が長い映画ではなく、それだけの時間が必要な映画を観た後は何ともいえない満足感がありますね。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 01:44:07) (良:1票) |
189.この映画を観て以来、回転ドアをくぐり抜ける時のおれの気分はいつもアル・パチーノです。 【Minato】さん 7点(2004-11-06 23:58:51) (笑:1票) |
【ゆきむら】さん 7点(2004-05-25 10:11:43) (笑:1票) |
187.えええええええ!!!!!タバコって体に悪かったの????? 【永遠】さん 4点(2004-04-04 08:58:38) (笑:1票) |
《改行表示》186.《ネタバレ》 マイケル・マン監督らしい、"男汁"で肩まで浸かってしまいそうな作品。 しかも、銃声は一発もとどろかない、非アクションの社会派映画。 しかも実話。これは、たまらないご馳走です。 この映画で痛いほど感じたのは、 「正義を貫くことの難しさ」。特に、敵が強力であればあるほど、当然困難さも 倍増する。実際、ワイガント博士(ラッセル・クロウの役ね)は家族も仕事も 名誉も奪われる。たとえ内部告発に成功しても、誰も誉めてくれない。報酬もない。 それどころか、あの先十年以上も、タバコ会社との法廷闘争が待っている。 それにかかる弁護士料や時間を考えただけで、私なんか目がくらんでしまう。 そんな困難さを前にしても、ワイガントは信念を曲げなかった。「知るか、クソッタレ」と呟いて、 カメラの前に立った。私はとても羨ましかった。目もくらむような困難やリスクを、 「知るか、クソッタレ」と言い捨てる勇気が、私も欲しい。一時のエエカッコとは違う、 本当の勇気が。 【あまでうす】さん 9点(2004-02-13 11:10:56) (良:1票) |
|
185.↓確かにアルパチーノは熱かった。元々ラッセルのファンでこの映画を手に取ったのだが、おかげでアルパチーノという俳優にめぐり合えた。感謝。 社会的害悪・脅し・世の悪習に屈さない男たちの戦い。感動したっ 【アキト】さん 6点(2004-01-03 05:14:35) |
184.濃厚な社会派ドラマなどという触れ込みは非常に多いが、この映画ほどその売り文句にふさわしい作品はない。たばこ会社の訴訟を題材にしたドラマはもちろん濃厚であるが、それよりも何よりもアル・パチーノ、ラッセル・クロウの競演が濃厚の一言に尽きる。派手なアクションなどは一切無いが、男たちが繰り広げる闘いに息を呑む。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-03 12:38:57) (良:1票) |
183.テーマにしているのは身近に接する機会の多いタバコ。タバコが体に害があるなんて分かりきったことだと思いますが、この作品を観ることでタバコを吸いたくなくなるような決定的何か!が明らかにされるのか?って期待したのですが、案外この程度かって感じが。アンモニアを調整してとか、ニコチンを体に吸い込むと発ガン性が、とかは従来から知られてきたこと。この程度では恐らく、この映画を観て“タバコを止めよう!”って思う人少ないのでは?それともこの作品では明らかにされなかったもっと凄い何かがタバコには隠されているのでしょうか?☆☆☆インタビューに応える主人公。そのインタビューシーンがやっと日の目をみます。しかしそのシーンは劇中、たっぷりと見せると言う演出ではなく、空しく見つめる人々と、娘にそれを見せることが出来た主人公(はっきり言って、こんな幼い子に難しいニュース番組を見せて分かるんかいな!)。しかしこのシーンから何かが明らかになるって感じじゃないですね。むしろそう言った見方ではないのでしょう。この作品はタバコを摘発する映画ではなく、大きな圧力に屈しなかった勇気ある人々を描きたかった。そしてマスコミの実態。また自由の国アメリカの裏側にある暗い部分を。その辺は作り手の趣味。そして見る側の主観に任せられるのでしょう。とにかく個人的にはハマった作品でした。 【☆】さん 9点(2001-11-10 01:10:51) (良:1票) |
【松下怜之佑】さん 10点(2001-07-31 04:45:26) (良:1票) |
181.やはり、アル・パチーノは最高だって事だよ。 【puratina】さん 10点(2000-09-06 02:12:52) (良:1票) |
【タイラー】さん 9点(2000-06-09 23:05:39) (良:1票) |
《改行表示》179.《ネタバレ》 見応えのあるドラマではあったですけど、ちょっと長すぎでは。たいていこの手の内部告発モノは、会社からの妨害・脅迫にめげずに信念を貫き、法廷での証言シーンがクライマックスとなるのが定番。本作は法廷劇が終了した後にアル・パチーノ扮するバーグマンのジャーナリスト魂炸裂の奮闘劇が第二部として展開するのですが、この後半部があまり観易くありません。一介のTVプロデューサーが人脈を駆使してタバコ会社の個人調査内容に対して反証を用意できたり、新聞社と駆け引きしたりのフィクサーぶりにはちょっと理解がついていきませんでした。 ワイガンドがどの程度の嘘つきだったのかちゃんと描写が無いのにも不満です。 結局タバコ会社の悪辣ぶりはメインテーマじゃなくアル・パチーノが主役だったのでしょうけど、ラッセル・クロウの苦悩場面も多くてポイント絞れてないんじゃないかな。そういや冒頭のイスラム部分も変に力入り過ぎで(その後一切触れもしない・・)バランスが悪いよね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-29 23:03:25) |
《改行表示》178.内容からいって、展開は容易に読める「成功するか 失敗するか」の二択。直球勝負だから、ほぼ演技にかかってる。ラッセル・クロウって、演技うまいよなあ。告発者はこんな感じなんだろうなあっていうのが、きちんと伝わってくる。 私事だけど、JTの人と仕事したことがある。かなり理不尽なことをされてメンタルを削られたけど、麻薬の売人と一緒なんだなあと考えるようになった。関わらないほうがいいと、心から言える。 【くろゆり】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2021-05-31 20:10:31) |
《改行表示》177.《ネタバレ》 巨大なタバコ企業の脅迫にも屈することなく、信念に基づいて行動する「英雄」達。 本当に品薄になりました。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 7点(2019-07-28 10:31:28) |
176.《ネタバレ》 パチーノのここで壊れたものは元戻らないのセリフはハッとさせられた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-05-24 06:58:09) |