36.小梅と小竹、そしてなにより濃茶の尼でおなかいっぱいです。この3者(2者?)が全てを吹き飛ばしました。 【こうもり男爵】さん 3点(2004-04-07 21:43:33) (笑:1票) |
【亜空間】さん 4点(2004-02-10 16:52:20) (笑:1票) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 舞台が昭和24年とのことで、石坂金田一の事件年表に当てはめると、犬神家と病院坂の間のエピソード。 あの怪作'77年版の八つ墓村のインパクトが強すぎたから、どうしても比べてしまって、結果どうにも物足りない気持ちを抱いてしまいます。だけど、市川監督の金田一シリーズって、元々こんなじゃなかったかなぁ? 今振り返ると、何で'96年のこの当時、急にポツリと八つ墓村を一本だけ映画化したんだろ?と疑問に思いますが、公開の数年前から、漫画、ドラマ、アニメで『金田一少年の事件簿』が流行ってたんですね。悪い捉え方をすると便乗ですか。 金田一と言えば市川監督。監督が映画化していなくて、人気の高いエピソードの八つ墓に、白羽の矢が立ったんでしょうね?きっと。 石坂浩二はもう55歳で金田一役はムリ。そして落ち武者狩り、32人殺しと血みどろの事件の映像化はもちろん、鍾乳洞での美也子の怖さも見事に表現した'77年版が既にあるから、似たような演出は出来ない。そして金田一少年ブームに乗るとしたら、少年少女も観に来るかも?となると、あまりに残酷すぎてもダメときたら…市川監督、とっても撮りにくかったことと思います。 小竹さん小梅さんの二役でCGは使ってますが、殺害シーンは昔ながらのマネキンみたいな人形と、ペンキみたいな血しぶき。まだジャパニーズ・ホラーの傑作『リング』が出来る2年前とは言え、平成の世に、まるで昭和のお化け屋敷のような特撮が、かえって微笑ましく思えます。 でも昔っから市川金田一ってこんなテイストだったと思うのですよ。数年前に観てるからか、割と違和感は感じなかったですよ。電線のスズメとか、釣鐘で生首がすっ飛ぶとか、今思うと結構可愛らしかったですよ。浅野ゆう子も3バカ姉妹の役だったし…って全部『獄門島』だわ。 旧来のファンは石坂金田一と'77年の八つ墓村と比較してしまうし、新しいお客には特撮が古臭く人間関係も複雑と、あまり期待に添えない作品だったんじゃないかなぁ?でも作品としては、17年ぶりに等々力警部の「良し!解った!」と、粉薬の大噴射が観られたので、良かったかな。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-06-21 21:13:14) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 しまったーー!や よし!わかった!!! のタイミングがわかるんだから、役柄のキャラがたってますね。 リメイクとは言え、狂ったヨーゾーのインパクトは映画史に残るものがありました。 それだけで観るきっかけにはなりました。 そのほかの部分に関しては、観てから、しまったーーー!とは思いましたけど。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-22 13:25:17) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 なぜか今まで機会がなくて、今回BSフジで豊悦版金田一の「八つ墓村」を初めて見ました。 えーっと、「なんだコレ(笑)」というのが率直な感想ですね。 雑。とにかく雑。脚本も演技も台詞回しも、すべて雑。 松竹の渥美版金田一も結構なキワモノですがw、少なくとも映画としては成立してました。 故市川崑監督の汚点とすら言えるかも。 NHKの長谷川版金田一の「獄門島」の素晴らしい出来に比べても駄作です。 正ヒロイン里子をちゃんと扱ってくれたので、それでようやく1点です。 |
《改行表示》31.《ネタバレ》 場所の設定としては「岡山県真庭郡八つ墓村」とされている。1977年の前作では阿哲郡だったが、名前の上でのモデルと言われる「八束村」(やつかそん)が真庭郡だったことから、今作ではあえてこのようにしたのかも知れない。原作と前作では季節が夏だったが、今作は冬(から春?)の風景なのが特徴的で、景観面でも高所らしく冷涼で乾いた印象があった。現実の八束村(現・真庭市)にあるという蒜山高原の雰囲気でも出そうとしたのかと想像したが、実際のロケ地は全く違う場所だったらしい(屋敷と鍾乳洞以外は岡山県備前市の「八塔寺ふるさと村」が中心か)。 ストーリーとしては基本的に原作を踏襲しようとしていたようだが、前作では落としていた里村慎太郎を出し、これと美也子との関係を中心に据えたのが特徴である。今回の美也子は変に現代的すぎる気がするが、しかし結構いい具合に色気があり(嫌いでない)、美也子にしては意外に健気で純な思いをみせていた。 一方で、里村慎太郎と美也子をメインにしたこととの関連からか、かえって本来のヒロインである里村典子が登場する余地もできたらしく、これがこの映画の一つの売りとも取れる。何かと省略されがちな人物なので動向が注目されたが、最初から馬鹿を装っていただけのように見えながら馬鹿を装う理由が不明であり、終盤まで辰弥も単なる馬鹿だと思っていた節がある。最後に至ってやっとまともに話が通じる相手だということが明らかになっていたが、この間にどういう経過で相思相愛になったのかもわからない。年上の男女の関係が破綻した後に、若い世代の希望を示すものとして位置づけてはいたのだろうが、実際は極めて不徹底に終わっていた。 また春代さんも外見的には艶めかしい感じではあるが、個人的に好みの女優でないのと、辰弥への思いの表現が唐突で半端な存在になっていたのは残念なことである。 以上、全体的にさらりとした印象だが若干気の抜けた感じもあり、またこういうお話だとすれば、タタリとか双子婆とか洞窟(ただの地下室?)とか32人殺しとかいう濃い要素が出て来る必然性もない気がする。それがなければ映画にならないのかも知れないが。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-25 19:52:27) |
30.《ネタバレ》 当時キャストを見て、あまり期待はしていませんでしたが、一応映画館で観ました。が、やはり失敗作です。どうしても松竹版と比較してしまうのですが、スケール・重厚さ・キャストとあらゆる要素が薄味です。最も気になったのは台詞とリアクションです。まるで舞台を見ているかのような大袈裟な演技と台詞の言い回しです。あと、必要以上に全員しゃべりすぎです。何か1シーン1シーンに余裕が無い感じがして、観ていて疲れます。あえて良いところを言えば、トレンディ俳優を起用して若い人たちにも「横溝正史」の世界を身近にしてくれたことでしょうか。(映画の内容とは関係ないですが) 【金田一耕助】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-01-16 22:45:29) |
《改行表示》29.野村監督版に続けて見たのだけど、やっぱりこっちの方がしっくりきますな。 トヨエツ金田一は悪くない…が、ちと、男前過ぎ。細かいところがあっさりすぎで、えっ?と言う間に終わった印象。 ただ、鮮やかすぎる血の色など、市川監督の細かい演出が小粋で、う~んと唸らされた。 【slan】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-30 13:18:26) |
28.《ネタバレ》 市川崑監督の「金田一」と言えば、やはり石坂浩二だったのか・・・ 【SITH LORD】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-07-02 11:28:26) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 松竹版よりはマシ。何がって、犯行の動機が、ちゃんと原作通りだったこと。そこに犯人の気持ちがあった事。まあ、考えてみれば当たり前だけれども、タダの相続狙いの殺人と言えども「愛の物語」として描いた『犬神家』から始まり、事件の核心には必ず人間のドラマがあった、この市川版シリーズとしては、ここのところは重要だったはず。そしてもちろん、観る側もそのほうが面白い。クイズやパズルを見にいっているのではないのだ。 とはいえ、そこんトコロ描き切れているかというと、微妙。お約束を楽しみにしている人もいるようだが、毎回同じ事やる警部(この事件は等々力じゃなくて磯川だよね、ホントは)の件を削ってでも、もうちょっとその辺に力を入れて欲しかった。大体、あの人は同じ人にもかかわらず、何故いつもいつも金田一を知らんのだ? で、この映画、今までの、少なくとも『女王蜂』までと比べると、何かが違う、何かが足りない感じがする。特徴を備えていない感。おどろおどろしさ?時代性?過去が現代に仕掛けている禍々しさ?そういった「テイスト」が感じられないのだ。あれほどの猟奇事件があるのに、だ。巧くは言えないが。だから、と言うのも、おかしな評価の仕方だが、イマイチ期待には答えていない感じ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-09 16:06:08) |
|
26.これは本当に市川監督が撮ったのですか。誰かうそだと言ってくれ。 【tottoko】さん [CS・衛星(吹替)] 1点(2011-11-19 01:48:45) |
《改行表示》25.ストーリーはわかっていたので、安心して観れる・・・と思っていた。 しかし金田一役の男優は一応役作りはしているように見えたが、今一つハマっていない。 そして圧倒的にひどいのが、浅野ゆう子の大根ぶり。とても映画レベルの演技ではなく、 すべてが台無し。なぜろくな演技もできないTVタレントを重要な役で使ったのか、 まったく理解できない。キャスティングがいかに大切か、認識させられた映画だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2011-08-12 04:16:53) |
24.《ネタバレ》 野村版の渥美金田一ってのも大概だったけど、これを見てしまうとあっちですら良く思えてしまうから困る。横溝作品に必須の、旧村の因習と血の系譜に彩られた禍々しさなど微塵も感じられず、清潔なセットの中で小綺麗なキャストが予定通りの台本をこなしているだけです。解決部分の20分間なんて、完全にその辺の2時間ドラマ以下ですね。萬田久子の春代はなかなか適役だったはずなのですが、酷い白ベタメイクのせいで台無し。唯一、十八番の役で生き生きしているのが加藤武ですが、その「当たり前」のことをしているにすぎない彼が雰囲気的に浮いているというのが、作品の質の低さを表しています。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-05-05 23:36:50) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 原作小説、野村芳太郎監督、TVドラマ、そして市川崑監督と見たが、それぞれに特徴があり、これはこれで良いと思う。どの監督が映画・ドラマを作るかで力点が変わってくるのは当然のことだ。 市川版では終盤の鍾乳洞のシーンが簡素化され、達也が母親を慕う場面がないのが残念。それに犯行動機も異なったものになっていて、浅野ゆう子が鬼のような形相に変化することもない。それは逆に野村版のホラー的な要素が消えて、自然に近いものになっているとも言える。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-21 19:07:18) |
22.《ネタバレ》 寅さん版『八つ墓村』を観てしまった今、このスケール感のなさ、トヨエツ金田一の滑舌の悪さ、浅野ゆう子のトレンディドラマ顔には萎えるばかりで、2時間ドラマと大差ない出来に心底がっかりした。落ち武者襲撃や有名な32人殺しのシーンも、通り一遍の残酷描写で、人間の情念や底のない欲望といった陰惨なムードが見事に抜け落ちている。岸田今日子の二役だけが唯一不気味な印象を残していた。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-06-03 07:11:25) |
21.《ネタバレ》 横溝正史映画をたくさん撮った市川監督だが、これはダメですね。独特のカット割りは職人芸的な魅力を放ってますが、全体の流れが平坦すぎる。順序よく殺人が起こり、あらかた殺し終わったあたりであっさりと犯人が割れて、なんとなくハッピーエンドという構成。当時人気上昇中だったトヨエツだけど「しまったあああ!」という声で目立ったくらいで、映画ではまったく活躍していません。辰弥の出生の秘密は突き止めてましたから、興信所の仕事をやったくらいです。横溝正史の金田一シリーズはたくさん読みましたが、この「八つ墓村」が最も良く出来ているという意見です。映画化に際しては、特に森美也子を誰が演ずるかにすごく興味がありましたが、浅野ゆう子さんの演技はTVドラマを見ているように薄かったです。ちなみに、野村芳太郎版の森美也子にもがっかりした記憶があります。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-12-05 23:48:08) |
20.市川崑監督を追悼するならこの映画ではないでしょうか。配役や選曲を始め、新しい世代の人たちにも通じる良い映画をまだまだ作ろうとしているという市川監督の意気込みが、観ていると随所で伝わって来ます。豊川悦司、西村雅彦など当時の売れっ子さんはやはり好演しています。寺田辰也の役だけが、高橋和也さんには悪いですけど、今ひとつ地味でヒットしなかったのだと思います。ですが全体的にはさらっとしていて、それが返って好印象でした。 【teruhisa】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-03-29 01:03:43) |
19.トヨエツの金田一もなかなか良いと思いました。しかし、映画自体が上品で怖く無いのが致命的。八つ墓村はホラーであるべし。と思います。 【リニア】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-05-02 00:03:59) |
18.なんてことはない無難な作品。トヨエツ金田一も悪くはないが、これ以降続編が出ないのをみると良くもなかったのかな。 【Keicy】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-01-21 17:06:11) |
17.《ネタバレ》 トヨエツが金田一だと最後の八人目は殺してはいけない感じがする。トヨエツは出来る限り抜けた感じの金田一を演じようとしてるがそれは無理な感じがどうしてもしてしまう。 【taron】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-05-21 00:13:33) |