52.《ネタバレ》 人が大人になるときに、捨てるものがロックなのか。誰もが通過する夢と現実を描いたほろ苦い青春映画に仕上がっていると思います。ただこういう夢追い系映画はやっぱり男性のもので、男性より早く大人になってしまう女性には共感しづらいものなのかなとも思いますが。岸部四郎のデスクの上にあった若いころの写真とタンバリンには爆笑してしまいました。彼はタイガース時代楽器が演奏できないためタンバリンを叩いていただけだったそうです。本棚にはゴルゴ13がぎっしりあったり、こういうところでもニヤリとさせてくれます。最後の生放送のライブのシーンで自分のやりたいことをやらせてもらえないからと言って暴走するシーンがあるのですが、昔の自分だったら、自由に演奏させない大人たちを困らせる暴走に共感したのであろうが、今の視点から見ると「困ったことしてるな、仕事なんだから言われたとおりにやれよ」と思ってしまう。そう考えてしまうことに「ああ、俺もオッサンになってしまったんだな」と妙に悲しくなってしまいました。 【バチケン】さん 7点(2004-10-08 09:59:39) (良:2票) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 麻生久美子がいいなあ。ああいう風に、上から目線で「君、君」って言ってもらえたら、ぞくぞくする。(すいません、自分でも気持ちが悪いw) この役柄と麻生久美子のマッチングは奇跡的なパーフェクトだと思う。 あと?ロックとか全然分からないんでw 平成24年11月26日 決して音楽に無縁の生活を送ってるわけじゃなくて、例えば外出の時もデジタルプレイヤーが手放せないくらいなんですが、ただいかんせん好きなジャンルがアイドル系とユーミンとか竹内まりやなどの小奇麗なフォークで、一度たりともロックに関心を持ったことがない人間にとっては、自分にとって全く無縁の人たちが、自分にとって全く関心のないことを熱く語ってる映画で、麻生久美子が出てないシーンは、眠くならないようによそ事をやりながらぼんやりと鑑賞。(ただ熱気にはなんとなく当てられましたけどね) だけれど、この映画の麻生久美子が本当にいい。単にルックスのみならず、たたずまい、声、しゃべり方、何年も知っていて、しかも好きな女優に改めてときめくという稀有な体験をさせてもらいました。こんなふざけた鑑賞法、あるいは採点法はないとは自覚してるんですけれど、それでも+1点 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-26 16:07:53) (笑:1票) |
50.《ネタバレ》 基本的に青春苦悩系の話は嫌いじゃないので退屈はしなかったが、残念ながら、この主人公には感情移入できず。この話、時間(時代)の設定なんかおかしくないですか? 冒頭にかつての「イカ天」関係者を出してノスタルジーをあおるんだったら、80年代後半から90年代にかけての流れをちゃんと時系列に沿って構成するべきじゃないかな(ヒップホップ野郎の登場とか、あまりに唐突だし・・)。ラストのLike A Rolling Stoneも興ざめ。「歌います、アイデン&ティティ」という語りのあとで、なんでボブ・ディランが流れるのか!? それこそ、ディランへの冒涜。あれだけ、「ロック」「自分のやりたいこと」を連呼したんだから、ラストくらい自分の曲で勝負しろ!! 最後に。なぜか、僕には、劇中のディランが、マイケル・ジャクソンに見えました。マイケルもよく、あんな帽子かぶって、うつむいていたような・・・。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-12-09 01:36:03) (良:1票) |
49.泣きじゃくった。ストレートな青臭さに胸が締め付けられそうになった。でも、後悔した。この映画、何かが足りない。『スクール・オブ・ロック』を見て気がついた。ユーモアが、感じられない。日本のロックが駄目なのは、ユーモアに欠けているからだと思う。 |
48.この映画は基本的に峯田を見るために存在する。峯田が好きな人は自然とこの作品を好きになれるだろうし、生理的に受け付けない人はこの作品も生理的に受け付けられないはずだ。峯田のアフロや朴訥とした喋り方が大好きな僕にとっては、無茶苦茶な設定やセンスの欠片も無い映像その他もろもろのマイナス要因はむしろ“不器用青春ど真ん中”として熱く心に響く。大きなスクリーン、大音響で誰にも邪魔されずに観るのが唯一の正しい見方。この映画を観て泣ける人はきっとクズ人間。 【藤村】さん 6点(2004-03-07 17:00:10) (良:1票) |
47.終盤にかけて多少魅かれる部分はありましたが、薄っぺらい内容で「なんだこれ?」って感じでした。麻生久美子もクドカンも峯田くんもみうらじゅんも好きなのに・・・。似たような話、どこにでもありそうだし、共感できる部分も見どころも特になく、なんか、水で薄め過ぎたカルピスを飲んだような、残念な気分です。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-10-05 21:34:27) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 何か映像作品としてダメな点が目立ったなあ。クドカン脚本って事でもっと笑いをはさんで来るのかと勝手に期待してたら全然それもなかったし。 まず最初にインタビュー入れるのは何なんでしょう。普通と違う事をしたかったんですかね。単純に意味がないと思いました。 僕は原作を知らないから何とも言えないけど、ストーリー自体が根本的に面白くないよね。 あとは演出が個人的に苦手。 終盤中島がボーカルとして初ライブした後、彼女と公園で会話するんだけど、わざわざ彼女が少し前を歩いて振り向いてから二人の話が始まるみたいなお決まりの演出…。あんな事現実でしますか?クサいなって思っちゃいます。 そして麻生久美子の演技が超棒読みで大根なのはわざと?それとも10年前はこんなにも下手だったのか?どちらにせよ今のはっちゃけた演技の方が彼女の持ち味が活かせてると思いますね。 ディランの声がハーモニカを吹くと字幕で表示されるってのも、全然いい演出とは思わなかったですね。なのにそれが最後ちょっと喋ったとか…、ボケのつもりでしょうか、はぁ?って思いました。 中島の心情をいちいちナレーションするのも何かダサいなあって思うし、中盤で雨の中チャリで爆走するのも…、そんなステレオタイプな青春って…。そのシーンの映像もちゃちくて、低予算だったのかなあって勘繰ってしまうほど。 峯田という素材を活かせなかった駄作と思います。演出の観点では監督の技量不足とも思えるが、やっぱりストーリーそのものがいいものじゃない事が問題だろうか…。 |
45.《ネタバレ》 ロックというか音楽はあまり興味ない人です。そのためか共感できなかった。中村獅童に注目していたが、いいとこででなくなってガッカリした。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-05-03 07:21:12) |
44.この時代を共有する者にとってはそれなりの郷愁もあるかもしれんが生憎この時代を知らん。いや、その時代に生きていたが「イカ天」ならびにそこから生まれたものを知らん。こちら関西ではやってなかったのだから。テレビに煽られてロックを消費する輩と時代から取り残されながらそれはロックじゃないなどと叫ぶ輩。どちらもいけすかない。居酒屋でロックとはかく在りなんといったえらそうな戯言を述べるシーンがあるが、このイタイイタイところをもっと見せてくれれば面白くなったかもしれない。最近だと『SR サイタマノラッパー』みたいなの。でもこれは「かっこわるい」けど真っ直ぐってことを描いてるわけだけども「かっこわるい」ぐらいでしかなく、「イタイ」ところまでいってない。原作者本人がイタイとは思ってなかったらこれは当然なわけだから、居酒屋のイタイ戯言はクドカンのオリジナルかなとも思うんだけど、イタイのはここだけ。妙にまじめぶった展開の中に挟まれるコミカルパートも台詞にしかその役割は無くつまらない。現実離れしたキャラクターだけが作品を支えている。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-04-01 14:26:43) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 あら~ぁ ヤバイんかしら自分ってば。 峯田クンがキライになれないんだよな~ 中村獅童のボーカルだって悪く無いじゃん なんて思ってしまってたんだよな~ でも、でもだ ダメ出ししなきゃならんところは大いにある。なんで最後はボブ・ディランに頼ってんだ?!自分たちの曲で勝負しろよな ロック、ロックって言ってたわりにたいした曲作ってねーじゃないかよ 一体どれがアンタたちがやりたかった曲なんだ? そのへんどう考えて撮ってたんだか 撮る前にちゃんと曲を用意しとかなならんでしょーが どんだけ期待ハズレに終わっちまってんだ? なんかひじょ~に残念だったわ ガッカリだ。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-09 23:05:32) |
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《改行表示》42.《ネタバレ》 序盤から中盤にかけての暗い雰囲気とグダグダしたテンポ、そして現実離れした展開に、これは失敗したかな・・・と思ったけど、終盤で怒涛の盛り上がり。そしてBob Dylan の Like a Rollingstoneのエンディング。感動した。 峯田の演技、特にインタビュアーの大杉漣にキレるシーンと生放送のライブのシーンは素晴らしかった。 終始暗い雰囲気なので、もう少し笑えるシーンがあればぐっと観やすくなっただろうに。 あと麻生久美子演じる主人公の彼女は人間味がなくてロボットみたいでちょっと怖い・・・(笑)あんな女の子います? 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-02 23:03:12) |
41.《ネタバレ》 極めて退屈な映画。ボブ・ディランって私にとっては馴染みがないアーティストではあるけれど、小説や映画ではよく引用されるアーティスト。小説や映画を楽しむためにボブ・ディランを聞いてみようかな?と思わせることには成功していると言える。宮藤官九郎さんが脚本ということで期待が大きかっただけにアマリにも残念な映画であった。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 4点(2009-08-10 21:29:43) |
《改行表示》40.麻生久美子はいい女だなぁ。 映画はつまらなかったけど。 とりあえずテンポが悪いので見てるのが苦痛。 ほとんど独り言を聞かされてるだけのような内容でした。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 3点(2009-08-08 04:31:04) |
39.こんな彼女が欲しい!そう思える映画です。峯田の魅力も出てていいんですが。全体的にバランスが悪いです。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-17 19:53:10) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 もっと青春要素を組み込めば、多少受けのいい映画になりえたと思う。 あえて、それをしなかったんだろうけど。 バンドブームで祭り上げられ、お祭り騒ぎの中に放り込まれて、捨てられてったロックに駆ける若者を描いてるんだけど、イカ天出身バンド自体、生き残ってるバンドの方が圧倒的に少ないだけに、ひがみともとれる。 つまりストーリー自体に説得力がない。 それでも麻生久美子のなんともいえない演技と、クドカンの絶妙な台詞回しにより観れる映画には仕上がっている。両者が係わってなければ、かなりひどい映画になってたと思う。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-02-20 20:35:30) |
《改行表示》37.いや~、すっきゃわーこの映画。 音楽の仕事で食べていこうと京都から出てきて、大学以来15年間、阿佐ヶ谷に住んでた 俺にとって、まるで俺が作った映画か?と思える作品だった。 中央線の香りに胸が締め付けられた。 しかし、なんでまあ、こんなにも中央線沿線に生息する音楽馬鹿どもの生態というか、 習性というか、通じるものがあるのかね・・・ 現在、幸か不幸か音楽と関りの深い仕事をし、阿佐ヶ谷で7年間同棲した彼女と結婚し、 保谷に家を買い、二人の子供に恵まれ、今この映画を通して自分たちの歴史を振り返り・・・ 【ぱぴんぐ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-07 23:54:46) |
36.かなり観る人を選びそう‥ 主人公のあのダメな思考回路もわからなくはないけど、それにしても登場人物がどいつも薄っぺらくてしょうがない。あとクドカンが書いてるとは気づかないぐらい「らしさ」がなかった。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-02-02 13:37:32) |
35.峯田和伸はいいね。なんとも素で。ただ映画は・・・ 【にう】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-10-06 09:16:17) |
《改行表示》34.クドカンがてきとーに作ったんじゃないかと思う作品。 麻生久美子が虫の好かない女になっちゃってる。 峯田くんはそのまんまだけどそんなに悪くない。 別におもしろくなかったよね。 【祥子】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-06-26 17:47:22) |
33.中流の家庭に普通に生まれ育ってきて、悩みがないことが悩みというロックに対するコンプレックスは、帰属意識が希薄化している現代人にとって痛切に感じさせるメッセージだった。普通の人なら簡単に受け流してしまうようなことを本気で考ええてる等身大な主人公には少し共感できるところがあった。それに対して、彼女の立ち位置というかキャラクターは理解できなかった。人間味の無いキャラでリアリティを欠いていたように感じる。主演の峯田和伸は、俳優では無いので演技力はないが、彼の雰囲気であったり良さがそのまま伝わる素の演技は良かった。ファンなので点数は高め。 【コック】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-01 06:23:08) |