《改行表示》28.《ネタバレ》 大まかに何が起こっていたのかはわかったが、しかしそれで感動したかというと何とも思わなかった。世界が認めた良作なのだろうから貶めるつもりはないが、自分としては乗れなかったということである。ここを見ると自分だけではなかったようで安心した。 個人的印象を正直に書くと、劇中の田舎があまりに閉鎖的で人間関係が面倒臭い上に住民の感情の動きにもついて行けず、何となく冷ややかな目で見ながらラストに至り、そこでまたかなり人工的な感じのする出来事にも共感できるものがなかったという経過だった。また好きになれる人物が誰もいなかったというのも自分にとっては難点だった。 以上だけでは何なのでたまたま個人的に知っていることを書いておくと、スウェーデンの作曲家で音楽評論家のヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867~1942)がイェムトランド地方のエステルスンド市近郊に別荘を建て、当初は夏だけ通っていたがそのうち永住してしまい、そこで周辺の合唱団の指導もしていたとのことで、この映画もそんな感じかと思って見ていた…と書こうと思ったが昔の記憶のため今となっては出典不明で確認できなくなっているが、とにかくペッテション=ベリエルの場合は自らも合唱曲を書いていたので合唱指導というのも自然な気はする。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-12-17 10:51:21) |
27.まだ、こんなに素晴らしい映画に出会えるとは・・・。生涯においてもベスト1かも?! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-22 18:11:26) |
26.《ネタバレ》 某TVタレントが推していた本作。良かったと言えば良かったけど、なんだ結局くっつくのかい! というのとせっかくのラストがなにかモッタイナイ。まぁ確かに具合が悪そうだったけどそんな終わり方!?が正直な感想&いきなりのサービスショットには結構びっくりしたw。まぁスウェーデンの方々にはとっても響く内容であったのデショウ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-29 13:41:45) |
25.音楽を中心に、関わる人々の人間模様を描くというパターンはよくありますが、肝心なのはその表現方法。聖歌隊がレベルアップしていく様子にまったく現実感がないため、話そのものに対する印象も、底の浅い内容に感じられ残念でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-12-11 16:03:47) |
《改行表示》24.主人公がイケメンじゃないのが残念(笑) 想像していたのは受け身の主人公が巻き込まれていく形だったが、実際は主人公が積極的に聖歌隊に関わっていき意外だったが、楽しめた。 10人程のメンバーそれぞれの個性・問題を描いているのが良い。少し、比重に偏りがあったのが残念。 |
《改行表示》23.《ネタバレ》 娯楽らしい娯楽も無い小さな小さな村。よって人間関係は非常に濃密。そこにやって来た高名な指揮者ダニエルと村人、聖歌隊との音楽を通した心温まる交流を描いた映画だと思っていたのですが、そのドラマや人物描写は意外にシリアスなものでした。教会や哀れな村の神父の存在もあり、少し宗教色も感じますが難しさはありません。 聖歌隊の多様な顔触れがとても良かった。トーレのような若者も皆から受け入れられ、居場所を得ている。そして気が荒い夫のDVに苦しめられている女。そんな彼女が村のコンサートで生きる喜びを高らかに歌い上げる。エンドロールでも使われる彼女が歌うその歌詞の素晴らしさもあり、印象に残る感動的なシーンとなっています。 ダニエルは体を壊し第一線を退きこの村にやって来た。以降も体調の悪さを感じさせる彼の姿が何度も挿入されるだけに、結末はこういうことになるのではないかと心配していたのですが…。 トーレの発声に端を発し、会場全体が美しい声の輪に包まれるラストは感動的だっただけに、その輪の中心にはダニエルに居てほしかった。それがすごく残念です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-19 20:45:50) |
22.《ネタバレ》 日本の田舎のコミュニティを頭に入れて、この映画のスウェーデンでの田舎を観てみると、なんか非常に違和感を感じるが、色々とそれはそれでありなんだと思うと、べたな映画なりに面白く観られる。最初と最後の場面、エンドロールの曲がなんとも。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-05 20:45:17) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 本当の自分らしい生き方を見つける感動系のストーリー。 一流の音楽家の指導でどうしようもない素人合唱団が上達していく過程は、ベタだけれど楽しい。 キャラクターもバラエティに富み、偏狭で不自由な人物が特に小憎たらしくよく描けている。 ただ、傑作というにはちょっと何かが足りない感じ。 DV夫が拘置所で妻に涙を見せるのも、説得力が足りないので感情移入できない。 また、主人公がラストで病気で倒れるのも、あざとすぎたかも。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-02-14 21:44:05) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 リリコおすすめの映画だというので観てみたが、ありがちな単館系の感動映画。それでも、ちょっと盛り上がりに欠ける感じ。 歌を歌うということに、"人の生き方"を絡めてくるようなタイプの、そういうコーラスを望んでいたわけではないだろうに、主人公は、そういう精神論から始めちゃう。映画もそうであろうとしているのか、物語はちょっとは彼らにも変化があるが、それほど劇的に変えたようには描かれない。 そんな彼らの、生き方としての歌を聴かせてくれると思った、最後のコンサートはクライマックスを期待させるが、タイトルの割にはそこでは実際の歌はなし。ここは歌でしょ!会場中の大ハーモニーってのはちょっと感動的ではあるが。…あ、原題には「歌」は入ってないのか。 しかし、最後にあそこで主人公が来れない展開は、悲しい。主人公は、自分の心因性の発作を知っていて、なお、コンクールに参加することを選んだのだろうが、そこの所の葛藤やら、決意やらがあまり見られないので、もう大丈夫なのかと思ってしった。でも、「あれ?やっぱりダメなの?」という感じで、ビックリさせられる。と同時に、「え?この人自身が変わる話じゃないの?」 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-02 11:23:45) |
《改行表示》19.まず言えるのはオーケストラ指揮と合唱指揮はまったく別物だということ。いかにプロの世界的指揮者であっても合唱指導においては素人だということである。発声指導や歌唱指導などそれなりの知識と実践経験が必要なことは言うまでもなく、あの忙しい演奏スケジュールの中ではまず考えられないことだ。 映画だからそういう音楽の専門的要素は目をつぶるにしても、ドラマ自体大変嘘っぽく感動しづらい。ただ北欧の自然や本物の音楽(吹替用)は良かったと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-08-14 20:42:27) |
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《改行表示》18.《ネタバレ》 人とは皆、それぞれ違う考え方を持つ、別々の生命体である。故に他人を解ろうとするが、その考えもその人個人の考えの範疇を絶対に超えられない。人間とはなんと寂しい生き物か。だから人は人とつながりたいと思い、その方法を探し、自分の存在意義を確かめたいのだ。この作品は、歌うという目的を持ったコミュニティーが、歌によって繋がり、そこに皆救いを感じ、人間として生きることの「歓びを歌にのせて」いるのだ。ダニエルがラストに昔のマネージャーへ「夢を実現したと思う」と言う。彼の夢は冒頭で「歌によって人を救う」事だったが、自分も歌によって救われていた事に気付く。そして、人と交わることを恐れていたダニエルはレナを心から愛し救われる。 圧巻のラストは歌っている人々が間違いなく繋がっていた。それこそ天国なのだろう。 作中ダニエルはあまり台詞をしゃべらないが、すべてを俯瞰し許した神の様だった。 |
《改行表示》17.音楽を通して、人の心がオープンになり皆がつながっていく。という、ベタな話。 主人公ダニエルが村人達に変化を起こす過程とダニエルが村人達によって変化していく様子がすごくいい感じで描写されている。 観ていると「自分も幸せになれる」と思えてくる作品。 【MS】さん [DVD(吹替)] 10点(2011-05-08 21:20:09) |
《改行表示》16.泥臭く いい映画だった 年を取らないと撮れない映画だと思った 楽しそうにする老若男女はそれぞれに悩みを抱えていて 小さなことも人にとっては一大事で そうした感情は小学校の頃にあったように感じる 歳を取って原点回帰する そういうことなのかもしれない 噛み締めるほどに味わい深い映画だと思う 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-16 17:54:07) |
15.スウェーデン、アメリカ映画。小学校に暮らす元有名指揮者の素朴な日々。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-06 12:39:06) |
14.大方予想通りの展開をなぞってしまった感はありましたが、結構よかったと思います。ラストは若干興ざめな感じでした。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-02-28 11:08:51) |
13.《ネタバレ》 正直主人公がモテ過ぎな気もするが、この小さな村にろくな男がいないところや、あの溢れる情熱を見ればまぁ許せる。テーマは心の解放。主人公を含め色んな問題を持つ人達がいるが、あの小さな村ではちょっとやそっとじゃ変わらない。ただ心が伴えば別の話。彼らの歌声はまさしく魂の解放といえる。ストーリーは音楽ものの王道だけど、それもまたいい。映画のメインである歌については、中盤のガブリエラの歌が最高に素晴らしく、自分でも不思議なほど涙ボロボロ流しました。ただ聞いてるじゃなく、心に響いてくる。そんな感覚でした。そしてこの歌を中盤に持ってきた事によって、ラストどうするんだろうと不安感に襲われましたが、なかなかうまくやってくれました。半端な色気サービスや、真新しくない話ではあるけど、これだけ自然に、心の奥底から涙したのは久し振りなので10点で。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-09-07 14:43:35) (良:1票) |
12.空気の分子が動くことで、なぜか僕らの耳には「音」が知覚される。それは「奇跡」とかたいそうなことではなく、単に事実としてある。しかも、この音というのは違う波長同士の重なりによって立体的な空気の振動空間を作り出せる。この映画は、そうしたフィジックスを「体感」できる映画として貴重だ。純和声だけではない。たとえぶつかり合う波長同士であっても、空間を振るわせる動力として一つになれる。比喩かもしれないが、これこそ世界の成り立ち方ではないかと思う。それに比べてキリスト教の狭量さはどうか。理論的な根拠は究極のところまでいかないともろい。人間は考え抜いたものしか信じれない。いやむしろ、感性的なよりどころしか信じれないのかもしれない。ヨーロッパが抱える「神という光が闇として機能している」という矛盾を抉っている点でも、この映画の視線は深い。 |
11.《ネタバレ》 主人公はどうも体調がよくないようだが、それ以外に特に悩んでいるとか葛藤があるとも思えず(幼少時に多少イジメられた?といってもたいした事ないような)、なんか病気&過労で疲れちゃって故郷帰ったら、たまたま聖歌隊があってちょっと指導してみたという程度の話。聖歌隊のメンバにそれぞれ問題があるものの、なんかありきたりというか、どうでもいい話が多い。良くも悪くも小市民的。かつ、彼らの人間性に特に変化があったも思えず中途半端。強いて言えば変わったのは牧師なんだが、小さな町の牧師がエロ本好きで、権力志向だったってのがちょっと笑える程度かな。ラストもあんな風にして舞台に立てなくするのも、わからなくはないけど、「なんだかなあ」という感じ。 |
10.《ネタバレ》 指揮者の動機がどうみても下心にしか見えないというのがまずい。実際結ばれてしまうという流れも気に入らない。描いてきた全てを台無しにされた感じがする。幼少期に過ごした村という設定もいまひとつ生きていないし、ラストも象徴的ではあってもやや強引。感動作と聞いて観たが、自分の感性には響くものがあまりなかった。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-29 22:45:29) |
9.悲しいけど、幸せなんだなって…複雑。いろいろ考えさせられる。 【miso】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-12 22:45:43) |