41.《ネタバレ》 2回目で、おそらく0点になるなと予期してたんですが、前回見たときよりは多少なりとも理解できる登場人物が何人かできたので。
佐伯三等陸佐いいですね。悲惨な戦争写真を見て日本をこんな風にしたくないという動機で自衛隊で頑張ってる姿には深く共感できました。
あと、落合も左遷された原因が核兵器の持込に関する取材が原因だということが理解できれば、彼の行動も一本筋が通ったものだと納得できました。
褒めれるのはここまで あとはもう……
特に最悪なのが、有沢と雑誌社一同。
アメリカ軍基地を襲った北朝鮮の工作員が潜入してるらしいから、取材に行く。
まあ、ここまではぎりぎりありかなと。
だけど、はっきり工作員と判明し、しかも銃を持っている。
もう、この段階で普通警察に通報するのが普通でしょう。
ところが何故か隠す、警察に知らすのを極力遅らせようとする。
訳わかりません。もちろんネットウヨ的に反日的なんて言葉を振りかざすつもりは毛頭ありません。
しかしながら、明らかに国の利益に反する恐れのある、犯罪行為ぎりぎりの行動をとるなら、なぜ彼らがそういう行動をとるのか描写しないと説得力ありません。ところが全く描かれてません。
例えば有沢なり編集長なりの過去に、国家とのなんらかの軋轢があったとかの背景があれば、それなりのリアリティも出るのですが、そんなもの全くなさそうです。(編集長は公安とのつながりさえ口にしてるし)
出てくる動機は、単にスクープが取りたいから、ただ単にそれだけのために違法行為を行うって、リアリティのかけらも感じませんでした。
全く雑誌パートはいらいらして、よほど早送りにしようかとも感じたくらいで
(コード番号を入手できたのはご都合主義の偶然です)
かなり批判をしてしまいましたが、突っ込みながら見るにはなかなか楽しい映画ですよ。
特に、「トマホーク」発射と厳かに米軍に命令するわが日本国の総理大臣の姿には、毎回大爆笑せずにはいられません。いつから、日本の総理大臣ってそんなに偉くなったんかと