11.これはアニメなのか?人形劇なのか?サンダーバードとも違うし。作りが細かくて独特の趣がある。群集が手を抜きすぎだが、仕方ないのか。 |
《改行表示》10.どうやって撮ったんだろう…と、撮り方・作り方には感嘆の念。 ストーリーは全部予想通りというか、良くも悪くも正統派で、少し冗長な部分も。 ここで制作年を知って驚き…。時が経っても楽しめるということは、自分が思っている以上に良作かも。 |
《改行表示》9.「チェブラーシカ」などと同じく人形アニメらしい素朴な手作り感が魅力なのは勿論のことですが、細部にまでこだわりが感じられるキャラクターの動きから、テーブルや棚に置かれた、あるいは壁に掛けられた室内の日用雑貨などに至るまで本当に良く出来ています。 それらの中で一番素晴らしかったのは、レースのオープニングイベントでのバンド演奏です。ここは作者もきっと自信がおありだったのでしょう。1つ1つのキャラクターが楽器を演奏する表情に手や指の動きが実に自然で、楽しいバンド演奏をたっぷりと見せてくれます。そしていざ、レースがスタート!もう人形アニメであることを忘れてしまいそうな迫力でした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-09 21:54:47) |
8.イヴォ・カプリノの職人技が冴えわたる、素晴らしい人形アニメ。楽器演奏での指遣いといい細部まで丁寧に作られた長編作品。ラストのレース場面の興奮は実写のように迫力ありました! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-30 08:47:02) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 それぞれのシーンの完璧な絵の作り方にもう脱帽です。 人形にベッドにお家だけでも手が込んでいて、デパートの特別展で展示できそうです。 それがまた、手間ひまかけて少しずつ動かすなんてねぇ。 その気力と労力と忍耐力には、惜しみない賞賛を送ります。 私のお気に入りは、工場で歯車やベルトがいっせいに動いていくところ。 沢山ある部品を間違いなくなめらかに動かすのですもの。 ため息が出ました。 しかし惜しいところは、ちょっと間延びしているところでしょうか? 尺を短くしてもトントンとお話しを進めれば、もっと楽しめたと思います。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-15 19:49:12) |
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6.たかが人形劇と侮るなかれ。日本昔話に出てくるような無茶な形をした山のてっぺんに、人と動物が仲良く素朴な暮らしを営んでいる・・という絵本ぽい設定がもうツボで、自然とニコニコしてしまう。手仕事ならではの味のある映像に和んでいたら、レースシーンでの思いがけないスピード感にさらに嬉しい驚き。序盤のテンポの悪さも味のウチ、という大甘採点で9点献上。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-28 16:04:21) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 もちろん10点ですよ。去年、金もないのに2回観に行きましたもん。 アニメーションも前例のない技術(後にも先にも、世界でこれっきりみたいです)を駆使してて圧倒されるんですが、なんたって最後のレースシーンが凄いんですよ。 レースの各局面でメーター類の動きがリアルにマシンの状況を反映してるんです。メーターの針をここまで愛情込めてアニメートした作品は他に知りません。パワーを限界まで出し切って、いつ死ぬかもわからないイル・テンポ・ギガンテ号。その機械の悲鳴が聞こえてきそう。 そこで、無言で、静かに、でも迷いなく警報装置のスイッチを切る主人公の指に、人形の柔和な顔の下にある凄まじい感情がチラリと覗きます。 ここ、この場面でホントに泣きましたよもー。 カウリスマキやベント・ハーメルにも通じる、北欧人のプライドのあり方かもしれないけどね。カッコいいという言葉だけではどうにも表現できない、一人の、老いた、骨の太いオトコの姿があるのです。 その、ただの一瞬だけで、オイラは10点の価値を感じてしまうのですな。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-05 01:06:32) |
4.70年代ノルウェーの人形劇というだけで甘口評価にしたくなるのもヤマヤマなんだが、やはりキャラクターの動きが丁寧とは言ってもカクカクは気になってしまうし、それを気にさせないほどのパワーは感じなかったです。ストーリーは、1時間も必要もないような至極シンプルな話を無理矢理伸ばしたような、1シーン毎の長回しが眠気を誘います。やっと見せ場のレースシーンも迫力を感じることも熱くなることもできず見てしまいました。アヒルは可愛らしかったが、魅力のあるキャラクターが少ないのも物足りない。風景の造形や音楽などはとても良かったと思います。 【すべから】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-14 01:04:58) |
3.寝正月のひと時、眠い目をして漫然とBSを見ていたら始まったアニメ。オープニングからなんだか「ただならぬ」空気を感じ、ついつい見続けていたら、半開きだったおめめ全開パッチリ! おぉ、なんと素晴らしいアニメーション映画! アニメには疎いけれど、それでも、この作品がどれほど凄いかは分かります。いやぁ、これ、35年も前の作品だった・・・! ビックリです。レースのシーンなど圧巻。アニメであることを忘れます。CGなどなかった時代に、このリアリティを実現させたのには、とにもかくにも驚嘆します。製作に5年・・・、そりゃ掛かるでしょうよ、納得です。NHKもこういう逸品をさりげな~く放映しちゃわないで、予告をもっと入れて、ゴールデンタイムにオンエアしてくれよ、と思いました。たまたま見ることが出来たから良かったけれど、こういう作品こそ、もっと広めてほしいなぁ。ストーリーは単純ながら、おじいさんは温厚かつ天才、かつ勇猛果敢と、非の打ち所のないキャラにもかかわらず嫌味でなく、彼をとりまくソランとルドビクも可愛いことこの上ない・・・。また、エンディングが素晴らしい。涙系ではなく、見ていると自然に顔がニマ~ッとなる静かな感動を覚えます。『チェブラーシカ』も良いが、こちらはまた別次元の良さが光ります。新年早々ラッキーな巡り合わせで、今年は良い年になりそうだ。 【すねこすり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-05 14:37:11) |
2.《ネタバレ》 小さい町の山の上であまり繁盛していない自転車修理をしながら2匹の動物と暮らすおじいさんなんて、最高に好きなシチュエーションです。おまけに映像がきれいで夜の山のシーンや、山の上でおじいさんがぼんやりする後ろ姿など何度も映像をとめたくなるくらい美しかったです。これだけだったら10点なのですが、ストーリーがだめで「チキチキマシーン猛レース」から面白さを抜いたような内容でした。とても残念です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-07 00:14:57) |
1.とにかく人形の動きが丁寧で驚かされる。楽団の演奏のところなど、ピアノやベースの指つかいまでが、たぶんかなり正確で、現実の演奏を記録してそれを参考にしたのかもしれない。動きが実になめらか。もっともここまでなめらかだと、着ぐるみの人間が芝居する実写と違わなくなってしまう。アニメは、本来動かないはずのものが動いてる! って驚きが基本だと思うんだけど、動きをリアルにすればするほど、その驚きが薄れてしまうというパラドックスがある。つらいところだ。CGの普及で、毎日のように奇抜なコマーシャル映像に浸かっている我々の目が、刺激に麻痺してしまっているということもあるだろう。その目で見ると、ストーリーの展開もいささか素朴すぎて感じられる。でもだからこそ、この丁寧な仕事は見ていて気持ちいい。すがすがしい。崖の上の自転車修理工という孤高の主人公の栄光を、この作品にも捧げたい。 【なんのかんの】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-01-23 12:20:01) |