《改行表示》42.《ネタバレ》 マッドマックスのジョージ・ミラーがいかに天才かよくわかります。本作もマッドマックスのようなリアル志向のデストピア系作品ですが、設定をリアルにしてしまったが故にそれを具現化する術を持ち合わせていない監督の力量不足が目立ってしまったように感じます。まあ、原作・脚本・監督がご本人さんなのでお好きにどうぞって感じではあるのですが。 いえ、プロットは素敵なのですよ。しかし一年かけて列車で世界を周回しているのはあまりにも無理がありすぎるしそもそもその行動原理がイミフ(止まっているほうが絶対安全だし暖も取りやすい)。後ろの住人は労働させられるわけでもなくタダ飯だけ食わされていて、これもいったい何がしたいのか全く理解不能。そもそも論、このカースト(ピラミッド)の理論がよく理解できないのでどう考えていいものか。その他、無数にある無理やり設定が頭の中を支配してしまってベースにある素敵なプロットを楽しむところまでいけません。 水族館や娯楽施設の車両も無理が多すぎるし、ステーキってあんたら牛もどこかで飼育してたんかい?ラストも子供に歯車の代わりをさせていたとかもう失笑もんだし、脱線して普通に外にでちゃってるしw 7分で凍る設定は一体何だったのか。本作を楽しむためには無数の違和感や矛盾を封印するしかありません。ゲーム「フォール・アウト3」のシステムのほうがよほど説得力があって無理が無かったように感じます。 超豪華出演陣には驚きますが、個人的にはポン・ジュノ監督はあまり好きではありません。前述の通りリアルな設定をおざなりにしておいて、シレっとリアルそうな流れを作ろうとする無理感というか、、説明が難しいのですがなんか違うのですよ彼の作品の作り方は。 この世界観を楽しむにはあまりにも大人になり過ぎた私は話半分くらいしか楽しめませんでした。大人も子供も有無を言わさず楽しませる勢いを持ったジョージ・ミラーはやはり偉大でした。個人的にはティルダ・スウィントンじゃないほうのふくよかな秘書さんにはもう少し活躍していただきたかった。。 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 5点(2024-10-13 15:00:53) |
41.《ネタバレ》 地球温暖化を阻止するために全世界の上空に散布された人工冷却物質CW‐7の暴走により、超氷河期を迎えてしまった未来の地球。全ての地表は硬い氷と冷たい雪に覆われ、全生物が瞬く間に死滅するなか、生き残った一握りの人類は、永久機関を搭載し世界中に張り巡らせたレールの上を永遠に走り続ける高速列車〝スノーピアサー〟へと乗り込み、目的地を見失ったまま17年もの間走り続けていた。そして、そこは列車の開発者であるウィルフォード氏を頂点とする厳格な格差社会でもあったのだった――。最後尾車両で虫けらのような生活を強いられていたカーティスはある日、そんな理不尽な列車内の秩序を変えるため、とある計画を実行に移すのだった。皆で一致団結して叛乱を起こし、列車内のセキュリティを開発したという男を救い出すと、エンジンがある先頭車両を目指してひたすら進んでゆく彼ら。だが、車両を進むたびにカーティスは予想だにしなかった驚愕の事実を目の当たりにしてゆくのだった……。予告編を観て、「なんだか変な設定の映画だなぁ」くらいの予備知識だけで今回鑑賞してみたのだけど、予想外に面白かったですね、これ。いやー、この監督さん、僕の勝手な予想だけど若いころのテリー・ギリアムが大好きなんじゃないでしょうか(だって、最後尾の長老の名前はギリアムだし、「未来世紀ブラジル」へのリスペクトな映像がいっぱいあるし)。破綻寸前のぎりぎりで成立している荒唐無稽な設定と、列車内で濃密に構築される摩訶不思議な世界観、アクの強い個性豊かなキャラクターたち、グロと美しさが絶妙のバランスで同居しあう美麗な映像……。ギリアム・ラブな僕としては、そんな本作の溢れんばかりの魅力に最後まで見入ってしまいました。それにちゃんとこの監督独自の美学のようなものも随処に感じられて、久し振りに次作が楽しみな才能に出合えたように思います。このポン・ジュノって人、韓国で活躍されていた方なんですね。普段、韓国映画ってまったく観ないのだけど、彼の過去の作品もあらためて観てみようかなぁなんて思ってみたり。取り敢えず、なかなかアクが強い(ゴキブリ羊羹の製造過程なんてヒェェ~!って感じでした!!笑)ので、観る人を選ぶ映画だとは思うけど、僕のようにギリアム好きな人にとっては充分楽しめると思います。うん、8点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-05-31 16:17:44) |
40.《ネタバレ》 永久機関(?)で走り続ける列車内という円筒形の空間だけで展開する『マッドマックス』だと思えば、間違いない。いわゆるディストピアものではありますが、すべてをノアの箱舟みたいな列車内だけでストーリー展開させるアイデアは、なかなかユニーク。だけどお話し自体が『マッドマックス』の持っていたようなヒャッハー要素が無いので、ただ暗いだけのSFという印象は否めませんね。唯一ヒャッハー感があったのは相変わらずの怪演を見せるティルダ・スウィントンぐらいですかね、でも最後まで残れなかったのは残念至極です。導入部から暫くはモタモタした展開なので「ババを引いたかな?」と思いましたけど、反乱が始まってからの展開でかなり持ち直してきました。なんでここにソン・ガンホが顔を出しているの?と思ったら、監督はポン・ジュノだったんですね、そりゃ出ますわ。ラスボスがエド・ハリスでなんか『トゥルーマン・ショー』を思い出してしまいました。もうちょっと拘って欲しかったのはSF的なディティールで、列車が永久機関を動力にしていることはまあ理解しますけど、その部品として小児が手動でなんかしないといけないというところは、まったく意味不明でした。ラストで生き残った二人が見るシロクマは、果たして希望と絶望のどちらの象徴だったんでしょうか、こういう一見投げ出したような幕の閉じ方は好きです。 この映画の中ではやたら片腕を失う話が出てきますが、切り落とした腕を喰わせる老人の話しなんかもあり、これはキリスト教的な寓意があるんでしょうかね? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-12 22:26:36) (良:1票) |
《改行表示》39.《ネタバレ》 揺れない列車、車内で完結、せめぎあう乗客、少し無理のある設定。 あぁシベ超だ。。。 寒いとこだし。 でも、演技力が雲泥だ。 点数はもちろんスノーピアサーのほうが上。 でもシベ超みたいに記憶に刻まれることはないだろう。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-04 04:18:28) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 僅か一瞬ですが、路線図が映ったシーンが有りましたのでそこは当然一時停止してからの、そしてガン見です。 ところがどうして、ふむ、なになに・・ アジア横断の際にはロシアから海を跨いで北海道に入り、日本国中を横断した末、東シナ海に入り、尖閣諸島の辺りからフニャッと中国入りですか。 ふむ、そらならそれでいいんですけどね、オホーツク海とか東シナ海には鉄道が無いんでござるが、そこはどうしたもんですか。ビックリいたしましたさ、ホンマ。そこは大きな声じゃ言えんがワープなんじゃろな。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-28 01:04:51) (笑:1票) |
《改行表示》37.うーん、設定は面白かったが全体的に間延び。 漫画の実写化のような映画だな、と思ったらそうなんですね。 キャスティングはなかなか豪華なのになぁ。 もうちょっとテンポ良くしたらもっと楽しめたかも。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-13 01:23:46) |
36.《ネタバレ》 『US(アス)』と同様で社会風刺がメイン。設定が荒唐無稽なところまで一緒です。もっとも『US』にはミステリーとして『空白』がありました。おかげで、想像力を駆使することで自分なりに納得できる『辻褄合わせ』が出来た気がします。一方、本作の場合世界観が創り込まれている分、言い訳が効きません。いくら比喩による社会風刺が目的だとしても、リアリティ皆無ゆえツッコミは免れない仕様。にも拘わらず『設定については何も言うまい』という気にさせられるのです。これは巨匠監督のネームバリューによる恩恵ではありません。私は監督名を確認せず鑑賞しましたから。あえて言うなら『馬鹿負け』したのだと思います。度肝を抜かれたのは『水槽列車』のシーン。ああ、そこまでやるのかと。レジャーに特化した専用車両も勿論ですが、設定の肝である『燃料問題』は説明する素振りすらありません(アントニオ猪木氏の永久機関でも使っているのかな?)。明らかな嘘でも突き通す意志。不都合な事実に目を瞑る勇気。一般的なコミュニケーションなら褒められた姿勢ではありませんが、コト『SF映画』においては極めて有効な手法でありました。呆れた観客から批判する意欲を削いでしまえば無敵です。『リアリティ』や『整合性』といった足枷の無い、オイシイところだけ拝借した『自由空間』の出来上がり。『CUBE』は“説明を一切しない”という荒業で同じ状況を作り出しましたが、本作では“嘘を突き通す”ことで『自由に物語を創る権利』を獲得したと考えます。良識人の私からすると(どの口が言うかな)、モヤモヤを感じずにはいられませんが、面白いことは事実。これだけ熱量豊富な(極寒の設定なのにね!)映画を見せられては、監督の力量を認めないワケにはいきません。ところで、監督はどなたでしたっけ(ちなみにこの感想は皮肉でも何でもありません。そんな文才は持ち合わせていません)。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-15 18:53:55) |
35.《ネタバレ》 オクジャより面白かった。近未来?SFで言うとブレードランナー2049よりも短くまとまっていて良かった。それでも台詞の一つ一つが冗長過ぎることが多く、Youtube世代の自分としてはきついところもあった。機関車に世界のメタファーをさせるアイデアは好きだ。ただラストシーンは視聴者に丸投げ過ぎるというか、もっときちんと描いて欲しかった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-18 15:45:54) |
34.《ネタバレ》 ん~まあ、それなりには面白い。退屈せずに最初から終わりまで観ることができる。でも何も残らない。一日たった今ラストはどうだったのか思い出せない。ただ黒人のオバちゃんが息子のことを思いながら死んでいくシーンには泣けた。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2020-03-06 21:17:32) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 観賞は数年前だが、純アジア系作品として初のアカデミー賞作品賞を獲得したポン・ジュノ監督を讃える意味で投稿したい。 この手の作品で設定の荒唐無稽さを突っ込むのは野暮と言うもの。 物語自体はラスボスを目指す一種のRPGの様で、各車両毎に異なる設定が有りそれを克服していく描写は飽きさせない。 ラストも希望を感じさせるものだった。 しかしながら、いまや正に「時の人」となったポン・ジュノ監督だが、私はどうにもこの人の作風が生理的に好きになれない。 本作の場合は、捕まった男が見せしめに片腕を凍結粉砕されるシーンや、ゴキブリ棒の謎が明かされるシーンなどがそう。 多くの人は生理的嫌悪感を感じる場に直面した場合、自分の手で顔を押さえるはずだ。 それでも人は好奇心(嫌らしい部類の)から、指の隙間からその場面を見てしまう。 「ほらほら、お前の観たいシーンはこれだろ?」と、その術中に嵌った人々を舞台の袖から監督自信がニヤニヤ眺めている様で、 なんとも嫌なのだ。 昨晩、前回(第91回)アカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンブック」を観賞した。 とても素晴らしい作品だった。 昨年は「グリーンブック」、そして今年は「パラサイト」。アカデミー作品賞の振れ幅が大きすぎて正直混乱している。 だからここまで、「パラサイト」の受賞が歴史的快挙とされているのだが。 作品を観ないで批判するのは卑怯だ。 だから出来るだけ早く、「パラサイト」を観て正々堂々と批評したいと思う。 現時点のハードルの高さは約1km位、かってない位にハードルが上がりまくっている。 なんだかワクワクしてきた。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-12 11:17:50) |
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《改行表示》32.ポンジュノまずはアカデミー作品賞受賞おめでとう。 ここでは場違いか(笑) 虫の未来食プロテイン棒はまあ現実的であるが、そこ以外はとても現実的とは思えない未来フィクションで特に詰まるものも無かったな。 人もバッタバタ死ぬし、キャラクターに個性がない。窮屈な列車の空間が無理。サウナやダンスクラブを抜けて先頭列車とか無理すぎる。 この世界に娯楽なんて必要あるか?それよりも人間として生命維持ができる列車が必要でしょ。富裕層の寝床も気になるわ。 クライマックスに期待したがそこも残念ながらの結果。 |
《改行表示》31.パラサイト公開記念に、ポンジュノ作品を観てみよう。ということで鑑賞してみた。 ハリウッド作品で原作ものってことで、韓国映画独特の情念みたいなのは大分薄味になってる気がした。作品そのものは列車の最前列を目指すという構造上、面クリア型でわかりやすかったです。 あのラストの先にどんなことが待ち構えているのか気になるな。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-18 10:15:39) |
《改行表示》30.これは一種のシベリア超特急? 極度の階級社会である未来のディストピアを、走り続ける一本の列車内に設定している、というのが、誇大妄想というか、それとも誇小妄想とでもいうべきか、すでにやや陳腐なニオイを感じてしまうのですけれど、それはともかく。 この列車内という世界に、革命の動きが起こる。しかし、疾走する列車内、という感覚は、音からも揺れからもまるで感じられず、なのにいざ暴動が発生すると、これでもかと義務のようにカメラを揺らしまくり、ここまで律儀に揺らしてくれると、つい笑ってしまいます。 途中、段取り良く登場人物たちが一人また一人と斃れていくのは、『ポセイドン・アドベンチャー』も同じようなシステムでしたけど、あちらはそのシーンすべてが印象的だったのは、人物の描き方のうまさでしょう。本作のこの雑なキャラたちの雑な死に方とは大違い。一方では、死んだのかと思った実はヤツが生きている、どころか、自分がさっき刺されるなり撃たれるなりしたことを憶えてないんじゃないのか、と思えてくる場面もあったりして。 列車映画の楽しみってのは、列車の上を歩くとか・列車の側面にしがみ付いて窓から窓へと伝っていくとか・流線形の機関車前面にへばりつくとか、そういうシーンのヤミクモなカッコよさにあったりする訳で、せめてそういう楽しみが本作にあればもうちょっと見どころもあったのでは、と思うのですが、登場人物たちが車内に居続けて(しかもあまり車内には見えない)、列車の疾走する「勢い」のようなものがまるで感じられない本作、勿体なあとも思うのですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-30 10:35:28) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 詰め込みすぎ・・・ですね 勢いがあって、途中は楽しめはしましたが、 女の子の能力とか狙われてる理由とか、伏線?ぽいのに、 結局最後まで見ても、なんの説明もないのはいただけません。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2019-04-21 17:54:22) |
《改行表示》28.見終わってもう随分たつのだが、いまだに記憶に残っているのは窓から出された腕が寒さでコチンコチンになってポンってたたいたらカチンって折れるという愉快な場面と、ティルダ・スウィントンの破天荒な怪演。 ティルダはもうね、魔女とか、女王とか、そんなの序の口で、背中に羽がはえちゃう現代に生きる堕天使とか、生き血を求めさまよう現代に生きるドラキュラとか、破天荒な役になればなるほど、さえわたる女優なんですね。 そんな彼女が、この映画ではもう完全にメーターの針ふりきっちゃってます。映画の中で走り続ける列車よりも、飛ばしてます。 地球をまわる列車が舞台ですが、一周まわってくる頃には、線路の上に大量の雪が降り積もってるだろうに誰が雪かきするんじゃい、雪かきせんで列車とおれるんかい、みたいなツッコミどころが大盛りサービスなんですが、この映画、ティルダを見るためだけに、また見直してもいいなと思う。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-03-29 18:50:33) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 どうにもポン・ジュノ監督の良さがあまり出ていないような印象です。 泥臭く脂ぎった韓国映画の味が薄いとでもいうか。 慣れない環境などの影響もあったのでしょうが、 どうもこの監督はSF物は苦手なような気がしなくもあらず。 この手の閉鎖された社会というのはありがちなモチーフですが、 唯一列車という形で外界との接点があるというのが目新しい部分でしょうか。 とはいうものの、その設定を生かしているとは思えず。 設定にしても、ストーリーや見せ方にしても スカスカな印象は拭えず。 【kirie】さん [インターネット(吹替)] 4点(2018-02-15 10:11:11) |
26.《ネタバレ》 ポン・ジュノのハリウッドデビュー作というより、ハリウッドスターが出演する韓国映画という表現が正しいか。でなければ、ソン・ガンホも娘役のコ・アソンも、キャプテン・アメリカと最後まで活躍しないだろうし、ねちっこい暴力表現も、どこか珍妙な味わいもなかっただろう。フランスの劇画が原作とは言え、荒唐無稽な設定で、別に列車を走らせなくてもいいような・・・そんな部分を許容してしまうのは、次の部屋に何が待ち受けているのかのワクワク感に、維持し続ける社会システムの暗喩というのもある。踏みにじられた者たちの反逆という王道のテーマを掲げながらも、行き着く先は倒される権力側になってしまう皮肉さ。恐らく黒幕が作り上げた"ユートピア"を破壊し、新世紀のアダムとイブが現れても同じことが繰り返されるのだろう。現状維持が良いか、リスク覚悟で未来を変えるか、そんな現代社会と折り合いを付けるしかない。副大統領役のティルダ・スウィントンが儲け役。面白い。これほど滑稽で活き活きと演じている彼女が一番楽しそうだ。 |
《改行表示》25.《ネタバレ》 走り続ける列車の中をひたすら前に進む映画なのですが、実はこれ一応列車の体裁をとってはいるものの、要はダンジョンRPGでフロアクリアしてるだけですよね。 あるいは例えば死亡遊戯とかでもいいんですが、「何かの障害を倒す(マイルストーンを達成する、フロアをクリアする)と次の展開へ」という実はよくあるタイプの映画ではあるのです。 最後に「ループからの解放、そして若者の旅立ち」で終わるのは、同じ列車系である銀河鉄道999と全く同じ展開であり、要点だけを1行でまとめると実はほとんど同じ内容になるはずなのです。 でも何しろこの映画はその周辺ギミックがすごすぎて… 「地球中が氷漬けになってその中を永遠に走り続ける列車で」とか、しかもその列車の中が車両毎に謎のファンタジー空間でキャラも濃いしで、そういう映画でやってる事の本質がよく見えなくなってるんですね。 っていうか本質は実はどうでもよくて、各車両をどんなアイディアでまとめるか、どんなキャラを出すかという点に製作側の気持ちは集中してたと思えるので、あまりむつかしく考えず成り行きに身を任せて、馬鹿だなぁ…と気軽に楽しめばいい映画なんじゃないでしょうか。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-09 00:22:25) |
24.取り残された人類どうする?ってのは『復活の日』のようなパニック系でもあり、車両毎に戦う相手が変わるのは『死亡遊戯』のようなアクションでもあり、設定は中々面白いだのが、社会階層的な政治思想も出てきたり、アレコレ詰め込み過ぎなのか、粗も目立つし消化不良。でも、決してツマラナイわけでもないので、色々と惜しい作品ではある。 |
23.《ネタバレ》 主人公はキアヌだとずっと思っていました。「fallout3」や「RAGE」、「METRO2033」等が好きなので面白かったです。首相が久本で笑えました。オチも好みでした。線路を永久に整備・造成し続ける「BLAME!」のような巨大ロボがいれば良かったです。現実世界でも1%はわれわれが情報を共有し、団結する事を非常に恐れています! 【DAIMETAL】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-01-14 01:03:09) |