オデッセイ(2015)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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オデッセイ(2015)

[オデッセイ]
The Martian
2015年上映時間:141分
平均点:6.82 / 10(Review 117人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-02-05)
SFアドベンチャー小説の映画化3D映画
新規登録(2015-10-22)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-04-15)【イニシャルK】さん
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監督リドリー・スコット
キャストマット・デイモン(男優)マーク・ワトニー
ジェシカ・チャステイン(女優)メリッサ・ルイス
クリステン・ウィグ(女優)アニー・モントローズ
ジェフ・ダニエルズ(男優)テディ・サンダース
マイケル・ペーニャ(男優)リック・マルティネス
ケイト・マーラ(女優)ベス・ヨハンセン
ショーン・ビーン(男優)ミッチ・ヘンダーソン
セバスチャン・スタン(男優)クリス・ベック
アクセル・ヘニー(男優)アレックス・フォーゲル
キウェテル・イジョフォー(男優)ビンセント・カプーア
ベネディクト・ウォン(男優)ブルース・ン
ドナルド・グローヴァー(男優)リッチ・パーネル
エディ・コー(男優)グオ・ミン
神奈延年マーク・ワトニー(日本語吹き替え版)
林真里花メリッサ・ルイス(日本語吹き替え版)
磯部勉ミッチ・ヘンダーソン(日本語吹き替え版)
志村知幸ビンセント・カプーア(日本語吹き替え版)
魚建ブルース・ン(日本語吹き替え版)
東條加那子ミンディ・パーク(日本語吹き替え版)
郷田ほづみテディ・サンダース(日本語吹き替え版)
脚本ドリュー・ゴダード
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
挿入曲アバ"Waterloo"
デヴィッド・ボウイ"Starman"
撮影ダリウス・ウォルスキー〔撮影〕
製作サイモン・キンバーグ
リドリー・スコット
20世紀フォックス
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給20世紀フォックス
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術アーサー・マックス(プロダクション・デザイン)
衣装ジャンティ・イェーツ
編集ピエトロ・スカリア
録音ポール・マッシー[録音]
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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117.《ネタバレ》 主人公がラストの講義シーンで「火星に一人で残されたとき死を覚悟した」と言っていたけど、本当に死を覚悟していたのだろうか。残されたと気づいた時点で頭の中では生き抜くための算段を組み立てていたのではないか。そう思えるくらい、主人公は火星で一人で生き抜くための知恵と胆力を持ち合わせている元から完成されたキャラクターであり、心理的な成長や動揺が見られません。トラブルが起こっても淡々と処理していくもんで、こういうさらっとしたサバイバルSFは自分には物足りませんでした。モノローグ多様の進行も好みではないです。モノローグひとつでNASAとの通信方法の精度が劇的に向上させていたのは端折りすぎです。一番面白かったのは、主人公の移動方向からNASAが主人公の意図を察して廃探査機を使って通信を図ろうとするところ。通信方法もアナログなアイデアで補完してようやく使い物になるという代物で、こういう制限がかかってる状態が一番サバイバルしている感があってわくわくします。
Jar_harmonyさん [インターネット(吹替)] 5点(2024-10-06 23:21:21)
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116.《ネタバレ》 こういう映画って何でも孤立した主人公が一人で解決しがちだけれど、 早々に通信復旧して、遠く離れた地球の人たちと一緒に問題に取り組んでいくのがとても良かった。  主人公はもちろんのこと、出てくる人々がみな優秀で、 いろいろと話が早くて、テンポもいい。  おまけにキャラも明るく、合間に明るいBGMが流れたりして、 題材の重たさの割に、観ていてストレスのたまりにくいつくりだったように思う。  最後はみんなハッピーで後味もいい。 多少ご都合主義でも、なかなかにいい出来。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-28 21:55:25)
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115.《ネタバレ》 ネットで3回見てそれから投稿。  総じて”悪人の出ない映画”である。しいて悪人を選ぶなら、NASA長官(演じるのはジェフ・ダニエルズ 名優である。彼の出演作を見ればわかるよ)であろうか。しかし立場の問題だろう。さすがは。の演技である。  この火星ミッションは、当初から数か月の予定であって、備蓄食料はそう多くはない。生のジャガイモがあることは天の幸い。それこそ感謝祭であろう。  と、まあ”善人だらけ”の映画ではある。ほかの方も書き込みされていたが、”あの”リドリー・スコット監督作品であることは、エンドロールが出るまで忘れてしまう。3回見ても忘れる。そういう映画なんであるから、中学生程度であれば見せてもいい映画ではあろう。  この映画はWikiによればドリュー・ゴダードが監督も務める予定だったとか。(彼は脚本と総指揮になってる)。2015年公開。オバマ政権時代。まだ中国はそうややこしい国になってはいないし、そう描かれている。  映画の最後のアレス4に、アジア系飛行士が写る。まあ、Chinaと共同運営なんでしょな。という時代の映画。  ここで古いおじさんはTVシリーズの”冒険野郎マクガイバー”の様なワトニー飛行士の行動に注目し、わくわくする。そこには確かに取り残された悲しみはあるけれど、キャスト・アウェイでの女々しさは(この表現は今日ではご法度だな。今日で使わないようにしよう)この映画には少ない。  で、火星のキャビンには80年代のディスコミュージックがガンガンかかるという状態。各人のPC(ないしはサーバー)にあるデータをこの飛行士はちゃっかり”ハッキング”しているようだけどな。PW開示してくれないと、いろいろなことができなくて、死ぬしね。船長の権限は必要だったろう。  でも、俺ならやはりヨハン・セバスチャン・バッハがいいな。余計な思考を持たなくて済むわ。  技術者のはしくれとして嬉しかったのは、ASCIIコード通信が出てきてにやりとした。8ビットマイコン(テンキーと3行液晶しかI/Fが無かった時代の”マイコン”)を組み立てていた世代には、ぐっと来たね。  すぐさまメール通信に移行してしまったのはちょっと残念だけど、話の都合上展開を早くしないとな。それでも2時間半もある映画だ。  キャビンが吹き飛んだのは、エアロック当たりのシールドの不備のような描き方ですよね?それの修理はできたんだろうかね? ともあれ、水の合成も多くはできないので、期間前のワトニーの瘦せ具合と皮膚の湿疹がこの映画で2番目の”苦行”を見せられる。(一番目はアンテナの一部が体に突き刺さってそれを抜くシーンだな。これは何回見ても痛そうだ)  でまあ、映画の最後はよかったよかったで終わる。ほっこりして終わる。ああよかったーみんな助かったー  と、見終えてから”あれ、これでよかったの? まあこれでええか”と思い起こす映画である。  この映画の後、ボーンシリーズやエイリアンシリーズを見てはいけないよ?人間、たまには「幸せの放出物質」をじっくり味わっておこうぜ。  日本語タイトルの”オデッセイ” アポロ13号の司令船の名前でもあったのは、ホメロスとの”ダブルミーニング”なのかね? タイトルは、まあ、合ってないけど、英語のタイトルは原作そのままだから仕方ないかもな。  インターステラー と共に、”ハートほっこり宇宙映画”部門なら高得点。  でもまあ、波風がもう少しあった方がいいのと、火星の嵐って、こんなひどくはないそうだから、少し残念点。  でも、”火星でののっぽさん”映画としてはいい点数よ。ゆっくり見てね。で7点。
亜輪蔵さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-04-15 09:31:18)
114.火星で生き延びるなんて夢がある。
TERUさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-05-13 21:19:44)
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113.《ネタバレ》 地球外のサバイバル劇にユーモアを交えたところが異色である以外はとりわけ普通のSF。 本当にリドリー・スコットの映画かと思うくらいに物足りない。 如何にして水と食料を確保するかの前半をなかなか魅せるも、 後半は話が一気に飛ぶため孤独や体調不良に追い詰められる感じが伝わりづらく、 救出でも器具がガタつくフラグが立っているのにトラブルなく成功してしまうため、 もう少しハラハラさせる要素が欲しかった。 帰還を待っている群衆の存在も過剰で必要なし。 英米中のみという中途半端さでてっきりギャグでやっているのかと。 最近は中国に媚を売らないとヒットを望めなくなってきてるのかな? 時代の流れを感じる。
Cinecdockeさん [地上波(吹替)] 6点(2022-06-08 22:39:42)
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112.《ネタバレ》 一人取り残された悲壮感とかの描写は少ないのだけれど、映画内の状況だけで自分は想像して苦しくなってしまうので、このくらいの表現で良かった。 大枠の筋はこの手のものは似たりよったり、助かるだろうとわかってるのに、でも最後まで引き込まれてハラハラしながら見てしまった。 見せ方がうまいのですかね。
スズメッキの魔女さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-01-17 18:28:37)
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111.《ネタバレ》 SF大好物な私であるが、「オデッセイ」に関しては、ズバリ、私とは相性が悪い。この主人公の、取り残されたことが分かったときの落ち着きっぷりが、どうしようもないのである。  宇宙飛行士たるもの、いかなる非常事態にも冷静さを保てる強靭なハートを持つものであることは重々承知。  NASAの宇宙飛行士の訓練の9割が非常事態に対応する訓練だということも承知。  だが、何が起きても数秒間だけオーマイガッなポーズをとってみせた後からのただちに解決策をシュクシュクと行う場面も、何度も繰り返されるばかりでは、ワンパターンで単調なのである。  火星で穴があいた宇宙服のヘルメットの前面をガムテをペタっとはるだけで修理完了!とか  吹っ飛んだ小屋(アレは何という名前でしたっけ)も巨大なビニールシートをガムテをペタっとはるだけで修理完了!とか  「火星ってそんなにガムテだけで生きていける場所なのだろうか?」と、そのあたりのイージー感も没入感がそがれた理由だ。  宇宙に一人取り残されるというテーマでは「月に囚われた男」が傑作なのだが、主人公は企業の社員であって、宇宙飛行士ほどの訓練は受けていないしメンタルも弱いという相違点はあれ、「オデッセイ」と比べたら”ひとりだけ取り残されたもののココロ”がヒリヒリするほど伝わってくる。 (地球との交信もリアルタイムではなかったり、そもそも地球に帰還させてもらえる前提すらないところも、ヒリヒリポイントだ。)  ならば「オデッセイ」はサバイバルに徹した作品として優良かといえば、よくよく考えれば、帰還計画についてはNASAの陣営のほうが尽力しているところが多く、実際NASA関係者がアーダコーダと話し合っている場面が、ダラダラするくらい長い。  「主人公が全然出てこないよ!」っていう場面が長すぎて、これはNASAのキャラが主人公なのではと思うくらいである。  かといって、たとえば「アルマゲドン」に登場するNASA陣営のビリーボブ・ソートンのような、個性がきわだつキャラがいるかといえば、まったく没個性の、上司&部下の”イカニモ”な顔ぶれがワラワラ出てきてアーダコーダと三流の企業ドラマのごとき帰還計画のやりとりをしているだけなのであるから、褒めようがない。  唯一心が揺さぶられたのは、マットディモンが前半ではムキムキマッチョの肉体だったのが、後半のシャワールームから出てきた場面ではゲッソリやせほそった体になっていたという、体重の増減も自由自在な役者根性のみ。  ところでコレを書きながら今ふとすごいことに気づいちゃったのだが、SF映画において、宇宙空間で主人公のサバイバルを描く場合、その主人公は、「オデッセイ」のように宇宙飛行士のようなプロではダメなのかもしれない。  思い起こせば、「アルマゲドン」は、ただの掘削屋だった。  「月に囚われた男」は、ただの社員だった。  あの「ゼログラビティ」は、ただの博士だった。  宇宙における危機トラブルに関する豊富な知識や経験を持ち合わせていないセミプロが主人公だからこそ、何かあったときの、取り乱し方も、それを乗り越えて、解決したときの鑑賞者の感動も、ひとしおなのだ。  いずれにしても作品としてのデキがよろしくなかった「オデッセイ」の中でも一番ワケがわからなかったのは、イモの水をあげるために爆発事故起こしてまで苦労して手作りの水発生装置を使って水を作っていたのに、後半あたりでシャワールームから”水”で洗いたての濡れた頭をフツーにタオルでゴシゴシしながら出てきた場面。     だったら最初から風呂場から水もってこいよ。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-08-29 22:46:24)(良:1票)
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110.《ネタバレ》 作り手がオデッセイと名付けるのなら何も問題は無いのであるが、これでは生還するのが初めからわかってしまうね 史実じゃないんだし、一応ハラハラさせとこうよそこは。まんまタイトル通りの展開だとは 本来「火星の人」と無関係な意味を持つ邦題には疑問。作り手が敢えてそう名付けなかったのは、それがふさわしくないからなんじゃないかなあ 不完全にあらすじを入れて面白そうだと思って観た。オデッセイという面白そうにないタイトルとマット・デイモンだけだったら間違いなく観ないリスト入りだった しかし思っていたような話ではなかった。火星の住み心地が良くなってしまって火星の人となってただひとり一生をポジティブに火星で終えた人のお話だと思っていたので そういう意味では期待外れだった。火星に取り残された人が救出されるまでの物語としては、面白い映画だと思う。そういうムードに飽き飽きしてるので残念だが 監督は宇宙では悲鳴は誰にも聞こえない映画で有名なリドリー・スコットだった。エンドクレジットで気が付く自分の鈍さよ… スターマンとかノリノリでかかって、複雑な感情になる。発表された時代設定の映画ではない。時の記憶がぐちゃぐちゃになる。昔のヒット曲が時代を無視してかかる映画は苦手だ 本当にヤな人は出てこなかった。悪いキャラ、フィクションなら好きだけど、NASAにはそんな人はいて欲しくはないからオッケーにしておこう 一部重要人物がほんのちょっとしか出てこなくて、でもエンディングにはしっかり出てきて。出すならもっと出せだね。テレビ局によってはカットされてしまうだろう NASA外部の知恵や援助も求めてみんなで支えたプロジェクトというアピールだろうけど、世界中でワッショイワッショイ救出劇を応援するのはリアルな世間過ぎて見たくない おそらく監督はなにか含むところがあってやってるんじゃないかな
うまシネマさん [インターネット(吹替)] 7点(2020-06-30 11:42:42)
109.驚くほど感じる熱が低い・・・2時間平熱を維持してるような・・・作品です(地球の一般市民は大騒ぎしてるんですけど、当事者たちが・・・)。宇宙飛行士になるには、高い知力体力もさることながら、精神的な安定を保つ能力に長けていないといけないと聞いたことがあります。その意味では、主人公が火星に一人残されても1ミリも動揺しないのはリアルなのかもしれません。しかし、映画というエンターテイメントとしては、「嘘でもいいから少しは慌ててくれ」と言いたくなります。作中で進行する救出ミッションも実際なら成功率は恐ろしく低いはずが淡々と成功に至り、自分は一体何を見てるんだろうと思いました。特に宇宙空間での捕捉シーンはひどいです。作品的には最も盛り上がる部分のはずですが、失敗する場面を見られるならDVDを100枚買うわと考えるくらい冷めきっていました。最悪の状況なのは最初の10分というこれぞ段取り映画。火星の風景などよく出来ているんだろうと感じはしますが、私にはワクワクしたのが冒頭だけ。2点レベルの作品です。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 2点(2020-06-05 01:35:55)(笑:1票)
108.《ネタバレ》 たとえ一人忘れられたとしても、およそ人類で唯一の体験ができたのだから、それで満足したってよいのではないか。そして、それを疑似体験できるのが、映画のすごさ。
no_the_warさん [地上波(吹替)] 6点(2020-03-23 22:25:39)
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107.映画の評価としては同点の他のレビュワーさんと同じです。可もなく不可もなく。 絶賛売り出し中(公開当時)の役者に追い風を当てて盛り上げようという意図は、日本も米国もおんなじ。
役者の魂さん [地上波(吹替)] 5点(2020-02-04 05:21:01)
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106.《ネタバレ》 宇宙事故に付きものの悲壮感がない。 爽やかなスポーツ青春物といった雰囲気。 困難はあるのだけれど、必ずハッピーエンドで終わる変な安心感があるために緊張感に欠ける。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-26 00:25:07)
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105.《ネタバレ》 火星に独り取り残されるなんて99.999%は死を意味するものだが、 冷たくて暗い宇宙の恐怖が全く感じられなかった。周りが騒いで支援に奮闘し、とっても温かいものに。 まるで地球の砂漠にいるような。諦めなければ、道は開けると言いたいのだろうが非現実的すぎ。 そういう映画ではないことはわかってるけどさ。
mighty guardさん [映画館(字幕)] 5点(2019-11-25 23:33:48)
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104.《ネタバレ》 火星にたった1人で取り残されたというより、そのへんの砂漠にでも不時着した感じ。どれほど優秀で冷静で訓練を受けた科学者だったとしても、この状況で絶望もパニックも起こさないってのがすごい。おかげで最初は興味を削がれましたが。 それはともかく、1つ面白かったのはマット・デイモンの家族も恋人もいっさい登場しなかったこと。ふつうこの手の映画の場合、これでもかと言わんばかりに登場させて〝感動〟のクライマックスに繋げたりするものですが、いきなりベンチに1人ですからねぇ。かなり異色な感じです。他のクルーについては少々出てきたので、なお不思議です。まあ個人的にはこういう展開も好きですが。 それでふと思いました。孤立後の余裕ぶりといい、帰還までじっくり時間をかけることといい、帰還後に何が待っているわけでもないことといい、マット・デイモンは『星の王子さま』の「僕」なのではないかと。ただし「星の王子さま」も「キツネ」も「ヘビ」も、それに「バラ」も出てきませんが。そう考えると、ずいぶん寂しい作品のような気もします。いや悪くはないですけど。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-31 22:47:12)(良:1票)
103.《ネタバレ》 リドリー・スコットにしては珍しいハート・ウォーミングな作品でした。火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、いわば火星版ロビンソン・クルーソー漂流記という感じですが、そこにマット・デイモンを持ってきたのは大正解でしょう。オーシャンズ・シリーズ以降、彼はコメディっぽい演技に開眼したように感じますが(もっとも本作がコメディ・ジャンルにカテゴライズするのはちょっとどうかと思いますが)、肩の力が抜けた諧謔味に満ちたキャラがだんだん当たり役になってきた感があります。たしかに同種の他作品と比べれば緊迫感が不足しているという指摘はもっともですけど、そこは脚本が意図したところなのでわたくしは良しといたします。彼はいろいろなアイデアを駆使してサバイバルに成功するわけですが、なんか「マット・デイモンならできそう、いや、できて当たり前」という妙な安心感があります。まあそれはどうしてもジェイソン・ボーンのイメージが尾を引いているからで、序盤でケガして脱いだ宇宙服から現れたムキムキ・ボディを見たりすると、ジェイソン・ボーンが宇宙飛行士になったように感じてしまったのは私だけでしょうか。 科学的考証はもちろんしっかりしてるんでしょうけど、割れたヘルメットをガムテープ(みたいなもの)で直したり、脱出艇の先端を防水シート(みたいなもの)で被うだけで宇宙空間に飛び出して行ったり、妙にアナログというか「まじか」と絶句する手法が使われるところが面白い。ラストにジェシカ・チャスティンとランデブーに成功させる手段もかなりのサプライズです。そこら辺がこの映画の独特のテイストになっているんですね。 本作でもまたまた中国がいいところをかっさらっていって、「またかよ」と苦々しく感じてしまいましたが、冷静に考えると中国はじっさいに月の裏側に探査船を送り込みましたし、宇宙開発競争の現場ではこれがリアルなのかもしれません。宇宙探査でアメリカと張り合えるのは、もはやロシアではなく中国だということなんでしょうかね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-26 21:26:06)
102.宇宙からの生還モノ作品は何個か見たが、この作品が1番危機感を感じないというか、安心して観られる。主役マットデーモンが、問題点を正しく早期に解決してしまうのが原因だろう。他の5人のクルーも団結力があり、余裕があるので観ていても何となく生還出来そうな安心感がある。でも生還するシーンは流石に感動した。
SUPISUTAさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-04-29 07:37:04)
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101.《ネタバレ》 自分があの状況に置かれた時、おそらくとてもじゃないがあんなに明るく振る舞えないであろう。 マーク・ワトニーの示した、最悪の状況にあっても、明るさと強さを持ち、あきらめない心を持ち続ける事に強く心を打たれた。 大筋のストーリー自体はまぁ予想通り。
チェブ大王さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-03-08 08:04:52)
100.《ネタバレ》 宇宙(火星)でのサバイバル生活のSFというよりも、このテーマをネタに、ご機嫌な80年代ヒットソングをかけるコメディ。ホットスタッフには笑った。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-25 22:44:16)
《改行表示》
99.《ネタバレ》  アポロ13や(ここには登録されてないけど)サリュート7など、助けに行けない環境でのアクシデントに対する復旧劇って、結構好きだ。こういう時に必ずと言って良いほど描かれる描写がある。安全な管制側的な陣営が、現地にある部材と同じものを揃えて、その範囲で「方策」を実際に試すところだ。これの何がそんなに気に入っているのか自分でも不思議だったが、よくよく考えてみると、この実証主義的な心根がかつて技術者で製造業だった自分の琴線に触れるのかも知れない。  それと、その前のこの植物学者のいろいろなアイデアや実行力は凄い。最後に次のプロジェクト用のロケットから、色々なものを取り外した描写には笑ったが、先端をシートで被うってのはムチャじゃなかろうか?火星にも大気があるのだから、空気抵抗によるアンバランスで墜落したりするのでは?なんて思ってしまった。  でも、世界各国の人たちが一丸となって、彼の帰りを待っている・その帰還を祈っているという状況は、ドラマチックで気持ちの良い感動であった。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 8点(2018-11-29 22:45:57)
《改行表示》
98.火星のサバイバル生活、大変面白かった 栽培・地球にいる人との交信やドッキングなどなど緊張感が絶えなかった
Renさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-29 14:28:16)
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【点数情報】

Review人数 117人
平均点数 6.82点
010.85%
100.00%
210.85%
310.85%
432.56%
51311.11%
61815.38%
74336.75%
82823.93%
975.98%
1021.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.14点 Review14人
2 ストーリー評価 7.75点 Review16人
3 鑑賞後の後味 8.12点 Review16人
4 音楽評価 7.28点 Review14人
5 感泣評価 5.61点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞マット・デイモン候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞ポール・マッシー[録音]候補(ノミネート) 
美術賞アーサー・マックス候補(ノミネート) 
脚色賞ドリュー・ゴダード候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)マット・デイモン受賞 
監督賞リドリー・スコット候補(ノミネート) 

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