29.《ネタバレ》 コンピューター全盛の昨今、今村昌平的なキャラが懐かしい。昔から男は性について真剣に考えてきた。女性は性の次に出産があるので、分からないかもしれない。この男の性に対するひたむきさが・・。今村昌平のこの作品もまさしく、そのエネルギーで編み出された一作である。女性と交わると水があふれる。そして最後はその飛沫で虹が生まれる。こんな常識外の発想は、まさしく昭和ならではである。少子化の今、こんな作品はもう創られないだろうな。こんな今村昌平みたいなおじさんも、もう見かけないな。寂しい。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2016-10-17 01:39:09) |
《改行表示》28.もっと硬いシリアスな話かと思ったら、潮吹き女が出てきて何だこりゃ? 寓意に満ちたファンタジーは苦手。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2014-04-19 02:20:14) |
【デヘデヘ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-28 15:12:34) |
26.もう今村昌平が好むようなドロドロの土俗なんてなくて、過疎化が進む死んだような地方しかない。しかしそれでも、隅田川と対比すれば、まだ「ぬるい」程度の希望はあるってことか。東京の哲学書に対して、こちらには神のお告げのおみくじがある。海と立山が見える。ぬるい水は、川から海へと流れ出て、魚が群れる。まだ何かとつながっている。ここが隅田川と違うとこ。波消しブロックには虹も掛かる。エネルギッシュだった監督も、晩年になると(比較的)淡々とした世界を描くようになるのは、そういう世界が見えてくるのか、単に気力の問題なのか。高齢になると、監督ってロングの画面が多くなる気がする。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-07-17 10:59:11) |
25.観た後に、な~んにも残らない映画でした。なにあのラスト?エロもギャグも中途半端な感じ。ストーリー性も貧弱。テレビでよく深夜に放送されてますけど、つまらない映画でした。ガッカリ。エロだけで売りたかった映画ですか?せめてもう少しカラミのシーンも頑張ってくれたら、あとちょっとは点数あげるつもりだったのだけど。レンタルビデオだからよかったものの、これが映画館だったらかなりムッとしてその場を後にしたと思います。 【☆Tiffany☆】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2007-08-19 10:47:30) |
24.《ネタバレ》 変なんですが、どこか妙に温かみを感じる映画でした。それにしても、あれだけ何度もハデに水を噴出しといて最後は普通のラブストーリーになるのかと思ったら「虹」ですか(笑) 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-26 01:42:38) |
23.かなり笑ってしまったのですが・・・これはコメディなのでしょうか??(私は途中からそのつもりで観ました)しかし、かなり無理のあるストーリーや演出にもかかわらず、なんだか妙に説得力を感じてしまったのは、やはり監督と役者陣の力量によるところなのでしょう。役所広司本当にうまいですね~。個人的には、漁師の青年役の北村有起哉がツボでした・・・。 【こまち】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 10:30:55) |
22.《ネタバレ》 撮影当時、齢74を数える人間が作ったとはとても思えない、何とも艶めかしい前代未聞のファンタジック・ラヴ・コメディ。原作のある共同脚本とは言え、自らこれを書いてるのがまた凄い。水を得た魚の様に男を生き返らせるサエコの水は、正に「生命の水」であり、「目を開かせる水」。まるで間欠泉の如く、虹が架かるほど噴出する「水」をバックに、「常識で考えりゃ、こんなに水が出る訳ゃねーだろっ!」と言い放ってしまう破天荒なラスト・シーンに舌を巻く。「自分の常識は世間の非常識」とは良く使われる言葉ですが、世間は、その逆も真だということに気がついていない様子。世間もまた、常識の無い個人の集まりでしかないのです。つまり、この世には最初から常識なんてものは存在しないんですね、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-01 00:08:09) |
21.これは結構すごいよ・・・。どういう話なのかまったくつかめない。でもすごい!なんでかなぁ(^^;そういえば、ファンタジーという言葉がすごく似合うのは確かである!! |
《改行表示》20.なんかとりあえずびっくりしたわぁ。 役所公司好きだから見たけど驚き驚き。映像と音楽はとても綺麗で映画自体は面白く見れたけど水にびっくりして内容が覚えられません。刺激が強かった。。 【はげねずみ】さん 3点(2004-07-16 03:15:37) |
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19.監督が遊び心満点で作ったような風変わりな作品。なにやら意味不明なセックスシーンだったが、あの多量の水は羊水のような感じもする。人間が生まれる前の胎内での暖かく気持ちのいい場所。命をはぐくみ育てる神秘的な水。とするとさしずめ清水美砂は母性の象徴か。そのせいか性描写もおおらかでいやらしさを感じさせない。 【キリコ】さん 5点(2004-06-15 13:18:29) |
18.川の水と海の水が交わる赤い橋の下。川がカドミウムで汚染されたイタイイタイ病の逸話。超純水がおいしくないという話。川で溺れ死んだサエコの母。入水自殺したサエコの前の男。都会からはじかれ漁師になる陽介。そしてサエコのぬるい水。これだけ”水”をからめているにもかかわらず、サエコのぬるい水がインパクトありすぎて他が希薄に感じられるのが残念。そのかわり、水が織り成す縁の中に女の神秘性を感じる。サエコを演じた清水美砂が妊娠中だったということを知って観たせいで余計にそう思うのかも。水が噴出す時の音楽は絶妙。 【R&A】さん 5点(2004-05-12 13:54:52) |
17.バカって言えばバカな設定なんだけどなかなか面白い。コメディとしてみる映画なのかな?清水美沙の絶叫にゃ笑いました。 【ふくちゃん】さん 6点(2004-03-11 01:09:43) |
16.水をめぐる男と女のファンタジー。水は異常なまでも溢れるのですが、なんとも枯れた印象の話です。溢れる水で虹が出たりしますが、ファンタジックな雰囲気はあまり感じられません。奇妙さばかりが目立ちます。監督に生の輝きを描く活力はもうないのかもしれません。 【wish】さん 3点(2004-03-05 22:35:52) |
15.なんじゃこりゃ?っていうような変わった映画でした。常識にとらわれてつまらない人生を送るなよってことなんだろうけどその表現のしかたがなかなか妙でおもしろかった。あんなに水出ていったら脱水症状にならんのかっていらん心配をしてしまいました。 【日向夏】さん 5点(2004-02-29 18:39:43) |
《改行表示》14.会社が倒産し再就職も決まらず、妻子に離婚される中年男を役所が好演。 世間の常識どおりに生きてきたが、保障されてると信じていたものすべてが 自分の勝手な思い込みだった事に気がつく。 浮浪者に「宝探し」を頼まれ、田舎の漁村に向かう。 そこで不思議な女(宝)と出会い、漁師として生活していく事で 自分自身を取り戻す。 役所と北村の会話で心に残るものが多い。特に 「脳みそが沸騰するまで考えろ。 自分の幸福の事を自分の頭で考える事を自由って言うんだ。 でも最後が神様が決めるんだ。」が印象に残る。 本作は「宝は人それぞれでいろんな所にある。常識にとらわれず自由に生きよ」 というメッセージだと思いました。 |
13.オーストラリアのテレビで放映されていたのを友人と一緒にみました。清水美砂が最初は本当にねじの緩んだ人だったのに、後半にいくにつれ普通の恋する女性になってしまっていて、出来れば最後まで変な人でいてほしかったです。友人は「日本女性は皆ああなの?」と言っていた。 【gei】さん 3点(2004-01-27 18:50:58) |
12.今村ファンには悪いが、今村昌平は嫌いだ。なによりこの男の人間観が嫌いだ。この男にはプラトン流のイデア的志向がかけらもありゃしない。とにかく嫌いだ。 【goro】さん 1点(2003-12-27 05:53:42) |
11.ファンタジーなのか、コメディーなのか、しかしきちんとしたドラマになっているところは、今村昌平監督なんだろうなと思います。それにしても、変な映画つくりましたね。水がチロチロと排水溝を流れるシーンなんて、なんか妙なエロチシズムが感じられます。ベッドシーンにはまったくエロさがないんですがね。面白い映画だと思います。原作者の辺見庸は、本当にこんな感じの映画を書いたのかな?「ものを食う人々」だっけ?しか読んでないので意外でした。 【fero】さん 6点(2003-12-03 22:00:53) |
【STYX21】さん 4点(2003-11-23 13:24:03) |