妖星ゴラスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヨ行
 > 妖星ゴラスの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

妖星ゴラス

[ヨウセイゴラス]
GORATH
1962年上映時間:88分
平均点:6.51 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-03-21)
SFパニックもの特撮もの小説の映画化モンスター映画
新規登録(2003-10-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督本多猪四郎
助監督梶田興治
キャスト池部良(男優)田沢(宇宙物理学会博士)
久保明(男優)金井達麿(鳳号パイロット)
白川由美(女優)園田智子
水野久美(女優)野村滝子
上原謙(男優)河野(宇宙物理学会博士)
志村喬(男優)園田謙介
河津清三郎(男優)多田蔵相
平田昭彦(男優)遠藤(鳳号艇長)
田崎潤(男優)園田(隼号艇長)
佐原健二(男優)斎木(鳳号副長)
太刀川寛(男優)若林(鳳号パイロット)
緒方燐作(男優)機関員
三島耕(男優)真田技師
天本英世(男優)キャバレーの客
堺左千夫(男優)医者
小沢栄太郎(男優)木南法相
西村晃(男優)村田宇宙省長官
荒木保夫(男優)観測員
沢村いき雄(男優)運転手
山田彰(男優)機関員
野村浩三(男優)観測員
西條康彦(男優)通信員
佐多契子(女優)秘書
佐々木孝丸(男優)関総理大臣
二瓶正也(男優)伊東(鳳号乗員)
桐野洋雄(男優)真鍋英夫(隼号副長)
榊田敬二(男優)政府関係者
池谷三郎(男優)アナウンサー
古谷敏(男優)
勝本圭一郎(男優)
加藤茂雄(男優)
オスマン・ユセフ(男優)
岡豊(男優)南極基地作業員
岡部正(男優)
向井淳一郎(男優)
大前亘(男優)鳳号計算員
宇野晃司(男優)新聞記者
千葉一郎(男優)
吉頂寺晃(男優)
松本染升(男優)
原作丘美丈二郎「妖星ゴラス」
脚本木村武
撮影小泉一
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術北猛夫
安部輝明
録音下永尚(整音)
照明高島利雄
スーツアクター手塚勝巳マグマ
中島春雄マグマ
その他東京現像所(現像)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
35.《ネタバレ》 1962年の映画。まだアポロ11号も月に行ってはいない。だから野暮なツッコミはナシなのです。特撮場面が現代のCGによるそれよりもリアルさでは比較にならないのも当たり前。だけどミニチュアによるシーンには芸術的にすら思える美しさがありました。演出と演技もそのオーバーアクトさがビンテージ感すら感じて、個人的には味わい深かったです。でも政治家とマスコミの描写に時代差を全然感じなかったのは…それが普遍的なものだからなのか、それとも進歩していないからなのか…。  あと、俺が「アッ!」と思ったのは宇宙から地球を見る視点での【光る南極】の場面と、南極上空を戦闘機(ジェットビートル)が飛ぶシーンで背景に立ち並ぶピンク色の光の筋。ものすごい【エヴァ感】を感じてちょっと興奮しました(笑)。それと土星の輪がゴラスに吸い込まれていく場面はSFゴコロを刺激されて良かったです。  予備知識が無くて逆に良かったのが、後半で唐突に表れる巨大生物マグマのシーン。結構ビックリしました(笑)。取ってつけたような怪獣登場はオトナの事情だったのでしょうねぇ。そして人類の生き残りのために容赦なくブチ殺される…合掌。  しかし…地球にこの技術があったのならば、『ウルトラセブン』で地球に衝突しそうだったペガッサシティも生き残れたのに…と思うのでありました。
幻覚@蛇プニョさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-14 02:12:51)(良:1票)
《改行表示》
34.《ネタバレ》 有名な作品なのでおおよそのあらすじというか、科学考証のされてなさがとんでもないところを最初から受け入れ態勢で鑑賞した なんだろう。既視感がある。というかこっちの方が先に作られた映画だが、ストーリーの骨子は黒部の太陽と同じだな。プロジェクトXなんだよ ただ、本作を有名たらしめた大仕掛けである地球公転軌道の移動はどんでん返しだと思っていたのが ほとんど序盤でそれもただの子供の、のびのびとした発想をそのまま用いたというのはいささか拍子抜けだった 「そんなことできるはずがない」という現代人と、「人間は何でも可能である」というイケイケだった昭和の人類との違いを感じる 怪獣は、海外では全カットだったそうで。円谷のお約束で無理に入れたんですってね。サービス精神で、まあいいんじゃないかな。この映画にはふさわしい。 渡世感ない池部良は初めてお目にかかったでござるよ 久保明演ずる金井さんの記憶喪失が、物語上どんな役割を持っていたのかわからなかった。恐怖のあまり?マタンゴのような怪奇的現象かしら?
うまシネマさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-24 02:02:31)
《改行表示》
33.《ネタバレ》 海底軍艦と続けてHDリマスタ版で鑑賞したんですが、こちらの方がいろいろな面で古さを感じました。 製作年は1年しか違わないしこちらの方がかなり金かかってるのに…  巨大矮星の激突を避けるために「あちらを爆破ではなく地球を動かして逃げる」という斬新な設定で、いまだ世界に同じアイディアの映画を見ない…そういう意味ではすごい映画だと思います。 実は東大の先生と検討して「物理的に可能」だという確証を得てやってるのでそこまで荒唐無稽でもない…はずなんですが、やっぱ無茶ですよね。  円谷の50作記念の大作で確かに特撮のセットなどはゴジラあたりと比べても格段に金がかかっています…が、問題なのはシナリオ。 シナリオはほんとにゴミ同然でツッコミどころ満載です。 まったく必然性のない怪獣登場にまったく必然性のない記憶喪失なんていらないエピソードがちょいちょい挟まりますし、何より問題なのは、地球が巨大矮星と衝突するというのに世界中の人にほとんど危機感がない事。 シナリオ上の重要人物レベルですら、のんきにパーティするわ寝坊するわ歌うたうわで、これじゃ観てて全く危機感を感じません。  シナリオの余計な部分を削り、もっと「矮星が地球に激突に対する危機感と地球を動かすための大工事」に特化して見せるべきだったと思います。  ちなみに海底軍艦に登場する戦闘機はF86なのにこちらで登場する戦闘機は1世代新しいF102です。 国連軍という設定なので米軍しか使ってない戦闘機が出てくるわけですね。 一般的にはどうでもいい事なのですが、そういうところを気にしちゃうのがミニタリーオタクの宿命なのです。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-22 22:48:22)
《改行表示》
32.《ネタバレ》 企画段階で当時のSF作家がアイデアを出した、と小松左京氏が書いていたのを読んだ覚えがある。黒色矮星という言葉は実際にあるようで、劇中でも「老年期に入った太陽」と説明されており、造形物の印象と違って表面は気体(水素)という設定だったらしい。半径は地球より小さくても質量が6千倍というのは、当時の一般人の感覚からすれば意外な設定なのではないか。 こういう場合に最も現実的なのは逸らすことではないかという気がするが、劇中の人々もそのような考えではあったらしい。しかし質量が大きすぎて不可能だったため、結果的に逃げるというユニークな方法になったと見える。対策の開始から結果が出るまで時間がかかり、途中で正月が挟まるのがいい雰囲気を出していた(決戦前の小休止のような)。 特撮に関してはそれなりだが、南極の工事現場はかなり本物っぽいので感心させられる。また本邦初公開のジェットビートルが、ちゃんと怪獣を攻撃できる仕様だったのは安心した。この映画が1979~82年、「ウルトラマン」が90年代の話とすれば、これの改良型を科学特捜隊で使っていたと考えても変ではない。  政治面ではリアリティがあるともいえないが、隼号の尊い犠牲(万歳!)に応えられない政府や国民でなく、科学者主導で地球を救うというのが昔のSFらしい理想論かも知れない。偉い学者が徒然草を引いて、人間はいつの時代も目先のことに追われている、と語ったところで街の風景を映したのは「日本沈没」のような悲哀感を出していた。理系だろうが古典にも親しんでいるのは本物の知識階層である。 また宇宙省の長官(大臣でなく?)が、突然押しかけた若い連中を座らせて、ちゃんと話して聞かせたのはさすが人間が大きいと思わせる。「話せばわかる」とはこのことだ。しかしその「宇宙のパイロット」に関して、隼号はともかく鳳号はあまりにいい加減な連中なので呆れた。軍隊でないから規律が緩いのかも知れないが、今後は宇宙省も採用方法を見直した方がいいのではないか。  ほか女優陣では、ダブルヒロインの白川由美さんと水野久美さんが、冒頭で何と服を脱ぎ始めるのでドキッとしてしまう。いつも清楚な印象の白川由美さんも、この場面では女の子っぽく見えたのは和まされた。水野久美さんはお色気場面もあったりしたが(これ見よがしなので笑った)、幼馴染に見せる気安い表情が可愛いのは感激した。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2020-08-16 09:52:44)
《改行表示》
31.《ネタバレ》 極めて奇抜な発想である。「ゴラスの軌道を逸らすか or 地球が逃げるか」そりゃ確かに二択なんだけど、地球が逃げるってのはスゴい…ただ、この辺の突拍子も無い感覚は、邦画のSFならそれこそ『シン・ゴジラ』なんかも少し近しいのかも、とも思える(ゴジラに毒を飲ませて殺そうぜい、てのも、率直に中々変わってるよねえ)。  ただ本作、その非常に奇抜な作戦を遂行してゆく部分のシークエンス、これを構成する特撮シーンと人間ドラマについて、特に人間ドラマの方がかなり陳腐で、かつなーんか暢気だなあ、という感じなのがちょっと痛い(おいら宇宙のパイロット♪とか歌ってる場合じゃないでしょ、と)。ここに幾分かの(例えば政治的な)リアリティを纏わせるべくシンゴジラを見倣って「マジメ」に考えれば、人類皆兄弟、とかいう絵空事は一旦置き、米ソの水面下での暗闘、人口の半分くらいは切り捨てることも覚悟で物資をブースター建設に集中させるという非情な展開、巻き起こる反対運動、崩壊寸前になる文明社会…なんていうシリアス全開のドラマが展開されることもあり得たのではないかと(まあ、そーなってくると完全に青少年向け映画じゃなくなっちゃうケド)。  かたやの特撮部分は、その規模感やミニチュアセットの豪華なつくり込みなんかが率直に素晴らしいんだけど(ショボい怪獣はまあどーでもいいとして)、前述の人間ドラマのイマイチ感のせいで正直言って中盤から終盤までだいぶん長いことやや退屈なのだすね。最終盤はまた特撮の出来が良くてかなりスリリングに観れるけども。  結論、個人的にはそこそこ好きな作品ですけどね(気楽に観れるヤツね)。キャストも結構豪華で、ちょいちょい見た顔も出てきてお得感あるし。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 6点(2020-07-22 00:30:25)
30.非科学的に思われることを真面目に作られると何とも言えない。外国のこの手の映画と較べると大人と子どもの違いのように感じるのだけど・・・。いかにも模型やぬいぐるみというのは当時のベストだから仕方ないにしても、怪獣とか記憶喪失は何とも。例によっていつものアナウンサーが出ていた。
ESPERANZAさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-11-20 23:16:58)
29.これぞ“センス・オブ・ワンダー(笑)”。この映画をどうにかして褒めようというヒトのために存在してくれているような言葉ですね、これは。まさに、なんでもアリアリ、まるで、企画段階で行ったブレイン・ストーミングのメモをそのまんま映画にしちゃったかのような、闇鍋ワールド。あの「隼号」って、宇宙船じゃなくてどう見ても潜水艦ですね。宇宙飛行士っていうより、兵隊さんですね。そういう要素も入れたかったんですね。怪獣も一匹お願いします。大災害もちょっぴりお願いします。等々等々。気合いの入ったセットに気合いの入った特撮、その割に、何だか底が思いっきり抜けてしまっているような作品です。ちょいと残念なのは……「盛り込み過ぎ」の自覚があるのか、映画を何とか段取り良く進めようとして、その結果、せっかくのハチャメチャな内容の割には意外に整然とした、理屈っぽい印象を受けてしまうところなんですけれども……。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-17 08:34:19)
28.《ネタバレ》 何の前知識もなく見始め、最初はガメラのような子供向け映画か?と思ったら、当時としてはかなりの力作だったと思われるSF映画でした。確かに今見るとツッコミどころ満載で、特に若い宇宙飛行士たちの能天気な歌のシーンは大笑い。でも当時のスタッフの「いいもの作ろう」という気概のようなものを感じました。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-11-23 20:23:03)
27.《ネタバレ》 ああなんだろう、この爽快感は!これほどまでに観終わって楽しかった映画は無いぞ!!いや、家族や友だちと一緒に観ながら、お腹を抱えて笑ったり、シーンひとつひとつにツッコミを入れることがどれほど楽しいことか。決してバカにしているわけでは無いけれど、SF映画としては先駆けのこの時代では、工事用ヘルメットをかぶって宇宙に行くのがイメージの限界だったのかな。この6年後に作られた「2001年宇宙の旅」や「猿の惑星」は、きっとこの映画が出発点だったに違いない、コンセプトが一緒の「メランコリア」はきっとこの映画を観て制作を決意したに違いない、そう思いたい私でした。
ソフィーの洗濯物さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-02 19:37:12)
《改行表示》
26.《ネタバレ》 巷では珍作扱いされて愛されてる映画ですね。 すごくいいところもあるんですよ。 地球を動かすって言うアイディア、地上パートの特撮(宇宙は今見ると厳しい)。 一番いいと思ったのがゴラスは避けられてもどうしても津波は避けられなく、被害をゼロにするのではなく最小限にするっていう展開。 池辺良が最善を尽くしてる感が良く出てた。 宇宙飛行士の記憶喪失とか個人的なエピソードはいらなかったなぁ。 そんなドラマチックなわけでもないのでグダグダ感をかもし出してしまった。 まぁあのトドほどではないですけど。 ラストの妙な前向き加減は現代を生きる我々も見習わなくては。
CBパークビューさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-10-20 09:17:53)
25.《ネタバレ》 私の中では“はやぶさ”と言えば、“妖星ゴラスのJX隼号”と昔から決まっています。バンザイしながらゴラスに吸い込まれて散ってゆくクルーたちは、何と日本的なことか(そういやこの映画、やたらバンザイするシーンがありますが)。古今からさまざまなSF映画が製作されたけど、ここまで壮大で大乗的な視点の大法螺話は映画史に残る偉業です。高度成長期の日本のバイタリティは、なんと地球まで動かしてしまったんですから大したものです(笑)。 南極からジェット噴射しながら地球が動く画って、稚拙な技法かもしれませんが今の眼で観ても凄い映像です。東宝特撮ミニチュアワークの粋を凝らした南極での工事シーンは見応えがあり、建設現場のミニチュアから溶接の火花が見えるように撮っているのは感心しました。 あまりに不評な唐突に怪獣が出現するシーンも、ここで登場する航空機が後に『ウルトラマン』で科学特捜隊が使用するジェットビートルの原型になっていることは評価してあげたい。 この映画で異彩を放つのは、久保明と宇宙飛行士たちの異様なまでに高いテンションと陽気さです。彼らの描き方を観ていると、旧海軍の戦闘機パイロットたちの文化をそのまま持ってきた様な印象を受けます。「宇宙飛行士は駕籠かきみたいなものよ」なんてセリフまであった気がしますが、まだ日本ではアストロノーツという職業への理解がまだ浅かったのが伺えます。当時はアメリカではジェミニ計画が進行中でしたが、『ライトスタッフ』を観れば判るように、宇宙飛行士には知力体力ともに超人的な能力が必要だと言うことは想像を超えていたんでしょうね。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-19 21:08:16)
24.《ネタバレ》 本多猪四郎、円谷英二両監督によるSFパニック映画。長らくなかなか見る機会に恵まれなかった東宝特撮映画の一本だが、ようやく見ることができた。巨大隕石が地球に向かっていてこのままだと激突するかもしれないというのは「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」と全く同じなのだが、あれらのように隕石を破壊しにいくのではなく地球の軌道を変えてしまうという発想が素晴らしく、また荒唐無稽とも思えるその方法が説得力を持って描かれており、なかなか面白いし、その発想だけでハリウッド大作であるさっき挙げた二本にはじゅうぶん勝っていると思う。特撮のミニチュアワークもよく、今のCGでは出せないような魅力を感じることができ、まさにこれが円谷英二の特撮映画だ。脚本的には唐突な怪獣の登場(本当になんの前触れもなく登場し、あっけなく倒される。ちなみに当初は予定になかったらしい。)や、久保明がゴラスの影響で記憶喪失となる展開が中途半端に終わっている感があるなど難もなくはないが、まあ大目に見よう。出演者も東宝特撮映画常連の久保明や志村喬などに加え、主演が池部良だったり、小沢栄太郎や西村晃といった東宝特撮映画ではなじみの薄い名優も出演していて豪華である。さっき書いたように脚本的にはアレな部分も多いが、間違いなく「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」よりも面白かった。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-18 18:39:52)
《改行表示》
23.《ネタバレ》 あらら なんかイランところで唐突に出て来てしまいましたねえ 牙の生えた巨大生物が。 しかも 難なく殺す と。 すぐ死ぬ と。 だったら、怪獣退治に命を懸けて製作されてる他の怪獣映画の立場は一体どうなるの っと。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-16 19:49:39)
《改行表示》
22.《ネタバレ》 これも昔テレビで見て以来。覚えていたのは「南極に基地を作って地球を動かす」ということと、怪獣マグマが出てくることくらい。改めて見たら、かなりまじめに作ってあります。地球を動かすのに660億メガトン必要だという計算は、正確なのだそうな。それを基に大法螺をでっち上げるのは愉快です。この映画はそうした地に足のついたところがあるのがいい。最初の隼号の犠牲もありそうですし、そのあとの予算をめぐってのやりとりなど、全然SFではありませんが、「現実らしさ」にひと役買っています。それに乗じて(?)細かい部分がけっこういい加減だったりするのには、笑ってしまいますが。人間ドラマが足りないと感じたのか記憶喪失が扱われていますが、全体から浮いた感じがします。水野久美の彼氏も誰だかよくわからないし。もしかしたらマグマ登場のためカットされた部分があって、そこでなにがしかのドラマが展開していたのかもしれませんが、そこまではわかりません。なんにせよ、もう少し時間があれば補足できたと思いますが、当時は二本立て興行が基本でしたから、限界だったのでしょう。こういうところでは常識を越えられなかったか。 クライマックスには東京が大津波に襲われるのですが、3.11以降にこれを見ると、いずれこんなことが現実に起こるかもしれないと不安になります。しかし危機が去ったあとは、みんな拍子抜けするほど気楽で、街の再建に意欲を燃やしています。現在の日本にもこうした意気があればいいと思いますが。そういう点では、現在こそ見る価値があるかもしれません。ただ、本作の基本は「科学の力で自然災害を回避する(人間の知恵と科学の勝利)」ということですから、それを考えると複雑ですが……。ちなみにゴラスは彗星でも隕石でもなく、黒色矮星というものだそうです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-10-15 20:06:32)
21.《ネタバレ》 なんて勇敢なのだろう!と、思う。接近する巨大妖星を前にして、「地球ごと避けてしまえ!」っていう劇中の人類もそうだが、それ以上に、1962年という時代にこれほど大規模で大胆なSF大作を作ってしまう当時の日本映画界の心意気に対して、心の底から勇敢だと思う。そして尚、その映画世界の秀逸さに驚く。特撮は明らかにミニチュアであるが、その精巧さと芸術性にはCG全盛の現在であっても舌を巻くしかない。突如として南極に現れる怪獣、結局のところ意図が不可解な主人公の記憶喪失、ジェット噴射で地球の軌道を変えるという設定自体、本来なら突っ込みたくなる破天荒なアイデアのすべてが、ひとつの完成された映画の中で違和感なく息づいている。「今度は北極の海にジェット噴射を作って軌道を戻さなきゃ!」ああ、素晴らしい。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 9点(2012-02-17 17:04:27)
《改行表示》
20.《ネタバレ》 例え下手ですが、「吉野家」で牛丼を食べていたら、ご飯の中から「かつや」のトンカツと「てんや」のかき揚げが出てきたような感覚。 クオリティはそれなりきで、本筋とやや脱線したことが起こりますが、ワクワク感がありました。 それで旨かったのか、不味かったのかは、正直何とも言えませんが、クレームをつける気は起こらず、むしろ楽しめました。 衝突が迫ったところで記憶喪失の金井さんの顔がアップになったときは、突然変身アイテムでも取り出すんじゃないかと思ってハラハラしました・・・光の国とやらから助っ人が来るんじゃないかと←記憶喪失がその伏線で(^^;  それはさて置き、同じテーマ?の映画「アルマゲ丼」には発想とサプライズで十分勝てる!(のか?)
午の若丸さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-16 17:52:17)(良:2票)
19.《ネタバレ》 なるほど!謎の隕石がやってくる。地球が危ない。ようし、そうなる前に地球の方から逃げれば良いのさみたいな発想は果たして本当にそれで良いのか?とさえ感じてしまうけど、それを良い具合に生かした作品としてなかなか面白く見られる。まるで任侠ものでも見ているかのようなキャストにちょっと戸惑いを感じさせるものの、話のテンポも良くて楽しむことが出来る。ところで計算機って表示される数が決まっているということをこの映画の中でも教えてくれている。そのシーンを見て、もしも、宝くじで一等当った場合、一日一万円ずつ使ったとしてとこんなせこい計算をしたくなる私に比べたらこの映画はかなりスケールが大きい。内容だけでなく、役者の顔ぶれのスケールの大きさも今の日本映画ではとても太刀打ちできないほどのものを感じる。所々で突っ込み入れたくなるほどちょっと矛盾した感じもなくもないが、それでも下手なハリウッド大作よりはずっと面白い。限りなく8点に近い7点ということで最後にもう少しだけ言わせて貰うと、やはりどの俳優、特に男優陣の顔ぶれの豪華さは凄い。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-10 15:46:03)
18.《ネタバレ》 期待通りではなかったです。怪獣が出てきたのには、かなりがっかりしました。まあそれはいいとしても、最後のシーンは、もろ川に模型が漬かっているとしか見えない。大きさがわかってしまう感じがしました。バンザイのシーンも、「あれはないだろう」と思いました。当時時代劇は良いものがたくさんあるのに・・・力みが感じられる映画でした。
けん124C41さん [ビデオ(邦画)] 4点(2010-12-12 00:56:52)(良:1票)
《改行表示》
17.《ネタバレ》 でっかい星が衝突しそうだから、地球の軌道変えようぜっていう逆転の無邪気な発想。 ミニチュア等の視覚効果は抜群で、今日本でリメイクしても絶対これよりショボイものしかできないだろう。脚本のヘッポコっぷりや、無駄に出てくる謎の怪獣やら、内容がどうしょうもないトコロも憎めない。90 分ないし。 しかし、現代邦画は、めっきりいい感じのSFをとらなくなってしまったなー。ちょっと前に日本沈没リメイクしてたけど、そういうんじゃなくてさ。
すべからさん [DVD(邦画)] 7点(2010-06-15 23:48:58)
《改行表示》
16.《ネタバレ》 この映画、35年くらい前にテレビで観ました。子供の頃の心象だけのレビューだけど記憶違いがあってもお許しください。 ゴラスに接近した宇宙船のパイロットがなぜか心神喪失状態になっていた。煮えたぎったようなゴラスの赤茶色の表面が視覚的に催眠効果を持っていたのか、あるいは怖いけど目を逸らすことが躊躇われるくらいゴラスが美しく、魅入られて心がアッチに行ってしまったのか。子供心には分からなかった。 南極の曇天の空をバックに画面右側から「ウルトラマン」のジェットビートルが凄いスピードで進入して来て、レーザー光線を発射する。標的は「ウルトラQ」に出ていたトドラだ。このジェットビートルが「ウルトラマン」のそれより格段に機動性が良く、しかもレーザー光線が強力で、簡単にトドラをやっつけたことに驚いた。その曇天の空と力強く白色の軌跡を描くレーザーのコントラストの鮮やかだったこと! 「ウルトラQ」「ウルトラマン」が後年の作品なので、この映画がオリジナル出演ですね。良いものは何度も使う円谷プロ。 ゴラスが地球に最接近する瞬間の主役は、南極の基地の壁に掛かった時計の秒針だった。最接近の時が近づく。時計を見上げるスタッフ。地球に接近するゴラス。人事を尽くして天命を待つ。秒針が12を指す直前から、2秒、3秒と過ぎるあたりまで体を硬くして見守った。数秒という時間にあれほどの緊迫感を詰め込んだ演出は秀逸。ラストの台詞は地球の軌道を元に戻すために「さあ、これからが大変だ」って感じだったと思う。 余談だけど、これを書いていて改めて気付いたのは、忘れている部分も多いけど、覚えているシーンやカットは自分でも驚くほど鮮明に記憶している(と思い込んでいる?)こと。それってある意味、財産だと思うのです。大人の視線で見直して記憶を上書きしたくない作品ってありますよね。 もうひとつ余談。小学校の高学年だった自分は、観終わった後に3歳年上の兄に「あんなことやっても、大気圏の中で空気が対流するだけじゃないか」と言った。兄も「あっ、そうか」って言ってた。ホントのところはどうなんだろう?
アンドレ・タカシさん [地上波(邦画)] 8点(2009-04-22 06:35:05)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
12
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.51点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
425.71%
5617.14%
6720.00%
71028.57%
8720.00%
912.86%
1012.86%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS