牝猫たちの夜のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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牝猫たちの夜

[メスネコタチノヨル]
1972年上映時間:68分
平均点:5.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-05-17)
ドラマエロティック
新規登録(2010-05-07)【にじばぶ】さん
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監督田中登
音楽坂田晃一
撮影萩原憲治
製作日活
配給日活
美術横尾嘉良
編集鈴木晄
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 中々イイ雰囲気ですね。カネもヒトも集まり放題に集まってくる東京のド真ん中・新宿を舞台にしていながら、今作は何とも言えない空虚さに満ちています。それでいてラスト、人間の醜い欲望の吹き溜まりの様なトルコ風呂で繰り広げられる女と男の情交には、決してそれだけではない、何かピュアなモノが込められている様にも感じられました。ニヒリズムを気取っている様で、急所はググッと押さえてきているとゆーか、その意味ではこれも人間ドラマとして十分に観てゆくコトの出来る質の高いロマンポルノかと思います。  ただし、演技面は若干微妙です。主演の桂知子さんはだいぶんふっくらとした(ちょっとだらしない)躰をしているのですが、それはそれで別に全く悪くはありません(あくまで個人的には)。しかし、なんと新人!とのことで、演技は相当にボヤっとしているとゆーか、何を考えてやっているのか掴み切れない、というレベルで伝わってこないですね。もう一人、影山英俊さん演じるゲイボーイとゆーのが、女性的とゆーのでも中性的とゆーのでもなく(無論、男性的とはかけ離れて)なんかただ気持ちの悪い感じのキャラ造形になってしまっており、ここも正直かなりシックリ来ませんでしたすね(もしかしたら、ゲイというものに対するイメージの忌むべき世代的差異、というコトなのかも知れませんが)。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 6点(2021-07-19 20:57:07)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 ゲイ少年の筆下ろしから、覗き、トルコ風呂、自殺・・・ 相変わらず、ごった煮の日活ロマンポルノ。  傑作、名作と評判の高い本作だが、リアリタイムで観ていない分、別に普通という印象。  一方で、1970年代初頭の新宿の風景を堪能できる点は楽しめたのと、まだ人もまばらな早朝の新宿西口ビル街でシャッターが一斉に上がるラストシーンは楽しめた。  日活ロマンポルノは私にとってさほど興味のあるジャンルではないが、田中登監督の作品だけは光るものを感じる。 特に場所の選び方、撮り方が秀逸。 現場撮影を大事にしているのも良い。  それにしても、新宿西口の風景は今も昔も変わらず侘しい。 タイルが汚い。 そしてロータリーが汚い。 この汚さ、猥雑さが、ATGや日活ロマンポルノの先鋭的な作品で重宝された所以であろう。  新宿の風景と言えば、線路跡。 あれは都電の線路か? 恥ずかしながら知らないが、映画で良く使われるだけあって、素晴らしく場末な新宿的風景だ。 これもまた良く映画に使われる理由が分かる気がする。  本作に出てくる三人娘は、どれも肥満気味で、中途半端におばさんで、特別美人でもない。 それがいいのか悪いのか。 私はといえば、苦手だ。  本作で知っていた出演者は、唯一、丹古母鬼馬二だけ。 しかも、その丹古母鬼馬二はノンクレジットという皮肉さ。 私がいまいち日活ロマンポルノに乗り切れない理由は、出演者たちを良く知らないからってのが大きい。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-07 22:00:01)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.50点
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400.00%
5150.00%
6150.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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