133.《ネタバレ》 三谷幸喜監督2作目。若き日の豪華キャスト競演にて、一軒のおうちを建てるお話。「和」の大工と「洋」の設計家。互いの美学が交錯し、ぶつかり合う両者。だけど折れるのはいつも「洋」のオイラ。癪だけど、ここは日本、まあ仕方ねえか。二人の争いに巻き込まれながらも、静観する依頼主夫婦。脇役の飲んだくれ故・ノギワちゃん、血色悪くてちょっぴりノムガァっぽいぞ。ほとんど我が思い通り、勝ち組の「和」の故・邦江くん、いつも口先をとがらせてるけどナニ言ってるかわからねえぞ。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-08-22 07:30:45) |
《改行表示》132.(2001年 劇場にて鑑賞時のレビュー) 三谷幸喜は好きなので、けっこう期待してたのですが、期待外れ。前作「ラヂオの時間」は、演劇の手法をそのまま採り入れた形で、面白い演出だったのですが、この作品にはその三谷作品の良さがありませんでした。 人間関係の面白さはあったものの、何とも散漫な映画だなぁと感じました。 【りょうち】さん [映画館(邦画)] 4点(2021-02-06 01:02:36) |
《改行表示》131.《ネタバレ》 妥協だらけの家作りをユーモラスに。 たしかにいかにも日本的なといいますか打算的感じがこの作品の味なんだと思う。 当時はそれが面白いとも思いましたし。 ただ、20年も経つと、少し別な印象。 この映画のように田中邦衛さん:唐沢寿明さんのチカラ関係が9:1では、さすがにこの時代笑えない。 折り合いをつけるって日本の様式が壊れ始めたのかもしれませんね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-07-20 03:39:40) |
《改行表示》130.《ネタバレ》 楽しかったのだ。 素敵なライトコメディ。 八木亜希子が唐沢寿明と田中邦衛、田中直樹を繋ぐ重要なキーポジション。でもそのキーマンとなる彼女にクセはまるでなく、逆にそこは個を出しすぎずにいれたことがよかったのではないかと思えます。なんせ他が唐沢君だから なんせ他が田中邦衛さんなんだから。二人してクセが強すぎなんじゃて 無理過ぎな絡ませ感が素敵過ぎていちいち笑えるんだから。 唐沢君は今回この役相当に良かった。ヤンチャながらも押し引きに耐え忍ぶ姿が微笑ましくみえる結果的には真面目な好青年だった。一方で、邦衛さん、地味さと浮かれポンチ具合が絶妙の加減でさすがの大御所感。だがしかし、あの場所にあの大黒柱はイカンでしょうや 今後あの柱で一体何人の人間がけつまづいてしまうのでしょうか きっと足の小指が痛い!痛い! 怒れ娘よ、言ってもいいよ あの柱には大クレームだ。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2019-09-16 13:36:06) (良:1票) |
《改行表示》129.他の方のレビューを見ると「コメディを期待したので楽しめなかった」という旨のものが多いのですが 私の場合は特にコメディを期待していなかったのと、仕事への姿勢で衝突するというテーマが好きなことがあり楽しめました。 とくに、技術職で専門性とプライドを持つ人間が持つ価値観は魅力的です。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-25 11:20:14) (良:1票) |
128.《ネタバレ》 設計と現場の対立を描いていますが、肝心の施主のこだわりが全く見えてこない。玄関ドアを内開きにするとか、和室20畳とか。自分の家でそんなに遊ばれたらやってられません。それにしてもでかい家ですね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-24 01:34:37) |
127.誰でも思いつく日常の設定・ストーリーで、そこにどのようなヒネリや風刺を入れるのかと思ったら、そのまんまありきたりの展開だし予定調和で終わってしまった。善人ばかりで悪人・悪役不足なのが問題か。八木亜希子は素人ながらも好演していたと思う。 |
126.《ネタバレ》 家を建てる。ただこれだけのことを仰々しく映画にする着想と、この題材を娯楽映画に仕上げた脚本はお見事。個人的には、伊丹十三監督の"お葬式"あたりがヒントになったのかな、と感じました。冠婚葬祭にまつわる云々など、知っているようで実はよく知らない日本のしきたりを、ほどよいさじ加減で茶化して人情喜劇にするのは日本映画のお家芸。このへんは米映画にはない味わいがあります。登場人物では、横文字連呼で何を言ってるのかさっぱりわからない唐沢寿明のデザイナーが秀逸。彼に代表されるように人物の風刺を楽しむべき映画ですが、実は一番喜劇的な役回りはある意味で田中直樹と八木亜希子夫婦なのかも。お客様であるべき二人が一番物腰が低くて周りには振り回されてばかり。これは人が好すぎて損をする我が日本人の愛すべき気質を、非常にユーモラスに描いていると思います。良くも悪くも日本らしい映画、正月に家族揃って気軽に鑑賞するのがおすすめです。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-04-30 21:31:52) (良:1票) |
125.新居建築にまつわるドタバタ劇。テレビドラマを含め、この頃から三谷脚本は目に見えて質が落ちていった。それにしても出来上がった家がまったく魅力的に見えないのは、どういうことだろう。 【野良猫】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-07 22:39:07) |
124.建築設計に携わっているから、すこし採点は甘くなってしまう。 |
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《改行表示》123.どうしても「ラヂオの…」との比較になってしまいますが完全に期待外れ。 これだけ実力派俳優を揃え、面白くなって当たり前のイメージがある田中邦衛を使っているにもかかわらず、不発だったのに拍子抜けました。 小気味よいコメディを期待していただけに、ちょっと真面目に作りすぎていたように思います。 「ラヂオ…」の台本ようにもっとドタバタしてほしかったですが、人情的なストーリーが前に出てしまっていて期待外れでした。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-12-23 18:04:41) |
122.《ネタバレ》 ものを作る作業を行う上で、絶対にやってはいけないことをたくさんやっている。そこから起こるいざこざを見せる。主にデザイナーのアート志向と職人の現場志向の対立で、周囲の人の趣味や優柔不断も複雑に絡む。物事を真っ当に進められない人たちのペーソスをコメディタッチで見せようとしていることは分かるのだけど、笑えない。仕事か芸術か、と云う中身の話じゃなくて、手順として絶対にやってはいけないことをやっているからです。それを見せられるのが苦痛でした。ラストシーンのように、なぁなぁに丸く収まるのは奇跡的な結果論で、ドロ沼の訴訟沙汰になってもおかしくない内容だと思います。少なくとも、これを日本人的な美徳とは思いたくない。自分が制作系の仕事をしていたから、殊更に感じてしまう気もします。これこそ自分には合わない映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-08-31 02:20:41) |
《改行表示》121.《ネタバレ》 昔ながらの大工の棟梁と新進デザイナーの対立が、職人とアーティストの意地とプライドのぶつかりでおもしろい。 風水を持ち出す母もからんで、周りに振り回される優柔不断な主人公が気の毒なような情けないような…。 価値観の異なる人と一緒に本気で何かを作り上げたことがあると、あの葛藤と苛立ちはよくわかる。 どうでもいいと割り切れば妥協もできるが、そうするといい物が作れないというジレンマ。 方向性が違う人と組むのは難しいけど、化学反応を起こして思わぬ良いものができる場合も稀にある。 この映画ではその辺りのことをうまくストーリーに組み込んでいた。 ただ、こじんまりまとまった感があって、くすぐられはするけど魂を大きく揺さぶられはしない。 勝手に独断で間取りを変えてしまう父親は、良かれと思ってやってるだけにタチが悪い。 でも、こういう厄介な親って結構いるかも。 田中邦衛がこういう役にぴったりハマる。 妻役の八木亜希子もいい。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-06-25 23:59:58) |
120.前半は意地がぶつかったり、それぞれの職人芸が感じられおもしろかったが、後半はちょっと物足りない。大先生と棟梁の意気投合が安易に感じられる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-03-19 17:15:02) |
119.《ネタバレ》 芸術性と現実性の妥協点を関係者たちで折り合いつけていく過程のドラマ。折り合いを付けるべき家主がどっちつかずの立場なので、終始イライラする映画だった。娯楽作品としてもそう面白くない。「なんかいるぞ、あっトカゲだ!」「あれは家内です」は笑った。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-07-08 01:12:14) |
118.映画「お葬式」のような日常生活や風習をモチーフにしたコメディだが、単に「指摘」しただけで「風刺」しきれておらずどっちつかずの中途半端なヒューマンドラマになってしまっている。その上心理描写も甘い。もっとシニカルにすればいいのに、できるはずなのにただのシュールコントに留まっているのは、事なかれ主義に走ったのか。もったいない作品。八木亜希子さんは大好きです 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-03 17:21:24) |
《改行表示》117.見てていらいらいする。早送りをしたくなるくらい。 舞台だと思って見るならそこまでイラつかないと思うんだけど。。 監督を本当の課映画監督にやってもらえばもっといい作品になったかも。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-14 05:30:23) |
116.『ラヂオの時間』がとても気に入って、この作品も期待していたけれどハズレでした。ラストの唐沢のセリフもありきたりのクサイもので、ドッチラケでございました。もっとリアルに友情と敬意が混ざった「くそじじい」の言い方がありそうな気がします。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-05-26 12:08:28) |
115.普通にコメディとして楽しめました。期待通り。ただ、壁にペンキをぶっかけた理由がよくわからず…。自分の問題ですから、を契機にぶっかけて喧嘩になるけど、そこんとこどうなったの?って疑問に思ってるところに土砂降りのストーリーが入るから結局よくわからん。全体としては無難にまとまっている佳作。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-05-25 05:57:09) |
114.《ネタバレ》 モダンセンスのデザイナーと職人気質の大工の棟梁との対立というのであれば、まずはこの両者が奥義を尽くして技術の火花を散らしてこそ、そのギャップから出てくる笑いの土壌が生まれるはずで、この作品はその辺のディテールの突っ込みが弱く、比較的早い段階から内心の人間的理解の部分に重心がシフトしている。結果、コメディとしてのパンチは弱くなってしまい、着地点のカタルシスも低下してしまいました。あと、ペンキぶちまけの件はどうやって解決したんだろう? 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-07 04:42:51) |