2.いやー、わろたわろた。人が凄惨な死を遂げるたび、こんな笑ってていいんだろうか。
この映画もまあ、多すぎるセリフに過剰な演技、いかにもダメダメな感じで始まるのですが、どうもそれがワザとやってるっぽい。ダメダメ映画を装った、そういうクサい演出の延長上に、とことん悪ノリが展開されます。謎の犯人に身内を誘拐された人々が恐るべきゲームに巻き込まれる、という話だったはずなのに、ムダに残酷な絶命シーンの数々の末、ワケの判らないバトル映画と化して行きます。
登場人物たちが人知れず、このゲームに巻き込まれる、という展開かと思ったら、登場人物たちは堂々と街中に繰り出し、ゲリラ撮影という訳でも無いんだろうけれどまるでそんな雰囲気。まさにタイトル通り、ライヴ感が溢れていて、変にテンション上がります。
ラストの最終決着の場面なども、意表をつく舞台が準備されていて。スローモーションが効果的。
いやはや、まさかまさかのオモシロさ。