4. 本作の「記録よりも映像美を優先」した作りは誰がどう見たって1936年ベルリン・オリンピックのドキュメンタリー「オリンピア」(「民族の祭典」/「美の祭典」 監督:レニ・リーフェンシュタール)の模倣でしかないと思うだろう。リーフェンシュタールを凌駕せんと意気込む志の高さは買うにせよ、如何に天才・市川崑と言えどソレはいくら何でも無謀というモノ。残念ながら二番煎じの域を出ていない。それでも現在の邦画界を思えばレベルは相当高いので、そう悪い点は付けたくない。まぁ、8点…かな。黛敏郎の音楽、三國一朗の語りも良し。 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-11 02:59:04) |
3. 【ハリー】さん 10点(2002-12-17 14:24:57) |
★2. 現在のスポーツのレベルとは数段も違うと思うし、今観ると当時の有名選手なんてのも全く分かりませんが、とにかく時代を感じさせてくれて、最高に楽しめた作品です。目尻にサロンパスもどき(?)を付けた日本選手や、上下動をしないアベベ選手など。特にマラソンでの東京の風景はそれほど高いビルもなく、当時の街並みが観れて感動しました。一般家庭では当時は白黒TVだったとか。こう言ったカラー作品を作り、余生に残そうと思った製作者は偉いです。 【イマジン】さん 9点(2002-11-15 20:14:22) |
1.企画した側は記録映画を,市川昆監督はドキュメンタリーを撮りたかったそうだ。そんな思惑が交錯するドラマティックな映像美は,30数年を経た今も決して色褪せない。まだ就学前に父親に連れられて見た封切りの際の印象が,断片的なか゛ら鮮やかに甦ってきた(年バレ・・・)。いずれ「民族の祭典」なるベルリン・オリンピックの記録映画も見たいものだ。(危ないかな・・・?) 【koshi】さん 8点(2002-01-23 20:55:18) |