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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

[モシコウコウヤキュウノジョシマネージャーガドラッカーノマネジメントヲヨンダラ]
2011年上映時間:125分
平均点:5.44 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-06-04)
ドラマスポーツもの青春もの学園ものアイドルもの小説の映画化
新規登録(2011-04-11)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2015-04-26)【8bit】さん
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監督田中誠
キャスト前田敦子(女優)川島みなみ
瀬戸康史(男優)浅野慶一郎
峯岸みなみ(女優)北条文乃
池松壮亮(男優)柏木次郎
大泉洋(男優)加地誠
川口春奈(女優)宮田夕紀
石塚英彦(男優)
西田尚美(女優)
西井幸人(男優)桜井祐之助
野村周平(男優)
入江甚儀(男優)星出純
矢野聖人(男優)朽木文明
原作岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)
脚本田中誠
岩崎夏海
音楽服部隆之
作詞秋元康「Everyday、カチューシャ」/「Flower」
主題歌AKB48「Everyday、カチューシャ」
挿入曲前田敦子「Flower」
製作TBS(「もしドラ」製作委員会)
東宝(「もしドラ」製作委員会)
毎日放送(「もしドラ」製作委員会)
キングレコード(「もしドラ」製作委員会)
プロデューサー秋元康(総合プロデュース)
濱名一哉(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特撮大屋哲男(テクニカルプロデューサー)
録音小原善哉
照明市川徳充
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【クチコミ・感想】

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12
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5.《ネタバレ》 AKB48の総選挙もあったし、見てみようと思い、ブラックスワンではなくこちらを選択しました。この映画を見ていて思ったのは、前田敦子という女優の事です。彼女は総選挙で1位になった時、自分を嫌いでもAKBを嫌いにならないでほしいと言っていました。しかし、私は彼女に言いたい、万人に好かれる人などいないという事を。そして、あっちゃんを好きで好きでたまらないファンは大勢いて、その人たちを大切にしてほしいと思う。この映画でも、もっともっと彼女を魅力的に描く方がよかったように思う。例えば、ず~と寄っていって、アップにする場面を多用するとか(画面いっぱいの笑顔、驚いた時の顔、怒った時の顔など)。親友が死を迎える時、アップの顔で涙がボロボロこぼれる演技をするとか、彼女に恋をする少年が出てくるとか、あっちゃんの為の映画と言って良いものを作る方がずっと良いように思えた。ローマの休日がヘップバーンの為の映画だったように、あっちゃんの為の映画という物で良いように思う。その方が大ヒットすると思う。今後、彼女が少女から女に変身するような映画が撮られたら、その映画は名作になるに違いないとひそかに期待するできばえだった。今後に期待したい。
matanさん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-12 03:50:13)
4.《ネタバレ》 前田敦子サンの熱狂的ファンらしい長男の強い要望で、ノコノコ家族3人見に行ったものの、正直まるで期待していませんでした。で、そのように“期待値”が低かった(ゴメンナサイ・・・)せいか、これがなかなかの面白さ! 何より、ヒロインの名前からの連想かもしれないけれど、あだち充の『タッチ』をどこか想わせてくれたのが、小生の世代には懐かしいというか、“胸キュン(死語)”ものでありました。たぶんそれは、よけいな恋愛エピソードや、超人的な選手たちのありえない大活躍といった展開をからませず、(あだち充の野球マンガがまさにそうだったように)等身大の「高校野球」と「高校生たちの心情」を描こうとしている、その“清潔感”ゆえにではないでしょうか。

たとえば、俊足の選手が出塁した時、一歩ずつリードするその歩調に合わせてスタンドの応援団たちが、「イチ、ニ、サン・・・!」と声を揃える。そこに実現されているのは、確かに高校野球の試合で行われていそうな応援風景であり、この映画を見ているわれわれ観客をも熱くさせるリアルな高揚感だ。あるいは、ヒロインの幼なじみであるキャッチャーの、彼女に対する思いやりと内なる“想い”のひかえめな表現ぶりの好ましさ。それは、心臓を病んで入院している女子マネージャーとエースピッチャーの語らいの場面にあっても、いくらでも濃いというか暑苦しい展開になりそうなところを、ただ2人がボールを投げ交わすだけで終わらせるあたりにもハッキリと表れている。でも、それだからこそよりいっそう深く伝わってくるものがあるのだ。

・・・熱血よりも、熱愛よりも、そういったひかえめさや不器用さ、けれどひたむきでまっすぐな“想い”こそが、「高校野球」にはふさわしい。そういった意味でこれは、アイドル・タレントによるベストセラーの映画化という安直な企画モノではない(あ、でも前田敦子嬢は実に魅力的にヒロインを演じています。長男の目に狂いはなかった・笑)、真に「高校野球映画」と呼びうる作品になっている。そんな少なくとも作り手の“誠実さ”こそを、大いに評価したいです。

あと個人的には、あの素晴らしい『半分の月がのぼる空』の池松壮亮クンと大泉洋が、ここでも好演しているのも高得点。・・・おおっ、実はこの映画を大好きなのかも、オレ(笑)
やましんの巻さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-10 12:29:21)(良:1票)
3.映画というコンテンツの決定的な短所は、2時間余で起承転結はからなければならないので、明確なテーマがあってもそれが大きすぎるとどうしてもダイジェスト的展開で駆け足になります。登場人物の数が多すぎても個性が埋没してしまいます。この作品も「弱小野球チームを一冊のマネジメント本をきっかけに甲子園に連れていく」という軸こそぶれてませんが、本来はもう少し展開に時間をかけ、映画ではなくドラマのほうが、より野球部員の個性やみなみのマネジメントにかける本心を紐解けたのではないかと思います。

ドラッカーのベストセラーをきっかけにしていますが、「もしドラ」自体エッセンシャル本で、この映画はさらにそれのエッセンシャル版ですので、ドラッカーのマネジメントエッセンスは(この映画でマネジメントを理解しようとする人はあまりいないでしょうが)ごく微量です。うなぎパイ食って「やっぱりうなぎ食うと精力つくなー」というくらいの感覚です(笑)ただドラッカーという人物の存在や提唱をそれまで全く聞いた事がなかった方が、この作品をきっかけに知れ渡ったという意味では非常に大きかったのではないでしょうか。エッセンスの中でも「定義」「マネジメント」「イノベーション」といった単語が出てきて、それらを高校野球のマネージャーというわかりやすいテーマに置き換える心地良さは、近年池上先生がニュースをわかりやすく解説して人気を博したことと似ていて1つのブームなのではないかと思います。

主演の前田敦子さんは映画初出演にも関わらずナチュラルで瑞々しい演技がとても良かったと思います。あっちゃん好きな方が観たら総じて満足度は高く、彼女の魅力満載でとっても心地よい2時間です。あっちゃんファンの方は「Everyday、カチューシャ」でAKB選挙で上位にくるように彼女に投票するために複数枚買いするくらいなら「もしドラ」観に劇場に足を運んであげるほうがよっぽど彼女のためになるような気もしたり・・・。彼女は今度も映画やドラマにどんどんチャレンジしていけるだけの人気がありますし、今回の「もしドラ」でもその期待を裏切らない演技だったと思います。こういう青春ドラマで「そんなムチャな・・・」と強引な展開にまともにツッコミを入れたり、身銭切って観てない批評家連中が封切日に大人気なくケチつけるのは野暮。もっと単純に青春映画を楽しみたい方のための1本かと思います。
まさかずきゅーぶりっくさん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-05 14:34:12)(笑:1票)
2.《ネタバレ》 ドラッカーの『マネジメント』を読んで弱小野球チームを立て直してゆく、という基本コンセプトから言うと、後半になるにつれ、理論よりも情に訴えるドラマ優先になってブレちゃってるんですよね。こうなって欲しくはないな、って展開(悲劇を持ってきて泣かせるパターン)をしてしまうのと合わせて、後半はやや凡庸な青春映画になっちゃった気もします。前半の、マネージャー=マネジメント本って勘違いから始まりつつも、そこから理論的に組織を組み立て、外部にまで影響を与えてゆく流れをもっと全編に貫いて欲しかった感じで。でも、みんなのキモチが一つにまとまってゆく姿は、同時に映画が作品としてまとまってゆく姿にもオーバーラップして感動的。AKB48って全然知らないんですけど(顔知ってるのって大島さんとか才加さんとかくらい?)、主演の前田敦子嬢はちっちゃくて(って調べてみたらそんなちっちゃくないですが)細っこいけど頑張る、みたいな感じがスクリーンにいい感じに投影されていて魅力的でした。束の間の若い日々を過ごす人々の姿が焼き付いていて、見ていてやっぱりこの国の青春映画っていいよねってしみじみ。おっちゃんには遠い昔だけど、死ぬまで日本の青春映画を見続けていたいなぁ、日本人に生まれて良かったなぁ、って思わせてくれる映画でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 13:41:49)
1.AKBも映画も大好きな私ですが、もしドラに関しては「AKB映画だしなぁ・・・」と躊躇していました。でも見に行って良かった!すごく面白かったです。●物語の序盤、チーム内での不満や仲間への不信感が試合結果に直結する所なんかは、見ていて昔の職場を思い出しました(笑)AKB世代より、社会人経験がある人のほうが共感できると思います。●会社勤めをしていると、目標達成のために感情の摩擦はやむをえなしと考えている人にたまに出会います。ひどいときは「自分の言っていることは合っている」→「自分にはその資格がある」と思っている場合も。●ドラッカーの私が好きな部分は、この映画でも描かれてたけれど「共感」→「協力」→「勝利」なんですね。どんなに能力が高くて、専門知識があったとしても、周囲に正しく理解されなければ、あるいは正しく活用されなければ価値は下がるわけで、感情の摩擦は反発を生むことがあるから、正しい理解や活用を阻むことが多いわけで。●なのでというのは強引かもしれませんが、大泉洋が「フォアボールをしようと思ってできるピッチャーなんていないんだアッ」と叫んだ場面は不覚にも泣けてきました。アイドルと若手イケメン俳優の奮闘は素晴らしいものがありましたが、やはり洋の存在は欠かせないでしょう(笑)本編とはズレましたが、是非見てください。ドラッカーの引用はありますが、基本的には若者が勝利に向かって努力するいい映画ですよ。
キュウリと蜂蜜さん [映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 00:08:02)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.44点
000.00%
100.00%
214.00%
3416.00%
4312.00%
5416.00%
6312.00%
7832.00%
828.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 5.75点 Review4人
5 感泣評価 5.40点 Review5人
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