【K】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-27 21:56:40) |
29.うん、テレサ・ライトは「可憐さ」という点においては、ヒッチコック映画歴代ヒロインの中で間違いなくブッチ切りでナンバーワンでしょ!「清楚な」ジョーン・フォンテーン、「情熱的な」バーグマン、「美貌の」グレース・ケリー、「軽薄そうな」ティッピ・ヘドレンと比較すると彼女はブロンドではないけれど、この映画では野郎どもの「守ってあげたい」願望をそそらずにはいられません。だもんだから、相手役の刑事のデクノボーぶりは歯がゆくなるほどいらだたしい。ああっ、俺なら彼女をあんな危険な目にさらす事なく、スマートに守ってあげられるのにぃ・・・。ところでこの映画全編で不吉に流れてくる「メリーウィドウ・ワルツ」(陽気な未亡人のワルツ)ですが、今某生命保険会社「●リコ」のテレビコマーシャルで繰り返し流されてますよね。いわゆるブラックジョークってヤツですか? 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-03-04 13:01:39) (良:1票) |
★28.《ネタバレ》 評価が難しいですね。犯人と暮らさなければならない、という不条理に苦しむヒロインの恐怖とジレンマというところはサスペンスとしては一級品ですが、新聞のエピソードとか、写真判定はどうだったの?とか犯人がシロと判定されたではないかとか、あれだけの体力と頭脳のある犯人が列車から、いとも簡単に落ちるか?とか、ムムムというところが多々あります。底辺にヒロインの家族に対する愛というものがなければ、平坦な作品に終わるところですが、さすがにそれらを織り込む事で、心理サスペンスとしてグレードを上げる事に成功していると思います。ヒッチコック自身が一番気に入っていた作品であるというザ・シネマの解説も、うなずけないではないです。 【すぎさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-10 21:01:15) |
27.《ネタバレ》 この凡百とも思えるラストを持ってしても、流石はヒッチコックと唸らせて余りある傑作。巧い、本当に巧い!これぞ映画のエッセンスの究極。そしてこの普通のテレサ・ライトの光り輝き様は、ちょっと凄まじいモンがありますね。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-14 21:40:51) |
26.《ネタバレ》 殺人者と同じ屋根の下に生活をしなければならない恐怖のみで、リトル・チャーリーとアンクル・チャーリー、この名前によって何か間違いが起きる訳でもなく、最初から最後までドンデン返しがあるわけでもない。彼は自分が気付いた事に気付いているのか?居ないのか?この辺の攻防くらいしかないので、もう一つ物足らなさを感じてしまいます。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-02-02 22:22:39) |
25.《ネタバレ》 ヒッチコックの映画の中でも恐さという点では1番かもしれないぐらいこの映画、本当に恐ろしい映画です。ジョゼフ・コットン演じる殺人犯の恐ろしいこと、心理的な恐怖をものの見事に演じていて本当に恐い!そして何といってもヒッチコックの演出の凄さ、それはこの作品を観ても解ります。日常生活の中にどれだけのスリルとサスペンスを持ち込むことが出来るのか?といったその心理的な描写の凄さ、ヒッチコックならではの映像魔術、トリックで見せる心理的な恐さ、全てにおいて超一級のサスペンスです。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-15 22:32:49) |
24.この世は醜く、家に住んでるのはブタだという極めて悲観的な闇の世界に転落していった叔父と、そういう叔父と出会ったことで光ある世界に戻ってきた姪は双子のように通じ合うと言っていように、この二人は非常に似てます。 姪のチャーリーが憧れ、叔父のチャーリーが惑わされた豪奢な世界は、一瞬だけ画面に映り消えていく舞踏会の映像のように不安定で脆いもろだと感じます。それよりむしろ、退屈に見えても安定した家庭の方が心が落ち着き、チャーリーの父とその友人のように完全犯罪を想像しながら無駄話をしていたいと思うのでした。 【ペリエ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-06 14:44:57) |
23.ヒッチコックの作品の中では特に見るべき、時代を超越する映画というわけではない。ほかの方のいうとおり、話にあまりひねりがなかった。 【HK】さん 6点(2004-06-22 09:09:22) |
22.《ネタバレ》 いつも映画を見るとき、何を訴えたかったのかなんて特に考えないが、この映画に限っては言いたい「何が言いたいの?」と。エンディングは本当にあれでよかったのか。線路に落ちた後、ちょっとでいいから何かが欲しかった。良かったのは、あのおマセさんな小さな女の子かな。 【もっつぁれら】さん 4点(2004-06-06 10:55:03) |
21.ヒッチコック作品の中では、結構無いタイプですかね。 【ボバン】さん 7点(2004-04-14 00:02:44) |
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20.私が観たヒッチコック作品の2作目。映画のイントロと、シーンが変わる度に挟まれていた何か意味深なダンスシーンが印象的…だったが、どんな意味が込められたものなのかちょっと分からなかった。それだけが気がかり。ラストは案外あっさりした感じだが、正に“平凡で平和な日常に突然やって来た悪夢”。リアルな描写が巧みですね。 【SAEKO】さん 7点(2004-02-15 10:39:01) |
19.ある意味かなり怖い作品ですよ。殺人鬼が叔父を装って一緒に暮らしていたのですから。 主人公である長女のチャーリーの孤軍奮闘が見ていて何故か微笑ましい。最後の列車でのもみ合いのシーンはちょっと・・・という感じですが、最後までハラハラさせてくれる作品です。 |
18.ん~この時代を考えれば…ありなのかも知れない…しかし、少し一捻りが欲しかった…そのまま過ぎ? |
17.BS録画で久し振りに見た。筋としては何人かが指摘するように無理な運びが多々あるが、日常に潜む恐怖という彼お得意の世界が、タイトルバックから伏線たっぷりのヒッチタッチの中で描かれ、観客をラストまで引っ張って行く。何よりも、清純可憐なテレサ・ライトを見ているだけで幸せな気分になれる。 【きりひと】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-01-30 12:47:09) |
16.叔父が何か怪しいオッサンだなあという程度で、別に恐怖感はない。イニシャル入りの盗んだ指輪プレゼントするのもマヌケだし、別に自分の事が出てる訳でもないのに、急に新聞捨てようとして墓穴掘るのもマヌケだよ。そもそも小娘一人始末できないのもおかしいし。 |
15. ヒッチコック作品には、あいかわらず頭が下がります。全ての登場人物を疎そかにしません。交通整理の警官さえもです。 【映画の味方】さん 8点(2004-01-19 20:12:24) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 伯父さんがいい人であって欲しいという期待を見事裏切られた。それが残念で鑑賞後ぐったり。雰囲気を楽しめと言われても、正直それだけじゃ辛い。マニアならそれでいいのかもしれんが。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2003-12-19 07:25:23) |
13.東部とカリフォルニアで場所は違えど、物憂げにベッドに横たわる叔父のチャーリーと姪のチャーリーの姿は必然的に二人のこれからを暗示しているのか。 【Mr.MONK】さん 8点(2003-12-16 00:44:56) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 最後のほうまで、アンクルチャーリーはもしかしたら白じゃないのかと思っていました。あっ黒だと分かった頃には完全に叔父のほうに感情移入しているから、正直、姪は殺されて欲しいと思ってしまった。 【ボーリック】さん 8点(2003-12-14 02:21:22) |
11.ヒッチコックで1本を挙げなさい、そう言われたら、私は迷わず「疑惑の影」を推す。図書館へ走るテレサ・ライトの運動感、「悪」の哲学を語るジョセフ・コットンの顔、そして、階段、指輪、窓、扉、ヒッチコック得意の舞台装置が完璧に作動する。サスペンス?そんなものどうでもいいじゃん、と思う。完璧な映画ってものがあるなら、これだ。 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-03 21:49:50) |