64.これは素晴らしい!練り込まれた緻密な脚本、むやみに豪華なキャスト、そしてその完璧な演技。間違いなく日本映画史に残るであろう傑作です。警察や弁護士や医者のこともよく調べてあるし、この映画に対する愛を感じます。自分も似たような境遇にあり、身につまされました。DVD買って何度も観たくなる作品です。あとは吉岡秀隆さえ出ていなければ…。 【金子淳】さん 9点(2005-03-17 01:47:04) |
63.北の国からの「純」くんがしゃしゃり出てくる意味が果たしてあったのだろうか? あと、寺尾さんの演技は「日本アカデミー賞最優秀主演男優賞」に匹敵する演技だったでしょうか? あんまりおもしろくなかったです。感動もしなかったです。 【Takuchi】さん 5点(2005-03-14 17:50:23) |
62.原作を知らないせいか,結構楽しめました.内容とは関係ないのですが,全体的に音量が足りなくて,ぼそぼそした台詞がとにかく聞き取り難くテレビのボリュームを上げてしまいました.わざとそんなコトする理由はないと思うので,担当者には今後注意していただきたいです.謎解きの要素は薄いので,その辺を期待しすぎると肩すかしかも知れません.あとこれは推測ですが,台詞や展開にちょっと唐突な印象を受ける部分がありました.長編小説の映画化ではいたしかたない所なのでしょうか. 【マー君】さん 6点(2005-03-12 15:13:43) |
【かじちゃんパパ】さん 4点(2005-03-07 12:49:30) |
60.病気の妻を殺していいか?悪いか?って所に視点を置くべき物語ではないと思いました。この話の主人公は、ああいう形でしか妻を守れなかったのだと思う。骨髄移植をした相手の少年のことも同様で「守りたかった」から。魂と命。そして生と死。そして自分にとっての「守るべき者」がどんなに大切なものかを思い知らされる気持ちになりました。 【civi】さん 7点(2005-02-25 07:20:11) |
59.《ネタバレ》 飛行機の中でやってて、やったー、と思って見た作品。やはり聞き取りにくかったんだね。飛行機だからかな?なんて思ってたんだけど。少し思ったのが、これってミステリーなのかしら?最後に全て明かされたりしないんだ、と思ったけど、最後まで貫き通した彼はすごいな、とも思ったくらい。 【かりぶ】さん 3点(2005-02-22 14:16:45) |
58.号泣間違いなし、横山秀夫が。退屈すぎて苦痛の2時間でした。 【虎尾】さん 2点(2005-02-21 23:19:16) |
57.梶被告がなぜ頑なに2日間の空白を隠そうとしてたのか、どうにも理解できないまま終わってしまった。そりゃもちろん映画の中で説明らしきものはありましたよ。骨髄移植で助けられた少年をマスコミから守るって。確かにベラベラしゃべるこっちゃないけど「あなたには守りたい人がいますか」っていう台詞に見合うハナシじゃないしテーマとしちゃあ希薄すぎるんではないか。 現職警察官による嘱託殺人と警察内部の苦悩、報道のあり方、介護問題、人が人を裁くことの限界などなど盛りだくさんでしたが消化不良のまま垂れ流した感が強い。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-02-21 01:32:19) |
56.《ネタバレ》 恐らく、映画館で観たらそれなりに感動はしただろうなあ、と思わせる作品。 地味なストーリーに比べると不釣合いなぐらいの豪華キャストは、それぞれの役者さんの見せ場をたっぷり堪能できる反面、登場人物の陰影がはっきりしなくなり映画自体の印象を平板なものにしてしまったような気がします。 それと、不治の病に冒された愛する者から「殺してくれ」と請われたらどうするか?という森鴎外の時代から続く重たいテーマと、白血病患者と骨髄バンクのドナーの関係という極めて今日的な問題が、映画の中では最後まで有機的に絡まず、「これはこれ、あれはあれ」という風に流れていってしまったのも痛かった。前半の警察検察内部のドロドロ確執も、後半にはまるで「なかったこと」のようになってしまったし・・・普通、あれだけ大々的に新聞にすっぱ抜かれたら、誰か処分されるなり辞めるなりするもんでしょう。 なんか、「芸達者そろえてまっせ!感動します!泣かせます!」という作り手側の意図が見えてきて、その割りにシナリオが大雑把過ぎたもんだから、素直に映画の世界に入れませんでしたね。 【東京サンダ】さん 5点(2005-01-12 10:28:25) |
55.ミステリーとしてはオチが弱すぎる。人間ドラマとしては感情移入ができにくい。奥さんを殺すってとこまでの心情の揺れが全く描かれていないので、その部分を想像できる人は面白いかもしれないが・・・ 【東京ロッキー】さん 5点(2005-01-11 15:07:20) |
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54.テレビで観ました。原作は読んでません。映画自体の作りは悪くないと思うのですが、内容に共感できないというかあまり感動しませんでした。 【ぽじっこ】さん 4点(2005-01-06 22:49:18) |
★53.私は原作を読んでいないのでよくわかりませんが、原作のエピソードをできるだけ盛り込もうとして、消化不良で終わっている印象を受けました。ストーリーは人によってさまざまな受け止め方があると思います。主人公より過酷な苦しみを負っている人は、この映画に腹を立てるかもしれません。私も自分と似た境遇の人のドキュメンタリーをテレビで見るたびに、「現実はこんなもんじゃない」といつも腹を立てています。テレビや映画ではしかたがないことかと思います。主人公の境遇は殺人の動機としては不十分かもしれませんが、誰でも自分の苦しみでいっぱいいっぱいで暮らしていると思いますし、もっと下らない理由で人を殺す人もいますので、私は主人公に心から同情して見ました。でもそれは原作の力であり、映画としての出来によるものではありませんでした。特に私は、吉岡秀隆の演技が、大人の中に一人だけ子供がまじっているように見えて、違和感を感じました。また、【とま】さん も書いていらっしゃいましたが、セリフが聞き取りづらかったです。私は家で見ていたので、イヤホンで聞いたら聞き取りやすくなりましたが、映画館ではどうだったのでしょうか。映画館でも聞き取りづらいのだったら、「字幕のある外国映画のほうが邦画よりラク」という観客が増えかねませんから、邦画の繁栄のためにも、聞き取りやすさに工夫が必要かと思います。あと、これは映画のせいではありませんが、主要人物に「カジ」「シキ」「サセ」と2音の名字の人が多く、誰が誰だか覚えにくく、少し混乱しました。 【チョコレクター】さん 7点(2005-01-04 13:26:44) |
52.《ネタバレ》 おそらく原作を読んでいるかどうかで評価を分ける映画なのだろう。未読の人には多少不親切な部分があるのだろうが、個人的にはイメージどうりの映像であり、キャスティングもとても良いと思う。当然自分の読後感の後追いをしながら映像を見ていくわけで、監督と自分の感性が似ている人にとっては高評価を与えても良い作品だと思う。ただ、映画だけでの力があるかどうかで一般的な評価を受けるのも当たり前の話、それは未読の人にしか分からない。それが原作のある作品の難しいところなのだろう。 |
51.皆さん同様、樹木希林の出色のピカイチ演技に感動したので、いちおう6点入れますが、あれがなかったら、もっと点数は低かった。なぜかというと、「半落ち」を続けなければならない理由がよくわからんのだ。整理してこの映画が言っていることをまとめれば、「アルツハイマーで魂をなくして生きるくらいなら、臓器移植のドナーになりましょう」と言っているのではないのか?それではさすがに言い過ぎと思ったのか、「魂をなくして生きる」者に生きる価値がないかどうか、誰にも「裁くことはできない」と良心的判事に言わせて、主張をぼかしてしまった。だから、結局この映画は「泣きのための泣かせる映画」にすぎなくなってしまった。「ああ、泣いたな」という記憶しか、あとに残らないのではないですか。アルツハイマー者の描き方にも疑問が残る。彼らは「魂をなくした」ということなのだろうか? 【goro】さん 6点(2004-11-08 04:36:22) |
50.《ネタバレ》 な~んだ。やっぱり、という感じ。何だか薄っぺらいなあ…と見ながら感じたが、自分だけじゃなかったんだ。原作も読んだが、今ひとつ感情移入できなかった。知り合いに白血病で子供を亡くした夫婦がいる。その喪失感は確かに心身に変調を来してもおかしくないほどの重いものだが、それを埋める作業はこの映画が描いているほど簡単ではないんじゃないかなあ。原作者は新聞記者らしいが、仕事で付き合いのあるメディア関係者にもこの映画の感想を聞いてみた。曰く「あの映画通りの事件が起きたとして、ただ『歌舞伎町に行った』というだけで動機を疑うようなことは書けないし、その後、仮に骨髄提供の事実が分かったとして、その青年を追いかけ回すほどの報道の意味はない(梶が必死に隠す意味が分からない)」。つまり、物語の設定にリアリティがない、ってこと。私もまったく同じことを感じた。何だかきれい事ばかり描かれてる、って印象が残った。 【しまうま】さん 3点(2004-10-24 01:53:48) |
49.最初、ここを覗くまではかなり迷いながら、コメントを考えていた。内容の一部や、樹木希林さんの迫真の演技に涙したのは事実だが、どうしても高得点にならなかったからだ。なので、ここを覗くまでは、またしても天邪鬼なコメントになってしまいそうな心配をしていたが、私の投稿時点で5.77点という低水準な点数をみて、大方の皆様の思いも同じであったと確認できて安心してしまったのだ。やっぱり物語のちぐはぐさ、要点の変わり方が下手でしたし、映画として、もっと画面に工夫がほしいかった。TVドラマと同じ水準の撮り方では途中で飽きてしまう。鉄腕麗人さんと同じで、見た直後から急激に感動が薄らいでいく、自分が過去に見た映画と比べても、何かしっくり来ない映画でした。とりあえず、伝えたいポイントそのものの大事さと、一部役者さんの迫真の演技が良かったので、好意的評価で6点といたします。 【はむじん】さん 6点(2004-10-15 00:57:37) |
48.当たり前のことだが、人の価値観は様々で、その思惑や行動はその人によって違う。それなのに、それらすべてを社会というたったひとつの価値観で裁かなければならないという現実は、どうしようもないことだけれど非常に愚かなことなのかもしれない。行き着く先を見出せない真実に対する“こたえ”が登場人物らの脳裏を静かに渦巻く。と、物語のテーマ性自体は濃厚であるけど、映画としてはどこか稚拙だ。テーマに対してストレートに描き出そうとする試みは分かるが、工夫のない演出と映画つくりをするには俳優陣の力がやや不足していたように思う。特に誰が悪いというわけではないが、一言で言えば全体的に華がないということになるだろうか。ベストセラーの原作は読んでいないが、おそらくは原作以上のものはこの映画にはないのだろう。感動はするが、その感動が後には残らず次第に薄れていく。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 4点(2004-09-27 03:22:00) |
47.皆評価ひくいですね。普通に痛々しさがつたわりよかったと思いますが・・・。 ただ一つ難点。セリフが異様に聞き取りづらい。もっと考えて作ってほしかった。 【とま】さん 8点(2004-09-27 00:58:29) |
46.吉岡秀隆がいなければもうちょっとましになったんじゃない?というのが見終わったあとの感想。妻の介護に耐えられず殺してしまった主人公と、未だに耐えている吉岡くんの家族との対比というメッセージと、話の主題である何故「半落ち」なのか?というメッセージが独立に出てきてしまっている。どっちのメッセージに絞ればいいかは、吉岡くんの演技を見れば明らかだろう。吉岡くんのあのキャラに、あの奥さんというのはなんだかグロテスクだ。樹木希林の演技に泣かされてしまったので、6点! |
45.グダグダな物語、使い捨てなキャスト、臨場感ないし、説得力もない、感動系なのかもしれないが何一つ伝わってこないデタラメな映画。臓器移植などのドナー問題、アルツハイマー等の介護問題を安易に取り込もうとしてるのが大きな間違いである。ちゃんとこれらの問題について勉強したのだろうか?素人の観客にはサラッと流しておけば良いとでも思っているのだろうか?馬鹿にするのも大概にして頂きたいものです。 【亜流派 十五郎】さん 0点(2004-08-26 00:44:58) |