28.《ネタバレ》 米ソ冷戦下、その狭間で生きるバレエダンサーたちを描く政治サスペンス。題材はとても良いと思うけど、中身が淡白で入り込めなかった。際立つダンスパフォーマンス。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-02-12 02:25:44) |
27.《ネタバレ》 “White Nights”『白夜(が続く)』。この映画に限らずだけど、'80年代中盤のハリウッドってソ連に対しメチャクチャ敵意を持っていたのが伝わる。ソ連に不満を持つ人がいい人に描かれているというか… ニコライの圧巻のダンスから飛行機の緊急着陸の緊張感の展開は、物語にグイッと引き込まれて素晴らしい。だけどソ連(と言うかチャイコ大佐)がニコライをどうしたいのか、脱走兵のレイモンドと組ませてどういう効果を狙ったのか、イマイチ解らない。グレゴリー・ハインズのタップダンスも素晴らしいけど、畑違いの2人を組み合わせるなら、何かしらのステージで成功して終わる姿も観てみたかった。 ただ最後の脱走劇と、レイモンドの最後、緊張感と安堵感があって、この終わり方でも良いのかって思ってしまった。 本当にソ連から亡命したミハイル・バリシニコフの起用。日本では当時エディ・マーフィに次ぐ人気(だったと思う)の黒人俳優グレゴリー・ハインズ。主題歌"Say You, Say Me"も懐かしくて良いけど、力強いビソツキーの歌がソ連らしくて良い。 フイザベラ・ロッセリーニをロシア人として起用したのは、お母さんが演じた『追想』のアナスタシアを意識してのことだろう。きっと劇中のニコライやレイモンド以上に、フィザベラはリアルな重圧を感じていたに違いない。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-03-26 00:01:05) |
26.ダンスシーンは今でも通用するくらいのレベル。 だが話がつまんない。 同じように80年代のダンス映画を思い出してみると「フラッシュダンス」とか「愛と悲しみのボレロ」と同じくらいのレベル。 アメリカが正しくてソビエトが間違っているという設定自体が、どうも気に食わない。 結局、飛行機が墜落しなかったら何事もなく済んだ話なんだよね。 ところで、私は海外の役者の演技というものには特に違和感を感じたことはないのだが、今回、イザベラ・ロッセリーニという女優が、凄く下手くそに感じた。 涙は偽物だし、ロマンスは学芸会の演技。 その上、白人の主人公が「男を選べるくらいの美女だ」みたいなことを言って「え?!」って思った。 顔は田舎臭いし、体型も下半身太り。 誰だよ?コイツと思って調べたら、イングリット・バーグマンの娘だった! ロッセリーニ=バーグマンの娘=美人、という方程式だったのね。 顔は確かに似てるかもしれないけど、演技の才能は遺伝しないんだね。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-01-14 19:16:40) |
25.《ネタバレ》 バレエのシーンはすごい、驚異的な身のこなしと柔軟さはまさにプロフェッショナル。でもしかし全般的にだらだらとした場面が多くて時間延ばしな感がちょいありだし、80年代全開の音楽がある意味たまりませんな(笑)。亡命者を扱うソ連政府高官のしらじらしい態度は、こんなことしそうだな~というリアリティさがありました+最後はかなり緊張な場面でしたね、観ててかなりドキドキしましたハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-24 14:24:31) |
24.《ネタバレ》 この映画を少年時代に見て、 ビソツキーの歌をバックに 爆発するかのように踊るバリシニコフのシーンが 頭に焼き付けられました。 それから、ビソツキーの歌を聴きたくて、聴きたくて、 でも当時は手に入らず、 VHSの、そのシーンばかりを繰り返し見てました。 そしてついに、大学の頃か、もっと後か、 ビソツキーのCDを見つけた時の衝撃といったら!!! 今でも輸入盤を含め ビソツキーのCDは愛聴版のトップクラスです! おや、映画のレビューでしたね(-"-) ピルエットの回数をかけて、 ルーブルだ、懐かしいルーブルだ、と皮肉っぽく踊るシーンと 大音響のラジカセから流れるビソツキーと 爆発的な踊り。 僕にはそれが全ての映画でございます。 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-09-11 23:52:03) |
23.《ネタバレ》 バリシニコフのプロのダンスに引き込まれます。都合良過ぎる展開ですが最後の総領事館に逃げ込むシーンや捕虜交換シーンは緊張感十分です。自由が空気のような環境でも亡命で命を落としていた時代を思い起こさせてくれる映画です。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-01-23 23:29:14) |
22.亡命した一流ダンサーが不時着で故国に戻る羽目になったなんて、凄く面白いことになりそうな設定なのに、やってることというか作品の作り方は青春王道系そのまんまなんです。おまけに、挿入曲はベタベタの80'sUSミュージック丸出し。バレエシーンの入れ方はかなり強引。このミスマッチぶりがたまりません。素材の方向性に反して、重たさが足りなすぎるんですよね。ソ連人が100%一方的な悪役というのも、時代を感じさせます。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-07 02:05:29) |
21.《ネタバレ》 公開時以来、観るのは2回目でした。ダンスシーンを強引に何とかストーリーに絡めて挿入しようとする意図と苦労はわかるけど、結局成功していなくて、唐突としか思えないところが、映画の出来として減点です。ハインズが一緒に逃げる気になった動機も弱い。市場をうろうろしててもだれも見張ってないのも不自然だし、都合よくアパートの壁から棒(!?)が生えているのもどうかと。最初のアイデアからディテールを詰めることが出来なかったんでしょうか。公開当時は、着陸シーンが意外にリアルだったのにびっくりしましたね。 【かねたたき】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-06-21 19:45:17) |
20.《ネタバレ》 とにかくダンスシーンが凄いです。グレゴリー・ハインズのタップもいいですが、ミハイル・バリシニコフのバレエは素人目でも凄さがわかります。そして、ダンスの凄さだけで引っ張っていく内容かと思ったら、意外にストーリーもよかったです。古い映画ですから、間抜けな監視員といったステレオタイプな設定はあるものの、最後まで楽しめました。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 03:55:39) |
19.冒頭の「若者と死」とスニーカーでの11回転に、この映画の価値を見出すのは私だけじゃないだろ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-11 21:39:46) |
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18.《ネタバレ》 なぜか劇場で見たんです。製作側の狙いどおり「バリシニコフ」という名前にひかれて。 ところが、この映画でもっとも印象に残っているのは、バリちゃんのバレエでもなく、ハインズのタップでもなく、ラストのロシア側の交換スパイが、「サバサバッ」と帰っていく姿。それはあまりにも「サバサバッ」だったのでした。西側の奴が(ハインズ)、自分から行ってるにもかかわらず後悔でもんもんとしちゃってたり、東側から逃げた奴が、「仕返しされる」とか恐怖におののいていたり、とにかく大騒ぎしているにもかかわらず、「フン」て感じなんだわ。「なに騒いでんだバカ」って言わないけど言ってるみたいなんだわ。ここの場面に興味持った方ほかにもいないでしょうか。それとも私ってそうとう偏ってる? 【パブロン中毒】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-29 16:32:46) |
17.《ネタバレ》 最初のほうの飛行機がソ連に不時着するシーンで、バリシニコフが取り乱してトイレでパスポートを破り捨てるシーンはものすごく緊迫感を感じましたが、緊迫感はそこまででした。ソ連の大佐たちがあまりにも典型的な間抜けな悪役として描かれているので、ソ連が崩壊した今となっては、失笑してしまい、最後まで緊迫感を取り戻すことができませんでした。あのロケって実際にソ連で行われているのでしょうか。あんなふうに描かれてはソ連でロケの許可がおりそうもないので、米国内のセットでしょうか。バリシニコフ演じるニコライは、最初の亡命のときに、当時の恋人にえらい迷惑がかかったのを知っていながら、二度目もちょっぴり色仕掛けで協力を頼むなんて!あれが現実だとしたら、あの彼女はまたしてもひどい目にあったのでしょうね。自分が自由になるためには周囲の犠牲も省みないニコライの自己中心的な態度がちょっと鼻につきました。実際にミーシャもそうだったの? 【チョコレクター】さん 6点(2004-12-21 22:04:41) |
16.こういうへんに都合よくドラマチックに仕上げただけの雑なつくりは好きじゃないです( (あっ、ごめんなさい。私はそう感じるだけです)。 【ジマイマ】さん 3点(2004-12-16 17:02:54) |
15.アメリカと旧ソビエト、白人と黒人そして亡命と絵に描いたようなドラマチックな設定ですね。この設定にしては重くなく、メロドラマのようになっているのが私としては入り込みやすかったです。やはりバレエシーンがいちばんの見所ですね、バリシニコフとハインズがいっしょに踊るところはシロウト目にも違いがはっきりしていて、ちょっとハインズが気の毒でした。「鍛えれば全身バネになる」というのはホントだわ。ラストシーンがなかなか印象的、ライオネル・リッチーの主題歌も入り、ここがいちばんドラマチックでした。 【envy】さん 5点(2004-10-13 09:02:42) |
14.最初のM・バリシニコフのバレエが圧巻の素晴らしさの上、次に緊迫した飛行機の墜落シーンだからこれだけでもう話に引き込まれる。ソ連から亡命したロシア人のバレエダンサーと、アメリカからソ連に亡命した黒人のタップダンサーとその妻のロシア人の3人が軟禁状態から脱出するまでをスリリングに描く。ソ連を自由も人権もないという極端な描き方なのはどうかと思うが、ある面事実だったのかもしれない。大使館への駆け込みからラストまでスリルが持続しハラハラした。I・ロッセリーニはやっぱりバーグマンに似た雰囲気がある。G・ハインズのタップはともかく、バリシニコフのバレエシーンは全て素晴らしいのでこれだけでも十分見る価値はある。 【キリコ】さん 7点(2004-03-20 20:15:21) |
13.85年の作品か・・・・。あんなことしてる間にも競技場ではロッキーとドラゴが死闘を繰り広げてたんだろうな。 【膝小僧】さん 5点(2004-02-29 02:54:49) (笑:1票) |
★12.うー、皆さん評価高いですね。ごめんなさい、僕はどーも乗れなかった。亡命というハードなテーマなので期待して観ていたのですが、何か、話に重みが感じられなかったです。ダンスは確かに見応えあるけど、音楽があんまり好きじゃない80年代テイストで、まるで一昔前のトレンディドラマを観てる様な、「あー、この頃はこーゆーのがカッコ良かったのねー、今観ると“うぷぷ”だけど」っていう感じでした。ただ、最後のプチどんでん返しにはちょっとだけドキドキさせられましたが・・・ 【ぐるぐる】さん 6点(2004-02-28 16:30:57) |
11.最初は「バレエが出てくる?」なんて、毛嫌いして観ていなかったんですよね。でもこれが秀逸! 亡命するためにステップを踏むバリシニコフを観ていると応援に力が入ってしまいます。もちろん、ライオネル・リッチーの”Say You, Say Me"も最高です。なかなか緊迫感のあるドラマとして楽しめました。グレゴリー・”しょっちゅー”・ハインズのご冥福を・・・。 【オオカミ】さん 9点(2003-12-04 13:55:13) |
10.踊ることの必然性がストーリーに上手に折り込まれているし、大団円に至るまでのスリル、共感、人間模様の配分がいいと思う。踊り目当てでなくても楽しめる内容。コンパクトで派手さはないが質は高い。それはさておいてもミーシャのダンスは最高だけどね。 【ゆきち】さん 8点(2003-11-15 00:23:50) |
9.ミーシャ(バリシニコフの愛称)が大好きなのでちょっとひいきが入っていますが、普通に見てもなかなか面白い作品だと思います。圧巻はイントロの「若者と死」と途中の11回連続ピルエット!しかし正直言って私もタップの方にはそんなに感心しませんでした。超絶技巧なのはわかるのですが、技巧を通じて訴えるものを余り感じなかったので…。 【なな】さん 8点(2003-05-24 00:20:24) |