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極道めし

[ゴクドウメシ]
2011年上映時間:108分
平均点:6.58 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマコメディ刑務所ものグルメもの漫画の映画化
新規登録(2012-07-29)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督前田哲
キャスト永岡佑(男優)栗原健太
勝村政信(男優)南真太
麿赤兒(男優)八戸伍三郎
木村文乃(女優)水島しおり
田畑智子(女優)栗原あや
田中要次(男優)石原刑務官
木下ほうか(男優)岩本刑務官
でんでん(男優)五所川原
木野花(女優)相田千鶴
落合モトキ(男優)相田俊介
駿河太郎(男優)小谷光晴
脚本前田哲
羽原大介
作詞永六輔「上を向いて歩こう」
作曲中村八大「上を向いて歩こう」
主題歌トータス松本「上を向いて歩こう」
撮影谷川創平
プロデューサー大月俊倫(エグゼクティブプロデューサー )
配給ショウゲート
編集高橋幸一
録音加藤大和
照明金子康博
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1
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12.《ネタバレ》 囚人には貴重なご馳走、おせちの一品を賭けた戦い。
如何に聞き手の食欲をソソるか?が本作の醍醐味なハズ。だから聞く人に味が伝わりやすいメニューで勝負するハズ。南の海鮮BBQのように、聞き手に伝わらない残念話を交えつつ、“もう一人の囚人”である私が鑑賞後“そうそう、あれ美味しいよな、よしこれから食べるか!”と思わせなきゃいけないんだけど、それが何故か、母ちゃん、息子、飲み屋の女、元カノと、食べ物あるあるより、ホロリと来る人情話ばかりを入れてきた。

原作はいわゆる“飯テロ漫画”だったけど…オムライスにカレーを掛けるまではアリとして、奥にカルボナーラとなると未知の味になる。何よりガチッと厚い卵に覆われた、粘土みたいなオムライスはシズル感がまるで無い。普通のお母さんが作るようなオムライスのビジュアルで良いのに。
土鍋ごはんに産みたて卵(あのオレンジの黄身は美しかった)に醤油だけで充分なのに、バターに焼いたとうもろこし…余計なもの混ぜ過ぎ、入れ過ぎだ。そしてこの元ホストの食べ方が汚い。食べ物を含んだ口の中見るの苦手。でもこれは役者さんの演技のせいではなく、『勢いよく食いながら全身で悲しめ』とか、監督なりの要求であんな事になったんだろう。

原作では大体ひと晩で淡々とバトルが行われたのを、何日も跨ぐモンだから、飯話の合間にオナラとかウンコとか食欲減退シーンを挟んでくる。アレ面白いと思ったんだろうか?
チャンコが手紙を食うのも意味が解らない、ってか怖い。それで栗原が独房に入るけど、後ろ手に縛られて食事を犬食いさせられるとか、暴れた栗原が顔ボコボコになるまで暴行受けたりとか…日本の刑務所であんなこと実際あるの?田中要次が人情刑務官っぽく出てくるけど、あの暴行で全部ブチ壊し。
栗原がしおりにした仕打ち(しおりの家に女連れ込むとか)も許せるものじゃなかった。そもそも社会で悪さをした囚人たちが、今まで一番美味かったものの話をする時、つい滲み出る人間臭さがこの物語の魅力だと思っているから、栗原の出所後(お勤めを果たしたあと)がどうであろうと…

俳優さんは皆さん頑張ってるし、牛のアニメ?は工夫の跡が見えたけど、地方の古民家でロケするお金がないからセット。時期的に海岸で撮影できないからセット。人気漫画が原作のグルメ映画だから、時間もお金もケチったって、そこそこお客は入るだろう的な内容。もっと丁寧に作っていれば『極道めし2』も創れただろうに、もったいない。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 2点(2021-11-25 01:35:44)
11.《ネタバレ》  刑務所+グルメ物という事で、どうしても「刑務所の中」(2002年)と比較してしまうのですが……
 「刑務所の中」のような乾いたシニカルさとは真逆の、湿っぽい人情路線が、独自の魅力に繋がっていましたね。

・出所後に意中の女性を訪ねるも、彼女が別の男と結ばれているのを見て、そのまま立ち去る。
・作り話だと強がった後に、実は本当の話であった事を窺わせる。

 といった原作の名場面の数々を、少しずつ作中に取り入れ、別の話として再構成しているのも上手い。
 「マカロニをストロー代わりにして牛乳を飲む」「看守がビールを飲む話をして、満点を叩き出す」等の小ネタも再現されているんですが、それらが原作と同じ流れで出てくる訳じゃないので(ほほう、ここでコレを出してきたか……)といった感じに、観ていてニヤリとさせられるんですよね。
 たとえ原作をそのまま映像化した訳じゃなくても、原作のファンが満足するような品に仕上げる事は出来るんだなって思えて、嬉しくなっちゃいました。

 「上を向いて歩こう」「待つわ」「さよなら」などの曲の使い方も巧みだったし、それより何よりも「ちゃんと美味しそうに食べる役者さんを選んでる」って点が、素晴らしいですよね。
 メインとなる五人組の内(この人の食べっぷりは微妙だな)と感じるような人は一人もいなかったし、この原作を映像化する上で最も大切な点を、きちんとクリアしていたと思います。

 主人公とヒロインの幸せな日々の中で「いただきます」をちゃんとしなきゃダメと要求するヒロインの姿が印象的であり、別れのラーメンを振舞った際にも「いただきます」してくれなかった主人公を、寂し気に見つめていた演出なんかも、良かったですね。
 モノローグこそありませんでしたが(この人には、私の言葉は届かないんだ……)と、しみじみ感じていたように見えましたし、その後に二人が破局する結末に、自然と繋がっていたと思います。
 出所後に再びラーメンを食し、泣き声の代わりのように麺を啜り、涙を飲み干すようにスープを飲み干す主人公の姿も、非常に味わい深い。

 不満点としては……主人公と母親との別れの件が、ちょっと不自然だった事。
 最後に子供が風船を渡すのは、わざとらしく思えた事。
 作中で満点を取った「すき焼き」は確かに美味しそうだったけど、お肉が今時のスーパーで買った代物にしか見えなくて、今一つノリきれなかった事とか、そのくらいかな?

 自分としては「すき焼き」よりも「パイナップルの缶詰」そして「黄金飯」の方が美味しそうに思えちゃったくらいですね。
 もし、作中に出てきた料理で一番を決めるなら「黄金飯」に一票入れさせてもらいたいです。
ゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2020-04-09 14:55:09)(良:1票)
10.期待していた程では無かったが、こういうベタな作品もありかな。
テレビのドラマ、という雰囲気ではある。
simpleさん [地上波(邦画)] 5点(2019-10-22 21:22:21)
9.《ネタバレ》 学芸会並の低予算、嫌いじゃない。基本的に牢屋の中だけで済むし、牛を殺すところは絵だし・・・
牢屋でのリアリティを求めても仕方ないが、囚人も明るく生きようとしているところが良かった。
シメはこのラストで正解。もし待っていてくれたなら減点でした。
チェブ大王さん [地上波(邦画)] 9点(2019-10-22 18:25:43)
8.《ネタバレ》 まあ、テンポもよく飽きさせない映画だったとして、全体としては普通の5点くらいの内容であったが、出所後のエピソードが切なくてとても良かった。この手のコメディタッチの映画ではハッピーエンドにもっていって、みんなニコニコで終わるパターンが多い中「そっちかぁ」と思わず声に出してしまいそうなラストで、それがまた心に残る映画に仕上がる効果となっている。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-26 13:54:33)
7.コメディとしては笑いが足りないし、登場するめしもあんまり美味しそうじゃないし、これは駄作かと危惧されたけど、新入りのラーメン話で一気に話が引き締まった。
つまんない争奪戦設定を無しにして、ラーメンだけで1本のラブストーリーにした方が良かったんじゃないかとすら思えた。
木村文乃が圧倒的に可愛くて、ラストの切なさは半端じゃない。
見終わった後にラーメンが食べたくなるというのもあるけど、なんでもいいから木村文乃の出演してる作品が見たくなる中毒性がある。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-24 21:16:22)(良:1票)
6.うーん期待が大きかったかな?つまらなくはありませんでしたが、すごくおもしろいとは言えないですね。。
よしふみさん [DVD(邦画)] 6点(2013-10-21 00:52:53)
5.《ネタバレ》 獄中の囚人たちが、今まで食べた中で一番美味しかった料理の話をする、という大まかな内容は知っていたので、軽いコメディー映画かと思ったら、まさか涙するとは・・・。良い意味で予想を大きく裏切ってくれました。どのエピソード&料理も素敵でしたね!最強はやっぱりすき焼きのシメのうどん!あれは本当に生ツバゴックンでした。健太としおりの恋愛話も、ありがちで単純なのにすごく感動!自分を愛してくれる人のありがたさがジワ~っと沁みてきました。でもカレーオムライス&カルボナーラはちょっとクドそう・・・かな?(笑)
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-08 22:26:51)
4.《ネタバレ》 私の旨いものは、オカンの作った煮込みうどん。
油揚げ、白菜、もやし等有りあわせの具材が入ってて、讃岐うどんみたいにシコシコではなく、煮込むと味が染み込みヤワッこくなるウドン(たぶん安いウドン・・・んでも、これが旨い)
今、真似して作ってみても不思議と同じように作れないんですよね・・・
おやつは、パンの耳を油で揚げて砂糖をまぶしたラスクもどき?(貧乏ばれる・・・)

どうですかね?

この映画を観て思ったのは“高価な美味しいモノを食べられるのが幸せ”なんじゃなくて、
“思い出に残る美味しいモノがあるのが幸せ”なんだな・・・と。

面会の時、しおりに『あの時のラーメンどうだった?』と聞かれ、何も言わなかった(言えなかった)健太。
出所後こっそり、しおりのラーメン屋に食べに行き・・・
しおりの幸せな光景を見つつ食べ終え『ご馳走さま』そして、か細い声で『おいしかったよ』と。
遅ればせながらも、やっと言えたことで健太にも新しいスタートが待っていると願いたいとこでの“上を向いて歩こう”もナイスな選曲だと思いました。

何はともあれ、笑って泣いて、生唾ゴックン・・・ご馳走さまでした。

ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-07 15:18:51)(良:1票)
3.《ネタバレ》 いかついタイトルで損しているような気がする本作。「刑務所の中」と「南極調理人」を足して2で割ったような作品では決してないのですが、それらが好きだった人にはおすすめ。手紙に何が書いてあっただろうと、健太のエピソードは、あのように締めくくられるのがハッピーエンド。だから、あれが”消化”されてしまうくだりがよいです。観終わった後、もしかしたらとか、でもやっぱりとか、手紙の内容を想像して楽しむ余地を残しています。
なたねさん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-26 07:24:35)(良:1票)
2.《ネタバレ》 とある刑務所のとある雑居房で繰り広げられる『美味いめし話選手権』。今まで食べた中で一番美味かった料理の話を競い合うというもの。相手に生唾を飲み込ませる事が出来れば得点。優勝者は、正月の特製弁当の中から好きなオカズを1品ずつ頂戴できるご褒美。何と言っても、披露される料理のチョイスが絶妙でした。卵かけごはんは、焼きトウモロコシとバター入り。カレーがけオムライスに中にはびっくりカルボナーラ。すき焼きのタレは特製ミソベース。インスタントラーメンも一工夫。観客に既知の味覚を頭で再現させるのではなく、どんな味なのか想像させるところがニクイです。料理の背景にあるドラマ込みですから、感慨もひとしお。中でも新入りチンピラのエピソードが物語後半の核となっています。まるで『幸せの黄色いハンカチ』をなぞるような展開に、期待と不安が入り混じります。めしは人生と共にあるもの。ときに心を和ませ、ときに心をえぐり、全てが血肉にかわっていく。あの再会ラーメンの描写は反則でしょう。泣けました。チンピラくん、いい男になれよ。エンディングもこれしかない『上を向いて歩こう』。(でもここはカバーじゃなくて坂本九のオリジナルで締めて欲しかったです。)めし話の再現ドラマのチープさといい、刑務所の日常の描き方といい、監督の意思と意図がよく伝わってくる演出は素晴らしいと感じました。MVPは麿赤兒で文句なし。木村文乃にはお年玉をあげましょう。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-10 18:57:57)(良:1票)
1.《ネタバレ》 見終わって、自宅で思わずインスタントラーメンを
作って食べたのは、自分だけじゃないはず(笑)。
コメディ映画だと言う風に認識してみたので、
まさかラストで感動してしまうとは思ってもみませんでした。
終始、食べ物が出てきます。
囚人たちが、それぞれ一番おいしかった料理の話をするわけですが、
黄金めしも旨そうだったし、カルボナーラ入りオムライスも
めちゃ旨そうだったし、なによりあのすき焼き。
はぁ~、生唾ゴックン。おじちゃん、文句無しのチャンピオンですわ。
食べ物自体のおいしさもそうですが、なによりエピソード一つ一つが良いですね。
プロレスラーだったデブちんの彼は、個人的には無罪でもいいんじゃないかと思うけど(笑)
そして健太の話、これがやっぱり一番じんとくる。
健太はほんとどうしようもない奴だし、あんなにも可愛いしおりを
あんな風に扱かって、可哀想過ぎるやろ!て思うんだけど、
いかんせん、自分もダメ男なので、あの健太の気持ちがよく理解出来てしまう。
彼は、母に捨てられたときのように、また捨てられる事を恐れてるんだね。
だから、捨てられたくなくて、あんなふうに接しちゃう。
終盤、出所してしおりのラーメン屋に行って、彼女の所帯を見て
食べたラーメンの味はどんなものだったんだろう。
そしてエンディングは「上を向いて歩こう」。いや~、とてもいい映画でした。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-29 09:41:35)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.58点
000.00%
100.00%
218.33%
300.00%
400.00%
518.33%
618.33%
7758.33%
818.33%
918.33%
1000.00%

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