66.《ネタバレ》 クソ女vsクソ男によるハイレベルなギャグ映画
デヴィッド・フィンチャーによるまったくもって頭にくる実に不愉快な傑作です。キャラに殺意を抱いた映画は久しぶりだ。こういうフィンチャーを俺たちは待っていた!復活じゃー!
冒頭で女の頭をなでる男の視点。「頭蓋骨」というワードが出てくる時点で既に異常さが漂い、観客を揺さぶりはじめる。
バーの棚にたまったパズル、文字通りのグミ打ち、グラスがカウンターの上を流れると同時に過去へ。
男の回想の次は女の回想。このクソぬるい馴れ初め話で観客のイライラを高めていく。「セブン」の簡素さとは正反対だ。殴りたいほど素敵なクソ夫婦ですね。
人生ゲーム 窓ガラスが物語る事件の匂い ところどころに付着する血痕。
長年一緒に暮らしていた筈なのに妻の事をよく知らない男 妻が消えたというのにこの冷静さ。男も男だった。残された手紙の謎。
図書館「表に出ろクソカップル」
メディアリテラシーに踊らされる民衆、ニュース、Twitterであっと言う間に波及していく。
「笑って」で笑えるワケがな・・・って笑っているし( ゚д゚)。
「俺が嫌いでしょ?」
俺ら「当然だよ」
妹さん、もっと言ってやって下さい。
「女に批判されるのは不愉快だ」
黙れヤリチン野郎!何回S●Xしとんじゃわりゃああああっ!!この男がグラスを割ったところで俺の腹筋も崩壊した。
スイーツ(笑)「素敵ね」
まとも「キモ サイテー」
うおああああ!これが後44分も続くと思った時の恐怖は無いぜ!
ところが、後半はこのダメ夫たちとクソ女によるどちらが先に制すかという駆け引きで面白くなる。
アイドル(偶像)を追いかけまわす群衆の恐怖。
クソ完璧な女を演じるアメイジング・ファ●キン・サノバビ●チ・エイミー。アソコも「ザ・ワールド」!
ノエル涙目。
「クソ結婚する」
「君のアソコは世界」
なんて素晴らしい訳なんだ。松浦美奈さんには心から敬意を払いたい。
そしてありがとうDQNカップル。どうか末永く爆発してくれ。良いケツしてやがったぜ。スカートをまくるイタズラに笑顔で応えるのは、二人の関係を暗示していた。
金を奪いやがって酷いだ?いいや慈悲深いぜ・・・指や腕をへし折ったり顔面を粉砕したり殺さなかっただけな。殺されなかっただけありがたいと思うんだな。
監視カメラすら利用する計画殺人はデジーの狂気すら凌駕する。デジー逃げて超逃げて。
弁護士のオッチャン、もっと笑ってくれ。
手のひら返しする人々、血まみれで登場する“アイドル”、音楽自重wwww嘘をつくな嘘をwwww
エレンのクソBBAも死ね。氏ねじゃなくて死ね。
マーゴが可哀想だ。デジーはコイツら殴っていいぞマジで。
ロングショットで薄気味悪い笑みを浮かべる女の顔を。殴りてえー。頭蓋骨カチ割りてー。
だから音www楽www自www重www
やめろ!二度と観客の前で脱ぐな!てめえの裸体なんざ見飽きたわ!マーゴの美乳おっぱいの方が見たいわ(意味不明)!!!
冒頭で頭を撫でていた男の視点で、この映画は終わる。男は、妹を守るためにこの女を“受け入れる”しかなかった。
クソ完璧なアメイジング・ファッ●ン・サ●バビッチ・アス・エイミーは、「ゾディアック」と同様に野放しにされる殺人鬼なのである。