戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河

[センソウトニンゲンダイニブアイトカナシミノサンガ]
1971年上映時間:179分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものシリーズもの政治もの歴史もの小説の映画化
新規登録(2004-01-15)【おばちゃん】さん
タイトル情報更新(2020-05-27)【イニシャルK】さん
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監督山本薩夫
助監督加藤彰
キャスト滝沢修〔男優〕(男優)伍代由介
芦田伸介(男優)伍代喬介
高橋悦史(男優)伍代英介
浅丘ルリ子(女優)伍代由紀子
北大路欣也(男優)伍代俊介
吉永小百合(女優)伍代順子
高橋英樹(男優)(男優)柘植進太郎
三國連太郎(男優)鴫田駒次郎
水戸光子(女優)お滝
岸田今日子(女優)鴻珊子
龍岡晋(男優)趙大福
栗原小巻(女優)趙瑞芳
和泉雅子(女優)梅谷邦
佐久間良子(女優)狩野温子
井川比佐志(男優)
江原真二郎(男優)灰山浩一
山本圭(男優)標耕平
山本學(男優)白永祥
地井武男(男優)徐在林
米倉斎加年(男優)梁思生
西村晃(男優)狩野一郎
坂口芳貞(男優)
山内明(男優)石原莞爾
久遠利三(男優)防人会の男
後藤陽吉(男優)防人会の男
辻萬長(男優)大塩雷太
草薙幸二郎(男優)特高刑事
弘松三郎(男優)伍代本社総務部長
山田禅二(男優)梅谷庄吉
高原駿雄(男優)車夫
深江章喜(男優)佐官将校
高橋幸治(男優)高畠正典
南原宏治(男優)陣内志郎
加藤剛(男優)服部達夫
木村夏江(女優)全明福
榎木兵衛(男優)
波多野憲(男優)武居弘道
玉村駿太郎(男優)特高刑事
久野征四郎(男優)
大月ウルフ(男優)イワーノフ
鈴木瑞穂ナレーション
原作五味川純平「戦争と人間」
脚本山田信夫
武田敦
音楽佐藤勝
撮影姫田真佐久
企画宮古とく子
配給日活
美術横尾嘉良
編集丹治睦夫
照明岩木保夫
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1
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5.《ネタバレ》 この第二部は、第一部ほど歴史もの的ドキュメンタリー要素は少し薄くなり、五代家の兄弟をめぐったロマンスなどや、いろいろとかけひきなど人間ドラマを押し出しています。まあ、赤狩りなど、それを使って戦争下の悲惨さを引き出すつもりだったか、ただのドラマを描きたかったのか、原作は未読で分かりませんが、第一部の続きで・・・と観ると毛色の違いに戸惑ってしまうかもしれませんね。
minさん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-21 20:34:16)
4.《ネタバレ》 一見客観的な事実描写を重ねながら、それを離れた小細工で観客の思想を誘導しようとする意図が見え見えで姑息です。
 例えば、「天皇機関説」が何十年にもわたって、通説であったこと、およびそれが軍部によって弾圧されたという客観的な事実、あるいは関東軍など出先の軍部が中央の統制を離れてしまっている事実をきちんと描写しているならば、明治憲法下に置いても、
天皇の統治行為は国務大臣の輔弼を必要とされていた(天皇機関説)時期がずっと続いていて、それが崩されたあとは今度は軍部の暴走によって事態が進展したのであって、天皇の意思などある意味無視されていた事実を知っているはず。それでありながら登場人物に「天皇制」反対を叫ばせる、あるいは「大元帥天皇の命により」等のナレーションを入れる。
 事実にプロパガンダを挿入する手法、非常に嫌悪を感じます。
 もう一つ、左翼が平和を守るために闘争していたような描写、もううんざりです。皇族や資本家を全員抹殺するようなロシア型の暴力革命を目指していた事実を隠ぺいするのはあまりに姑息では。
rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-28 10:27:27)
3.《ネタバレ》 時間的にも長く、登場する人物も多いこの映画で、どこに焦点をあててコメントするか結構難しい。この映画は第1部の終わりに起こった満州事変後のドラマであり、子役だった少年少女役も、北大路欣也、吉永小百合、山本圭らが登場し益々豪華となる。
ただ佐久間良子の登場はどうだったろう、北大路との愛も何かよろめきドラマに思えて多少の減点。
この映画は戦争へと驀進するため、穏健派だった人も急進派に従わざるを得なくなる運命を描いている。また戦争を回避する者に対しては、異端者、アカと弾圧される運命になる。拷問を受ける場面など目を背けたくなるが、歴史の事実として重く受け止める必要がある。戦争に反対していた者が、留置場から出されると同時に前線に送り出される非情さと金持ち故に戦争から逃れる狡猾さは、まさに対照的である。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-10 23:38:21)
2.いよいよ第二部では、複雑に絡み合った多くの登場人物達がそれぞれの運命に翻弄されていく。しかし、副題に「愛と悲しみ」等という陳腐な言葉が使われてる通り、メインは北大路欣也が主役のよろめきドラマと、吉永小百合が主役の「ロミオとジュリエット」みたいになってます。特に北大路の相手役の若尾文子演ずる人妻の台詞が、一々心情を事細かに説明するのでかなり不自然。物語をサクサク進める為の脚本なんでしょうけど、だったらこんなエピソードはカットしても良かった。もっと他に語るべきエピソードはあった筈。で、そんな恋愛話に関係なく、世論の追い風を読み取った軍は暴走を始め、大陸での抗日運動も激しさを増していく。ラストは盧溝橋事件。日本は遂に本格的戦争の時代に突入していきます、5点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-24 00:05:32)
1.太平洋戦争のさなか、反戦活動につき進んでいく若者と、その恋人である資産家令嬢を、山本圭と吉永小百合が演じていて、まあかなりはっきり覚えている場面といったら、それっきりないんですがね(アセアセ)。そもそも、社会正義に燃える若者に寄せる乙女の純情、はいいとしても、なんでそこに「身分違いの恋」という、わざとらしいダブルのハンディキャップを設定しなけりゃならんのだ、という感じも、今から思えばするのですが、まあ歴史ロマンの趣きを演出するには、このくらいのクサさは、目をつぶるしかないかもね。戦後の左翼活動などとは一線を画す、当時の彼らの立場や、特高、と言われた警察の取り締まり担当者との攻防、なんていうのは、私ら昭和20年代生まれは、それでも言葉としてけっこう読んだり聞いたりしたものでした。事実として、監獄での拷問で亡くなった活動家、後遺症でからだがおかしくなった人についての記録は、残されています。そういう出来事の参考資料として、こういう映画は残っていってほしいなと思ったりします。先日、満州事変前に、中国に渡っていった、というエピソードの出てくる映画を観ていて、そのことが意味することを若い人はなかなか気づきにくいようだな、なんて思ったもんでね・・。ところで、この第2部と1部は確実に観た記憶があるものの、第3部完結篇を観た記憶がどうもありません。あらすじを某サイトでチェックしたら、山本圭が演じた反戦活動家は、それでも軍隊に入り、しかし戦地でさえも、己の意思を貫いた、という記述が(まるで先日のTV「さとうきび畑・・」のさんまさんみたい!?)。いやはや、ということは、やっぱり間違いなく見なかったようです。完結篇を観てないとは何でやねん、と自分につっこんでも仕方ありません。どなたか、3部を観た方がいらしたら、レビューしていただきたく、何卒宜しくお願い致します。
おばちゃんさん 7点(2004-01-15 18:04:11)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5240.00%
6120.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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