20.この映画の最大の功績は,みんながファストフードに対してなんとなく直感的に感じていた危うさを,視覚的に共通体験化したことなのではないだろうか。「1日3食・1ヶ月間マックだけを食べつづける」というアイディアを「馬鹿げている」というのは簡単だが,「カロリー」という概念すら理解していない人々に,それが何故馬鹿げているのかを説明するのは意外と難しい。だが,今日からは違う。「スーパー・サイズ・ミーを観ればわかる」と答えればよいのだから。観る人はスーパーサイズの尋常でないデカさに驚き,保守的アメリカ人の「デブ度」に驚く。アプローチこそキワモノ的だが,映像の力を最大限に利用したテーマ選びと狙いはオーソドックスだ。ムーア作品と比べて誠実な印象を受けるのも,そのあたりが大きく作用しているからだと思う。 【veryautumn】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-15 10:09:30) (良:1票) |
19.では、1日3本のクソ映画を1ヶ月間観つづける、なんて実験はどうでしょうか??3日目あたりできつくなってきて、1週間過ぎたあたりで恋人に、「お願い!名作も観て!!」なんて涙ながらに訴えられたり、あるいは10日目過ぎたあたりから、不眠・吐き気・めまい・胸の痛みなどの症状が現れ、ついには20日目過ぎたあたりに、医師から「これ以上のクソ映画は危険だ!!」なんて言われて、ドクターストップがかかったりして(笑)。※ちなみに作品のタイトル案は以下のとおり→「死霊の盆踊り・ミー」・「シベリア超特急・ミー」・「北京原人・フー・アー・ユー・ミー(なんのこっちゃ)」 。 【ぶらき】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-07-13 04:13:41) (笑:3票) |
18.1日3食1ヶ月間全てハンバーガーを食べて過ごすと、人間はどうなるのか。バカでイカれた実験のように見えて、この実験はかなり現代において重要だと思う。事実、ファーストフードが主流となった今では、劇中みたく食べまくる奴も少なくないと思うし。ちなみに俺は、もうこの映画を見てしまうとあまりハンバーガーは食べたくないし、近い将来もファーストフードを食いまくるような生活は絶対にしたくないと思いました。確かにファーストフードは便利である。家に帰って料理しなくても良いし、ただ金を払って食うだけで良い。でも同時に、ファーストフードは自分の身体に多大なる悪影響を及ぼす。肥満率を上げ、体内器官を毒し、死の危険性も兼ね備えている。それでも、やはりファーストフードを食べまくる人達が世界には沢山いるのだという事実が、少しだけ怖かったです。俺はファーストフードはあまり食べないにしても、スナック菓子は死ぬほど食ってるな。そういう食品でもやはり危険はあるかもしれない。・・・・・『あーあ、私もやせてキレイになりたいなあー!』ってほざくなよ、テメエがマ●ドナ●ドだのモ●バーガーだのを食うの控えりゃ、いくらでも痩せられるんだよ。努力もしない癖にキレイになりたいだなんて甘ったれた事を言うな。この映画は、最もファーストフードを利用しまくってるであろう中学生や高校生に是非とも見て欲しいと思います。 |
17.ケンタッキーの鳥は遺伝子操作で脚が三本とか、マクドナルドのハンバーガーはミミズやら捨て猫の肉を使ってる!(笑)などのノリで笑わしてくれるお馬鹿映画だと思い込んで観た自分に鬱・・・。内容が極端過ぎで不快感だけが残った。マクドナルドの回し者ではないがメディアの暴力を感じた。少し前に「買ってはならない」なる告発本シリーズがブームになった事があるがまさに同じ内容。「XXX食品を食べるとガンになる!」「いやそうじゃない!」などとメーカーと事情通!?の評論家に消費者は翻弄されるばかり・・・。映画でいちいち告発せんでもお菓子やファーストフードばかり食べてる人がデブったり体悪くなるのはほとんどの人が知ってるはず。ビックブラザーズみたいな小屋に被験者を10人くらい住まわせてそれぞれの変化を追っていけばもうちょっと話が面白かったし説得力もでたと思う。それかストイックなまでに健康に拘る人と三食ジャンクフードだけで過ごしてる人とを徹底的に討論させるとか・・・。 【わーる】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-07-09 23:18:14) (良:1票) |
16.食べるものが人の体型だけでなく、健康や精神状態にも影響するとか、何でも食べすぎは体に良くないという、日本人なら普通に知っていることでも、アメリカではああいう風に体を張って実際にやってみせないとわからない人も多いんじゃないかな。ただそういった層の人たちがこの映画を観るのかどうかは謎だけど。日本人の食生活も昔と比べるとジャンク化しつつあるとはいえ、アメリカと根本的に違うのは、たいていの人は、ファーストフードも食べるけど、いいレストランにも行くし、新鮮な素材や家庭料理のおいしさを知っている場合が多いということだと思う。だからこの映画を観た日本人なら「ファーストフードは絶対いかん!!」と思うよりは、「バランスが大切」という何も映画から教わるまでもない当然の事実を確認することになる。でも人ごととはいえ、一部の人々の食に関する知識(というか関心そのもの)の無さや、ジャンクフードを売る大企業の見境の無さは気になるので、この映画は目新しいことは言ってなくても興味深くはあった。↓ちなみに菜食主義=ヘルシーという幻想があるのは理解できますが(私もそうでした)、実際のところ、基本的に菜食主義者っていうのは、健康のためにやってるんじゃなくて、動物を殺して食べるということが嫌な人たちのことで、菜食でも冷凍ものなどの加工食品中心のジャンクな食生活の人もいて、食べるものに気を使っている人の割合は多いとしても必ずしも健康的というわけではありません。そもそも肉や魚が体に悪いわけじゃないしね。 【羊飼い】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-06-13 21:57:39) |
15.栄養価の高いファーストフードを毎日食べれば太るのは当たり前。育ち盛りの虚弱体質児に毎日サラダだけ食べさせるのと同じくらい体に悪い。結局は、その人にとって、バランスがいい食事が摂れてるかが問題なのである。なので、どうせなら、ヘルシーフードと信じられてるものでも毎日食べ続ければ体に悪いことを、ヘルシーフード=体にいいと妄信している人に警告する方がよっぽど有意義ではなかっただろうか?私は自分の体に相談しつつ、これからもバランスよくファーストフードを食していきますよ(笑)。 【STYX21】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-04-29 13:30:06) (良:2票) |
14.さすがにマイケル・ムーア作品よりはインパクトは落ちるけど、そこそこ楽しめた。デブなワタクシとしては、ジュースを除いて「スーパーサイズでも結構食べれそう」と思ってしまった。ファーストフードだけでなく学校教育についても言及していて幅広くやってるなあという印象。けど専門家の意見が極端なものが多いのはなんだかなぁーと思う。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-04-06 11:26:02) |
13.《ネタバレ》 わざとらしい。食べ初めて3日目以降から見ていてイヤな気分になった。しかし、1ヶ月食べ続けただけであんなに太るもんかね(15㎏くらいでしたっけ)?あれって、被験者がマック食べてる間は運動するのやめてただけの話じゃないの?それまでの生活ではけっこう運動していたようだし(体つきもいい)。そりゃ、運動しなければ何食べても太るよ。昨今、ダイエットどうのこうのとか言ってる女性が多いようだが、一番のダイエット法は適度に運動することだよ。運動しないから太るわけですよ。ちょっと穿った見方をしてしまいましたが、私はこれからもマックを食べ続けます。そして適度に運動します。ただ、週に1回程度だったマックを2週間に1回程度に減らそうとは思いますけど。。。 【T橋.COM】さん 2点(2005-03-19 13:57:12) |
12.美味しいものには毒がある。毒があるから美味しいとも言える。再認識。 【mimi】さん 7点(2005-02-16 22:43:04) (良:2票) |
★11.《ネタバレ》 今年の劇場で見た一番最初の記念すべく映画だったのですが、昨年からいろいろ話題になっていて地元では公開されておらず、たまたま遊びに行った名古屋の劇場で見たのですが、心から見てよかったと思いました。この作品の内容をはじめて知ったときは、私も「マイケル・ムーアの二番煎じ的な作品」という捉え方をしたのですが、実際見始めて「一日3食ファーストフードだけの生活を一ヶ月続けるとどうなるのか?」という実験からいろいろわかる、ファーストフードの栄養バランスと肥満の関連性だけではなく、そのファーストフードがもつ習慣性(映画の中ではモルヒネがバーガーに使用されていたり、大量のCM戦略、低価格戦略による手軽さによって引き起こされると)が肥満になって訴えを起こした少女たちの「自己責任」という感覚を麻痺させ大量に食べさせたのではないかということまで明らかになってくる点から、この映画は単なるおバカな自虐実験映画ではないということがわかりました。まあそういう深い部分もありますが、一番言いたい事は食べ過ぎると彼女との性生活が減り彼女にキレられるということなのかもしれませんが(笑)実験化し後に彼女が監督との性生活についての変化や不満を語るシーンは、この映画で一番ファーストフードに対する恐さをリアルに感じさせられました(汗) 【はがっち】さん 9点(2005-02-13 19:02:29) (笑:1票) |
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10.初めてこの作品の噂を聞いた時、「マイケルムーアの二番煎じで目立ちたがり屋じゃないの?」などと思ったものです。でも、実際に観た人の話を聞いているうちに「実はかなりシリアス?」と思えるようになり、ネットで上映期間を調べたら今週で終了。で、慌てて本日観て来た次第です。その結果としての感想は「ま、真面目っ!ストレート!」です。私自身、日頃からファーストフードは嫌いなのですけど(特に○ック)、自分が嫌っている根拠を「キミの考えは正しいよ」と言って貰えたようで嬉しくなってしまいました。まぁ、実際に毎日三食欠かさずマックなんて人は居ないだろうけど、でも、だからこそ死人が出ないで済んでいる訳で、結果が伴わないから危険じゃないなんて理屈は成立しないのです。私なりに考えているファーストフードの功罪は、この作品の中で述べられている以外にもあるのですけれど、ま、それはココでは書くべきじゃないでしょうね。というわけで、監督の真面目な仕事に8点献上! |
9.監督兼被験者であるモーガン・スパーロック氏自身のキャラが、若干弱い気がする。で、ぼくとしてはモーガン氏の彼女、あの人が何だか、コワイ。ちょっと宗教がかってる感じがする。ファーストフードか菜食主義か、その二者択一がアメリカの病理なのでは、などと穿った見方をしてしまった。 |
8.《ネタバレ》 監督の熱意や誠意は伝わった。しかしもう少し展開や波、驚きがほしかった。周知の事実を改めて確認しただけのような気が。ビッグマックおやじが健康なのには驚いたけど 【ガム】さん 6点(2005-01-23 09:30:11) |
【たま】さん 6点(2005-01-22 20:20:23) (笑:1票) |
6.ファーストフードだけで30日間を過ごしたら体はどうなるか?これを監督自ら体を張って被験者になり、その変化を科学的データーによって実証するという貴重で興味深いドキュメンタリ ー作品。感じのいいガールフレンド共々登場してプライベートフィルムのような手作り感がある。勇気があるというか無謀というか、実験は拷問に等しいような過酷な様相を呈していく。 コーラは嫌い、マクドナルドの類も過去に数えるほどしか食べたことがない私なら3日ともたずギブアップしそうだが、かなり好きな人でもここまで徹底するとさすがに苦痛になるだろう。 Drや栄養士のアドバイス、各種データーだけでなく、カメラに向かって赤裸々に語られる言葉は 時にユーモラスでもあるが、私生活での心身の変調は生々しく痛々しい。 この作品が優れているのはそういった実験的なところから、アメリカの食生活の問題点やその裏側までも見えてくることだ。マイケル・ムーア監督は銃社会や政治に、この 監督は食生活に自国への危機感を抱いて警告を発している。一定の具体的な成果を上げたという点においても共通するものがある。最も懸念されるのは子供たちへの将来的な健康への影響だろう。彼らは日々あらゆるジャンクフードやお菓子のコマーシャルの影響を受け、学校でも栄養の大切さより企業利益のほうが優先されている様子にびっくりした。とにかく儲かりゃいい、といった目先の利益だけの企業姿勢は腹立たしくも恐ろしいが、栄養教育もろくにされてない様子も伺える。思うに日本食や菜食など栄養への理解があるのは多分お金と教育のある一部の人たちなんでしょうねぇ。 こういう食生活の危惧というのもアメリカほどではないにしろ、日本でも同様のものはあるから多くの人が見て考えてほしいと思う。 この作品は最初のほうで肥満や各種データーなどに関する膨大な図説や字幕説明があるのだが、切り替わりが早すぎてじっくり読み取りきれないというのが残念ではある。 【キリコ】さん 8点(2005-01-08 19:51:14) (良:3票) |
5.意外とシリアスな内容だった、というのが素直な感想である。おバカなのは最初だけで、インタヴューと取材、多数のデータ、そしてもちろん陽気なスパーロック氏の体を張った実験によって、ファストフードの害と現代アメリカの食文化の問題点に非常にわかりやすく迫っている。正月の映画館は満員で、比較的カップルが多く、スパーロック氏のガールフレンドが彼との「セックスライフの変化」について語るシーン(「前の方が凄かったわ」)で、私は少しウケていたのだが、客席は全体的に妙にシーンとしているような気がしないでもなかった。恋人の前ではテレていたのか、あるいはもしかしてシャレになってなかったりして。あらゆる面で我が国はアメリカを追随していることではあるし、数年後にはアメリカンデブならぬ、ジャパニーズデブが世界中を震撼させることになるかもしれない。牛丼、ラーメン、コンビニ系ジャンクフードと我が国の食文化も崩壊の一途を辿っている。有名なラーメン評論家などはもうすぐ死ぬかもしれない。ビジネス優先の社会構造はアメリカ以上。こういう作品は予算の点で日本の映画会社にとっても有利かもしれない。でももう遅いか。 【わいえす】さん 10点(2005-01-06 23:54:51) (良:1票) |
4.面白かったです。マイケル・ムーアのパロディなんじゃないの?と思うようなファストフード版「ボーリング・フォー・コロンバイン」なんですけど、敵がファストフードだけにそれほど深刻ぶらずに済みました。自ら被験者になる、という過激なパフォーマンスはアメリカ人ならではの売れよう根性だと思いますが、バカバカしさの中にこれまで誰も言おうとしなかった「肥満」に対する重要な警告が込められていて、タッチは軽いですが非常に重要な作品であるとも思います。特にアメリカの高校生が学食で当たり前のようにジャンクフードを食べていることや、栄養の不均衡が集中力や学習意欲を低下させることをきっぱり告発した姿勢は見事でした。 アメリカ人がいかに肥満しているか、というシーンで日本の観客からは「おぉー」というどよめきが上がったんですが、実際アメリカであのぐらいの肥満は少しも珍しいことではないです。これはちょっとでもアメリカの土を踏んだ人なら全員が実感していることだと思います。1週間も居れば、自分はちょっと栄養不良なんじゃないかと思えて来ますから。 一方的にファストフード・チェーンだけを批判するのではなく、それを安易に利用するアメリカ人の生活習慣、外食依存型のライフスタイル、運動量の低下など消費者側の問題点にもきちんと触れている点にも好感が持てました。ただしファスト・フードの手軽さ、価格の安さ、それに頼らざるを得ない貧困層のジレンマまで含めてしまうと結局マイケル・ムーアの世界に突入してしまうので、本当はそこまで掘り下げるべきだったのかな?とは思います。 この作品は実際にマクドナルドからスーパーサイズを廃止させ、いくつかの高校からは清涼飲料水を撤去させました。そういう意味でも、価値ある作品であったと思います。 【anemone】さん 10点(2005-01-02 00:35:08) (良:5票) |
3.前々から気になっていた作品。感想を一言でいえば「面白かった」です。ドキュメンタリーは編集の出来不出来が作品に影響すると思いますが、この「スーパーサイズ・ミー」は監督の体を張った実験(ある意味拷問?)の中に、現代の米国が抱える食糧問題全般を盛り込み、見る人を飽きさせない内容になっています。ときどきニヤッとさせられる、ユニークを交えた皮肉な場面もあり、レベルの高いドキュメンタリーだと思います。肥満や食料に興味が高い人には、とてもお勧めです。ほとんど日本の事情に触れていないとはいえ、こういった問題は海の向こうの話、対岸の火事だろうと高をくくってはいられなくなります。私自身、啓発されることが多かったです。食べる側の立場だけではなく、大量消費を狙って消費者に売り込むチェーン店の立場になって物を考えるとどうなるか。見終わったあと、館内の某ファーストフード店の美味しそうなメニューの写真を見たときも、思うことが多々ありました。それにしても、この監督勇気ありますよね。これから観られる方のために詳細は言えませんが、映画とはいえあれだけの実験をよくこなしたものです。しかし、ゲ○シーンと内視鏡シーンだけはいけません。大画面でまじまじと見せられる立場にもなってください(泣)。この点は激しくマイナス。最後のテーマソング(「スーパーサイズミー」を連呼)は良かったです。 【mhiro】さん 7点(2005-01-01 14:56:45) |
2.[眼鏡] 続いては日常の疑問から新しいトリビアンを見出すトリビアンの種の時間です。 [薄頭] キター!満開 禿げしく キボンヌ(全員無視)[眼鏡] タモリンさん皆さん、こんばんは![ALL] ΩΩ Ω<コンバンハ!!! [眼鏡] 僕は外食も殆どせず母親の手作りの料理を食べて育ちました。だから、今の肥満大国アメリカの理由や 死因がどうもファーストフード店の多さや宣伝の量にあるんじゃないかと思えて仕方ないんです。 マクドナルドを訴えた2人の少女は何故棄却されたのか。ほんとうに原因は何か。どうしてか。 そうだ、健康体男子の僕が自ら実験台になり、証明しよう。食の問題の全体も 見えてくると思うんです。医者・栄養士も付けます。 そしてこの記録を世界50カ国以上で上映すれば、これってトリビアンに ならないでしょうか?お願いします。このトリビアンの種、つまりこーいうことになります。 健康な人が一ヶ月、水さえマクドナルドメニューのみで、スーパーサイズを勧められても 断らず、1日3食暮らすと・・ 『※★ω@ξ▽♂◆』タモリンさん、いかがでしたか [タモリン] R指定は別にいらないのかね。内臓とゲロシーンが一応あるよ。しかし吐くまでようやるね。 子供たちへの半ば洗脳、業界と議員と司法のつながりまで持っていっているあたりはマイケルムーア的こじつけに思わせておいて、 根拠がしっかりしていて楽しめるところはそこそこ。彼なりのだけどね。実験中にヘルスセンターが閉鎖してしまった 下りはタイミング良過ぎて失笑したよ。ドキュメンタリーだからあくまでもこれは彼の見解、 「ゲームは1日1時間!」のように食も自己管理の世界、だけど生活を見直すいい機会にはなると思うし、日本もマックのラジオ体操カードを学校で配ってたってのもどうかと思ってたよ(知らない人すみません) [眼鏡] ありがとうございました。それではこのトリビアン、何分咲きでしょうか? [花] 7分咲き~ |
1.《ネタバレ》 マイケルムーア監督によってドキュメンタリーの性質が変わったことと「30日間マクドナルドを食べ続けたらどうなるか」というバカさがかなりクローズアップされていたので、本作が一体どういう映像になっているか楽しみにしていたら、意外とまともな作品に仕上がっているのでちょっと残念と思った。 観る前はただ食べ続けるだけでは映画としてはもたないだろうと思っていたが、結局、本作は教育番組のようにファーストフードの危険性をただ訴えるだけだった。 アメリカ人には興味深く切実な問題であり良い映画なのかもしれないが、日本人には対岸の火事であり、面白くも何ともないだろう。 ドキュメンタリーとしての出来は確かに良いのかもしれないが、自分はエンターテイメント性を求めていた部分もありその点はモノ足りなく感じる。 罰ゲーム的に無理やりスーパーサイズを口の中に叩きこむような監督が苦闘や苦悩する姿を想像していたが、そんなシーンも1回だけで終わり。 中毒を起こして食べるのが楽しみになっている以上そんな姿を描けないのかもしれないが、あまり大変そうに見えないのが、なによりも問題だろう。 医者のセリフだけでは死の恐怖や肝臓等のダメージは多少分かりづらいところはある。 冒頭の医者の楽観的なセリフと後半のギャップは確かに面白いと感じたのだが。 やはり真面目に作りすぎていて遊びが意外と少ないというか、子どもへの刷り込み問題や給食問題など色々な問題を詰め込みすぎたため締まりのない感じにも映った。 もっと上手な編集が出来れば良かったんだが。 出来れば、カラダや精神面の変化をもっとはっきりと描いて欲しかったし、19000個オトコのような強烈なキャラももっと欲しかった。 そしてこれだけ真面目な創りなら、本社のトップクラスとの対決は実現してもらいたかったのが正直なところだろう。 結局、自分はこの映画を見ても、映画館の帰りにあったマックは美味しそうに見えたし、今後もファーストフードを食べ続けると思う、あまり影響は受けなかったな。 【六本木ソルジャー】さん 5点(2004-12-27 00:15:36) (良:2票) |