30.《ネタバレ》 松坂慶子が綺麗でまた色気もあり輝いていた。ストーリーも起伏があってシリーズの中で上位。 大阪の宿屋に芸者の松坂慶子が来たくだりで、ずっとぼーっとしていた親父の「わてもきかせてもらお。」の一言には爆笑させてもらいました。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-06-29 22:28:32) |
29.《ネタバレ》 とにかく松坂慶子のマドンナが美しいです。育ての親である祖母が死んで、たった1人の肉親の弟も実は死んでいたとわかって寅さんの膝下で泣き崩れるのはもう反則。 あそこで寅さんがもうひと押しできれば、という感じですが、そこは昔気質の不器用な寅さん、なぜかその不器用なのが心地よいと感じました。 今の時代でいうと点でダメ男の典型なのですが、それでも不器用ながら自分の美学を突き通す姿に「格好いい」とさえ思える作品でした。 ただ、確かに、時には追い縋るのも、いいのかもしれませんね。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-01-10 23:16:07) |
28.《ネタバレ》 シリーズ27作目。オープニングの夢は、過去一番の脱力系の夢でした。タコ社長のタコの着ぐるみ、よく着る気になったなぁ。 タイトルの河川敷ではサイクリング仲間が女の子の取り合い。今までなら寅が引き金になってドタバタが起きるんだけど、今回寅は単なる傍観者。おぉ前作同様、寅は一歩引いたスタンスで若者を見守る話かな?と思いきや、結構スタンダードな一目惚れ回でした。 満男が吉岡秀隆になってた。さくらのノーヘルスクーターにビックリ。そういう時代だったの?気にしたことのなかった源ちゃんの意外な過去。 この作品も以前テレビで観ていた記憶があって、マドンナふみの弟の死が印象深かったです。本作では特に、とらやでの子供みたいに馬鹿でワガママな寅と、旅先での大人としてしっかりした一面を見せる寅の両面が観られます。 神社の絵馬にさくら一家の幸せを祈願する寅。一方で弟のみを案じるふみ。たった一人の姉弟がために、寅も自分に重ねてふみに協力したんでしょう。心のこもった葬儀をあげてくれた会社の人々への、寅が発した感謝の言葉がもう、こんな事言える大人って格好良いなって思ってしまいます。 一方のふみ。「何で一言言ってくれなかったんです!?」と弟の上司に怒りをぶつけます。幼い頃別れてから、一度も会ってない弟。父方と母方に別れてそれっきりと思いきや、務め先は知ってる(どこでそれを?)。お骨は若狭の叔母さんが持って行ったのに、その叔母からふみには一言もない(※その叔母さんがふみのことを知らない可能性も少々)。ふみに怒る資格はないように思えるけど、まぁけっこう表裏が激しい、自己中な女です。 絵馬のところで「寅さんに、ええお嫁さんが…(はぁと)」と言いつつ、弟のことを書いてる。まぁ照れ隠しって感じだけど、芸者さんの職業病らしく、寅が喜ぶ事を言っただけに思えました。 旅館で一晩共にしたあとの置き手紙についても「“1人で”考えてゆきます」なんてあたり、男の気を引いてナンボの芸者さんらしいなって思いました。 とらやに来て、いきなり接客始めるのも、日常と仕事の境界線が曖昧だからかなぁ?って。ある意味アイドルタレントと似ていて、仕事(撮影中)と、日常生活(インスタとか)と、その裏に人に見せない私生活があって、だから結婚っていちばん重要なキーワードを、あんな残酷なカタチで言えてしまうんだなって思いました。「こっちの気持ちにもなってくれっていうんだよ。」寅がさくらにマドンナの愚痴(というか恨み節)を言うのは初めてかも?いつもと同じようなフラレ方に観えて、今回ばかりは寅が可哀想。 【K&K】さん [地上波(邦画)] 6点(2023-11-16 01:14:19) |
27.《ネタバレ》 この映画、封切り時81年。当時付き合ってた女の子と見た映画です。 大学生だったけど、彼女が寅さん好きで、彼女推薦で見た映画です。 が、 俺が松坂さんの色っぽさ、可愛さにノックアウトされてしまい、映画見てからの喫茶店で雄弁に語って、彼女に嫌われたのを覚えています。 やきもち焼かれて、その代償にちょっと高いアクセサリーを買わされましたね。 舞台となった石切神社、法善寺、弟さんの会社は西九条の西側あたり。よく知っている場所が出てきて、大阪人にとってはうれしい限り。 松鶴師匠の役回りが今一ですが、それはそれで。いいでしょ。 京都の伊根が舞台の、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」と共に、寅さんの映画ではこの関西編2本が、私のお気に入りです。 寅さんのやせ我慢が可愛いし、意気地の無さが、寅さんぽくていいんです。 でも、そこで、そこだ寅さん! と何回見ても応援してしまう映画。 こんなに楽しませてくれるのは他にない。 渥美さんの力量と、山田監督の力やね。 寅さん映画としてもMyベストですし、松坂慶子さんのMyベストでもあります。 寅さん、今度は西宮神社に来てヨ。そう思う映画です。 【亜輪蔵】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-08 22:43:19) |
26.シリーズのなかでは標準的な作品と思います。 昭和っていいですね。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 6点(2022-02-07 12:42:51) |
25.《ネタバレ》 まぁ面白さはいつも通り。 自分が関西出身なので関西のネタは楽しかった。 ただ弟を探して回るシーンはどの辺で撮影したのか注意深く観てたが分からず。 ロケ地巡りのサイトを見てるとあんまり変化してないんだな。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-07 03:37:24) |
24.《ネタバレ》 珍しくフラれた寅が、泣き言的な嫌味に言うセリフ「わざわざ来ることはなかったんだよ。こっちの気にもなってくれっていうんだよ。」に、ちょっと違和感を感じたが、ただ確かに言うとおり、わざわざフリに来るためだけに会いに来なくても、とも思う。 考えてみるとこのセリフは、寅の気持ちを当然女も知っているはずだ、という前提に成り立っている。そのへんの具合がちょっとしっくりこないというか、そうは思えない感じがする。 それにしてもとらやに来た途端に寅をフッたシーンでのやり取りは、シリアスに隠れて笑うシーンが多く、クスッとさせられる。 ふみ「寅さんみたいに楽しい人じゃないんです」 おいちゃん「楽しけりゃ良いってもんじゃありませんよ、男は」 ヒロシ「大事なことは、人生を力強く生きることです。兄さんみたいな人はそれがないんですよ」 笑っちゃうけどヒロシ、そりゃあないだろ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-10-08 15:17:02) |
23.《ネタバレ》 弟の死を知って悲しみのあまり、恋人がいるにも関わらず寅の宿に駆け込んだ松坂慶子は、その夜は寅とどうなってもいいと覚悟をしたのだろう。ところがいつもの如く寅は彼女を受け止められず部屋を飛び出してしまう。膝枕をしてあげるものの、足が痺れて座布団を彼女の頭の下に入れるシーンは秀逸だった。もしも寅が朝まで添い寝をするか、彼女と結ばれれば結果は違うものになっただろうが、如何せん、寅には男としての自信と覚悟がない。まあ、寅の恋が成就したらシリーズが終わってしまうわな。 【marsplay】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-06-06 01:12:24) (良:2票) |
22.《ネタバレ》 松坂慶子はわりと好きなんですが、もう少しお年を召してからの方がこの人の魅力が出たように思います。この頃はまだまだかな……。話としては、弟が死んでいたり振られた寅さんが愚痴ったりとか、ちょっと暗めの印象があって、あまりよいとは思えませんでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-10-16 10:25:12) |
★21.《ネタバレ》 寅さんと芸者の相性の良さは、すでに第17作でも示されている。本当のことを言わなくてもよい、いつでも冗談で紛らせられる、お互いに内心に踏み込まない、という暗黙のお約束が、寅にはどこまでも心地よいのだ。しかもそこに、当時29歳・スター街道まっしぐらの松坂慶子を当て(とらやでの背の高さにはびっくり)、旅先を早々に引き上げさせることなくじっくり二人きりの時間を(見る側に)満喫させ、実は久々かもしれない寅の正面恋愛一直線を突き進ませる。しかしその世界は、ふみが寅の部屋に突入した瞬間から歪み始め、そして寅が別室へ移動した時点で崩壊する。この裏からの冷めた視線が、シリーズ内での作品のオリジナリティを輝かせている。●吉岡君初登場としても有名な作品ですが、実はマキノ佐代子さん初登場であるのも忘れてはなりません。レギュラー登場はもう少し先ですけどね。それと、源ちゃんの出生がさらっと語られているのも重要かも。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-26 03:22:07) (良:1票) |
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20.《ネタバレ》 最近、BSで男はつらいよシリーズをやっているので観ているのですが、話の流れは毎回ほぼ同じなんですよね。 「私、結婚することになったんです」いつものパターンや〜ん!みたいな。 本作は、芸者姿の松坂慶子を堪能するための作品。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 5点(2016-09-25 22:25:07) |
19.松坂慶子を観ていることで納得してしまう。そういう作品。 全体的にもちょっと優しい雰囲気で、何となく安心する。 あと、満男がついに純(吉岡秀隆)になってしっくりした。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-07-19 23:04:46) |
18.《ネタバレ》 さすが松坂慶子!いままでのヒロインとはなにか格の違いを感じてしまうほど美人だ。そんな彼女に大阪と東京の違いをうまく絡めた脚本が見事決まった一本。脇を固める人たちも大阪らしさが全面に出た巧みなキャスティングがいいですね~~もうぅ芦屋雁之助さん最高です。今作では珍しく失恋しても旅に出ず、後日彼女の住む対馬に行く寅さんが新しい。でもそんな寅さんをみて涙ぐむ松坂慶子にホロっときてしまったワタクシでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-08-27 19:19:28) |
17.《ネタバレ》 ○これは惚れても仕方ない。松坂慶子の妖艶さ。○前半の弟のエピソードは良かったものの、マドンナに結婚相手がいるというのが唐突すぎるかな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-24 19:33:17) |
16.《ネタバレ》 【宿代持ってないのに新世界に長期滞在 大阪篇。ご利用は計画的に。今回のマドンナは松坂慶子さん。】 さて、あの晩について語ってみましょう。 そう、もしも、あそこで寅がおふみを膝枕のまんまで朝を迎えていたならば・・ そう、もしも、あそこで寅次郎がおふみの傍で添い寝をしてあげていたならば・・ そう、もしも、あの晩、もしかしてあそこでムフフな展開になっていたならば・・・・・ ってですね、まあ、いろいろ考えてはみたんですがね 結局のところは どうにもこうにもなっていなかったって事は確実なはずなんですよね だって考えてもみててください 監督、山田洋次さんなん・だから あのひと とっても意地悪いん・だから(笑) それに、どっちにしたって斉藤洋介さんがトンビで そっと物陰に隠れてちゃんとスタンバっていらっしゃったんだから(笑) そう考える事にいたしましょうよ フラれ方の王道。男はつらいよ王道篇。 途中、死についてなど辛い展開などもございましたが、結果的には恋に敗れてシャットアウトで終わる。男はつらいよの王道篇。やっぱりラストはこうでなくっちゃの見本のような回でした。 ところで、あとどうでもよい事の一つといたしましては、例の谷よしのさん 普段、目立たぬまんまで終わってた筈のお人が、今回、かなり目立ってしまっていましたね 「おだんごマダ?」 だとか、プンプンしながら なんとまあ、せっかちな。(笑) おばちゃんかわいそうだろ 一人でわっせわっせと忙しいんだから でもそんなおばちゃんの関西弁で「おいでやす」 似合っていましたねと共にかわいらしかったですね そしてウケました。男はつらいねん。そして、おばちゃんだってつらいねん。だけど、まだまだこの先頑張ってこー そんな第27作でした 芦屋雁之助の回でした。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-28 21:23:08) (良:1票) |
15.宿屋の息子が寅さんと別れるとき、寅さんは宿代の残りは後で払うと伝えるが、その時息子は怒りもせず名残り惜しそうに寅を見送るシーンが印象的だった。寅さんの人間関係ってすごいな。ふみにお酌をしてもらう時の博のデレデレした顔が好きだな!なんだかんだで寅さんふられてしまうのだけれど、最後はいつも爽やかな気持ちにさせてくれるんだね。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-27 10:54:14) (良:1票) |
14.改めて一作目から順に観ていて、久々にじっくり観入ってしまった1本。松坂慶子さんが綺麗!彼女の艶やかさで満足の一本。ストーリーも納得の"ザ・寅さん"な感じで良かったです。そして新ミツオ記念作。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-10-13 16:18:35) |
13.《ネタバレ》 マドンナは松坂慶子。 本作は、とにかく彼女の美しさに尽きる。全編を通して登場する為、その容貌や所作だけでも見応えが十分あった。松坂慶子演じる大阪の芸者ふみが幼くして別れた弟の死を知り、彼の彼女と対面する場面は泣いた。(このシリーズ泣いてばかりいるなぁ) 弟の死と寅さんとの出会いがきっかけとなり、彼女は芸者をやめて対馬での新たな人生に踏み出すことになるのだけど、その結婚相手が美術の田中先生(『仙八先生』)とは。。。ちょっと拍子抜け。 この回から満男役が吉岡秀隆に交代する。いよいよ満男もとらや一家の一員として存在感を発揮していくのである。(まだまだ大人しいけど) あと、今回は寅さんと芦屋雁之助とのからみがなかなか楽しかった。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-29 23:18:36) |
12.《ネタバレ》 ヒロインの松坂慶子さんの気品ある美しさ、宿屋の旦那との人生観を感じさせるやりとりが印象的な作品。タコ社長失踪事件などのおかしさもあいまって安心してお勧めできる。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-06-09 20:10:20) |
11.《ネタバレ》 この第27作は寅さんらしさがとてもよく出ているシリーズ中期のお気に入りの一作です。この前の第26作「かもめ歌」では伊藤蘭演じるマドンナに対し恋する、と言うよりは妹か娘のような関係でしたが、やっぱり寅さんはこうでなくっちゃ!という到底手が届くはずもない高嶺の花に恋する寅さんの復活が嬉しい作品です。けれども訪れた大チャンスに尻尾をまいて逃げ出すところも寅さんらしい。ついでに「おふみちゃん、いけねえよ。こいつで勘定してくんな」と財布を渡すもののロクな持ち合わせがないところもやっぱり寅さんらしい。マドンナ(松坂慶子)のお美しさに関してはシリーズ屈指の作品でもあります。旅暮らしの歌手のリリーに本作以外にも第17作でも登場しましたが芸者さん、こんなマドンナ像と寅さんはやはりとてもいい絵になりますね。そしておふみさんのお姉さま方に新世界の宿屋の人間模様もいつもの寅さんとは一味違う可笑しさがありました。特に芦屋雁之助と寅さんの二人がそれぞれの男の道を語り合う別れ際はいいシーンでした。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-20 20:45:00) (良:2票) |