2.《ネタバレ》 ファンタジーと言うには生々しい戦争のシーンが多く、かなりイタイ描写がありますね。間違っても子供連れで行っちゃダメです……口裂け縫い縫いは直視できなかった(>_<)
二つ目の試練で出てくる怪物は気持ち悪いグロい怖い!! ゾンビに追いかけられるより百万倍嫌だあれ(笑)掌の目はともかく、あの動きと皮膚のたるみが気持ち悪いわぁ。母親の栄養を吸い取って大きくなる胎児のイメージなんでしょうかね。あんなのが居る前でよく葡萄なんか食べられるな~どーしても食べたくなったとしても、もし私ならせめて脱出してから食べます(笑)
あんな愛の無い男にすら頼らずにはいられなかった弱い女性だった母、愚かで悲しい存在ですね。オフェリアの作り出した幻想世界の母には弟はいなかったのが印象的。
不思議の国のアリスやオズの様な作品で主人公が迷い込む幻想世界も、決して明るく楽しい世界ではありませんでしたが、オズのように幻想世界に逃げ込むことで現実世界を肯定していた作品と違いオフェリアは戻ってはこなかった。
作り物、嘘で作り上げた「物語」が必要なのは人間だけだけど、それを作り出すのは必死で生き延びたいと叫ぶ小さい命なのかもしれない。
うーん、何とも切ない。