獄門島(1977)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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獄門島(1977)

[ゴクモントウ]
1977年上映時間:141分
平均点:6.16 / 10(Review 77人) (点数分布表示)
サスペンスシリーズもの犯罪ものミステリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-02-23)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
助監督米田興弘
キャスト石坂浩二(男優)金田一耕助
司葉子(女優)勝野
大原麗子(女優)鬼頭早苗
太地喜和子(女優)分鬼頭巴
浅野ゆう子(女優)鬼頭月代
東野英治郎(男優)鬼頭嘉右衛門
内藤武敏(男優)鬼頭与三松
草笛光子(女優)お小夜
大滝秀治(男優)分鬼頭儀兵衛
佐分利信(男優)了然和尚
松村達雄(男優)漢方医幸庵
稲葉義男(男優)荒木村長
加藤武(男優)等々力警部
上條恒彦(男優)清水巡査
辻萬長(男優)阪東刑事
小林昭二(男優)竹蔵
ピーター(男優)鵜飼章三
三木のり平(男優)床屋の清十郎
坂口良子(女優)お七
三谷昇(男優)復員服の男
池田秀一(男優)了沢
荻野目慶子(女優)勝野(少女時代)
荻野目洋子(女優)勝野(少女時代)(ノンクレジット)
仲野裕(男優)
原作横溝正史「獄門島」
脚本久里子亭
音楽田辺信一
大橋鉄矢(音楽ディレクター)
撮影長谷川清
関口芳則(撮影助手)
製作市川崑
東宝映画
企画角川春樹事務所
配給東宝
美術村木忍
編集池田美千子
長田千鶴子
録音矢野口文雄
斉藤禎一(録音助手)
照明佐藤幸次郎
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
終戦まもなく、鬼頭千万太は復員船のなかで「俺が帰ってやらないと三人の妹達が殺されてしまう」という不気味な言葉を残して息を引き取る。彼は瀬戸内海の小島、獄門島の網元、本鬼頭家の跡取りであった。彼から託された遺書を携えて、金田一は瀬戸内海へ向かうのであったが・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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57.《ネタバレ》 一連の金田一シリーズの中で、この作品だけは原作も読んでおり、おさらい感覚で鑑賞。

犯人が違うのは良しとしても、やはり犬神家のインパクトには遠く及ばない。

最も、このシリーズは謎解き云々より(“キ・チ・ガ・イ”の件は、見事だけど)、古き良き日本の風情と豪華俳優人の演技を楽しむ作品でもあると思う。

今作では、大原麗子さんが可愛かったのと、ピーターの存在感とその母・太地喜和子が目立ってました。

ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-03 14:46:21)
56.もう何十年前に観たけど、やっぱり印象に残るってことは凄いことだ。
nojiさん [地上波(邦画)] 6点(2013-05-04 09:29:01)
55.《ネタバレ》 どうしても一連の石坂金田一シリーズと比べてしまうのは致し方ないというもの。「犬神家」や「手毬唄」の、あのクセになりそうな怖い陰気さが薄いのです。
三人娘の殺され方は充分ムゴイし、ピーターの気色悪さはスケキヨには及ばないものの健闘してはいるのですが。なんたって海が明るい。陽射しもふんだんに注がれる小島が舞台では、内地のじめっとした因習が発生しづらいよね。
お話もこれまでの「誰かを想う」ゆえの哀しい惨劇ではない。因業じじいの遺言になぜだか寺の住職まで言いなりに振り回されているという、美しさの乏しいものですので、心の琴線に触れるといった仕上がりにならなかったものと感じます。
tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-16 18:12:55)
54.シャアが出ているのをすっかり忘れていたけど、「和尚さんがあそこに帰っていく」という良沢さんの声を聞いて思い出した。「奴だ」。
センブリーヌさん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-23 15:39:56)
53.《ネタバレ》  話し的には「鬼頭家の一族」だけど、表面上は狂ってる人がいる割には、犬神家のように「本当に狂ってる感」が無く、異常な人物の異常な思いに突き動かされている事が、納得しずらい。犬神の爺さんのように、無理やりな遺言残せば、娘たちは殺さずに済んだんじゃないか?
 公開当時に「犯人役を演じている○○」などと、バリバリなネタバレするワイドショーなどの対策か、本作は原作と違う犯人が売りの一つだった。でも見てみると、本来の犯人たちは、仕方なくででも、やる気でいたはずだ。だから、村長と医者は自分らがやるはずの殺人を、真犯人にやられてしまって相当驚いたはず。そういう所をもっと描写したら、犬神家の「後から飾り立て」に匹敵する、面白さが出たのではないだろうか?
Tolbieさん [DVD(邦画)] 5点(2012-04-23 17:59:11)
52.《ネタバレ》 シリーズ三作目。一通り金田一シリーズの要素は踏襲しつつの内容でした、が、その通り一遍の域を出ない印象だったかなぁ。ちょっとヌケた三姉妹の不気味さがいい感じで効いていました。特に一人目の逆さ吊りは闇夜に浮かぶ妙に派手な着物がなんともいえず薄気味悪い雰囲気を醸していましたね。ところがそれ以外があまりよろしくない。。。殺人の動機、トリック、死体演出、いずれもちょっと寂しいものがありました。美しいヒロイン、超絶倫な翁、へんてこりんな死体、犯人自決などなどもはやパターンとはいえ、フムフム言いながら『よしっわかった!!』と画面に向かって叫ぶのが、この映画の正しい楽しみ方なのでしょう。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-28 11:55:30)
51.石坂金田一シリーズの第三弾。原作自体が、「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」
「八つ墓村」と比較すると少々劣るかなという印象の作品。トリックは無茶な部分が多いし、
殺人事件が起こるまでの背景や犯人の動機など、ドラマとしても今ひとつピンとこない。
それでも封建的な古い因習の残る島、どろどろした人間関係、俳句通りの連続殺人と、
ポイントはしっかり押さえてあるので、横溝ファンなら十分楽しめる作品ではないかと思う。
MAHITOさん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-05 07:24:57)
50.同年に制作された「悪魔の手毬唄」と比べるとずいぶん見劣りがすると思う。「獄門島」も「悪魔の手毬唄」も同じ横溝正史、監督も金田一耕助も同じ、しかも「見立て殺人」ということも。
一方が俳句、他方が手毬歌という違いなのだが、手毬歌が映画の中に自然と馴染んでいたのに対し、俳句の方は何かとってつけたような感じでぎくしゃくしている。そして最大の問題は犯人を変えてしまったこと。映画は映画の作りがあるから、変えてはいけないとは言わないが、変更した良さもわからず、最後までどうも不自然だらけだった。
ところで全くの余談だが、三木のり平と坂口良子の親子、のり平の清十郎が「お夏清十郎」であれば娘のお七は「八百屋お七」とは何と芝居じみていることか。もちろん映画の中に出てくる「娘道成寺」も
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 5点(2011-09-19 07:55:36)
49.《ネタバレ》 数々のトリックや謎解きは楽しめましたが、殺人の動機がイマイチだと思います。「悪魔の手毬唄」「犬神家の一族」に比べると、数段落ちますね。でも坂口良子の魅力だけは充分に伝わりました。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-10 02:07:21)
48.今のところ石坂金田一は『犬神家』が一番ですが、この作品も中々の出来。映画化された横溝作品を本格と捉えた場合は、毎回余程の好条件が整い、犯人はフットワークが異常に軽い人物でないと物理的に難しいだろうということで低評価になりがち、小説と違いディティールを説明しづらい映像では、尚更それが顕著になる。(特に閉鎖的な孤島を舞台とした限られた人間関係のみの事件では、消去法で自ずと犯人が分かるはずであるから、動機付けが弱く説得力も乏しい)ので、謎解きを楽しむというよりも、日本的耽美な世界を楽しむという位置付けで。今回も豪華女優陣の競演を無条件に楽しみました。それにしても浅野ゆう子が「彼女」だとは、しばらく気付きませんでした。気品溢れる司葉子、安定感のある草笛光子、蓮っ葉な艶っぽさでは並ぶ人のない太地喜和子は今生きていたらどれほど活躍しただろう。坂口良子のキュートさは相変わらずでしたが、なんといっても若き日の大原麗子が抜群に可愛い。
LORETTOさん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-16 22:48:02)
47.ぬめりと光る屋根瓦の波と海面がリンクするところにため息が出る。大網元の邸宅内をぞろぞろとカメラで追っかけてみたり、暗い邸内でザーッと着物広げてみたり、田舎の緑の中にぽつんと人を映し込んでみたりとか。日本の美ですね、ブルッと震えます。おっとり響く音楽と白ブラウスの大原麗子と、戦争が引き起こす哀しいミステリー。胸に迫り来るそれは昭和ノスタルジア。
のはらさん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-12 03:09:52)
46.《ネタバレ》 大好きな石坂金田一5部作の中でも個人的にこれは最下位にランクされる。まず主要俳優陣の演技がイマイチ印象に残らない。特に佐分利はいつにも増して何言ってるのかわからない。大原麗子や司葉子もどうも無難過ぎる気がするし。またストーリー的には殺人の動機が弱すぎると思う。もともと金田一モノはトリックや推理云々より殺人の背景にある、いわばメロドラマ部に重きがおかれており、そういう意味ではあの程度の動機では見ている方は殺人に対して納得出来ない。犯人が単なる殺人鬼に思えてしまい、肝心のドラマ部が破綻してしまうのだ。つまりミステリー部もドラマ部も、そして演技部も弱く結果作品全体として弱くなっている。金田一が575の並びのカラスを見て「俳句だ!」と気が付く部分も「なんだかな~」という感じだし。そして最大の欠点はタイトルバックに流れるあの「ボヨヨ~ン」。なんだあれ?「犬神」の「さあこれから一体なにが起こるんだろう」と見ている者を作品の世界に引き込むタイトルバックとBGMに比べ、なんという情けなさ。思わずズッコケル。このぼんやりした雰囲気を最初に印象付けてしまった為、結果的に最後までぼんやりした印象を引きずってしまう。まあ、救いと言えば相変わらず素晴らしい草笛光子(残念ながら出番が少ない)とこれまた相変わらず印象的な殺人描写位か。
チョッパーさん [地上波(邦画)] 5点(2009-01-01 15:58:45)
45.《ネタバレ》 ミステリー史上に残るあの犯人を改変するなどという暴挙にはボロカスに言ってやりたいところなのだが、各スタッフの一流の技術により、映像面では十分に楽しめるのでこの点数。特に、死体の凄絶な形相も容赦なくアップで映す執念が素晴らしい。最後がメロドラマになっちゃったのは前2作と同じ。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-12-30 01:26:47)
44.今回のBS放送で3回目。石坂金田一と、坂口良子と、昭和の田舎風景と、市川昆の独特のカット割りが見られるだけでハッピーな自分としては大満足な映画。
すらりんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-12-29 12:27:50)
43.《ネタバレ》 市川監督と石坂コンビ作は最初の3本(一作目の犬神家は厳密には配給が違うそうで)まで!。で、これがその3本目なんですがなかなかの出来かと思います。横溝作品はまったく読んだことはないのですが十分に楽しめました。
SITH LORDさん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-06 15:18:21)
42.《ネタバレ》 独特のおどろおどろしい雰囲気でそれなりに楽しめる作品であるが、よく言われているように犯人の改変でミステリーとしては論理破綻してしまっている。特に2つ目の殺人。実際に殺していない和尚がなんであんな苦労してまでアリバイトリックを駆使する必要があったのか?死因が絞殺である以上、片手が利かない和尚は容疑者からはずされるはずである。見立てならば単に死体を鐘の下にいれるだけでよかったのでは。あのトリックは3つの中で一番見事だと思うので残念。傑作である犬神家をああいう形でリメイクするならこっちのほうを今度は原作に忠実にリメイクしてほしかった。しかし、出演者は皆さんすばらしいですね。特に草笛光子の狂気の演技は見事としかいいようがない。
陽炎さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-28 12:21:52)
41.石坂浩二の金田一耕助シリーズ。横溝正史の世界に浸れる。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-25 13:27:52)
40.最初のうち、セリフの中に人物名がバタバタと登場して、誰が誰だかわからなくなります。一発で理解できる人は、相当に記憶力のいい人でしょう。家系図や相関図がほしいぐらい。こういうときこそ、テレビ業界肝入りのデータ放送の出番じゃないでしょうか。あと、テーマ音楽が妙に明るいのも気になります。とはいえ、古式ゆかしきジットリ因襲系の映像は健在。それだけでも十分楽しめます。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-05-06 22:36:08)
39.《ネタバレ》 なんかね、話が面倒くさい! ごちゃごちゃしてて見ながら色々考えないといけないのがちょっと辛い。
「よし!わかった!」は、最高です。(わかってないじゃん!)って突っ込みを
つい入れてしまいます。
あずきさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-02 12:45:14)
38.《ネタバレ》 第3作目ともなると致し方ない気もするが、謎解きへの致命的ネタバレが最初にわかってしまう。有名女優の使い方にパターンが出てしまっている。この、何気ない大人しい訳有の役を演じる大女優が、重要な役でない訳がない。と、まあ犯人探しは若干読めているが、何故?という点では確かに、良く練られたストーリーです。日本独特の文化と風習の性は、今となっては理解できない部分が多くなっているのだろうが、懐かしくも悲しい歴史が自分の周りにもあるような気にさせる作品である。
パセリセージさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-01 23:26:23)
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【点数情報】

Review人数 77人
平均点数 6.16点
000.00%
100.00%
211.30%
333.90%
456.49%
51722.08%
62127.27%
71620.78%
8810.39%
945.19%
1022.60%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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