24.《ネタバレ》 醜い外見ではなく中身を見てほしいという痛切な願い。なのに、盲目の金髪美女に一目ぼれして声をかける。それこそ外見で判断してるみたいで、ちょっと興ざめ。人間らしいといえばそうなんだけど、惹かれない。 その死も唐突に感じられた。ジャンキーの母親にもさっぱり共感できない。同じ家にいる自分の息子が学校に行ったかどうかも気づかなくて、学校からの電話で知らされて最期に涙を流されても… 同じ病気のテーマでは『エレファントマン』のほうが好き。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-01-23 22:07:33) |
23.この映画は人を感動させようとする作為的なものはない。あくまでも実話に即してありのままに見せようとするのが良い。多くの人は障害者に対してかわいそうだという気持ちを持つ。しかし言葉の憐れみはあっても、生活を共にするとなると距離を置きたくなる人が多いのではなかろうか。この映画はそうした人とごく普通に接する人の両方をありのままに見せる。母親だってドラッグはやっているし精神的にも決して安定しているとは思えない。しかし子に対する愛情はどこの母親とも同じ、いやそれ以上だ。ラストも切ないが決して暗くはない。 蛇足ながら、この映画の字幕は文章が長く、消えるのも早くて読むのに苦労した。こうい場合は吹き替えがよいのかな。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-08 22:49:35) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 名作です。映画を見て泣いたのは久しぶりです。お涙頂戴の映画ではないからこそ、リアルな生き様と現実に強い感動を覚えます。 映画の出来が良すぎて、ラストまでロッキーが病人であることさえ忘れてしまいます。深い家族の絆と友情に、全編通して感動しきりです。 冷蔵庫に服がかけてあったり、みんなでロッキーの卒業式に参加したり、そこでのロッキーの校長先生への一言「みんなぼくの家族です。」にまた感動。 ロッキーは重い病気を抱えていますが、どちらかと言うと周囲の人間を支え、励まし、希望を与えるような力強い存在です。友人には勉強を教え、母にはドラッグをやめてもらおうと一生懸命です。目の見えないダイアナには色のイメージや「ふわふわ」のイメージを触覚を通して伝えます。ロッキーに出会えたことで、ダイアナの世界は大きく広がったと思います。 確かにロッキーは聖人君主ではありませんから、時に利己的になり母や親友を傷つけてしまうこともあります。ですが、そこがまた良かったと思います。 感動しすぎて、何を書いたら良いがよくわからなくなりましたが、一人でも多くの人にみてもらいたい映画です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-11-30 12:44:14) (良:1票) |
21.シナリオや演出は出来がいいとは思わないが、主人公の少年が非常に明るく前向きなので、 鑑賞しているこちらも、いろいろな意味で勇気を与えられる。シェール演じる母親も、 下手に優しくてメソメソしているより、こちらのほうが断然良かった。 何度か「エレファントマン」が頭の中を掠めたんだけど、そちらとはまったく正反対の作りで、 万人向けの感動作に仕上がっていると思う。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-08-08 07:34:40) |
20.終始ポジティブなのが良かったのですが、母親と取り巻きの勢いについていけませんでした。 ストーリーはちょっと盛り上がりに欠けたように思います。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-30 09:39:21) |
19.《ネタバレ》 「エレファントマン」に触発された映画という感じがしました、当時。 今にして思うことはローラ・ダーンですね、この後彼女はデヴィッド・リンチの秘蔵っ子になるし、「縁」を意識してしまいます。 遊園地の魔法の部屋みたいな所の鏡のシーンかな、「ママを連れてきて」とママに見せたいその顔、切なかったです。 お涙ちょうだい満々の作りじゃないところがよかった。ママのシェールがなんかロックなお母さんでした。 【envy】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-10-20 03:56:00) |
18.《ネタバレ》 障害者ものはあまり好きではないのだが、本作では障害をメインに出さず、むしろ好き勝手しているが息子のことを思っている母親との葛藤を描いた部分の方が大きくなっているところが特色だと思う。あのような病気を抱えながらも常に前向きに生き続ける(ただ「希望を見て、優しい人」とかじゃなく、本当に普通の青年のように遊んでいる)のが極めて印象的だ。 ■しかし、彼を根本的に受け入れてくれるのが、ある意味「不良的な仲間」になってしまっているというのは皮肉だろう。世間的には「まっとう」とされている人々ほど、実は上っ面でしか人を見ておらず、単なる外見でロッキーを蔑み、他方「不良・アウトロー」な人々の方が、外見ではなくその心で人を見ようとしている。 ■けど、ラスト直前の展開は悲しい。好きな子とは遠く離れることとなり、ヨーロッパ旅行はなくなってしまう。学校は再び居場所がない。すべての歯車が悪い方向にかみ合い「生きたい」気持ちが失われたことが、彼の最後を引き寄せてしまったのだろう。 ■ところで、彼女は目が見えたとしても、果たして彼のことを受け入れてくれただろうか。。。。。。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-11 22:20:21) (良:1票) |
17.エリック・ストルツ、役が役だけに全く素顔を出さずじまいでしたが、悲しい病気にもめげずに堂々と生きる姿は実に立派です。ローラ・ダーンも、もしも目が見えていたら(あの顔に)どうだったでしょうか? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-04-11 22:09:12) |
16.一人の青年が障害を負った人生を、暗くせずに淡々と描いており、それでいて深いものを観るものに感じさせてくれる映画。ヤクに溺れる母親や投げやりな主人公のシーンなどつらいシーンもありましたが、これが人生なんですね。アメリカじゃ新年を迎えてすぐに「蛍の光」を歌うのは驚き。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-28 11:13:36) |
★15.《ネタバレ》 筋立てはとても単純なのだが、何よりも、じめじめと湿っぽくないところがよい。主人公の行動は常に自信と勢いに裏付けられており、人生で大事なことは、どう思われるかということではなく、何を考えて、何をしているのかということである、という当たり前のことを再認識させてくれる。ただし、バイカー達と一体どうやってあんなに仲良くなったのかというのは、最後まで謎だったのだが。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-23 00:36:07) |
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14.DVDで安売りしてたこの映画を侮っていた。 しかしスタッフを見ればこの感動は、凄く納得出来た。 この監督ってば、あの名作「ペーパームーン」の監督もしてるんだね。 こういう「障害者モノ」って、わざとらしい湿気とか、特別扱いが俺様ちゃんは嫌なんだけど、この作品は違う。 あくまでも普通の人間として扱う視点が素敵なのだ。 …で、映画の感想は一言。 「マジで泣けた」…感動したきゃとにかく観れ。 コレには「押し付けがましい友情」も、「湿気だらけの感動」も無い。 等身大のどうしようもない人間同士が欠点を補って生きて行く様がある。 生きていく事は、こんなにも素晴らしいのだ。 そして…それを自覚した時に限って「失う瞬間」が来る。………だが、それでいい。 【映画の奴隷】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-13 13:32:49) |
13.《ネタバレ》 正直あの子供の顔がでてきたときは、びっくりしたけど主人公の前向きな生き方にかなり救われた。豪快な仲間達や豪快さの中にも息子への強烈な愛情と苦悩を見せる母親などなどとてもよかったです。最後に子供のお墓の前で佇んでいる母親の何ともいえない独特の表情に胸が熱くなった。あっローラ・ダーンも素晴らしかったです。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-06-03 13:32:48) |
12.泣けた・・・とにかく泣けた。これに尽きます。 【MK】さん 9点(2004-05-05 14:19:27) |
【オオカミ】さん 7点(2003-11-30 18:20:57) |
10.この病気、ブラック・ジャックでもあったなぁ。 【ロカホリ】さん 7点(2003-10-19 13:18:05) |
9.当時、この映画のメインキングで主人公・ロッキー・デニスを演じたエリック・ストルツが、ライオン病の頭部のヘルメットが重いんだよ…なんて少しボヤいていましたが、観ればなかなかの好演でした。自由人だが気強い母親・ラスティ役にシェール…配役の良さも手伝って全体的に良い作品に仕上がっています。実話を元に作られただけあって、彼の生き方なり考え方がそのまま伝わってくるようで、色々考えさせられた作品でも有る。ロッキー・デニス本人と、頭蓋骨形成異常(ライオン病)と言う病気は知っていましたが、彼がどう生きたのか…まではわからない。とても丁寧に創られた作品なので、人に薦められる映画では有ります。 【_】さん 8点(2003-10-12 14:38:49) |
8.これは、いい映画だね。実話って説得力あるな~こんな映画好きです。心が痛いけど。。 |
7.ほかの方も書いてらっしゃいましたが、ジム・キャリーのものと間違って見て良かったなと思います。彼の作品がどうこうではなく。何かが特に解決されるというわけでもないし、と言うよりも、問題は現在進行形のまま。でも…、何かはちゃんと自分の中に残った感じ。同情や慈愛と言うのでなく、静かな連帯感と言うか。お母さんがもう少し、あの後で幸せになっていてくれてたらいいなと思っています。もちろんカーやほかのみんなと一緒に。 【瑛久】さん 8点(2003-05-19 00:12:34) |
6.原作を読んで偶然レンタルビデオ屋で発見しました。どっちかと言うと原作の方が良かったケド、『ライオン病』について分かりやすいのは映画かな?お涙頂戴になっていないので、10点満点です。 【☆まこりら☆】さん 10点(2003-01-20 01:29:08) |
5.障害者を“かわいそう”という、ある種、差別的視点から描いていないところが、よくある感動の押し売り映画とは決定的に違う。しかし、障害者の負った宿命はきっちり描き切っていて、冷たい視線や心ない言葉を投げかけられるなどの差別を受けるシーンは、観ていて痛々しくなってしまう。主人公がハンディキャップを軽々と乗り越えて周囲の環境と違和感なく溶け込んでいく過程をスクリーンを通して観ていると、観客も、まったくキレイごとではなく、彼がなんら一般の人々と変わりない存在であるばかりか、彼の回りに集う人々に明るさと励ましを与えてくれる素晴らしい存在であることに気づかされ、そのときには、そのおぞましい容貌もあばた程度の欠点にしか感じられない好青年に見えてくるのだから不思議だ。スクリーンに存在する彼らの親友と同じように、私たちも、2時間の映画鑑賞という体験を通して、肉体という障壁を破壊して主人公の純真な人格を発見するに至るのだ。障害者を描いた映画の中でもぬきんでた作品と言えるだろう。最後に、遊園地の迷路(?)で、主人公が湾曲した鑑に映った自分の顔に戸惑いを見せるシーンがとても衝撃的であった。 【しっと】さん 8点(2002-12-29 06:24:21) (良:1票) |