20.《ネタバレ》 先住民である人の子(レイチェル)を勝手に連れ帰って来る。返して欲しいと話し合いに来た三人に対し、レイチェルを溺愛する変態にしか見えない長男は「一人殺せ」弟に命じて(お前がやれよ)射殺する。毎度お馴染みな全面対決でレイチェルが実の兄を至近距離から射殺する。勝利者達空を見上げて「あぁ、よかったね」の図でお開き。アメリカ様の価値観がよーく表れている西部劇の中でも極めつけの一品。予想の斜め上を行く胸糞悪さでありました。酷い役どころであってもリリアン・ギッシュのお姿を拝めたところに1点。 |
19.《ネタバレ》 まぁなんともスゴイ映画。まず、設定から破綻してるよねこれ。「あの」ヘップバーンがインディアンの子というなんとも無理ありありな設定。そして、後半~ラストのインディアン皆殺しっぷり。これは人種の差別枠も超えてるねある意味。有無言わせないラストの流れは当時の製作者はさぞ爽快だったろうね、これがアメリカ人の本心でしょ。あぁおぞましい。ヘップバーンがでてるというところだけに1点。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2017-02-19 16:35:37) |
18.《ネタバレ》 先住民のインディアンと開拓者の白人の戦いは西部劇ではお馴染ですが、人種の問題、家族愛などはいいですが、さわやかなラストの映像と裏腹に全くいい感じがしない終わり方でした。カイオワ族の音に対抗してピアノを使う所は面白かったです。オードリー・ヘプバーンが出ている珍しい西部劇です。 【zeke】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-21 01:38:48) |
17.《ネタバレ》 これは今作るとしたら、間違いなく「インディアン差別批判」の映画になるでしょう。しかし55年前には、インディアンは「家族の絆は何より大切なのだ」という、家族至上主義を主張するための道具にすぎません。なにしろ、最後には家族のためにバンバン皆殺しにしてますからね。こういう映画を見ると、改めてアメリカ人は恐ろしい(恐ろしかった?)のだと感じさせられます。今見ると何が「許されざる者」なのかもよくわかりませんが、家族のために妹の実の兄とその同胞を皆殺しにするのが許されない? それならば常識的な線ですが、この映画に常識的なものを期待していいものやら……。実はインディアンなのに、白人一家の家族になっているヒロインが許されないのか。内容からすると、こっちの方がしっくり来るように思えます。 まあ何にせよ、ひどいというかおぞましい映画でした。この手の話が2度と作られないよう祈っています。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-06 19:43:30) |
★16.ヘップバーンがウエスタンに出ているという新鮮味以外、見るべきところが何もない・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-02-09 00:01:14) |
15.《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンの西部劇は注目に値するが、実はインディアンの娘となると違和感バリバリ。映画としてはレイチェルの出生の秘密が明かされるあたりからおもしろくはなるが・・・。また白人とインディアンの間で起こった血なまぐさい争いは事実だから仕方がないが、描写としては論議を呼び起こしそうな気もする。 ベンと共にやってきた古いピアノが引っ張り出されしばし休戦となるのは、戦場のアリアやビルマの竪琴を思い出す。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-09-21 14:14:29) |
14.《ネタバレ》 昔のTVドラマなどによくある、子供をすり替えられたり、攫われたりするドラマは、攫われた側の倫理観・正義感で物語が進行することが多いと思う。こういう攫った側の倫理観で進む話は珍しいな、と考えたら、ちょっと前に『八日目の蝉』を観たことを思い出した。 あの場合はまだ小さな子供だったし、法の支配する社会の話だから、子は生みの親に戻されたが、本作のような事情の場合、あながちインディアン側を支持する気にもならない。 この映画を白人入植者が、原住民であるインディアンを侵略し子を強奪した話として、現代の倫理観でコキ下ろすのは簡単だが、その子は白人の社会で生活し家族を得ているのだ。 「血は水よりも濃い」とは言うが、「生みの親より育ての親」とも言う。今ある絆を絶つのも簡単な事ではないし、本人は白人のつもりでいるのだ。たとえ許されなくても、家族として乗り切る事を非難は出来ない。 ところが、そんな事以上に違和感、というか嫌悪感を起こさせることがある。レイチェルとベンの結婚を匂わせる件である。「家族」という絆をテコに、この状況を乗り越えようとしている時に、突然兄妹が夫婦になる(レイチェルにとってキスは結婚を意味していた)、3人兄弟の抱擁のシーン(弟妹を両の腕で抱きかかえているが、弟に見えないように妹とキスするシーン)は、ちょっとショックだった。 私には、白人―インディアン問題より、この方がよっぽど嫌悪感が強い。最後にレイチェルがインディアン側の兄を撃ったのは、家族の為ではなく男の為のように見えてしまうではないか。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-23 22:38:05) |
13.《ネタバレ》 白人が先住民の部落を襲撃した際に、殺さずに連れてきた赤ん坊が美しく成長してヘプバーンになる。ヘプバーンの実兄が彼女を取り戻しに来て撃ち合いになり、先住民は皆殺し。話し合いでの解決を拒否したのは白人側。先住民を皆殺しにして、空を見上げて微笑む一家。そんな映画です。 制作当時、本作は家族の絆を描こうとした映画だったのだと思う。でも半世紀を経た現在では民族差別を描いた映画に見える。演出のトーンと感じることの齟齬に違和感を覚え、不快が残る。この映画における「許されざる者」は誰なのか? たぶんヘプバーンの一家だ。でも、これは仕方のないことなんだと胸を張って言い訳をしているように感じる。 ヘプバーンが先住民の娘だと分かった途端に毛嫌いする周囲の人達。そこに一切の迷いが無いので、当時(1960年)の先住民は単に悪者という記号だったのだと思う。悪者は皆殺しにされても仕方ないよね、が基本姿勢。 こういう映画は、例えば「先住民」という字幕を「日本人」に置き換えて読むと差別を実感しやすい。なんでそこまで言われるのかって気分になる。現在では「許されざる映画」が正しい邦題。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-01-26 02:23:20) |
12.オードリー・ヘプバーンに西部劇というのは珍しい。ここまで汚れ役なオードリーを私は知らないし、初めて見た。作品全体とてしの印象はそんなにはつまらなくはないし、そこそこ楽しめたので一応、6点ぐらいは付けても良い。しかし、やはりオードリー・ヘプバーンには西部劇は合わない。彼女の魅力が西部劇では殺されてしまう。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-20 21:21:06) |
11.《ネタバレ》 ジョン・ヒューストンが自伝の中でこの映画の事を、「自作の中で一番嫌いな映画」とケチョンケチョンに貶してましたね。いや、でもこれ「黒船」よりは数等ましかとは思うけどなあ・・・(笑)都会的センスが売りのオードリー唯一のウエスタン主演作。ファッションも当然ながら華やかさに欠けるし、レビューが少ないのは致し方ないかも。ファーストシーン、馬上から振り返るオードリーの美しさにはハっとさせられ、後の展開を期待してしまうんですが。いかんせんオナハシが暗鬱でウエスタンらしい爽快感に欠けるのが難。オードリーが先移民の血を引いた女性っていう設定は、「青い目の蝶々さん」でシャーリー・マクレーンが日本の芸者に扮したのと同じくらい無理がないか?(笑)でも顔に一筋墨を塗っただけでそれらしく見えてしまうのは、当時全盛期を迎えていたオードリーのオーラゆえか。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-11-15 11:54:24) |
|
10.《ネタバレ》 ヘプバーンはきれいだし、バート・ランカスターはシブいけれど、なんだろうこのひどい話は。結局、レイチェルにとっては同族になる人物をバシバシ撃ち殺すなんて、全くおぞましい話です。歴史的な価値しかないこんな映画はもう電波にのせる必要はないと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-10-07 19:32:53) (良:1票) |
9.白人至上主義が色濃く残る、結末に..ガッカリ..時代なんでしょうね~ 今では考えられない..(自分達さえ良ければいいのか..) 後に 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 のような名作も同じアメリカで創られるんだけどね... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-25 10:36:24) |
8.《ネタバレ》 オードリーがインディアンの娘だなんて、むちゃな設定だなあ。 インディアンをあんなに気味悪く演出して、悪意でもあるのだろうか? 内容はインディアン受難の物語。 とくにおもしろいところもないなあ。 出演者全員が不幸という映画もめずらしい。 気に入らないことがあると、すぐに銃なんかぶっぱなすから話がこじれるんだな。 話し合いでいこうよ、話し合いで。 意見や価値観が違っても、同じ人間どうしなんだから、話し合いでなんとかなるもんだよ。 お互い相手の立場になって考えようね。 銃社会ってほんとうにイヤだね。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-01-21 03:36:57) |
7.《ネタバレ》 西部劇のオードリーは新鮮でした。ザカリー一家の銃弾の命中率には脱帽。百発百中ですな。それとオードリーはインディアンに見えなかったなぁ。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-10-26 22:36:42) |
6.《ネタバレ》 オードリー唯一の西部劇ですが、明るくカラッとしたものではなく、全体的に終始緊迫したムードが漂っております。 出生の秘密を持つオードリーと、それを暴き立てにくる不気味な老人、強風吹き荒ぶ荒野など、緊迫感を高めるお膳立てもバッチリです。 オードリーはこの映画の撮影中に落馬事故で重傷を負ってしまい、流産してしまうという憂き目に遭ってしまいましたが、回復して復帰した後はまた乗馬のシーンを自らこなすという女優根性を見せたそうですが、この作品のオードリーからは確かにそういう気迫が感じられてとても良いです。 ただ、やはり乗馬のシーンはやはりちょっと危なっかしいですね。 バート・ランカスターの重厚な存在感も良いのですが、「大いなる西部」で頑固一徹な親父を演じていたチャールズ・ビッグフォードが、この映画でも似たような役柄で出ているのが目に付きました。 大女優リリアン・ギッシュは、肌が異様に白いのがやけに印象に残りました。 インディアンとの戦いでピアノを弾いて敵を威嚇する場面が面白かったです。 他の西部劇には多分あんな場面は無いでしょう。 |
5.結構楽しめた。オードリーがインディアンの娘には見えなかったが・・・ 【ゆきむら】さん 7点(2004-06-11 22:32:38) |
4.なかなか異色の西部劇。とある平和な一家。バート・ランカスターもバリバリに爽やかだ。しかし、不気味な男の登場と共に、一家に暗い影が。妹オードリー・ヘプバーンは実は先住民の血が流れているらしいのだ・・・むむ。「氷点」みたいだなア。しかしこちらは、娘を虐める話ではなく、取り合いする話です。何しろオードリーだからな、ウン、気持ちはよく判るぞ。背景にある原罪意識、これは氷点と共通のテーマでもありましょう。ひっぱりだこのオードリーは、故無く選択を迫られる訳で、運命とは残酷なものであります。さてさて、見所はカイオワ族が襲ってくるシーン、やはり一軒家に閉じこもって多数の敵と戦うシチュエーションは、たまらんのう、うふふ。しかしカイオワ族の攻撃パターンが、はっきり言ってよくわからん。真剣に襲えっての。というわけで、アクションシーンが見所だったり、見所でなかったりするのが、ジョン・ヒューストンの良い所でもあり悪いところでもあるんでしょう(どっちだよ!)。ラストは、無難と言えば無難、後味が悪いと言えば後味が悪い。文芸作品と娯楽作品の境界で妥協してしまった憾みはありますが、当時としてはこの辺が限界だったのかも知れません(じゃあ現在はその限界は無くなったのか?)。 【鱗歌】さん 7点(2004-02-15 12:13:43) |
3.オードリが銃をぶっ放すシーンが見られるというだけの映画。可憐さは健在ですが。 |
2.ホントに後味が悪いです。赤ん坊の時にさらわれたインディアンの娘を、その兄が取り返しに来るのを皆で攻撃して、しかも妹が至近距離から撃ち殺してしまう。どうも相変わらずインディアンばかりが悪者扱いでおかしい。オードリーは西部のインディアン娘なので、素敵なファッションもおしゃれもなしで演技で勝負、可愛くは見えないしがんばってるけれどお話が今ひとつなので作品ともども光らず。 【キリコ】さん 4点(2003-12-06 15:00:10) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ヘプバーン唯一の西部劇ですねぇ~。観る前は、あの都会派女優が西部女なんてできるのかぁ~?といぶかしんでいたんですが、けっこう様になっているので一安心。でも……ストーリーが進んでいくと、なんとヘプバーンがインディアン(確かカイオワ族だったような)の娘であることが判明。しかも顔にペイントまでしてくれております(すんごいサービス精神ですね 笑)。西部劇としては異色中の異色。なんたってヘプバーンがいる、なんてったっけなぁ~あの家族の名前、とにかくヘプバーンが育てられた家族がヒドイ。友好の印をかざしているインディアンを狙撃するは、真実を語っているサーベル爺さんを処刑するはの自分勝手さ。タイトル通り“許されない家族”なのであります。後味は最悪に近いかも。ただ、ヘプバーンのお母さんを演じたリリアン・ギッシュ(←この人はとっても気丈なんです)を中心に見どころはあるので、そこそこ楽しめた作品ではあります。キリスト教徒じゃないけれど「アーメン」。(注)ちなみにイーストウッドの同名作品とは何の関係もありません。 【元みかん】さん 5点(2003-12-03 04:51:04) |