118.《ネタバレ》 2012年8月9日 レビューを変更しました】 『エイリアン』の脚本家チームがフィリップ・K・ディックから本作の映画化権を買い取ったのが1974年。しかし、たった23ページの原作を長編映画用に書き換える作業は難航を極め、脚本の完成までにかかった時間はなんと10年。その間に6人もの監督が関与するも遅々として企画は進まず、挙句、物語を気に入ったシュワルツェネッガーによって当初は小市民だった主人公が筋肉隆々のスーパーマンに書き換えられ、どう考えても駄作しか生まれようのない状況で本作は製作されたのですが、これが奇跡的に何とかなっているのが凄いところ。この企画に関与した7人目の監督、ポール・バーホーベンの手腕がとにかく圧倒的で、この難物を力技でまとめあげています。。。 バーホーベンは、基本的に『ロボコップ』と同じ方法論でこの映画を撮っています。とにかくスピーディに物語を展開し、観客に考える隙を与えない。『ロボコップ』は、”止まっている時間がまったくなく、かつてないほどスピーディな映画である”と評されてアカデミー編集賞にノミネートされましたが、本作についても同様の編集がなされています。冒頭十数分で状況説明を終えるとさっさと本題に入ってしまい、そこから先は見せ場の連続でラストまで突っ走るという豪快な編集。豪快ではあるが雑ではないところがバーホーベンの立派なところで、ひとつひとつのシーンは驚くほど細かく作り込まれています。鼻から発信機を引っ張り出す場面や、おばさんの顔が割れるとシュワが現れる場面など、やたら印象に残る場面が多いのは監督のセンスのなせる技。また、異常な血糊の飛び交う銃撃戦や、必要以上にグロテスクなミュータントの登場などで独特な雰囲気を作り上げていますが、こうした”規格外”の積み重ねが観客に適度な緊張感を与えることに成功しており、他の平凡な娯楽作とは違う風格を放つに至っています。。。 この企画、一時はディノ・デ・ラウレンティス&デヴィッド・クローネンバーグの『デッドゾーン』チームの手に渡っていたのですが、彼らが製作していれば『デューン/砂の惑星』の二の舞になっていたことでしょう。印象に残る場面はいくつもあるが、一本の映画としてまとめあげることは放棄された珍作に。バーホーベンのように芸術性よりも俗物性を重視する監督が手掛けたからこそ、この映画は無事に完成したのだと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-07-26 00:09:56) (良:1票) |
117.シュワちゃんは佳作と駄作に交互に出演してるとよく言われるけど、これは佳作の方だと思います。脚本・映像・アクション、どれもバランスよくまとまっています。そう言えば、二つに割れるオバサンは、後のT-1000を彷彿とさせますね。 【金子淳】さん 7点(2004-07-17 15:34:45) |
116.これははシュワちゃん映画の中でも、相当よくできた作品だと思います。アイデアもおもしろいし、映像もけっこう凝ってて見応えもあります。個性的なSF快作だと思います。それにしても、初めてこの映画を見た時はオバサンの顔が真っ二つになるシーンと鼻から球体を引っ張り出すシーンに恐怖を感じたな~。 |
115.当時は映像にド肝を抜かされたものでした。ごちゃごちゃした「人種のるつぼ」ならぬ「異星人のるつぼ」のような世界も、不気味ながらも息づくダイナミズムが感じられました。夢なのか現実なのか分からないというエンディングもよいのではないでしょうか。この頃シュワちゃんは絶好調でしたね。初めてできた彼女と初めて見に行った思い出の映画でもあります。 |
114.おもしろいんですがどうもこうゆう系は何度も見たくない。 【ストライダー】さん 7点(2004-06-23 19:29:01) |
113.火星行ったらホントに目飛び出したりしちゃうの?! 【ゲソ】さん 8点(2004-06-07 03:13:47) |
112.イヤー、やっぱり好きです。ディックものは面白いですよね。当時シャロン・ストーンもキレイで。カリフォルニア州知事の雄叫びが印象的。 【★ピカリン★】さん 8点(2004-06-06 16:56:52) |
111.この映画では鼻から卓球ほどの赤いの出てくるが、人の出産は鼻からバレーボールな痛さらしい。この映画はそういう使われ方をされる。 【モチキチ】さん 5点(2004-05-16 02:47:09) |
110.原作とかあんまり知らなくて、アーノルド・シュワルツェネッガー作品って理由だけで映画館に見に行ったけど、設定とかシナリオとか斬新で結構面白かった。 でも、斬新過ぎるおっぱいはどう考えても余分だった。 やっぱりおっぱいは普通がいいです。 【もとや】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-03-29 05:23:03) |
109.原作「追憶売ります(We Can Remember It for You Wholesale)」は、P.K.ディックの短編の中では珍しく(?)、フツーに楽しめるオモシロ作品ですが、これを下敷きにしつつも、実に大胆に話を膨らませて、これまた超オモシロ映画に仕上げてくれました。それでいて、ロボットのタクシーを始め、原作に登場する幾つかの道具立てを、シラジラしくも映画の中にちりばめておくのが心憎いサービス。ストーリーの方も、観客の裏をかきまくり、まさにオドロキの連続(当時の映画にアリガチだった前提を見事覆している!)。特撮は「丁寧さ」より「大胆さ」で魅力を発揮。このストーリー展開と特撮のカラミ合いが、実にいいんですよ。とにかく飽きさせないための工夫が隅々まで徹底されてます。音楽もカッチョいい。初めて観た時の「あ~面白かったな~」という満足感、格別のものがありました。こういう映画好きですよ。ところでこの映画の主役はシュワで正解ですね。元々顔が作り物っぽいので、どんな無茶な特撮でも違和感無いからね。 【鱗歌】さん 8点(2004-03-28 00:35:41) |
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108.今やカリフォルニア州知事のシュワルツネッガー。おそらく、州知事になれたことが現実とは信じられず、この映画を思い出して、「もしかして・・」と思いながら、日夜、必死に鼻の穴の奥をほじっていることだろう。 【STYX21】さん 4点(2004-03-20 14:19:10) (笑:4票) |
107.結構好きですこの映画。私は設定が変わってたり、不思議な世界だったりすると評価が良くなるタイプなので、SFの様な未知の世界観は本当に楽しいです。この手はワクワクして観れますね。 【ゆうしゃ】さん 7点(2004-03-19 14:09:01) |
106.《ネタバレ》 失われた過去の記憶を探しに、火星を冒険するストーリである。 終盤で主人公が真空の外に投げ出されて、目玉が飛び出るシーンは今でも忘れられない。 【哀しみの王】さん 10点(2004-03-08 20:17:06) |
105.こんなサービスがいつか始まるんだろなぁと見た後思う人もいるんではないでしょうか ラストをTV版では何度もカットしているのでホントのを知らない人が多いのは残念。借りんでもいいからまたちゃんとTVでホントのオチを流してほしいもんです あっちのラストのほうがいろんなことを考えられると思うんだけどなぁ 印象に残るのは鼻から取り出すシーンとおばちゃん型の爆弾やね 【ヴァッハ】さん 7点(2004-03-04 01:54:59) |
104.なぜかTVで毎年のようにやってくれるイメージがあります。シュワは、アメリカのB級映画を面白いエンターテイメントに変えてくれる天才ですね。 【TINTIN】さん 6点(2004-02-21 19:35:13) |
103.《ネタバレ》 SF映画の中で一番好き!人格はどこに存在するのかという深いテーマをしっかりと描きながら、単純なエンタテインメントとしても充分機能している傑作!必見! 【コウモリ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-02-20 13:29:04) |
102.数々のホラーと共に、父が面白いからと観せてくれた映画の一つ。スターシップ・トゥルーパーズもそうだったが、父って良い趣味してるなと今更ながら思う(笑)。そんな父は学校の先生で、しかも生徒に人気だって言うから、宇宙の真理はわからない。でもこれは当時小学生の私にも、面白いと感じた。変なシーン盛りだくさんだけど、あの悪趣味さがいい。でもこれバーホーベンの映画だとは知らなかった。バーホーベン苦手だったはずなのになあ・・(笑) 【深海】さん 8点(2004-02-08 18:44:00) |
101.《ネタバレ》 この作品は自分から積極的に観ようとしなくても、TVで何度もやってくれる。その度に何となく観ているけれど、相変わらず面白い。私はシュワが大嫌いだけれど、この作品は腹が立つこともなく最後まで観られる。単純に楽しい。ここに来て初めて知った別バージョンのラストも観てみたいです。夢オチバージョンがあるなんてびっくりです。 【ひのと】さん 7点(2004-02-06 12:31:46) |
100. 今観ると、たいした事ない映像だけど当時としては最先端のCGだったような・・・・。普通におもしろいです。 【長尾 景虎】さん 8点(2003-12-26 19:09:54) |
★99.鼻の穴にゴルフボールが入るか試してみよう。 【ケンジ】さん 7点(2003-12-25 01:19:39) (笑:1票) |