12.《ネタバレ》 この手のオチものって、あまり好みではないし、しかも実は死んでいた・・・ってのは、オチとして夢オチに匹敵するやめてもらいたいオチの一つなのだが、それでも、それまでが十分面白いから、何とか許せる。 死人ジェラール・ドパルデューと署長ロマン・ポランスキーとの緊迫感あふれるガチンコの遣り取り。 これだけでサスペンス的な雰囲気を十分に堪能できる。 それにしても本作のジェラール・ドパルデューは、曙太郎に見えて仕方なかった。 ジェラール・ドパルデューって、こんな顔だっけ?! しかも体型がやばすぎ! あの体型だと相当に不健康だと思われるので、これ以降のジェラール・ドパルデューの健康状態が気になって仕方なかった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-24 01:15:28) |
11.《ネタバレ》 トルナトーレがとっても楽しそうに撮っているのが目に浮かぶ作品。オープニング、キャスティングなんかに表れているのでは?作品の雰囲気も暗さと深さが同居する、映画の雰囲気がいいトルナトーレならではの作品。でも、本作の見どころはあくまでストーリー。二転三転する物語、深まる謎、ちりばめられた伏線・・・舞台劇のような映画であり(限られた登場人物と限定された舞台。シチュエーションスリラーとでも言うのかな?)、どんでん返しの後は感動作にも思える傑作。DVDを購入しておいてよかった~ P.Sどんでん返し自体は最近のスタイルだけど、それに気付かせない展開が素晴らしい。どんでん返しもので、どんでん返しがなくとも面白い映画って、本作と「ユージュアルサスペクツ」「ゲーム」「シックスセンス」くらいかな~ 【シラヒゲ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-01 19:07:37) |
10.《ネタバレ》 ミステリー・サスペンス的な出だし、大雨の中死に物狂いで走り続ける男、なぜ?、と誰もが思わずにはいられない。そして警察署につれていかれる。不条理な取り調べと、なぜか思い出せない記憶。 最後の最後まで全体像が見えず、ラストで「あっ!」と言わされた。久しぶりにどんでん返しに見事にかかった。しかしただ返しだけでなく、きちんと中身のある内容になっているのもおみごと。 どんでん返しがなくても、あの雨といやな雰囲気、そして引っかかる音楽は相当にうまいと思う。地味だけど味のある作品。 【θ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-05-24 00:59:52) |
9.《ネタバレ》 これは見事な映画でした。登場人物はドパルデュー演じる容疑者とロマン・ポランスキー演じる警察署長のほとんど2人のみ。しかも映画の大部分は警察署の取調室で机を挟んで対峙する2人の会話で成立している傑作サスペンスです。この2人のやり取りが物凄い迫力です。雷が鳴る嵐の夜に薄暗い取調室という設定がそれに拍車をかける。かなり最後の方まで謎は解けませんが、最後には大どんでん返しが待っています。夜が明けて全てが明らかになった後、警察署を立ち去り、旅立つドパルデューとポランスキーのやり取りは穏やかなものに変わり、実に深い味わいがあった。そしてそこには静かな感動があります。ドパルデューのこの映画の一番最後の台詞「ありがとう、署長。お見事でした。こんな難しい仕事を・・・。」が深く印象に残る。トルナトーレ監督と言えば誰もが思い浮かべるあの傑作と比べるとレビュー数も少なく極めて地味な作品ですが、この作品も決して負けてはいない! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-30 20:20:30) |
8.《ネタバレ》 こうして観るとつくづく「羅生門」って凄い映画だったんだなぁ、と思います。どれだけ他の作品に影響を与えているか気が知れない。う~む…それにしてもここまで凄いミステリー・サスペンスは久しぶりに観ました。ラストについては賛否両論ありそうですが僕の場合は断然"賛"です。普通に考えたら途中で気付きそうな気もするけど、どういう訳か最後の最後まで全く気付きませんでした。恐らく物語にのめり込んでいたのでしょう、余念の入り込む隙がありませんでした。ジェラール・ドパルデューの狂気に満ちた演技、それに呼応するかのようなロマン・ポランスキーの挑発的な態度。精神不安を掻き立てる水滴の音や、見せ過ぎず見せ無さ過ぎずというフラッシュバックの映像も効果的です。しかも後味は不思議と爽やか。同監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」が余りにも有名過ぎて、影に隠れてしまっているのがちょっと残念です。 【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-23 14:37:13) |
7.《ネタバレ》 見たいB級映画が無くてがっかりでついでに借りた映画だったので、暇つぶし程度にしか考えてなかった。やっぱダメだわGEO。結局ぶらついた末に本作をジャケ借り、よく見たらニューシネマパラダイスの監督じゃん。開始すぐのシーンで「おれはこんなの借りたわけじゃない!」と思い、開始10分で見るのやめようかなと思った。主人公と同じく、現実社会に帰らせて欲しかった。途中、主人公の矛盾ばかりの言動に引き込まれ、結局犯人誰なの!?という感じだったけど、最後になっても落ちがわからず、残り時間はもう少ないはず。いったいどうやったら、この「もやもや」をすっきり晴らしてるくれるんだよと思いながらも、それらしき答えは出てこないで(実は出てたんだけど・・・)終了。無念。自分の中の扉は開けませんでした。 それにしても、肝心なところがわからなくても、良い映画だってのはわかる映画。 そうだよね、主人公の顔の傷は消えてるし…。よくわかんないくらい所長は強いし、みんな優しいし。傷を負った黒人警官の傷はロトフとは対称的にそのまま、そこの住人だから傷は残り続ける。あの世なわけね。死体袋は自分の棺。なんだかんだ楽しめちゃったし。落ちがこうもしずかな映画も珍しいと思う。ニューシネマと同じく、多くを語らない映画だね。それだけに言葉は思い。 9点付けたいけど、自分のふがいなさと「GEO」をバカにした点を反省して… 【eivent】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-09 01:27:30) |
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★6.ビデオ屋のサスペンスコーナーでビデオを物色していたら、この作品を発見。おお、監督はあのジュゼッペ・トルナトーレか!こんな映画も撮っていたのか。出だしはいかにもB級サスペンスといった感じがしたけど、先の読めない展開、主人公の心の闇を抉り出すような演出とカメラワークが凄く、一気に引き込まれた。かなり集中して観たため、鑑賞後はどっと疲れてしまった。単純に面白いという映画じゃあないけど、なかなか見ごたえのある映画だった。 【きのすけ】さん 7点(2004-01-24 12:38:59) |
5.えっ、これがトルナトーレ?ってびっくりした。こんな映画撮ってたんですねえ。 静かだけれどテーマがきちんとしていて、潔い映画だと思います。監督作品の中で私はこれが一番好き。ノスタルジックなトルナトーレ作品がちょっと苦手っという方も、いちど見てみてください。 【ETNA】さん 9点(2003-12-25 19:39:56) |
4.《ネタバレ》 レビュー数は少ないものの本作の魅力については先人の方々が語り尽くしている。ここからもレビュヤーを熱くさせる完成度の高さが伺われる。あえて付け加えると、凡百の監督ならば声高になる要所をきっちりと過剰にならぬよう抑えた演出を心がけている点が素晴らしい。一方で抑制が効きすぎているため、『シックス・センス』よりも大衆性に劣っているとも言える。とはいえ、紛れもない傑作。 【恭人】さん 8点(2003-11-23 22:32:14) |
3.深く心に染みるサスペンスだ。たしかに最後にどんでん返しがあるのだが、謎が解けた瞬間から署長のオノフへの尋問がすべて感動的要素へと変化する。監督業でも実績のある署長役のロマン・ポランスキーも素晴らしい、ふたりの言い争いの緊迫感、いろいろ伏線を張り巡らせ、視聴者を悩ませる。単なるオチありき映画と思う事なかれ、サスペンスに彩られた深いテーマ、「ニュー・シネマ・パラダイス」オンリーではないぞ、この監督は。 【ゆたKING】さん 9点(2003-05-17 17:21:36) |
2.《ネタバレ》 <ネタばれあり>ラストは「シックスセンス」のようなびっくり&ジーンと涙があります。オープンニングから暫くは話についていくのが難易ですが、中盤移行引き込まれていきます。しかもロマン・ポランスキーが中々の好演です。 【さかQ】さん 7点(2003-04-03 01:19:57) |
1.なぜだれも見ていないんだろう・・・この監督の作品の中では一番だと思う。 【HA】さん 8点(2003-03-17 13:36:23) |