274.本編は、ラストの大演説を盛り上げるための壮大な前振りと言った感じで、そこまでにたどり着くのが少々長くダレ気味ではある。 しかも完全に勧善懲悪な展開で、手放しに感動できるかと言われると、うーむ。。 男の美学的な哲学を見せてくれるのは面白いが、肝心なところが安っぽい気が。 【ポン酢太郎】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-12-01 20:54:50) |
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272.《ネタバレ》 アル・パチーノはやっぱりすごいやー、とは思うけど、、物語のバックボーンが不明瞭かつ唐突でいまいち乗りきれない。なぜかいきなりNYに超豪華旅行いくし、たいして仲良くもなさそうな友達をかばう理由がわからんし、目が見えないのに車運転しちゃいけないって!。最後の大演説と後ろの生徒たちワー!も感動的だけどなにかドーンとは来ないかなぁ、時間も無駄に長い感じだしね。まぁそういいつつアル・パチーノがスゴイのは間違いない&タンゴのシーンはとても良かったデスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-04 07:21:53) |
271.ちょっと長いけどまあちょっといい話的な作品。 タンゴのところと最後の演説(?)は見どころ。いろいろと思えば感動するが、内容にそれほど深みが無いのは、物語の核心が高校生の自己正当化に落ちてしまったからかもしれない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-08 15:32:20) |
270.長い映画史でも、絶対に吹替えで観てはいけない映画がいくつかある。その一つが本作だ。なぜなら、あのアルパチーノの大演説は、その言葉の意味以上に、声そのものの響きが心を打たずにおかないからである。もし吹替えで観たなら、その感動は半減する、と断言しておく。 以下は余談ながら。 盲目という設定、チャーリー、名曲「ラ・ヴィオレテラ」。そう、本作は名作「街の灯」に対する恋文でもある。 もう一つ、チャーリーを演じたC・オドネルについてコメントしておく。彼の抑えた名演技がアルパチーノの良さを余すところなく引き出した、と言っても過言ではない。アルパチーノのアカデミー主演男優賞に対して、C・オドネルは私の心の中ではアカデミー助演男優賞。いつまでも、記憶にとどめておきたい。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-06 11:46:42) (良:1票) |
269.《ネタバレ》 見終わった直後は良かったと思ったのですが、しだいに釈然としない。最後の演説シーン。人生の岐路においては、どっちの道が正しい道かは判断できたが、その道を行かなかった。困難な道だからだうんぬんと。偏屈で女好きだけど、筋は通してきた人という解釈でそれまで観ていたのですが、このシーンでフランク元中佐のピントがぼけてしまった。もちろん、正しい道をまっすぐ進んできた人のそれよりも、演説の説得力はあると思いますが、それまでのアルパチーノの堂々とした退役軍人っぷりと照らしてあわない。そういえば、最初からチャーリーに吐いてしまえといったり、クズだとか自嘲的だったりもしてたなとも思うのだけれど。副題のなんだかなぁという感じとともに、なんか今、繰り返しですがいいの観たなあと思いつつも、釈然としない。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-01 17:34:47) |
268.《ネタバレ》 人生に絶望した盲人の退役軍人がこの世の名残りの旅行を実行。先ず実家に挨拶。その後、良い服を着て、思い出のニューヨークに飛び、良いホテルに泊まり、良い食事・良い酒を堪能し、美女と寝て、人生の結末をつけるという計画だった。しかし、盲導犬代わりに連れてきたバイトの高校生の捨て身の説得により自殺を思いとどまる。高校生は学校で問題をかかえていた。そこで盲人は御礼替わりにと、高校へ乗り込み、ひと演説ぶって高校生の窮地を救う。二人の心の交流と成長を描いたヒューマンドラマだが、感動的はしなかった。盲人は終始気難しくて、他人の悪口を言い、女好きで、手前勝手な行動ばかり。特に札束にものをいわせる態度はよろしくない。高校生は自分の意見をはっきり言えず、舌足らずで、煮え切らない。観ていて退屈だった。盲人が車を運転する場面では嫌悪感を覚えた。人を巻き添えにしたらどうするのか。盲人に運転させた高校生の責任は大きいだろう。 高校生の問題が小さいので笑ってしまう。校長の車にいたずらした生徒の名を言うか、言わないか。「顔はよく見えませんでした」「知らない生徒でした」といえば済む話。なのに校長は大袈裟に、懲戒委員会にかける。それで「(知っているが)言いません」と証言する高校生を放校処分にしようとする。これは心得違い。先ず、既に三人の名前が出ているのだから、三人を追及・譴責すべき。放送しているのだから声でわかるだろうし、放送室での目撃者もいるだろう。もし放校になっても、裁判を起こせば必ず勝てる。それくらいありえない処分。 高校生は見て見ぬふりができない人間だ。だから盲人の自殺も見逃せなかった。そこに感動があるのだが、あまりに盲人を悪く描きすぎていては、あの人なら死んでも差支えないと思われ、感動は薄い。 題名の「女性の香り」の意味だが、盲人は女性を賛美しており、女性が存在するからこと世の中は素晴らしいと考えている。だから「夢」や「生きる希望」の意味があるのだろう。 疑問点。①高校に公開懲戒委員会があるのか。②泊りがけで中年盲人の面倒を見るというバイトが高校に来るとは思えない。③盲人に反省が見られず、また同じことをしでかすと思う。④盲人役の男優は終始瞳を動かさないが、不自然で盲人にはみえなかった。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-12 06:30:23) |
★267.《ネタバレ》 これまた奇妙に味わい深い作品でして、でもその味わいというものが、作品として成功によるものなのか失敗によるものなのか。という言い方をする時は要するに、多分後者なんだろう、と思っている訳ですが。だって、このアル・パチーノ演じるオヤジ、本当はもっとストレートに“頑固でワガママ”なヒトだと思うんですけどね。少なくとも映画の前半は、もっと素朴にイヤな奴であっていいと思うんですけど(で、最後の最後に光って見せればいい)。ところがところが、最初からアル・パチーノ節全開、貫禄出しまくり、最初っから「このヒト、只ものじゃない、何かあるな」と思わせてしまう。実は何も無いのにさ。てっきり、この映画は「変人であり賢人である隠者のようなジジィと付き合ううちに世界の広さに目覚めていくクリス・オドネルの成長物語」という趣向かと思っちゃうところですが、さにあらず。どっちかってと、アル・パチーノの“成長物語”なんですね。ワガママばかりのジジィ、しかし実は視力を失ったことで世界に絶望しているジジィが、最後に若者のために一肌脱いで見せる。そこが感動的。感動的なのはいいけれど、アル・パチーノが異常なまでに見せつける貫禄にはどうも違和感があるのです。「弱さ」を乗り越えてのラストのはずが、その「弱さ」が見えない。だから、この映画、変。その変な感じが、奇妙な味わいでもあるんですけどね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-06 21:03:30) (良:1票) |
266.二人にとってこの出会いはお互い掛け替えのない財産だっただろう。対極な二人が出会い、その二人の運命が大きく変わっていくというお話は使い古されたよく使われるパターンではあるが、このアルパチーノ演じる中佐はかなり強烈で魅力的。私にとってもこの作品との出会いは財産。最高。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-01-16 17:33:59) |
265.《ネタバレ》 見所は最後のシーンのみかな?でもそれが素晴らしい!「この頑固じじィ格好良いw」ってなる。 【琴INAZUMA】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-12-22 21:48:39) |
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264.《ネタバレ》 全盲の退役軍人と、世話係になる高校生との交流が面白い。 アル・パチーノが、実に扱いづらく面倒くさいフランク中佐を好演。 プライドが高く偏屈、口うるさくて独善的に暴走するさまは、イライラハラハラさせられる。 特に、フランクが兄宅に上がりこんだ場面の描写が見事。 兄家族の招かれざる客が来たという反応と、見事に家族の団欒をぶち壊すフランクの厄介者ぶり。 観ているこちらがいたたまれなくなるくらいで、そりゃ疎まれるのも自業自得だと。 人生に絶望しているフランクの自殺を止めたのは、チャーリーのどこまでもピュアで誠実な心。 校長の取引に応じず窮地に陥ったチャーリーを弁護するフランクの熱弁には息を飲む。 理屈っぽくて厄介この上ないオヤジが、このときばかりはなんと頼もしかったことか。 こういう長ゼリフをだれずに魅せるのは、アル・パチーノの力があってこそか。 目が見えなくても、香りが楽しめる。 人生に絶望することなく、希望を持って生きること――そんなメッセージも伝わってくるよう。 良い映画だが、手放しで好きな作品ともいえない。 主人公がリアルでは関わりたくないタイプだと、やっぱり好きにはなれないからかな。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-20 20:04:43) |
263.《ネタバレ》 みなさんのおっしゃるとおり、この映画はアル・パチーノありきの映画になってしまってますね、寂しさ、それを隠してる鎧の表現、盲目の目の動きまで素場らしいです。 しかし、それにくらべて、主人公は・・・完全にキャラが喰われています。もう少し、成長がみられてもいいのかと。 中だるみがあったかな?けど、さいごは締まってよかったです。 【min】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-12-06 22:46:45) |
262.《ネタバレ》 いやー、綺麗にハッピーエンドでスッキリしたわ。 頑固で偏屈な盲目の退役軍人を演じたアル・パチーノが、ホントに何も見えてないんじゃないの?ってくらいの素晴らしい演技で…アタシはなんとなく『レインマン』のダスティン・ホフマンを思い出しちゃったわ(張り合ってたんじゃ??とか思っちゃうイジワルなアタシ)。 クリス・オドネル演じる、ちょっと気が弱いけど、どこまでも真っ直ぐで健気なチャーリーも良かったわよー。 フランクに銃を渡すよう説得しながら、綺麗な青いお目目から流す大粒の涙がホントに印象的で…。 イマドキ滅多にいないわよね、こんなに純粋な高校生。 タイトルは「女性の香り」だけど、フランクは盲人特有の鋭い嗅覚で、チャーリーが本当の意味で信頼に値する青年だって、最初から嗅ぎつけてたんじゃないかしら??なーんて思っちゃったわ。 ところで…アタシがチャーリーの立場なら、さっさと3人の名前ゲロッちゃうわね。 だってそもそもアイツらが悪いんでしょ? さして親しいお友達って感じでもなかったし…。 とか思っちゃうあたりがアタシも立派に薄汚れた大人ってことよね…反省します。 オホホ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-21 18:50:47) |
261.《ネタバレ》 もしかすると、これは一種の変則的なラブストーリーでもあるのかもしれません。 「目が覚めたときに自分を包んでくれる人がいてくれたら・・・そんなのは夢のまた夢なのだが・・・」 と、遂に本音を明かすフランク。 つまりは結婚願望。多くの人に訪れるイベントが、フランクには夢のまた夢という現実。なぜならあの性格だから。 ですがクリスというありえないくらい心清らかな青年と出会い、フランクの人柄に変化が。だからこそ、最後の演説は見応えのあるものになったのだと思います。 フランクは長所より短所の多い人間です。そのフランクの人としての最も良い部分が、それこそ最も良い形で表現された演説。 それは見ず知らずの女性の先生のハートを少しだけ動かしてしまいました。 声をかける女性の先生。ちょっとだけ口説くフランク。 足取り軽やかに、子供たちとふれあうフランク。 映画はそこで終わってしまいますが、その子供たちとのふれあいのシーンで、明らかにその後のフランクの人生が再び輝きだすことが暗喩されています。 とても心地よい余韻が残りました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-25 01:12:06) |
260.《ネタバレ》 久しぶりになかなか感動できる傑作を見た感じがした。盲目の退役軍人と高校生の二人で、ここまで話がおもしろくなるとは。やはりパチーノの演技が最高によい。ダンスのシーンは本当に魅力的。やはりラストの演説シーンが見所で、吹き替えなく、ぜひ生のパチーノのしゃがれ声を聞いてほしいと感じる。名作です。 【バトルコサック】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-03-14 04:17:13) |
259.2012.03/02 鑑賞。アル・パチーノのクライマックスの熱演、熱弁には恐れ入る。でもこの原題では良さが伝わってこないし記憶に残らない。残念!! 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-02 22:28:36) |
258.お説教好きにはたまらない映画。『早春スケッチブック』の山崎努演ずる沢田と議論してくれたら延々見続けられそうな気がする。 【カタログ】さん [DVD(吹替)] 9点(2012-02-13 02:00:10) |
257.この「セント」には、香りっていうよりも、猟犬が嗅ぎ分けていくにおい、っていうようなニュアンスがあるらしい。それなら分かる。この副題の「夢の香り」はまずいやね。傲慢無礼な退役中佐、世の中を排除しきっているようでいて、女に対する嗅覚にだけは敏感なところが面白い。世界との関係の回復、良好だったときの想い出を、「女の匂い」という一点からうかがわせていく。最後の歓楽としてのタンゴ、フェラーリの疾走、触覚と嗅覚と身体感覚。人生は踊り続けられる、たとえ脚が絡まっても、そのまま踊り続けられる、って。ヒネクレモンと盲導犬としての純真な青年の組み合わせ。A・パチーノは少しツクリが浮いてたような気もするが、まあ熱演。ラストの演説なんか、思わずかけ声を掛けたくなる間合いがある、そういった種類の熱演。その他の演者の質をガクッと落としているので、より目立つ。一応青年は「見てしまったこと」によって窮地に立たされたりして盲人と対照されてるんだが、役者が釣り合ってないんで。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-09-15 10:43:43) |
256.《ネタバレ》 全盲の元軍人と、彼の世話をするためにやってきた高校生との友情ドラマ。 両者とも、現在の自分に大きな問題を抱えているというところがポイント。 とにかくアル・パチーノのキャラが強烈で、プライドの塊、我が儘、自己中、へそ曲がりと、 観ているだけで結構疲れるのだが、それが本作に妙味と面白さを与えている。 ただ劇中で、彼は若い時からそうだったように描かれているが、 昔は人格者で一族の誇り→失明してから性格がひねくれた、としたほうが、 一番の見せ場で彼の訴えかけるセリフに、もっと説得力が増したと思う。 高校生が抱える問題にも、その設定に関して多少の「?」はあるが、 「友情」というテーマはしっかりと表現されている。ラストに盛り上がりを見せる良作。 タイトルだけはどう意味があるのか、よくわからなかった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-09 09:12:05) (良:1票) |
255.プライドが高く、毒舌家で、酒飲みで、女好きの盲目の中年男性(盲目は兎も角、銀河英雄伝説のポプラン中尉やシェーンコップ准将が年をとるとこんな感じか?)を演じるアル・パチーノの演技がすごいの一言に尽きる。アル・パチーノも「これでアカデミー賞主演男優賞を獲れなければ一生無理だろう」と思ったことでしょう(妄想ですw)。 ストーリー自体は、そんな凝ったところもなくふつうだと思う。最後の演説と生徒たちの行動には、目尻があつくなった。 本作はずいぶん昔から存在自体は知っていたが、タイトルからべたべたのラブストーリーと思っていたので触手が動かなかった。タイトルでずいぶん損をしていると思う。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-28 13:18:30) |