57.正直長い. 奴隷解放宣言と修正憲法13条の歴史的な意義は(なんとなく)知っているが,成立までのゴタゴタは知らなかったので,勉強になりました.綺麗ごとでは政治は進まないのですね. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-04-11 22:13:31) |
56.面白い、盛り上がる部分が自分には見つけられなかった。 ただ淡々と政治駆け引きが続いていく感じ。 歴史の勉強で知った程度の知識だと映画を見ても細かいところは日本人には分からないのかもしれない。 【miso】さん [DVD(字幕)] 4点(2022-07-15 03:33:36) |
55.半分近くの人が当然と捉えている事柄(奴隷制度)を壊すには、権謀術数も辞さない鉄の信念が必要と教えてくれる話です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-04-08 01:22:43) |
54.《ネタバレ》 アメリカ史上最も愛された大統領・リンカーン。 全ての人間は自由であるべきという信念のもと、当時の大統領はあらゆる手を尽くして戦争を終結させようと奮闘。 分かりきってたことだけどアメリカのための映画というテーマが色濃く単純に南北戦争終結、黒人奴隷を永久解放というだけの予備知識では入り込みが難しく暗くて重い。 ダニエルの熱演は非常に好印象なものの、憲法修正を取り巻く人間ドラマに惹かれないと作品としてのエンターテイメント性は乏しく感じてしまう。 |
53.リンカーン大統領のイメージといえば大変高潔で立派な人物です、くらいの歴史認識にて観賞。その彼といえども政治を行ううえでは裏工作なり権謀術数を繰り出していたのだなあとちょっと驚いた。人気だけでは法案は通らないのね。 史実にぴたりと沿って作られたけれんみの無い脚本なうえ、当時を再現したであろう暗い室内と長めの尺にけっこうな忍耐も要する。映画観た、というよりドキュメンタリーで勉強したような感想を抱く。 ダニエル・D・ルイスは歴史上の偉人を渋く真面目に演技しているとは思うけど、いかんせん徹頭徹尾地味なため、派手で破天荒なトミー・L・ジョーンズに見せ場を持っていかれてしまった感がある。このカツラの老議員が苦虫噛み潰した顔で登場するだけで、こちらもわくわくしましたもん。 あ、あと脇ながら猛禽類みたいな眼をしたロビイスト役のジェームズ・スペイダーが久々にぴりりと良い仕事をしていて嬉しくなった。がんばれスペイダー。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-14 18:21:15) |
52.リンカーンに特に思い入れはないものの、スピルバーグだからそれなりにエンタテイメントな作品に仕上げているんじゃないかと期待したのですが、こんな〝政治密室劇〟だとは思いませんでした。 おそらくこの作品は、リンカーンについてある程度の知識やイメージや敬意を持っている観客(つまり主に米国人)をターゲットにして作られているのでしょう。その姿をリアルに再現することで、ある種の安心感やカタルシスのようなものを提供しているのかなと。日本人が大河ドラマで信長や秀吉を見て安心する感覚に近いかもしれません。 というわけで、あまり楽しめず。奴隷解放や南北戦争の結末は万人が知っているし。 ただし、大統領家のメイドさん役のグロリア・ルーベンがいい。「ER」以来、久しぶりに見ました。やっぱりこの方は、グッと耐え忍ぶ役がよく似合います。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-06-02 03:34:48) |
★51.リンカーン大統領が登場する映画と言って思い出すのは、リンカーン/秘密の書、では勿論無くって、アイアン・ホースあたりでしょうか。とは言ってもこの作品ではあくまで物語の背景に存在する人物としての登場で、見事な多層性を持った映画だったのですが、さて一方、ズバリ、リンカーン大統領を中心に据え『リンカーン』と題された、本作。こちらも、リンカーンと家族との関係(さらには戦死した息子)を描いたり、アクの強いスティーブンス議員をトミー・リー・ジョーンズが存在感たっぷりに演じたり、といったあたりに多層性を出そうとしてはいるんでしょうけれども、伝記映画でも何でもなく特定の時期と特定の場所に物語を限定し、いかんせん、禁欲的すぎるというか。ご存知リンカーンを、リンカーンらしく描けたら、それでよし、みたいな感じがあって、あとは時代の雰囲気やら、光の描写やら、まるで要所以外の点で埋め合わせをしようとするかのような。 切断された大量の足、戦場に横たわる数々の死体、といったスピルバーグらしい「コワさ」も入れてはくるけれど、戦闘自体の描写はいたって少なく、このあたりもかなり抑制的です。 肝心のリンカーン本人の描写も、軽口叩いたり、駆け引きしたりはするけれど、そして時に厳しい口調にもなって見せるけれど、総じて人間らしいドラマに欠いていて、ここが一番物足りない。信念の人ではあるけれど、決断の人でなければ、なかなかドラマになりにくいのかもね。 「リンカーン像」というものに縛られた苦しさ。さらには晩年の一時期にのみフォーカスしたことによる制限。これらを乗り越えられなかった憾みの残る作品となってしまったかな、と。もっとも、リンカーンという人を生涯にわたって描こうとしたら、いろいろとボロも出るのでしょうが・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-23 16:42:13) |
50.南北戦争期におけるリンカ-ンと周囲の人々の奮闘ぶりを描く。戦争の早期終結と奴隷解放という2つの難題を背負って、彼らが権謀術数をめぐらし、いかに解決していくかが見どころ。手堅くまとめているが、大人版「世界偉人伝」の域を出ていない。先住民に対する過酷な仕打ちはあえてスルーしたか?今の時代にあってなおリンカーンの都合良い部分しか描かない感度の鈍さよ。 D・D=ルイスは人間味豊かな表現力で大統領の苦悩を演じ熱演だが、(撮影当時同じ位の年齢とはいえ)老成したリンカーンに比べちょっと若い印象。年輪を感じさせる演技のS・フィールドと並ぶシーンでは、若さが露呈し「役作り」感見え見えで見劣りする。アカデミー賞ってどうしてこうも「有名人なりきり芝居」に弱いのかね。俳優陣では、夫や子供に対する夫人の内面を滲ませたフィールドが一番いい。T・L・ジョーンズもいい演技だが、どうしても「BOSSのおじさん」を連想する。 リンカーンの最大の功績は南北戦争を終結に導き国の統一を保ったことだと思うが、議会の議決を無視して政策を遂行したり先住民に冷淡だったことも何かで読んだことがある。彼を描くのなら、奴隷解放一点集中でなく、同時期に行われた負の部分も語られるべきだろう。 奴隷貿易廃止を題材にした「アメイジング・グレイス」と比較すれば、作品の出来は向こうの方に軍配が上がる。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-17 13:25:36) |
49.《ネタバレ》 この演技を観たら、アカデミー会員なら誰もがダニエル・デイ=ルイスに一票を投じざるを得なかったんじゃないでしょうか。もちろんデータは公表されるわけないですけど、この三度目のオスカー主演男優賞を獲ったときのデイ=ルイスの得票率はさぞや高かったのでは。彼に歴史上の人物を演じることを禁止するルールを制定することを、今後ハリウッドは真剣に考えないといけないでしょう、そうしないと今後何個オスカーをかっさらわれるか想像もできません(笑)。 彼の演じるエイブラハム・リンカーンは、自分がタイムスリップして生のリンカーンを観ている様な錯覚さえ覚えるほどの説得力があります。そして特に自分が感じたのは、信念を持った政治家というのはこれほどカッコ良いものなのか、ということです。彼も決して聖人君子ではなくて、憲法修正13条を下院で通すためにはほとんど買収すれすれの裏工作まで行うし、国務長官など身内にも平然とウソをつきます。双方の兵士たちに犠牲が増えることも構わず、その為には南北戦争の終結を遅らせようとまで画策します。そう言ったある意味汚い政治家としての一面も含めて、スピルバーグは極めて冷徹なタッチでこの映画を撮っています。ラストの劇場もてっきり有名なリンカーンの暗殺を見せるのかと思いきや、観る方の緊迫感が十分に高まったところで「フォード劇場で大統領が撃たれた!」という叫びがあがりここは違う場所なのだと判らせるくだり、スピルバーグの円熟の技巧が冴えわたっていました。 急進派の共和党重鎮議員を演じたトミー・リーもデイ=ルイスに決して引けを取らない好演だったと思います。ラストで修正案が成立して家に帰りズラを外して黒人メイドとベッドをともにする、「あんたは最高の男だよ!」と思わず声をかけたくなるほどでした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-16 23:31:28) |
48.一見、地味な映画ですが中身はすごい人間ドラマでした。「人種差別」といういまだに解決出来ていない問題を真っ向から立ち向かった人々の軌跡を描いている。この時代「差別は間違っている」と堂々と言う事にどれだけに勇気が必要だったか。ましてや国会で取り上げるなど、本当に命がけの行為です。 観賞するにあたっては、ある程度の予備知識は必要とされる大人の映画。 まず、米国で一番傷になっている戦争は第二次世界大戦ではなく南北戦争なのです。生活している場が戦場になったのですから。 どれだけ奴隷が冷遇されていたか知るには「ルーツ」というドラマがお勧めです。 大統領という巨大な権力を持ったとして元は一人の人間。リンカーンの孤独と苦悩がひしひしと伝わってくるようでした。 しかし、なんといってもトミー・リー・ジョーンズの存在感がすごい。 「私はこの修正案を通すためならどんなにののしられようと構わん」 卑怯者と言われようがいくらでも泥をかぶってやる。これが本当の信念と覚悟ってやつですね。 自らのプライドを優先する人はただの見栄っぱりのお子ちゃまです。 派手な戦闘シーンやアクションなどをウリにしたチープな映画があふれかえる昨今、こういった良質の映画がもっと作られて欲しいな~と思います。 【果月】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-04-16 21:54:00) |
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47.当時の民主党のヘタレ具合に愚妻のファーストレディ、アメリカ国民でなくても偉人の強い信念とトップとしての苦悩が伝わってきます。「暗殺より結婚の方が悲劇」とまで言われた悪妻っぷりをもっと描いてくれると盛り上がったのでは。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-11 21:37:19) |
46.《ネタバレ》 南北戦争時代、アメリカで最も人気のあると言われた大統領リンカーンの最後の数が月をスピルバーグが描く。 用意された葛藤は並大抵のものではない。このまま不十分な内容の条件で戦争を終結させ大勢の兵士の命を救うのか。それとも人間の法の上での平等や尊厳を確実に法に刻むために現段階での戦争終結を引き延ばすのか。奴・隷解放宣言だけでは不十分だったリンカーンの人間的ドラマでもあり、その周辺の人間たちとのやりとりも含めたダイナミックな議会ドラマでもある。 ユーモアもあり人の心を持つリンカーンをダニエル・デイ=ルイスが熱演。少しシンシティのときのミッキーロークに見える(^_^;) さて…そんな…とても見応えのある…本作ではありますが…。 もうね!トミーリージョーンズのヅラ頭に目がいっちゃって目がいっちゃってストーリーについていくのに必死になっちゃって(≧∇≦) 映画内でもトミーリージョーンズはヅラについて話題にします(^O^)/ 後々ヅラとったりします。 議会での慣例とはいえ、あまりの似合わなさといつもの仏頂面に乾杯! 【JF】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-09-13 23:26:29) |
45.《ネタバレ》 見入るような面白い作られ方をしているかといえば、全く地味でオーソドックスな感じの映画だと思います。けれど、いくつかの登場人物たちから発せられる名セリフの数々が凄いなと、これほど人の発する言葉に魅了されたのは初めてかもしれません。歴史資料だけをもとに、これほどの印象的なセリフの数々が並べられるだろうか? これはきっと脚本家たちの並々ならぬ努力があったのではないかと…もし、そういうわけでもないならば、それらの言葉を現実に口にしたであろう歴史上の方々の生きる力の凄さといいますか、どう言っていいかわかりませんが、とにかく言葉が持ってる魂がパワフルなのです! 吹き替えで鑑賞しましたが、字幕でも観てみようと思います。吹き替えは、サリー・フィールドの声が「違うやろ~!」過ぎます。 「リンカーン知ってる知ってる、奴隷解放した人だよね」程度のバカ私に、この偉業を成し遂げるのにどれほどの難関と苦悩があり、どれほどの人々の努力と知恵と勇気が必要だったかを教え刻んでくれたこの映画を作ってくれたスピルバーグに感謝します。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 9点(2015-02-05 21:55:15) |
44.リンカーンの生涯を追ったものではなく、憲法の「修正法案」を通すことにほぼ特化した映画だった。 物語に入り込んでしまえば、とても素晴らしい作品だと思う。現実的な自由への意思をとても強く感じるし、何度も行われる主張や演説は心に響く。 評価が分かれるかもしれないが、かなり考えさせられる出来栄え。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-11 23:52:20) |
43.《ネタバレ》 真正面からの骨太な政治ドラマで、このような分野が好きな自分としてはすごく楽しめた。特に、大好きなトミー・リー・ジョーンズが演じるスティーブンスに強く、強く魅かれた。「妥協」すること「自分の信念を曲げる」ことがこんなに美しく感動的な場合があるなんて! 確かに当時の情勢、アメリカの政治制度等、知識がないと楽しみにくい部分もあると思うが、そんなものネットで調べればいいだけの話で。 自分は衛星放送等で放映される場合も、(実況したい場合は除いて)録画しておいたものを後で見ることが多いが、わからないこと、疑問に感じたこと、興味を持ったことはその都度調べながらの鑑賞です。 それこそ映画を録画して見る際の大きな利点では? 2015年12月25日 再見 とにかく面白いと同時に、猛烈に好奇心を刺激される映画。 大は南北戦争の発端、経緯から小は裏切って投票した民主党議員一人一人の実際の人物像まで。 映画を見ながら、これほどいろいろなことを知りたくなるのも珍しい。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-28 10:24:14) |
42.熱演だが、いかんせん前知識が乏しく、話に入り込めませんでした。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-06-22 17:48:42) |
41.《ネタバレ》 ○話としての魅力はあまりなく、登場人物の魅力を俳優の力でなんとかしようとしたように感じた。○ダニエル・デイ=ルイスはリンカーン役でオスカーを獲得したが、こういう偉人なんかを演じさせるのはもはやチートだな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-20 21:31:56) |
40.やっぱり、こういうアメリカの歴史ものは、事前にいろいろと知識がないと楽しめないんだなと思いました。それが、いくらスピルバーグの作品でも。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-06 21:17:52) |
39.《ネタバレ》 上映時間が長すぎて、前半がとにかく退屈で、学校で社会(世界の偉人)のお勉強をしているような気分になる。会話のシーンが大半を占めるのでとても地味だ。 リンカーンをあの有名な演説「人民の~」ぐらいしか知らないというような人だとこの映画についていくのはかなり難しい。 リンカーンという人物をすでにある程度知っているぐらい興味がある人なら楽しめるのかも。 【虎王】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2014-02-20 17:48:41) |
38.2014.02/13 鑑賞。登場人物の多さとセリフのスピードに追いつけぬ。こういう歴史ものは好きだ。偉人と呼ばれる人の生き様が感動を覚えるとともに歴史の一端が良く解る。政治の駆け引き、醜さ、一方 信念と意思による強さと苦闘と孤独。2/3の賛成とは現在問題となっている憲法改正と同じとはビックリ!! 良く修正13条が通ったものだ。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 21:58:25) |