★32.実在の人物に取材した映画、ってことなんですが、まあどうにも、胡散臭い、ウソ臭い。当時の社会情勢などが作中にそのまま取り入れられ、何ならもっとリアリティを感じても良さそうなところが、かえってそれが胡散臭かったりして。しかしこうやって見ると、当時の情勢そのものが、いかにも胡散臭い時代だったんだな、と。 この作品、なんとなく、お伽噺のテイストですね。一種のホラ吹き男爵譚。これを、演じてる本人も、見ている我々も、違和感なく演じられるのは、やっぱりこの人しかいないでしょう。と言う訳で、「トム・クルーズ/アメリカがハマってしまった男」。これはバリー・シールなる人物を描いた作品なのか、それともバリー・シールを楽しそうに演じるトム・クルーズを描いた映画なのか。見てると、パイロット役が演じられるだけでもうどんな役でもOK、楽しくて仕方なかったのでは?と思えてきます。 という軽いノリ。 そういう、ウソかホントかよくわからんエピソードが次々に並べられて(大筋ではホントなんだろうけど・・・もはやどっちでもいい)、まとまったストーリーらしいものもなく、それが短いショットの連続で紙芝居のように描かれます。テンポがいい、のは確かですが、味気無くもあったりして、「今のシーンはあともう少しだけ、カメラを長く回してもらえたら」などとも思っちゃう。だけど、満足する前に敢えて止める、というのも、一つの節度、とは言えるのかも。 とか言うようなことを、これといって考えていなさそうに「見える」ところが、この作品の特徴でしょうか。 クルマが爆発するシーンとか、あるいは爆発しないシーンとか。いいですよね。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-11-25 06:08:20) |
31.題材的には面白そうなのに(脚色はかなりあるようだが)、作品としてはイマイチ面白味が感じられない。原因としてはコメディ?にしてしまったせいで、緊張感が欠如しているのと、トム・クルーズがミスキャストだったからかもしれない。もっと陰のある役者で政治的陰謀をメインにシリアスに撮れば、面白くなったように思えるが。 |
30.《ネタバレ》 6点未満なので避けてたのだと思うけど意外と楽しめました。センスの無い嘘邦題かな、実話ものだし序盤から破滅的な終わりなんだろうと思ったけどそのまんまでした。隠し場所に困るぐらいのお金を手にしてみたいものですね。道は間違ってしまったけど家族だけは大事にしてたのは良かったかも?まあ消されたので最悪ではあるね。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-20 18:22:34) |
29.《ネタバレ》 邦題が失敗している例はたくさんあるけれど、これほどまでに的を射てない邦題はなかなか珍しい。どちらかと言うと「アメリカにはめられた男」とする方がしっくりきます。それにしてもお金があり過ぎて困る状況に陥ってみたいものです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-10 12:49:38) |
28.《ネタバレ》 他の投稿者からも意見がある通りアメリカをはめたという割にはスケールが小さい。 まだ類似の実話「ブロウ」のほうがぶっ飛んでる。 保管場所に困るぐらい札束に溢れてたが浮気もせずクスリにも手を出さず 嫁を愛する、家族を大事にする、仕事は真面目ってとこぐらいは男として示せたのかもしれない。 結局、結末は序盤から展開が読めるもの。落ちていくしかないんです。 スッキリきたのは出来の悪い嫁の弟が車でぶっ飛んだぐらいですかね。 個人的にはハイライトです。 |
27.《ネタバレ》 鑑賞後「アメリカをはめた男」という邦題のサブタイトルって全く的を得てないじゃないのっていうのが最初の感想です。 なんでこんなのつけるの? そしてトム・クルーズ、マーベリックとは系統は違ってもやっぱり無鉄砲なパイロット役っていうのがなんか可笑しいです。あのトム・クルーズがモサっとしたおっさんになってる。長年ハリウッドの大スターとして衰えないトムなんですが、こういうタイプを演じるのって初めてなんじゃないかと、そういう点で一見の価値ありですかね。 「ロック・オブ・エイジズ」とか時々気分転換しましたみたいな映画に出るのね。「トロピック・サンダー」では本人とはわからないくらいのメイクで出てるし、こういうとこが好感持てます。 監督はダグ・リーマンなんですね、「ボーン・アイデンティティ」の時のような情感は皆無で、70年代の古い映画のような映像で不潔感と下品な雰囲気が漂い、ちまちました犯罪ってわけじゃないのにお気楽な映画になってる。そんなとこもあの時代の映画を反映させたんでしょうか。ホワイトハウスでのシチュエーションが唯一洒落てたと思う。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-01 15:41:09) |
26.《ネタバレ》 実在したトンデモ男のびっくり話。へえ、こんなことが、と多少は驚いたけれど出来事羅列の単調ぶりで引きが弱いです。主人公がやらかしたネタ一つ一つにドラマの肉付けは大変かもだけど、ディカプリオの同種「Catch Me If You Can」なんかは大成功してるのですから、トムに背景を喋らせるばかりでなくて見せ方の工夫がほしいところです。 あとねえ、Catch Me~は天才詐欺師の話だったからコミカルなテイストでいけたけど、バリー・シールはCIAのコントラ作戦絡みでその上麻薬組織にも関わっているのだからかなりシャレにならないブラック案件ですよね。終始軽い空気感の演出に、へらへら気楽なトム・クルーズって、撮り方やっぱり間違ったんじゃないかなあ。実際バリーの顛末は結局ああでしょ。いきなりのスカーフェイスでしょ。国家に使い捨てにされた男の哀れなお話にこの副題も大嘘。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-26 16:54:47) |
25.ぶっとんだ話だが、実話に基づいているとのこと。あんな死に方はある意味幸せかも。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-14 22:48:46) |
24.《ネタバレ》 パイロットの主人公(トム・クルーズ)が腕を見込まれ、密輸で小銭稼ぎをしていたのを皮切りにCIAに雇われ、 その流れから麻薬カルテルと手を組み、莫大な金を稼ぐ、あまりに派手に稼いだため逮捕をされるが、 麻薬カルテルを嵌めるために、再度CIAから召集されるが、嵌めた写真が流出し、CIAからは切られ、カルテルにより殺されてしまう。 トム・クルーズが安定の演技、当たりはよさそうで、食えない奴をしっかり演じてます。 実話が基になっているため、盛り上がりにかけるところはあるが、2時間近く、割りと飽きることなく観ることができる。 事実はわからないが、この映画内容に関してはタイトルは詐欺 アメリカひはめられ、アメリカを利用した男 くらいがちょうどいいのでは 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-04 14:29:02) |
23.《ネタバレ》 アメリカをはめた男と言うぐらいだから、最後まで華麗に欺き生き抜いて欲しかったかな。 ただ実話に基づいた話なんで、そんなにドラマチックな結末は用意されてないのは仕方ないか。 まぁ日本人にとってはアメリカの昔話なんぞどうでもいいと言ってしまえばそれまでだが 映画化された事で少しは成仏できるかな。 【デミトリ】さん [DVD(吹替)] 4点(2019-11-09 02:02:40) |
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22.トムクルーズの人を食った演技がぴったりな感じでした。こういう人が実在するあたりが、アメリカなんだなー。しかし「アメリカをはめた男」というタイトルはないな。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-12 15:33:03) |
21.《ネタバレ》 80年代レーガン政権時代の米国と中米の係わりは、ほんとにややこしく複雑でなおかつ個人的には興味がないので困ったものですが、そこにトム・クルーズをぶち込んできたのでちょっと期待して観ました。映像はドキュメンタリー・タッチの手持ち撮影が多く、実録ものらしい雰囲気は良く出ていました。トム・クルーズの演技はいかにもな小者感が前面に出ていて、けっこう愉しませてくれます。そういえば同じ実話ものである『グッドフェローズ』と似た雰囲気があるとも感じましたが、『グッドフェローズ』のような切れのある脚本ではないので比べられたら可哀そうですね。キャスト面では奥さん役のサラ・ライト以外に重要な女優キャラが皆無と言える状態で、ちょっと花がなさすぎ感が否めません。結論としては、ダグ・リーマンがメガホンをとっているという期待感は見事に裏切られたかなという感じです。 70~80年代の米国政界の主要人物が勢ぞろいしていたところが面白かったところでした。それはアーカイブ映像だけではなく実際にキャスティングされた役やセリフだけで登場する人物など様々でしす。なかでも、バリー・シールがホワイトハウスに連れていかれたシークエンスで、ベンチの隣に座っていたのが小者時代のジョージ・W・ブッシュで副大統領のパパ・ブッシュに会いに来てるというのが、個人的にはツボでした。それもまるでお小遣いをもらいに来た引きこもりみたいな感じなのが笑わせてくれます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-08-03 23:03:02) |
20.お気楽ご都合主義な主人公をトム・クルーズが好演しています。 映画の中でさえとんでもない男ですが、これが実在したというから驚き。 なんにも残らないし、後味の良くない映画でしたが、テンポの良さとトムの魅力で最後まで楽しく視聴できました。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2019-04-06 23:16:33) |
19.《ネタバレ》 80年代のアメリカを舞台に、CIAの工作員として活動しながらも同時に麻薬カルテルの運び屋をもしていたという破天荒な男の人生を実話を基にして描いたピカレスク・ロマン。なかなか興味深いお話で、かなりの悪党でありながら何故か人を惹き付ける魅力を兼ね備えたバリー・シール役をトム・クルーズが好演しており、最後まで飽きずに観ることが出来ました。反面、事実にとらわれ過ぎたのか物語の起伏に乏しく、こちらの期待を超えるほどの面白さは見出すことは出来ず。なんだか全体に惜しい映画という印象でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-01-11 00:52:54) |
18.《ネタバレ》 CIAとメデジンカルテルの二股をかける人が実在したというのに仰天。ノンポリで金に執着無くスリルを求めるキャラなので手に汗握る事無く歯を食いしばる事無く気楽に眺められます。加えてトム・クルーズの持ち味でカラリとした味わいが。なので、ご都合主義の正義で「アメリカに捨てられた男」の結末の後味悪さが一層際立ちました。良作です。 |
17.トム・クルーズには飛行機の操縦がよく似合います。いつものように完全無欠の正義の味方もいいですが、ふつうに慌てたり怯えたりする生身の人間で、なおかつ悪いヤツという設定も魅力的です。「タイトルに偽りあり」ですが、テンポのいい犯罪モノとして十分に堪能できました。 カネというのはなくては困るものですが、あり過ぎても困るものなんだなと妙に納得。ついには土中に埋めるしかなくなるというのが、なんともリアルです。そういえば日本でもバブル真っ盛りの頃、雑木林に札束が廃棄されるという事件がしばしばありました。いったいどんな心境で埋めたり捨てたりするのか、味わってみたいような、みたくないような。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-09-27 01:30:55) |
16.「アメリカをはめた男」という邦題がついていますが、 「最初はアメリカに利用されていたけど、その立場を利用して私腹を肥やすも、やりすぎて最後は墓穴を掘った男」 といった感じのお話でしょうか。 まあ、色んな意味で凄い人がいたものだと思うし、アメリカと国境の南を股にかけたサスペンスにしてもおいしい題材ですが 「なかなか凄い話だろ?こんな奴もいたんだぜ!」とある意味笑い話のようにしてしまった。 映画としては、これもアリだと思います。そしてトム・クルーズはやはりこんな映画が似合います。 このバリー・シールという人物が「アメリカをはめて」最終的に国境の南に高飛びでもしていればまた別なんですが、 最後はやっぱりそうなりましたか、という結果に終わるので鑑賞後の後味は微妙です。 それでも観賞中は見る者をしっかり楽しませるトム・クルーズ。流石の一言です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-08-31 22:23:17) |
15.《ネタバレ》 やっぱりトム・クルーズはかっこいいなぁ~~~。お話しはなかなか破天荒系なんですが、実話なんですか?どこまでホントかは存じ上げませんが、まぁすごい話しではあります。まぁ結局そういいつつ、トム様の魅力で押し切られた感じ!?かな(笑) 冒頭の70年代の雰囲気はとってもよく再現されてましたね、そんなところも良く出来ていたと思います。 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-07-14 10:55:52) |
14.《ネタバレ》 アメリカにはめられた男? 密輸王ってどんなに悪かと思ったら、はめられてキングになっちゃった話だった。 こわ~(;゚Д゚) 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-06-17 23:57:00) |
13.《ネタバレ》 ドキュメンタリーなの? 普通似てる俳優使うものだけど・・トムクルーズ似てるのかなあ? まあヤバイ環境へハマっていく過程は、リアルに感じられましたが、共感とか無いですね。 葉巻の密輸をネタにCIAの捨て駒にされ、派遣先で麻薬マフィアに取り込まれて、 結果大金が次々手に入り、お金を隠しきれ無くなる。 アメリカ人の十八番、「脳タリンの身内」による事態の暗転。そして悪業がバレてCIAがソッポ・・。 遂にマフィアの殺し屋がやってくる・・ アメリカ映画沢山見たから、当たり前の結末に、面白味皆無なのですが・・実話だから変え様がない。 娯楽要素はありません。 人生の教訓にしましょう。 【グルコサミンS】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-31 00:14:03) |