【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-27 19:04:10) |
★33.いやもうホント、これ、戦い過ぎでしょ(笑)。 内容的には、「戦い」というものに純化されてきているというか、だいぶ抽象化されてきていて、そこは良し悪し。好きな人にはタマランだろうし、そうでない人はちょっとついていけないかも(そんな人はそもそも、見てないか)。 ストーリーなんて、前作の続きと言えば続きだけど、要する前作のオマケに限りなく近くって、ただただ、ジョン・ウィックが命を狙われる。狙われまくって、これじゃあ、大好きなラーメンをお忍びで食べに行くのもままならない・・・。こういうのって普通、続編作るたびに「今回こそ最強の敵」みたいな好敵手をでっち上げるもんでしょ、と思うのですが、そういうのもいなくって・・・いや、マーク・ダカスコスが一応、その役どころなんですね、失礼しました。しかし、その対立軸が物語の中心という訳でもなく。 この作品が抽象的なのは、ジョン・ウィックがプロの殺し屋であり、殺人装置であり、死神であるから。これも普通の作品なら、戦いの前の緊張感、戦いに至る過程、といったものをどう描くかが重要になってくるのでしょうが、そのせいで、プロの殺し屋の筈であるヤツがムダな能書き垂れまくった挙句に相手の逆襲をくらったりする。我々はそれを楽しむ(笑)。ジョン・ウィックはそんなことはしない。躊躇なく相手を斃す。戦いは突然始まり、タメも何もなく機械的に戦いまくり、唐突に戦いが終わる。長回しで演出されるその戦いは、際限なく続き、そのアクションが繰り返しとなって単調になることすらも辞さない。流れる動き、死の舞踏。 一つのシーンでは、ある種の繰り返し(ジョン・ウィックがひたすらガラスに叩き続けられる)が行われることで、その執拗さが浮かび上がり、それが魅力にもなっているのですが、シーンが変われば別の趣向が展開されたりもして、例えばナイフの投げ合いなんて、これ、要は手裏剣ですよね。ニンジャアクションです。果ては、馬上ならぬバイク上のチャンバラ風アクションも。 常に夜の雰囲気、闇の雰囲気をまとった死神たるジョン・ウィックが、砂漠の陽光の中を彷徨うシーン。印象的でした。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-31 07:41:52) |
32.3作目は見逃しています。でも、特に困ることなく見られました。アクションが目白押しで、ストーリーを追いかけることもなく、ただただファイトシーンを堪能できます。ただ、やはりファイトシーンだけでは飽きてしまい、前半に比べ、後半は興味を失いかけてしまいました。こそ映画のファイトシーンは、銃による超接近戦という新しい戦い方を提示してくれた功績が大きいと思います。でもそればかりだと、やはり物足りないのです。この映画にも物語を求めていると、辛い評価になってしまうでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2023-10-07 08:57:42) |
31.要するに他人のシューティングゲームと格闘ゲームをずっと見せられている感じ。しかもすべてのステージで一方が勝つとわかり切っているので、どこをどう楽しめばいいのやら。ストーリー的なものもなきにしもあらずですが、ゲームとゲームのインターバルでしかありません。まあある種の環境映像として見流せばいいのかな。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 3点(2023-03-15 03:35:42) |
30.《ネタバレ》 「殿中でござる!」前作中に松の廊下で吉良上野介を切りつけた浅野内匠頭の事件のようなことで、懸賞首になってしまったジョン・ウィックの その後の(付け足しのような)顛末・・・と思わせて、まだ終わらせないドタバタ殺戮ショーといった感じの、極めて内容の無い映画。 足を洗いたいやくざが組につけ狙われる邦画の、アクションもりもり版(みたいな)映画。ベタな内容なので、そこは問題にすべきではないが・・。 観客が動員できる限り、同じようなことを続けるつもりなんだろうか。だがもうお客は呼べない気がする。最初から、怪しいシリーズだった。 まず、組織の内部以外は全くもって描かれないため(やくざ映画や、兵隊ものすらこの映画の域には及ばない)、特殊空間に閉じこもってひたすらドラゴンボールのような無駄に手数の多い長引かせるためだけの戦闘を繰り返してくる。 ど派手アクションはシリーズの生命線であろうが、これだけ続けられると感覚もマヒしてなにも感じなくなってしまう。 それでいて、DBには必ずと言っていいほどある切り札のようなラストの必殺技や変身パワーアップみたいなコミックはないので、カタルシスを得られない。 物語の進行にも、首をかしげる部分が多い。まずジョンは何の為にカサブランカへ向かったのか。首長の恩赦を受けるためだったろう。指を一本詰めてまでせっかく約定を取り交わしたのに、戻ってきたらその条件をあっさり反故にしてしまう。 「今までの展開、何!!いらねーじゃんっ」・・・と、言わせたいのかな。 ソフィアの犬、撃たれたけれど、無傷ですやん!ソフィアの激昂、何の為だったの! ラスト、ウィンストンの裏切り。いわゆるソープドラマ特有のどんでん返しなんだろうけれど、続編作るかこれで打ち切るかのペンディングにかかった片方の筋書感丸出し! 途中で執事が防弾チョッキの性能があがったみたいな説明をかましてくるので、「あ、これ裁定人のおばちゃんをスティングする仕掛け入りましたー、」と思って待ち構えていたのだが。 そんなつまんない展開を軽く飛び越えるショッキングな展開、まさかの続編制作決定案採用展開にあきれた。ジョンが生きているってのはまあ、普通の展開ですけれど。 高層ビルから落ちたぐらいじゃ死なないよねー。 【うまシネマ】さん [インターネット(吹替)] 4点(2022-09-18 22:23:56) |
29.《ネタバレ》 良質なアクション映画を見せてもらったなと。 相変わらず犬よ。犬が死なないかの一点が先行して気になってしまう。それくらいかわいい。 フロントのおじさんも大好き。彼にも最後まで生存してほしいの思いしかない。 今回の武器調達シーンはそこまでグッとこなかったのが残念。 まさかにんじゃりばんばん流れると思わなくてそこは和んだ。 ここまで見るとチャプター4も見ようかなと思うけど、常に次回へ繋がる終わり方なのは・・・まぁしゃーないか。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-16 10:55:27) |
28.頭から窮地ってのが他に類を見ないかも。 助走なしでフルスロットルの殺し合い。コンチネンタル・ホテルの激闘は圧巻。3作の締めくくりに相応しい血の花火。 「パラベラム」他ではあまり聞きなれないWordだったが本作にしっくり。 |
27.《ネタバレ》 いや~最高です。アクションに次ぐアクション。そこに一切の手抜きがない。ストーリーも設定も全てはアクションのためにある。そのための整合性だけは取ってある。ちなみに途中で出てくるファンタジックな拳銃は実在のカスタムガンです。このシリーズはガンアクションが肝なので銃のディテールは確実に考察されている。 ストーリーに関しては「仲間」は裏切らないし良い敵役はいい感じで死ぬ。まさに「友情・努力・勝利」なジャンプ漫画映画。前2作あったのでその蓄積を生かして説明最小限にして存分に暴れまわりました、映画。キアヌはボロボロの時は悲壮感たっぷりに、体力万全のシーンでは圧倒的にというメリハリもいい。 1作めはロシア語が、2作目はイタリア語が怪しくて今回は日本語。そこは広い心で楽しみましょう。そういう設定の整合性よりアクションのリアル感とキャラの立ち方を愛でる映画です。 今回は使い方は違うがやはり音楽は良い。そして映像が綺麗。ただ楽しむための作品として満点。で続編もあるんだって?期待はするけどそろそろお腹いっぱいかな。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-09-25 23:37:16) |
26.《ネタバレ》 ジョン・ウィックシリーズのようなクセが強いジャンルものは固定客がつきますね。客なら楽しいけれど、そうでない者には退屈であろう本作、巷の評価もバラバラです。見どころは六割方を占めるキアヌの殺戮アクション場面で、一説によると吹き替え無しでキアヌ本人がこなしているのだとか。だとすれば持久力、身体のキレ等大したものです。今回馬や犬も動員してさらに賑やかな戦闘光景が繰り広げられます。熱心に殺すなあ、しかし。 わたしはファン客ではないので、もっぱらツッコミながらの鑑賞姿勢です。執行部のアナログ加減は見逃せません。手書きの黒板にはんこ決裁とか70年前の事務の様相ですが捌き切れるのでしょうか。 お話もちょっと渋滞しています。鎖やら紋章やら小道具を総動員して東ヨーロッパの元コネを頼ってるらしいのは分かるのだけど、彼らとの関係は何なん?ハル・ベリーとか砂漠の王様とかジョンの人脈を知らされてもだから何という感じで、話が進まないんだもんなあ。まあストーリーなんて分からなくても支障はないシリーズではあります。 所々「日本」が顔を出すのが微笑ましいです。きゃりーがBGMの寿司屋とかヤクザの伝統指詰めとか。銃器店で敵が一人ずつ襲ってくるあたりは時代劇の殺陣を思い起こしました。耳に入ってちょっとしてから「あ、日本語か」と分かったりして、ふふっとなりました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-01 23:35:49) |
25.《ネタバレ》 アクションは楽しませてもらったが、ストーリーが薄い割には長めだった。 「パラベラム」には戦争の準備という意味があった、というのは勉強になった。 次回作につなげるエンディングはどうもいただけない… 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-31 15:58:06) |
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24.《ネタバレ》 シリーズも三作目となると大抵は息切れが目立ってくるものですが、さすが『ジョン・ウィック』、予想を裏切るパワー・アップぶりでした。前作のエンド・シーンからほぼ繋がる形で物語がスタート、第一作でジョンが暴れ出してから本作が始まるまでが実は一週間の出来事だったということが明示されますが、いくら何でも一週間で人殺し過ぎでしょ、ジョン・ウィックさん!追われる身の辛さで、アンジェリカ・ヒューストンのもとにたどり着くまでひたすら戦いながら逃げるばかり、でも馬に乗ってバイクとチェイスするなんてこれは斬新すぎます。今回新たに登場するキャラはそれぞれにキャラ立ちが凄くて、その中でもゼロさんが率いる寿司職人軍団がやっぱ最高でした。ホテルでいきなりジョンのわきに座ってきて「ファンです」と告るところなんて、思わずのけ反ってしまいました。ラストの鏡の間みたいなところでの寿司職人軍団との決戦は、やはり『燃えよドラゴン』のオマージュなんでしょうね。ゼロと決着つける前の一番弟子・二番弟子との闘いですが、二番弟子はあのヤヤン・ルヒアンなんですよ、なんと贅沢なことか!この二人もやっとこさでねじ伏せますが、止めを刺さずに「また会おう」と爽やかに去ってゆくジョン・ウィック、シリーズ中で敵を殺さなかった珍しいケースです(一作目のロシアン・マフィアのボス以来かな)。 今回で主席連合なるものの実態がまた明確になってきましたが、この組織のトップはあのベドウィン族の首長みたいな人物でいいのかな?でも「主席のうえにいる人」というジョンのセリフもあるし、謎が深まるばかりです。ジョンがエンコ詰めまでして再び主席連合への忠誠を誓うという展開には「へ?」となりましたが、ウィンストンに迫られて誓いを反故にしちゃう展開にもびっくり。そしてそのウィンストンまでもが最後に主席連合に寝返ってジョンを裏切るとは、これぞ二転三転のジェット・コースター状態です。こうなってくると、主席連合に最後まで突っ張ってなめし斬りにされてもへこたれなかったバワリー・キング=ローレンス・フィッシュバーンがじつはいちばんカッコいいキャラだったってことになりますね(笑)。 一目瞭然ですが、このシリーズはまだまだ続くみたいです。次回作は、あの中途半端な退場からするとハル・ベリーの大暴れが期待できそうです、ジョン・ウィックと愛犬を殺された同志でね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-06-12 22:28:06) |
23.《ネタバレ》 いや~この独特の「世界観」はいいですね~~。あのタトゥーが入った方々の組織事務所?もうちょっと観ていたいなぁ。で、さて今回も激しいアクションが満載!ナイフ・馬・バイク・犬・いきなりハル・ベリー(笑) 犬との組み合わせは新鮮かつエキサイティングだなーーテンション上がる~。だがしかし変な寿司屋がでてきてじわじわトーンダウン。やっぱり今時でもヘンテコ描写なのね(感心)寿司屋のカウンターに猫はいないよ(苦笑) 土壇場であっちについたりこっちについたりと情緒不安定(違うw)なジョン・ウィック。でもそんなちょっとがっかり感も続く感全開なエンディングで相殺ですね~、次作が楽しみでゴザイマス 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-04 07:59:54) (良:2票) |
22.暴れん坊将軍のチャンバラ見てるみたいだね。悪役達がやられる順番に主人公の前に飛び出てくるから、主人公たちは出てくる順番に弾丸を打ち込む感じ。リロードの時は悪役たちも待ってくれるしね。自作に期待、ハル・ベリー出てくんないかな。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-10 01:51:10) |
21.鑑賞後3日程経つがアクション以外何も残っていない。 ガンアクションだけに特化しているのは、相変わらずで潔いとも言える。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 5点(2021-03-29 12:37:26) |
20.《ネタバレ》 本シリーズ得意のガン・フーはもとより、ナイフ戦、バイク(と馬の)チェイス、刀アクションなどなど前作よりもアクションの幅も広がり、質もアップしている。 最新技術を用いたガン・アクションが見たい人にはうってつけの作品とも言える。 特に本作では背景となるセットにも工夫を凝らしており、スタイリッシュな画作りが光っている。(クライマックスのガラス装飾の部屋でのアクションはその最たるシーンだろう) こんなに少数対多数で切り抜けるアクションは、ともするとあまりに現実味に欠けるためシラけてしまう恐れもあるが、本作は一種のダンスのような独自なアクションを確立しているところに納得感があるのだろう。 防弾服で一度に倒れない敵を、首やヘルメットの隙間に何度も銃弾を撃ち込んでとどめを打つ、なんてアクションは本作が最初ではないだろうか。 年齢の割に頑張っているキアヌ・リーブスだが、体が固そうなのは相変わらずでした。 【田吾作】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-03-25 11:54:40) |
19.《ネタバレ》 ずっと殺し合いしてますね。相変わらずのヘッドショットの命中率は流石です。ストーリーも佳境に入ってきました。次回作が楽しみな終わり方です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-27 11:44:58) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-24 19:56:35) |
17.《ネタバレ》 結構エグ目のアクションシーンはシリーズの定番として、お馬さんや、ワンちゃんとのコラボはなかなか面白かった。 ただまぁ、内容は、驚くほどありません。 追放処分、賞金首を解除してくれと、暴れまわります。 やめろー、殺さないでくれー、って駄々こねながら殺しまくります。 妻との思い出は、刺客の人生やなんやらより、最優先事項で、省みる必要はまったくないといった清々しさで「これで、いいのだ」とバカボンのパパの名台詞さえ彷彿とさせる勢いです。 もしかしたら、これは最終的にシリーズ1の時のユメ落ちなんじゃないかと疑っております。 もしくはモーフィアスとの仮想現実なのかとも。 とにもかくにも、既得権益を手放さない輩の、俺はルール破るけどお前らはダメだの応酬に、はいはい気が済むまでどーぞー。といった諦観なのでありました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-15 20:24:30) (笑:1票) |
16.元からキアヌのアクションには辛口な私ですが、今回はハルベリーという対比もあって ジャイアント馬場感が増してしまった印象。 ストーリーも、なんだか。 4からも見続けるけど、ストーリーには期待しないでおこう。 アクション映画としては前作よりも盛り上がって良い感じです。 しかし、、、原語の離せない人に無理やり話させるのはもうやめないと、、、 せめてそこだけ吹き替えるとかさ、、、笑っちゃったでしょうが。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-03 15:17:28) |
15.《ネタバレ》 妻との思い出を残したいから指詰めるって、嘘だろジョン。 お前はそんなヤワな奴じゃないはずだぜ。 ベラルーシ出身でサンボが武器っていうルーツがわかったのは良かったけど、今回は他力本願だし戦う動機もバカらしいし、前2作に比べると明らかにパワーダウン。 キアヌのガンアクションは相変わらずのキレ健在だったけど、主席に媚びるジョンは正直見たくなかった。 その後も簡単にウインストン側に寝返るなど、ジョン一流の愚直に筋を通す、という軸がブレた感じが残念。 ただ、アクション映画としては15禁が妥当な佳作であることは間違いなし。 |