★6.前作でかなり出し惜しみしたとは言え、例の悪魔の赤ちゃん(←あくまで邦題ですが)の姿はすでに画面上に登場して我々も知っているので、2作目では遠慮なくガンガン登場するのか、と思いきや、やっぱり画面になかなか現れない。予算の関係なのかどうなのか(いや、そうに決まってる)。 しかし、この画面になかなか登場しない(させられない)制約というのは、これはこれで別の可能性も引き出している訳で、姿を写さない代わりに不気味な泣き声でその存在を描くのが、効果を上げています。いや、いくら低予算だろうが、リック・ベイカーの手によるナイスな造形の撮影用ギニョールはあるんだから、登場シーンを増やすことは可能、というか、むしろ増やしたくなるのが人情だろうけれど、そこはグッと堪えて、出し惜しみ。 見せてナンボのCG時代にはこういうアプローチも難しくなって(こういうアプローチをとる必要も無くなって?)、これもまた、良くも悪くも当時のホラー作品ならではの味わい、でしょうか。こういう映画が後の80年代のホラー量産の礎を作った、と思えば、ラリー・コーエンの先見の明みたいなものが感じられてきます。 という訳で、微妙なホメ言葉を並べて結局は、地味な作品だと私は言っているのですね。 姿は露わさねど、人数は増えた悪魔の赤ちゃん(数少ない出番ながら、動きは前作よりも良くなった気が)。彼らの抹殺を図ろうとする警察と、それを阻止しようとする組織の対立が描かれる、という趣向ですが、それなりに地味。地味ですが、雰囲気はある。夜の不気味さ、みたいなものがよく出ています。 で、例によって、我が子となると理性が揺らぐのが親心。周囲からすれば、次には一体何を言い出すやら予想できない、それが親心。 ラストの尻すぼみ感も含めて、これは一種のホームドラマなんですよ、きっと。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-14 08:31:05) |
5.《ネタバレ》 続編なのかなこれ?前半はそれっぽかったけどどんどん1作目の焼き増しのようなストーリー。ホラーっぽさもほとんどなくなり延々とドラマのような展開は正直つまらないし相変わらず赤ちゃん自体の登場もほぼなくその場にいるのに人間のセリフだけでいるように見せてるのでなんだか肩透かし。奇形児赤ちゃんが襲いかかってるシーンも描写が大分地味で前作のような派手なのもなく血の描写もイマイチ、ジョン・P・ライアンも静かにフェードアウトでなにこれ?低予算なのかはしらんけど全体的に盛り上がりがほぼ皆無でただただ延々とユージーン夫妻とフランクのやり取りを見てるだけのような感じ。もっと赤ちゃんのオラオラ感を出してほしかった。不満タラタラです。 |
4.《ネタバレ》 なんてこった。ジョン・P・ライアン、せっかく1作目で生き残ったのに。。。 【海の雫】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-21 00:39:15) |
3.奇形の赤ちゃんを保護する団体などが出てきたり前作よりも話のスケールが大きい。でも面白みはダウン。赤ちゃんの造形は相変わらず酷い。 【新井】さん 5点(2004-03-08 12:31:25) |
2.《ネタバレ》 ちょっと、あの赤ちゃんはありえないような姿だった! 【アンナ】さん 4点(2003-12-13 20:09:34) |
1.前作に引き続いて異形の赤ちゃんが引き起こす惨劇を描いた続編。内容などは前作には劣るものの、やはりその内容には深いものがあり、それなりには面白い作品。 |