29.俳優の無駄遣い。たぶん、映画関係者も撮影の途中でヤベー映画だと気が付いたに違いない。 どうしてこうなっちゃんうんでしょうね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2022-04-03 20:02:12) |
28.同監督の2019年作よりは、映画としてまっとうだった。 「旅の終わり~」を直前に観ていたため、それに比べて良く見える。 錯覚にも似た感覚を覚える。悔しい。 話の筋道や、意外性といった部分は好きでした。 首長竜はあくまでモチーフに留めておいたほうが良かったのでは…。 あのジュラシックパークで一気に空気感ぶち壊しな気がします。 ニュートラルな気持ちで観たらたぶんもっと評価落ちるだろうなぁ。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-14 19:42:11) |
27.《ネタバレ》 原作は読んでません。「完全なる首長竜の日」このサブタイトルに、え!?なに?なんで首長竜?てなり、興味津々で観てみることに。で、観終わった感想は、結局なんで首長竜なのかさっぱりでした。浩市や淳美にとって首長竜とはなんなのか?そこがほとんど描かれてないから全くもってポカ~ンです。これが「天狗」や「河童」とかなら余計な設定付けはいらないんですけどね。それと一つすっごく気になったことが。いくらなんでも幼い命が亡くなっているというのに、まるで本人の不注意、意地悪した罰、みたいな感じにしているのがどうも釈然としない。それにその亡くなった子を、漫画の殺人犯にしているのも理解不能でした。映像の見せ方もセンスがない。意識世界の拠点となるのが主人公たちの住んでいるマンションで、そのマンションの外は未知なる領域、と言っている割には窓の外には街並みが映し出されているし、実際に外に出ていった時の、ハラハラドキドキするような見せ方もない。一番の見せ場である首長竜なんて、安っぽい子供向け特撮番組みたいで失笑もの。お金がないなら技術力で。技術力がないならアイデアで。で、そのアイデアすらないから困ったものです。それと主演の佐藤健くんと綾瀬はるかちゃん。嫌いではないけれど、この配役は違う気がした。正直言ってかなりの演技力が求められる役だし、どうも二人からは切迫した緊張感が伝わってこない。そこもこの映画のネックになってしまったと思う。もしこれをハリウッドがリメイクしたら、きっともっと濃密で、ワンダフルな映像体験をさせてくれるかもしれません。 とにかく色々と残念な映画でした。 |
26.《ネタバレ》 まず主演二人の釣り合いがとれてない。姉弟しか見えません。話はまあSFなんでしょうが、最後は恐竜アドベンチャーっぽくなります。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-09-17 21:19:14) |
25.黒沢監督らしい色彩表現は相変わらず美しく心地よかったのですが、いかんせん内容が…。 題名に反して主役二人の言動が何をするにも嘘っぽくて、見ていてフラストレーションが溜まりました。あの短パンは何なんだ。 首長龍が水中を泳ぐシーンはあまりにリアルでぞっとしました。 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 4点(2016-03-21 15:45:46) |
24.《ネタバレ》 映画の虚構性を模索する黒沢清監督が、虚構的な世界が登場するこの原作の映画を撮るとゆうのは、まさにピッタリで、当然、意識下の仮想世界は監督の独壇場になる。前半のホラー調、後半のモンスターパニック映画調、どちらも中々楽しめた。物語もこの監督にしては、わかりやすい語り口だと思う。ただ、脚本自体は一種ありがちで、先の展開もなんとなく読めちゃうのが、ちょっと残念。最後のオチは、色々、深読みもできるので、何が虚構で、何が現実かを見終わった後に考えるのもおもしろいかもしれない。最後のセリフ、目覚める部屋の風景、センシングの部屋の風の表現、水浸しの部屋、昏睡の原因など色んな所にフクミがもたせてあるみたいで、人によっては探求したくなる映画でもあるかな。主人公が意識の中を探求するかのように。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-06-29 17:53:48) |
23.《ネタバレ》 全く変わらない浩一の衣服、飲み物はいつも同じお茶、自家用車移動シーンの車外風景、胡散臭い口調の女医。『リアル』と題された物語の中に挟み込まれる、不自然な風景の数々。初めは些細な違和感でした。しかし、粉雪のように降り積もった疑惑は、次第に大きな胸騒ぎへと変わってゆくのです。これぞ黒沢清流スリラーの醍醐味。一度懐疑的になると、何気ないワンカットに至るまで、真相に繋がる重要なヒントに思えてきます。ホラー描写も膝を打つ出来栄え。突如現れる変死体(特に最初の縛られた女は、タイミング、造形共に絶品)、なんちゃらゾンビの色味の無い蝋顔。ホラー向けのエフェクトはこう在るべし、と考えます。人物背景の空間の使い方も、相変わらずセンスが良いです。やはり黒沢清監督のサスペンスホラーは、一味違うと感じます。この観点では、十分に満足のいくものでした。ただ、黒沢ブランドのもう一つの大看板“難解映画=考えさせる映画”という点では、些か物足りなかったかもしれません。丁寧な種明かしは、大衆映画としては正しい在り方なのでしょう。しかし物語の余白を埋める確定作業ゆえ、ミステリーの浪漫には欠けます。『カリスマ』や『回路』のように戸惑う観客を置き去りにするくらい、難解で重厚な映画を黒沢監督には期待したいのです。やはり原作小説モノではなく、オリジナル脚本で勝負をお願いします。黒沢常連組の役者さんは相変わらず“心得ているなあ”という役作りでありました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-30 19:25:13) |
22.《ネタバレ》 安直なストーリー展開だと思うけど、佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀等の俳優陣のがんばりとCGの出来栄えの良さでなんとか及第点といったところでしょうか? どうでも良いことですが、首長竜って魚食性だったんですね(海に住む草食恐竜をイメージしていたのだが・・・)。ならば、他の動物(人間)を襲っても不思議はないか・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-16 03:13:33) |
21.エンターテイメント性と作家性、おかしなバランス感覚。 作られた時期の役者や風情を作家の感性と一緒に閉じ込めた、こんな映画が妙に心に残ると僕は思う。まさに日本映画の傑作!と手放しで絶賛してみたらすごく爽快だ。 この映画からマニアックな映画を好きになる若者が少なからずいると思う。 十代の頃に観た邦画をいろいろ思い出した。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-03 23:53:53) |
20.《ネタバレ》 「HAL」にもちょっと似てるし、綾瀬はるかは「サイボーグ」のキャラに似てるし、難しいテーマでしょうなあと思うが、それ以上はあまり伝わってこなかったです。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-07-24 15:43:38) |
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★19.回路になんとなく似てるなーと思いましたが、やっぱり他の方もそう感じたみたいですね。あの映画同様ちょっと自分には合わなかったようです。あからさまに違和感を感じるポイントが多々あるので展開がすぐ予想できてしまう上に、テンポが非常に悪く間延び感がハンパないので見てるのがとにかくしんどかったです。 【映画大好きっ子】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-06-15 14:04:36) |
18.《ネタバレ》 どうせ逆なんでしょ?とか思ってたら、ほんとに逆だったという安易なシナリオには、逆に驚かされた。 そんな陳腐なアイデア1つで映画撮っちゃうんですね。 逆と思わせておいて違うオチを持ってくるとか、逆の逆とか、捻ってくるのかと期待してたのに見事に裏切ってくれました。 それでも、首長竜は妙にリアルだったし、綾瀬はるかの消えるシーンとか、柵を乗り越えるシーンとかは斬新さを感じたので、単なる糞映画ではないように思えました。 話のつまんなさは仕方ないとしても、このCG技術のレベルは大したもんだと思います。 あと、どうでもいいことだけど、首長竜である必要性をまったく感じなくて、首長族でもいいよね?とか思って見てたら、首長族が襲ってくる姿を想像してしまって、ちょっと怖かった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-06-05 20:47:30) (笑:1票) |
17.《ネタバレ》 綾瀬はるか昏睡パートが長すぎる。佐藤健のトラウマを意図して間接的に描いたのかもしれないが、それにしても長い。佐藤健の見せ場を増やすためなのかと勘ぐってしまう。首長竜は出す必要があったのか?ハッピーエンドにどっちらけ。 【Robbie】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-05-06 21:07:39) |
16.《ネタバレ》 好きなタイプの映画ですが、主役二人の甘ったるさが映画の緊迫感を損ねているような気がした。冷たく不気味な雰囲気が演出の意図だと思うが、CGのような頭の中の人物も滑稽にしか見えなかった。話の中盤、実は二人の立場が逆だったタネあかしがあるが、それならば序盤の中谷美紀とのやり取りは何なのか疑問が残る。それとラストはもうちょっと短く編集しても良かったのでは。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-05-06 13:11:03) |
15.《ネタバレ》 全体の雰囲気は割と好みでしたねぇ。夢と現実があいまいな世界を、巧いこと映像化されていたと思います。序盤の車内からの風景が、完全に非現実的なわけですね。勘のいい人はここで先の展開を読めちゃうのかもしれませんけど、自分は鈍いので全然予想出来なかった。単純に、その独創的な表現に見入っておりました。死体の表現もそうですが、特にフィロソフィカルゾンビの能面みたいな顔が凄い不気味。意識下の向こう側は霧で何も見えないとか、そこを抜けると島の風景が広がるシーンとか、映像的に凄く良いです。ただ、途中の反転してからが物語的に魅力が低下してるといいますか、失速感は否めなかったですね。でも、首長竜のCGは邦画とは思えないぐらいレベル高かったですね~。とってもリアルで、ちゃんと怖さも出ていたと思います。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-07 21:50:06) |
14.《ネタバレ》 過去の黒沢物の中ではわかりやすく、数々の解けないメタファーを投げかけるだけの過去作よりもいいと思った 背景合成の車や毎度の廃墟も健在 廃墟でのヒロインの父の存在は何のメタファーだろうか 主人公がベットの中ならばあのシーンは変だ 主人公の状況が反転すると同時にホラー風味が減じて黒沢らしさも減じた 主人公がモリオの死を自責の念に耐えられなくてそれを首長竜のせいにするエピソードが主人公のせいに見えないので、それを思い悩んで意識が戻らない過程に今ひとつ説得力が無い、ここは黒沢監督得意のトラウマ演出が有っても良い所なのに何も無いのは何故か 思い出すのに苦心するほどトラウマだったはずなのに モリオが波に呑まれて首長竜になって岩場を進むシーンはハッとさせる良さがあったけど 思い出そうとして警察などに行くシーンは虚構と現実がごっちゃになった感じで面白かった ラストは以外にハッピーエンドで黒沢監督にしては毒がないと思った 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 01:31:32) |
13.《ネタバレ》 相変わらず綾瀬はるかは魅力のある女優さんで、作品が映えますね。肝心のストーリーですが、どこか単調で主軸の反転は強引。佐藤健が漫画家というのは、ネタばらしの前になんとなく気づいている人は多かったのでは。そういう手法が必要だったのか疑問が残ります。首長竜自体は綺麗なCGでしたが、急にハリウッド張りのアクション映画に切り替わり、置いてきぼりをくらった人も多いでしょう。そこそこ上映時間も長いので、ストーリーに入り込めなかった人は、退屈。私はなんとか最後まで集中できましたが、鑑賞後特に残るものはなかったですね。目覚めてからの世界を少し描いてくれた方がスッキリしたかも知れません。 【マーク・ハント】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-12-25 10:27:18) |
12.《ネタバレ》 綾瀬はるかが昏睡していると思いきや、実は逆で佐藤健が昏睡している方だ、という事に、どれだけ物語上の意味があるのか、はなはだ疑問。そこんトコロ最初からもっと単純にして、ミステリ的な要素と彼(あるいは二人)の罪の意識の物語を描いていたら、もっと面白い映画になっていたと思う。 殊に、最後の首長竜になったモリオと二人の格闘シーンは、心の話を描いている映画としてはそぐわない感が酷く、まるでハリウッド映画を見ているようだった。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-12-19 19:46:09) |
11.全体的にセットからCGまでよく作り込まれていて、映像的には素晴らしい出来。ただ、物語がちょっとありきたり。10年前なら斬新だったが、今となってはよくある設定と言わざるを得ないだろう。また、前半で観客を騙す為だけにわざとああ言う見せ方をするのはどうも嫌いだ。思わず騙された~と言えるような凄いギミックなら許せるが、本作の場合は途中で薄々感づいてしまうのであまり意味がない。あと、一番怖かったのは首なが竜よりもフィロソフィカルゾンビ!あれは怖い、無表情で固まってるんだもん…。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-12-04 01:23:47) |
10.《ネタバレ》 中谷美紀によってあっさり説明されるフィロソフィカル・ゾンビなるものの特殊効果も 得体が知れてしまえば不気味さ半減。 ゆらゆらと溶け出す都市も、具象化された首長竜のスペクタクルも 種明かしされてしまえば恐ろしさ半減。 いかにも高予算のはずの大仰なCGが、綾瀬はるかの柵越えのアクション一つに敵わない。 黒沢作品では恒例の「日常的な異世界ともいうべき」(上野昴志)車中のシーンも、夢という設定が課されている本作の場合、逆に味気なく映る。 曇天の波間に揺れる赤い旗。背後の廊下を渡る人影を暈す半透明の蚊帳。 廃墟のロケーションに漂う詩情。 そうした即物的な佇まいの画面にこそ只ならない 凄みと迫力が宿っているという転倒がある。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-11-27 22:10:22) |